2012年8月29日水曜日

アメリカでの経験

私がインターンとしてアメリカに来て明日で2週間になろうとしています。短い期間ですが、非常にたくさんのことを経験しました。今回はアメリカと日本でどのような違いがあったのかを綴ろうと思います。

こちらへ来て3日目、私はUCLAのフットボールチームであるBRUINSがレギュラーシーズン突入直前に行うファンとの交流イベント「MEET THE BRUINS」に参加しました。
これは日頃のチームへの応援に対して、ファンへのお礼としてチームが行うものです。日本でも、プロ野球球団やプロサッカーチームなどがシーズン終了後に行なっているのをニュースなどでご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。しかし日本でアマチュアのスポーツチームが行なっている例がどれだけあるでしょうか。決してUCLAだけが特別なのではありません。多くの大学のスポーツチームがこのようなファンとの交流イベントを行なっています。
イベントの内容はコーチ陣のインタビューや選手のサイン会などでした。会場となったフィールドには売店が設置されたり、フィールド内で自由にキャッチボールができたりするなど、ファンがのびのびと過ごせるようになっていました。
このイベントではファンと選手、コーチの距離が大変近いのだと感じることができました。それに加え、UCLAの周辺をウロウロしていると走る車にBruinsのステッカーやフラッグがつけられているのをよく目にしました。それだけ地元のスポーツチームというのが普段の生活に入り込んでいるのです。ファンの人々はチームが地元の代表として戦うことに誇りを持っているのではないかと思います。それ故にそのチームの応援は生活の一部となり、さらにチームが身近なものになっていく。これが何世代も続くと、チームの存在は地域全体で欠かせないものになっていくのだろうと思います。
21日にはUCLAの公開練習に行ってきたのですが、そのときも熱心なファンのかたがたくさん来られていました。チームの方から積極的にファンの方に働きかけることでよりチームとファンの絆は深まっていくように感じます。

UCLAの話とはまた別になりますが、前回のe-kidsフラッグフットボールキャンプでのお話です。フラッグフットボールのキャンプを行った後、現地の極真空手の道場を見学させていただいた日がありました。その道場を訪ねてみると先ほど一緒にフラッグフットボールを練習していた子がいるではありませんか。その子はフラッグフットボールと極真空手の両方を習っているとのことでした。
日本ではあまりスポーツの習い事を掛け持ちするというのは無いと思います。野球なら野球だけ、サッカーならサッカーだけ。選択の幅が狭まっているように感じます。アメリカでは複数のスポーツをやりながら、自分にあったものを選んでいくような感じでした。このようなスタイルでスポーツに親しんでいればスポーツが嫌いになるということは無いでしょう。
また、フラッグフットボールを教えてくれたコーチも学生時代はバスケットの選手で、フラッグフットボールは子供の頃にやっていたから教えられたそうです。こういうことができるのも、様々なスポーツに子供の頃から親しんできたからでは無いでしょうか。


今後もアメリカのスポーツに関して触れる機会が多いと思います。スポーツ関係の勉強をしっかりしてきたわけではありませんが、これからも日本とどのような違いがあるのか観察していければと思います。


Athletes Dream Management, inc. インターン 種子田洸(立命館大学大学院1年)

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