2012年3月26日月曜日

指導するということ




Southeast Missouri State Universityの浅野勝成です。
春学期も半分が終わり、1週間の春休みに突入しました。今回の春休みはどこにも旅行に行かず、ゆっくりと休息を取ります。今学期は授業に実習にと、引き続き、多忙な学期です。授業は5クラス、15単位を履修しています。実習では、女子体操を任されるようになりました。とは言いましても、トレーニングメニューはヘッドS&Cコーチが作り、そのメニューにそって、私が指導していくという形です。選手のモチベーションを下げないよう、トレーニング間の準備は早く、正確に、そしてトレーニングメニューの説明・指導、ストップウォッチでの時間計測などなど、行うことは多いです。その中でうまくトレーニングを進めながら、きちんと指導を行うことはやはりまだまだ困難なことが多いです。
オフシーズン中のフットボールのトレーニングもアシスタントとして指導しています。ここでもフォームなどを指導しますが、最近思い始めたのが、“自分はただ説明しているだけで、なぜそのようなフォームで行うのかという、科学的な理由を持って指導できていないということです。” 例えば、スクワットで、“膝をつま先より前に出さない”とします。それをそのまま指導します。しかし、なぜつま先より膝を前にだしてはいけないのかという理由をうまく説明できないと、選手は理解してくれません。
なぜこのトレーニングをするのか、なぜこの動作はダメなのか、なぜこのトレーニングの組み合わせなのか、なぜという疑問を常に持って、実習経験を積むことが大事だと思います。
そのためには、将来S&Cコーチを目指す者として、疑問に思ったことは徹底的に勉強しなければなりません。
ただ勘違いしたくないのは、“これだけ勉強している”としても、“選手の能力が向上・改善しなければ、我々の行っていることは正しいことではないということ。”
最近、実習をしていて思います。S&Cコーチは自己満足で仕事をしてはいけないと。
選手の結果が全て。自分たちが“これだけ指導したからもう大丈夫だ。このトレーニングプランを作ったから、あとは選手次第だ。”これではダメだと思うんです。指導して、選手が試合に勝たないといけないんです。選手がより上のレベルへいけないとダメなんです。その手助けをしてやるために、勉強するんだと思います。手助けをするためには、選手から信頼を得る必要があると思います。信頼を得るためには、正しい理屈のもとにあるトレーニング指導、良いコミュニケーション能力です。ですから、ただ単に教科書やコーチから教わったことをそのまま指導より、自分で試し、疑問なことがあったら徹底的に調べる。これが選手を指導するという立場では求められる物だと。
そんなことを今学期はふつふつと思います。
ですので、今回の春休みは運動生理学や運動力学など専門分野の勉強に加えて、その他の分野の本もたくさん読もうと思います。
もちろん第一の優先は睡眠ですが。

浅野勝成
Southeast Missouri State University

2012年3月24日土曜日

アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム 5、6日目 ニューヨーク

アメリカンドリームを求めて、世界中から様々な国籍・人種・バックグラウンドを持った人々が集まり、街中にポジティブなエネルギーが満ち溢れているニューヨークで開催された、研修プログラムの実質最終日である5日目は、こちらを訪問・視察しました。

1. 全米テニス協会/USTA Billie Jean King National Tennis Center
2. メジャーリーグベースボール選手会
3. Madison Square Garden
4. Foley’s Pub

1. 全米テニス協会/USTA Billie Jean King National Tennis Center
午前中は、Tennis ProfessionalのReiko Giffords氏より、テニスのグランドスラム大会US Open Tennisのトーナメント会場であるUSTA Billie Jean King National Tennis Centerをご案内頂きながら、各施設の特徴や、全米テニス協会及びUS Open Tennisの歴史についての解説を受けました。

USTA Billie Jean King National Tennis Centerは、ニューヨーク市クィーンズ区のFlushing Meadow Corona Park内にあり、全米テニス協会がニューヨーク市のために運営する世界最大の公共テニス施設です。0.188 平方キロメートルという広大な敷地内には、屋内外合わせて45面のテニスコートが設置されています。

1978年にオープンしたUSTA Billie Jean King National Tennis Centerには、毎年8月下旬から9月中旬にかけて開催されるUS Open Tennis期間中に、世界中から70万人以上のテニスファンが来場するそうです。全米テニス協会が主催するUS Openは、規模、集客人数、賞金額共に世界最大のテニストーナメントなのです。

1997年に2億5, 400万ドル(約200億円)をかけてUSTA Billie Jean King National Tennis Center内に建設されたメインコートArthur Ashe Stadiumは、収容人数2万2, 547人を誇る世界最大のテニス専用スタジアムとして知られています。
 
あまり知られてはいませんが、Arthur Ashe Stadiumを始めとするUSTA Billie Jean King National Tennis Centerは、US Open Tennisのトーナメント期間中以外は一般開放されており、全米テニス協会認定プロコーチによるプライベートレッスンや、ニューヨーク市民による草テニスリーグなどが開催され、年間を通して数多くのニューヨーク市民で賑わいを見せているそうです。

また、アメリカ国内におけるテニス競技の普及・育成活動の拠点としての役割も担っており、全米テニス協会が運営する、10歳以下の子供達を対象としたテニス普及プログラム「QuickStart Tennis」のレッスン会場、トップレベルのジュニア選手育成プログラム「USTA Player Development」のトレーニング施設、車椅子テニストーナメント「Jana Hunsaker Memorial Eastern Wheelchair Championships」のトーナメント会場などに利用されています。

2008年7月19日には、チャリティー活動の一環として、Arthur Ashe Stadium内にバスケットボールコートを特設し、WNBA公式戦New York Liberty対Indiana Feverが開催されたそうです。この男女を通じ、アメリカ国内で史上初めて屋外開催されたプロバスケットボール公式戦という歴史的なイベントには約2万人の観客が集まり、イベントを通じて得られた収益は、乳がん撲滅のための研究機関へと寄付されました。

参加者一同は、Giffords氏のご案内の下、USTA Billie Jean King National Tennis Center内を散策し、人気と実力を兼ね備えたトップシード選手のみがプレイする事を許されるArthur Ashe Stadiumのセンターコートや、Roger Federer選手やNovak Djokovic選手専用ロッカールーム、選手用ダイニングラウンジ、トレーニングルーム、室内練習場、メディアセンターなど、普段はアクセス不可能な施設を視察した事で、世界最大のテニストーナメントであるUS Open Tennisの舞台裏を覗く事が出来ました。

視察途中には、Arthur Ash Stadium内のインタビュールームに立ち寄り、Business ManagerのMarty Weinstein氏より、
  • US Open TennisとUSTA Billie Jean King National Tennis Centerの歴史
  • グローバル規模のスポーツイベントであるUS Open Tennisに対するマーケティング戦略
  • ジュニア年代へのテニス普及・育成活動に対して、全米テニス協会、及びUSTA Billie Jean King National Tennis Centerが果たしている役割
について、映像を用いながら非常に分かり易く解説して頂き、テニスビジネスに関して理解を深める事が出来ました。
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2. メジャーリーグベースボール選手会
午後は、高層ビルの建ち並ぶマンハッタン中心街にオフィスを構え、契約交渉や有力選手のFA移籍、トレードに対して強い影響力を持つ事から、「世界最強の労働組合」と呼ばれるメジャーリーグベースボール選手会を訪問しました。

先ずは、Chief Labor CounselのDavid Prouty氏より、
  • メジャーリーグ選手会の歴史と、その役割
  • 日本野球界にも影響が及ぶ可能性のある国際ドラフトや契約金制限など、2011年11月に凍結されたばかりの新労使協定
についての解説を受けました。

アメリカンリーグ、ナショナルリーグ各球団のメジャー40人枠に登録される全選手が加入する労働組合であるメジャーリーグベースボール選手会は、1953年に発足したそうです。1966年、全米鉄鋼労働組合の主任エコノミストとして活躍し、労使交渉の辣腕家として知られていたMarvin Miller氏を選手会委員長に迎えた事をきっかけに、徐々に力を強めていきました。

Miller氏の指導の下、1968年に史上初めてリーグ&オーナー側に労使協定を認めさせた選手会は、その後もメジャー選手の労働条件の改善を求めてリーグ&オーナー側と徹底的に争い、ストライキを繰り返して、FA制度や第三者による年俸調停権制度、トレード拒否権、最低年俸額上昇、年金制度などの権利を勝ち取って来たそうです。

続いて、Director, Licensing & Business DevelopmentのEvan Kaplan氏より、
  • メジャー選手の肖像権管理&活用例
  • 日本でのMLB開幕戦、及びWorld Baseball Classic開催による、メジャー選手へのメリット、デメリット
に関して、解説を頂きました。

選手会は、ベースボールカード会社やビデオゲーム会社などに対する、メジャー選手の肖像権販売を通じて豊富な資金力を保持しています。

Kaplan氏によると、億万長者であるリーグ&オーナー側と交渉する際に、選手会が豊富な資金力を保持している事は非常に重要な事であるそうです。超一流の弁護士が集まる選手会の運営、交渉に臨むためのリサーチ費用、万が一ストライキを決断した際の選手への一時金などは、全てメジャー選手からの会費、及び肖像権使用料によって賄われているからです。

メジャーリーグベースボール選手会を訪問し、Prouty氏、及びKaplan氏よりお話を伺った事で、「世界最強の労働組合」と呼ばれるまでに至ったリーグ&オーナー側との壮絶な戦いの歴史や、選手会がメジャー選手の労働条件向上のために果たしている役割、豊富な資金力の源泉について学ぶ事が出来ました。
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3. Madison Square Garden
メジャーリーグベースボール選手会訪問後は、地元ニューヨーカーの間で「The Garden」の愛称で親しまれている、多目的インドアアリーナMadison Square Garden周りを散策しました。

1968年にマンハッタンの中心地にオープンしたMadison Square Gardenは、NBA New York Knicks、NHL New York Rangers、WBA New York Libertyのホームゲーム、カレッジバスケットボールの全国トーナメント、ボクシングの世界戦といったスポーツイベント、世界的に有名なミュージシャンのコンサート、ファミリー層向けのサーカスショーといったライブエンターテイメントイベントを数多く開催し、世界で最も稼働率の高いスポーツ施設として有名です。

特にコンサート会場としては、イギリスのManchester Arena、The O2 Arenaに次ぎ、世界で3番目のチケットセールス売上高を記録しており、アメリカだけでなく、世界中のミュージシャンから聖地として崇められています。

現在は、10億ドル(約800億円)の巨費をかけて、スウィートルーム&クラブボックスの増設、入り口&通路の拡張といった改装工事が行われており、外からでもMadison Square Gardenがより豪華になって生まれ変わる最中である事が感じられました。

この日のMadison Square Gardenでは、夜7時よりRangersがニューヨーク州内のライバルであるBuffalo Sabresを迎え撃つニューヨーカー注目の一戦が開催されるという事で、アリーナ周辺は両チームのファンで非常に賑わいを見せており、世界最先端のアリーナの熱狂的な雰囲気を味わう事が出来ました。
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4. Foley’s Pub
夜は、世界のメディアの中心地でもあるニューヨークを拠点とするスポーツライター御用達のスポーツバー「Foley’s Pub」を訪れました。

Madison Square Gardenから程近いFoley’s Pubは、店内中に数え切れない程のスポーツ関連の記念品を所狭しと展示している事で有名です。

例えば、
  • 2,000個以上のサイン入りベースボール
  • 500体以上のバブルヘッド人形
  • 130チーム以上のサイン入りユニフォーム
といったお宝グッズから、
  • 2009年シーズンにMLB New York Yankeesがワールドチャンピオンに輝いた際に、ロッカールーム内で行われたシャンパンファイトで使われたシャンパンの空き瓶とコルク
  • MLB Chicago Cubsの本拠地Wrigley Fieldのブリキ
  • MLB Boston Red Soxの本拠地Fenway Parkの座席
  • クリーブランドで行われた2007年MLBアメリカンリーグ・ディビジョンシリーズYankees対Indians戦で使われた虫除けスプレー
  • MLBに蔓延していた禁止薬物に関して詳細にレポートされた極秘資料Mitchell Reportのコピー
  • Alex Rodriguez選手が臀部の手術を行う際に撮影されたレントゲン写真
といったマニアックな記念品までが展示されており、ニューヨークを訪れるスポーツファンにとって、必ず立ち寄りたいスポーツバーなのです。

MangerのMike McCormack氏よりお話を聞かせて頂きましたが、店内に展示されている殆どの記念品は、Foley’s Pubの常連客であるスポーツライター達が取材現場から持ち帰って来たお宝グッズだそうです。

参加者一同は、店内中に展示された記念品の数々に驚嘆の声を上げながら、この日にMadison Square Gardenで開催されていたNHL Rangers対Sabres戦や、NCAA男子バスケットボールトーナメントMarch Madnessをスポーツバーで観戦するニューヨーカー達に混じって盛り上がっていました。
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Folye’s Pubでビールとナチョスを味わいながら、スポーツ観戦した後は、地下鉄を乗り継ぎ、昨晩から宿泊しているニューヨーク市内のホテルへと戻りました。

翌6日目は、ホテル内のロビーにて、アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラムの振り返りを行いました。

参加者の皆様からの反応より、今回の研修の趣旨である、
  • 最先端のエンターテイメントが集結する世界一の大都市ニューヨークで、ファンを魅了し続けるスポーツビジネス(球団、施設、公式戦観戦など)の現場に触れる
  • 世界一の大都市ニューヨークとアメリカの首都ワシントンDCの間に存在するフィラデルフィアとボルティモアで実践されている、地方都市ならではのフランチャイズ経営と、スポーツを通した地域振興&都市開発を学ぶ
  • アメリカではまだマイナースポーツであるMajor League Soccerチームが取り組む、創意工夫を凝らした球団経営法について学ぶ
  • プロリーグ選手会、スポーツマネジメント/マーケティング会社、リーグ公式アンテナショップ&フラッグシップストア、スポーツレストラン&バーを視察し、スポーツ業界におけるキャリア選択の幅広さを実感する
という事を達成する事が出来たと実感しております。
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近い内に是非とも第3回アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラムを開催したいと考えております。これからも更なる研修内容の充実度アップのために、日々スポーツの現場に足を運び、アメリカスポーツビジネスの最前線を自らの目で確かめ続けようと思います。

最後になりましたが、今回のアメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム開催に際しては、数多くの関係者の皆様より、多大なお力添えを頂きました。この場をお借りまして、心からお礼を申し上げます。


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ADMニューヨークスタッフ 三宮 伸也

2012年3月23日金曜日

アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム 4日目 ニュージャージー→ニューヨーク

まだ3月にもかかわらず桜が開花しつつあるニューヨークで開催された研修プログラム4日目の訪問・視察先は、こちらになります。

1. MLB New York Mets/Citi Field
2. Wasserman Media Group
3. マンハッタンの公式アンテナショップ、フラッグシップストア
4. スポーツライター杉浦大介様との懇親会

1. MLB New York Mets/Citi Field
4日目は先ず、Vice President, Guest ExperienceのCraig Marino氏より、MLB New York Metsの本拠地Citi Fieldをご案内頂きながら、各施設の特徴やMetsの歴史についての解説を受けました。

1962年、ナショナル・リーグ球団拡張に伴い誕生したMetsは、同じくニューヨーク市を本拠地に置くNew York Yankeesと地元ニューヨークの人気を二分しています。常勝球団Yankeesと比較して、戦力、全国的な知名度共に遅れを取るMetsですが、1969、1986年に2度ワールドシリーズを制覇するなど、しばし予想だにしない快進撃を見せる事から、シンデレラストーリーを好むニューヨーカーの間では「Miracle Mets」の愛称で親しまれています。

9億ドル(約720億円)をかけて建設され、2009年にオープンしたばかりの新球場Citi Fieldは、MLBでプレイした初の黒人選手であるJackie Robinson氏が所属した事で有名なBrooklyn Dodgers(現Los Angeles Dodgers)の本拠地Ebbets Field(現在は取り壊されています)をモデルとしてデザインされています。これは、幼少の頃Brooklyn Dodgersの大ファンであった、ブルックリン出身のFred Wilpon球団オーナーの意向を受けているそうです。

旧本拠地Shea Stadiumと比較して、Citi Fieldの収容人数は1万5, 000人減少の4万1,800人となりましたが、代わりにスウィートルームを45室から54室へと増設し、アメニティーの充実したクラブシート7,800席を新設したそうです。

バックネット裏には2,090㎡の広さを誇り、プレミアチケット所有者のみアクセス可能なレストラン&バーラウンジ「Delta Sky 360 Club」、レフトスタンド側には高級レストラン「Acela Club」が設置されていました。

また、センター後方スコアボード裏の広大なスペースは、「2K Sports FanFest Area」と呼ばれ、ミニチュア野球場や、バッティングセンター、3 on 3バスケットボールコート、ビデオゲームコーナー等が設置されており、試合中も子供連れのファミリー層で賑わいを見せているそうです。

数だけでなく豪華さも増したスウィートルームや「Delta Sky 360 Club」、「Acela Club」、「2K Sports FanFest Area」等を視察する事で、Citi Field建設によって実現した収益性&娯楽性向上のための仕掛けを学ぶ事が出来ました。
 
また、「Jackie Robinson Rotunda」を視察した事で、人種の壁を打ち破り、現在ではYankeesを除くMLB29球団で現役時代の背番号42が永久欠番となっているRobinson氏が残した偉大な功績について、理解を深める事が出来ました。

Citi Field視察後は、毎ホームゲーム後にMetsの監督、GMが記者会見を行うメディアルームを利用し、Marino氏より、
  • Vice President, Guest Experienceとしての詳細な仕事内容、典型的な1日、及び1年の流れ
  • Metsが実践するカスタマーサービス・トレーニングプログラムの内容
  • Marino氏の現在に至るまでのキャリア過程、40歳を目前にして銀行業からベースボール業界へと転身し、編成部を経て、ビジネス部門へと移籍するまでの経緯
  • ベースボール業界への就職を目指す参加者へのアドバイス
に関するお話を伺う事が出来ました。
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2. Wasserman Media Group
午後は、MLBで活躍するダルビッシュ有選手、松井秀喜選手、高橋尚成選手らのエージェントとして日本でも馴染みの深い交渉代理人Arn Tellem氏が所属するWasserman Media Groupのニューヨークオフィスを訪問しました。

今回特別講義を行って下さったのは、Athlete Management Divisionを経て、現在はCEO Casey Wassermanに直属するZander Sotiriou氏、及びPartnership and Business Development DivisionのDan Carey氏です。

Sotiriou氏からは、世界随一のスポーツマネジメント/マーケティング会社WMGがフォーカスする各部門に関しての解説を受けました。
  • Global Media
  • Consulting
  • Partnership and Business Development
  • Athlete Management
  • Golf
  • Soccer / Football
  • Action Sports/Lifestyle
Carey氏かはら、NFL New York GiantsとJetsが共同使用するMetLife Stadiumの命名権獲得の経緯、Kansas City RoyalsやFortune 500企業へのマーケティング戦略立案など、Partnership and Business Development Divisionが行う業務内容をより深く解説して頂きました。
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3. マンハッタンの公式アンテナショップ、フラッグシップストア
高級デパートメントや一流ブランドショップが建ち並び、世界最大級の商店街の1つであるマンハッタン5番街に店舗を構えるリーグ公式アンテナショップNBA Storeと、
世界一のスポーツ用品メーカーNikeのフラッグシップストアNiketownを視察しました。

NBA StoreとNiketownといった公式アンテナショップとフラッグシップストアを巡った事で、チーム&リーグ経営を支えるグッズの種類の豊富さや、エンターテイメント性の高さ、アメリカにおけるスポーツグッズ市場の規模の大きさを体感する事が出来ました。
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4. スポーツライター杉浦大介様との懇親会
夜は、マンハッタン内の日本食レストランの個室にて、MLB、NBA、NFL、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行い、日本経済新聞、スラッガー、ダンクシュート、アメリカンフットボールマガジン、ボクシングマガジン等の多数の媒体に記事&コラムを寄稿している、ニューヨーク在住のスポーツライター杉浦大介様との懇親会を開催しました。 

杉浦様からは、アメリカ4プロ大スポーツリーグの取材現場における裏話や、スポーツライターという職業のやりがい、苦労等を伺いました。

特に、アマチュアボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターへと転身されたきっかけに関するストーリーは、参加者の心を揺さぶり、非常に刺激となったようでした。
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懇親会後は、グランドセントラルステーションから地下鉄に乗り、4日目の宿泊先であるニューヨーク市内のホテルへと到着しました。

明日5日目は、いよいよ実質アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラムの最終日となります。参加者の皆様が、最先端のエンターテイメントが集結する世界一の大都市ニューヨークにおいてファンを魅了し続けるスポーツビジネス現場を更に奥深く学んで頂けるよう、最後まで全力で走り抜けたいと思います。

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ADMニューヨークスタッフ 三宮 伸也

2012年3月21日水曜日

アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム 3日目 ボルティモア→ニュージャージー

湾から吹き込んで来る風に少し肌寒さを感じた、そんなボルティモアで開催された研修プログラム3日目の訪問・視察先は、こちらになります。

1. NFL Baltimore Ravens/M&T Bank Stadium
2. Pickles Pub
3. MLB Baltimore Orioles/Oriole Park at Camden Yards
4. Sports Legends Museum at Camden Yards
5. Babe Ruth Birthplace Museum

1. NFL Baltimore Ravens/M&T Bank Stadium
3日目は先ず、スタジアムガイド歴10年を誇るベテラン球団スタッフ様より、NFL Baltimore Ravensの本拠地M&T Bank Stadiumをご案内頂きながら、各施設の特徴や Ravens の歴史についての解説を受けました。

M&T Bank Stadiumは、 1996年7月、旧本拠地Memorial Stadiumの老朽化に伴い、2億2, 000万ドル(約170億円)の費用をかけて建設が開始されたそうです。1998年9月のオープン以来、その快適設備、アクセスの良さ、飲食物の種類と数の多さなどから、NFLの中でも最も地元住民から愛されているスタジアムの内の1つとして、高い評価を受けているそうです。

Baltimore Colts(現Indianapolis Colts)時代に殿堂入りした名QBであるJohny Unitas氏を始めとする、歴代の名選手達を称える看板をスタジアムの至る所に掲げており、紆余曲折を経て1996年に誕生したRavensが、ボルティモアの歴史と伝統を非常に大切にしている事が伺えました。

収容人数7万1, 008人を誇るM&T Bank Stadiumは、多目的スタジアムとして活用されており、Ravens公式戦以外にも、2009 World Football Challengeや、U2コンサートツアー、NCAA Men’s Lacrosse Championshipなど、数多くのイベントを開催して来たそうです。

年間12万ドル(約960万円)という高額にもかかわらず、30年待ち状態の続くスウィートルーム、フラットTVやマッサージテーブルなどの快適装備が充実するロッカールーム等を視察した事に加えて、フィールド上に実際に降り立ち、50ヤード付近からスタジアム全体を見上げた事で、NFLスタジアムの圧倒的な高級感と、スケールの大きさを体感する事が出来ました。
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2. Pickles Pub
M&T Bank Stadium視察後は、MLB Baltimore Oriolesの本拠地Oriole Park at Camden Yardsの目の前に立地するスポーツバー&レストラン「Pickles Pub」でランチを頂きました。

2日目に夕食を頂いた「Chickie’s & Pete’s」と同様に、スタジアム周辺にあるスポーツバー&レストランにて、地元ボルティモア住民と共にランチを取る事で、スポーツ系飲食ビジネスが地域社会にもたらす経済効果を実感する事が出来ました。

同時に、参加者の皆様にとっては、プロスポーツチームで働く事だけがスポーツ業界での就業ではないという、より広義なスポーツビジネス業界のキャリア選択肢に気付くきっかけとなったのではないでしょうか。
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3. MLB Baltimore Orioles/Oriole Park at Camden Yards
午後からは、Oriole Park at Camden Yardsを視察し、球団スタッフ様より、2012年シーズンにオープン20周年を迎えるOriole Parkの歴史と、アメリカ国内中のボールパークに与えた影響の大きさについての解説を受けました。

1億1, 000万ドル(約88億円)の費用を掛けて建設され、1992年にオープンしたOriole Park at Camden Yards は、1980年代後半までMLBで圧倒的に主流を占めていた「郊外にあるNFLチームと兼用の左右対称型多目的スタジアム」の流れを一変させ、1990年代中盤以降に建設ラッシュとなった「ダウンタウンにある左右非対称型レトロボールパーク」のトレンドを生み出した事で、非常に有名です。

オープン以降最初の10シーズンの平均観客動員数は、旧本拠地Memorial Stadium(Ravensと兼用)の最後の10シーズンのそれと比較して、約2万人近く増加し、2008年8月19日には、記念すべき5, 000万人目のファンを迎え入れました。オープンから17シーズン目での達成は、アメリカベースボール史上最速の記録だそうです。
 
この大きな成功を受け、1990年代中盤以降、他球団による近代的な快適装備を兼ね備えた「ダウンタウンにある左右非対称型レトロボールパーク」の建設ラッシュが始まりました。例えば、研修初日、2日目にそれぞれ視察した、新Yankee StadiumとCitizens Bank Park、そして明日午前中に訪問予定のNew York Metsの本拠地Citi FieldもOriole Park at Camden Yardsの影響を受けてデザインされました。

また、球団オフィスやパーティー会場、カフェテリア、スポーツバー、ギフトショップとして再利用される、ライトスタンド側にあるレンガ造りの旧鉄道倉庫を視察した事で、ボールパーク施設運用法について学ぶ事が出来ました。
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4. Sports Legends Museum at Camden Yards
Sports Legends Museum at Camden Yardsは、2005年にOriole Parkに隣接する形でオープンした、メリーランド州に縁のあるチームやアスリートを称えるためのミュージアムです。

ミュージアム内には、Orioles、 Ravens、Baltimore Colts、University of Maryland、ボルティモアを本拠地としたニグロベースボールチーム、ボルティモア出身の競泳のスーパースターMichael Phelps選手、高校時代をメリーランドで過ごしたNBA New York KnicksのCarmelo Anthony選手等にまつわる記念品の数々が展示されておりました。
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5. Babe Ruth Birthplace Museum
Babe Ruth Birthplace Museumは、1900年代当時、アメリカ国内に数多く存在するプロスポーツリーグの1つに過ぎなかったMLBを国民的スポーツの地位にまで押し上げ、「アメリカ球界最大の巨人」と評されるBabe Ruth氏の功績を称えるために、1974年にRuth氏の生家を改装してオープンしたミュージアムです。

年間6万人以上のベースボールファンが訪れる人気ミュージアム内には、Ruth氏が実際に試合で使用したバットやグローブ、当時を人気振りを物語る写真や雑誌、サイン入りボール等が所狭しと展示されておりました。
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Sports Legends Museum at Camden YardsとBabe Ruth Birthplace Museumを見学した事で、地元にポジティブな影響を与える現役アスリートや、歴史を紡いで来た過去の偉大な選手達を非常に大切にするアメリカのスポーツ文化を改めて実感しました。


Babe Ruth Birthplace Museum見学後は、ボルティモア湾付近に店舗を構える、地元住民御用達のシーフード店「L. P. Steamers」にて、ボルティモア名物のワタリガニや、Crab Cake(カニコロッケ)、生牡蠣等に舌鼓を打ちました。
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ディナー後は、車で約4時間ほど北上し、3日目の宿泊先であるニュージャージーへと戻って参りました。

明日も引き続き、アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム4日目の様子をご紹介させて頂きますので、乞うご期待下さい。

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ADMニューヨークスタッフ 三宮 伸也

新学生ブロガー 守屋栄治よりご挨拶



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はじめまして。

今回から学生ブロガーとしてブログを更新させて頂く事になりました、守屋栄治です。
まずは自己紹介させていただきます。

おそらく私は他の人とはまったく違った生活を24年間送ってきました。
それはなぜかと言いますと、人生の転機というものが人以上に多かったからです。

まず初めの転機は小学生の時に訪れました。

中学受験をし、自宅から新幹線で2時間以上も離れた中高一貫、全寮制の中学に入学する事になりました。この日を境に親元を離れ、今日までずっと両親と一緒に住む機会はありませんでした。 
幼い頃から両親の影響でやっていたテニスを中学に入っても部活動として続ける事にしました。
テニス部の施設は貯水池に書いたテニスコートが2面あるのみで、決していい施設だとは言えませんでした。また、中高一貫の学校だったのでテニスコートを中学生が使えるのは一週間の半分で、ほぼ部活とは呼べないほどでした。
その時にたまたま母が見つけてきた夏休みなどの長期休暇中に参加できるテニスキャンプに参加し始めました。これが後に私の人生に大きな意味を持っていきました。

中学3年生の冬、普通の中学生なら高校受験を考えている時期、私は中高一貫の学校にいたので高校受験の事など少しも考えていませんでした。なので、いつものように冬休みを利用してテニスキャンプに参加しました。この回のキャンプはシンガポールにある日本人プロとのコラボレーションでシンガポールで行われました。この時に人生で初めて私は日本を離れました。

そして、私はシンガポールの日本人プロとコーチたちに衝撃を受け、どうしてもこの方々のもとでテニスをやってみたいという衝動に駆られ、帰国してすぐに父親の元へ行き、シンガポールに行かせてもらえるようにお願いしました。幸いな事に父は私が挑戦したい事を応援、支援してくれました。

といういきさつで、シンガポールに渡り高校3年間をすべてテニスに捧げてきました。
その3年間では、東南アジア諸国に何度か遠征し、いろいろな方との貴重な出会いや体験をさせて頂けました。
そして高校3年になり、他の高校生同様に大学に入る為の準備を始め出しました。
その頃の私は全くと言っていいほど、アメリカや他の国の大学進学など考えもしていませんでした。

それはそもはず、私は中学1年から始まった「英語」と言う科目は一番の苦手教科であり、一番嫌いな教科でした。それは、高校に入学してからも変わらず、高校3年間の英語のテストはほぼすべて赤点ギリギリで40点も取れれば、周りからは100点取った勢いで褒められるほどでした。
しかし、高校3年の冬に行った北京への遠征で、あるコーチに言われた一言が私の人生を180度変えてしまいました。遠征が終わり、空港に向かう車内で今後の話をしていた際に「あんたはアメリカの大学が性格的にいいよ。」と言われました。その方はもちろん私の英語のレベルを知っていた上で、そういった言葉を私にかけてきました。英語は嫌いながらも、幾度かの遠征により英語の重要性と必要性は肌で感じていた私は驚きと不安はありながらも、アメリカの大学に進学すると選択肢は私の中ですぐに大きくなっていきました。
そして、私が常に感じている「他の人と違う事がしたい」という感情と英語さえ克服できれば他の人とは比べ物にならないくらいのポテンシャルが自分につくという自負が私の背中を後押ししていきました。

そんないきさつで、ほぼ決まっていた日本の大学進学をやめ、アメリカの大学進学に向け準備を始めました。もちろん、私の英語力ではすぐにアメリカの大学に行く事は出来なかったため、フロリダにあるテニスアカデミーでテニスをしながら語学学校で英語を1年半学び、そこでいろいろと面倒を見てくれた日本人のコーチやテニスアカデミーのコーチの紹介でアラバマ州にあるTroy Universityに入学する事になりました。2つあった大学の条件はスポーツの勉強ができる大学及び日本人の少ない大学であり、Troy Universityはその二つの条件に合ったので、私はすぐにこの大学に行く事を決めました。
そして4年経ち、私は今Troy Universityで最後の学期を過ごしております。

私が今ここにあるのは私の人生の転機で出会ってきたすばらしい方々のサポートと家族からの柔軟な理解のおかげだと思っています。

そして、私がここでブログを書かせていただく機会を与えてくださった事も私の新たなすばらしい出会いだと思っております。

長くなりましたが、自己紹介でした。

これからのブログを私の人生の背景を理解していただいた上で、読んでいただけると光栄に思います。

守屋栄治

アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム 2日目 フィラデルフィア→ボルティモア

最高気温が23℃まで上昇するなど、すっかり春の陽気に包まれたフィラデルフィアで開催された研修プログラム2日目の訪問・視察先は、こちらです。

1. MLS Philadelphia Union/PPL Park
2. MLB Philadelphia Phillies/Citizens Bank Park
3. South Philadelphia Sports Complex
4. Chickie’s & Pete’s
5. NHL公式戦Philadelphia Flyers対Florida Panthers@Wells Fargo Center

1. MLS Philadelphia Union/PPL Park
Philadelphia Union は、元々アメリカ国内においてサッカー熱の高かったフィラデルフィアで活動していたサポーターグループ「Sons of Ben(ベンジャミン・フランクリンの息子達)」による招致活動が結実する形で誕生し、2010年シーズンよりMLSに新規参入を果たしたプロサッカーチームです。

先ずは、Vice President MarketingのCara Joftis氏より、Unionの本拠地Parkをご案内して頂きながら、各施設の特徴や Union の歴史についての解説を頂きました。
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Joftis氏によると、Unionは、地元サッカーファンの厚いサポートを受け、チーム創設以来2シーズン連続でチケット完売率98%以上を記録し、2年目の2011年シーズンには早くもカンファレンス準決勝に進むなど、フィールド内外において成功を収めているそうです。

総工費5億ドル(約420億円)を掛け、2010年シーズンにオープンしたばかりのPPL Park(1万8,500人収容)は、10年2,000万ドル(約16億円)で命名権を結ぶ電力会社PPL EnergyPlusとの協力の下、MLSで唯一、水力と風力発電が産み出す再生可能エネルギーを100%利用して施設運営を行う、エコフレンドリーなサッカー専用スタジアムとして知られています。

勿論、スウィートルームやクラブシート、パーティーエリア等を視察する事で、PPL Parkが実現している収益性向上のための仕掛けも学ぶ事が出来ました。

PPL Park視察後は、チームのミーティングルームにて、Joftis氏による、
  • 地方都市フィラデルフィアにフランチャイズを置くマイナースポーツチーム故に直面するスポンサーシップ販売の苦労とポテンシャル
  • Unionが本拠地を置き、住民の大部分が貧困層であるチェスター郡に対するサッカーを通した地域振興活動
  • 大学卒業から、金融業Citizens BankのSponsorship Divisionを経て、現職に至るまでのJoftis氏のキャリア過程
に関する講義を受講しました。

2. MLB Philadelphia Phillies/Citizens Bank Park
Philadelphia Philliesは、昨シーズンまで5年連続ナショナル・リーグ東地区優勝(2007~2011年)を果たし、2008年には28年振りにワールドチャンピオンに輝いたMLB屈指の強豪球団です。

先ずは、Season and Group Sales RepresentativeのMike Fee氏に、4億6, 000万ドル(約368億円)をかけて、2004年にSouth Philadelphia Sports Complex内にオープンした本拠地Citizens Bank Park(収容人数4万3651人)をご案内して頂きました。

Philliesは2011年シーズンに主催したホームゲーム全81試合で、MLB第1位の観客総動員数368万718人というフランチャイズ記録を樹立しました。また、2011年シーズン終了時点まで204試合連続チケット完売という状態が続いており、フィールド上だけでなく、ビジネス面でも成功を収めています。

ロッカールーム内ではChase Utley選手、Shane Victorino選手のバットに触らせて頂いたり、ベンチ裏のバッティング練習場を覗いたりと、普段はPhillies関係者以外立ち入り禁止の施設を視察した事で、MLB球団運営の裏側を学ぶ事が出来ました。
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Citizens Bank Park視察後は、スウィートルームの一室を使用し、Fee氏と、上司であるGroup Tour & Sales RepresentativeのStephanie Nieland氏より、
  • 現在に至るまでのキャリア過程、多くの人々にとっての憧れであるMLB球団への就職をいかに勝ち取ったのか
  • 詳細な仕事内容、典型的な1日、及び1年の流れ、MLB球団で働く事のやりがいと苦労
  • 自身の経験、及び内部にいる立場から、 MLB球団への就業を目指す参加者へのアドバイス
について、それぞれ伺う機会を頂きました。

特に大学卒業から3年目であり、比較的年齢も近いFee氏のこれまでのストーリーは、これからスポーツ業界での活躍を目指す学生参加者にとって、非常に刺激に満ち溢れたものであり、目標実現のための学習意欲を刺激された様子でした。

3. South Philadelphia Sports Complex
視察を終えたばかりのCitizens Bank Parkが一角を成すSouth Philadelphia Sports Complexは、全米屈指のスポーツ都市フィラデルフィアにフランチャイズを置く4大プロスポーツチームが一箇所に集まる複合スポーツ施設です。

元々は1926年にフィラデルフィアで開催された万国博覧会の跡地を再開発する形で形成されたという歴史を持ち、万国博覧会閉幕後は、時代の流行と共に、大型ボウリング場、ドライブイン型映画館、水族館、ファーストフードチェーンなどが次々と建設されては、取り壊されていきました。

1996年にNBA Philadelphia 76ersとNHL Philadelphia Flyersが共同使用するWells Fargo Center、2003年にNFL Philadelphia Eaglesの本拠地Lincoln Financial Field、そして、2004年にCitizens Bank Parkがそれぞれオープンし、現存の形になっています。

参加者一同で、South Philadelphia Sports Complex内を散策し、Lincoln Financial Field内のEagles公式ストアや、3月30日にグランドオープニングする高級ダイニング施設、ショッピングモール、映画館を兼ね備えた大型総合エンターテイメント施設Xfinity Live! Philadelphiaを視察した事で、プロスポーツフランチャイズが都市再生計画に果たしている役割を実感する事が出来ました。
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4. Chickie’s & Pete’s
Chickie’s & Pete’sは、South Philadelphia Sports Complexから車で僅か5分という抜群のロケーションに店舗を構えており、世界最大のスポーツ&エンターテイメント専門ケーブルTV局ESPNが、2011年夏に実施した「北米スポーツバーNo.1決定戦」において、並み居る有名店を抑えて第1位に輝いたスポーツバー&レストランです。

客層の多くは地元フィラデルフィアの熱狂的なスポーツファンであり、この日も夜7時からWells Fargo CenterでFlyers戦が開催されるという事で、鮮やかなオレンジ色のFlyersのユニフォームを着用した方を非常に多く見かけました。
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また、Chickie’s & Pete’sのシンボルである、フィラデルフィア1の大きさを誇る216インチ型TVを始めとする無数のTVが、バー&ダイニングエリアだけでなく、トイレ内にも設置されており、スポーツファンが一瞬足りとも試合を見逃さない工夫が施されていました。

地元の熱狂的なスポーツファンが集まるChickie’s  & Pete’sを視察した事で、スポーツバー&レストランが地域社会に果たしている経済効果の大きさを実感する事が出来ました。

5. NHL公式戦Philadelphia Flyers対Florida Panthers@Wells Fargo Center
夜7時からは、NHLの中でも熱狂的なファンが多い事で有名なFlyersの公式戦を観戦しました。
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Wells Fargo Center内を埋め尽くした観客が一体となって応援するNHL公式戦の熱気と迫力を目の当たりにし、フィラデルフィアに根付いているスポーツ文化を体感する事が出来ました。


NHL公式戦観戦後は、車で約2時間ほど南下しまして、2日目の宿泊先であるボルティモアへと無事に到着しました。

明日も、引き続きアメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム3日目の様子をご紹介させて頂きますので、乞うご期待下さい。

アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラムに関するつぶやきはこちらから: ADM Twitter


ADMニューヨークスタッフ 三宮 伸也

2012年3月20日火曜日

アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム 初日 ニューヨーク→ニュージャージー→フィラデルフィア

本日より、ついにアメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラムが始まりました。

初日の訪問・視察先は以下の通りです。
  1. Yankee Stadium視察
  2. MetLife Stadium視察
  3. NBA公式戦New Jersey Nets対Cleveland Cavaliers@Prudential Center観戦
1. Yankee Stadium視察
マンハッタンで参加者の皆様と合流した後先ず向かったのは、ニューヨーク市ブロンクス区にあるMLB New York Yankeesの本拠地Yankee Stadiumです。

15億ドル(約1, 200億円)の費用を掛けて、2009年シーズンにオープンしたばかりの新Yankee Stadiumでは、Monument Park(Lou Gehrig選手、Yogi Berra選手など、Yankeesの栄光の歴史上で欠かす事の出来ない伝説の選手達や故George Michael Steinbrennerオーナーの功績を称える記念碑、永久欠番の盾が飾られているセンター後方の広場)、New York Yankee Museum(歴代ワールドシリーズ優勝トロフィーやチャンピオンシップリング、松井秀喜選手の直筆サインボールなど、Yankeesにまつわる数々の記念品が展示されるミュージアム)、普段アクセスする事の出来ないロッカールーム、ベンチ内、フィールド上などを視察しました。
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MLB No.1の名門球団として世界的な知名度も高いYankeesの輝かしい歴史と伝統への理解力を深めると共に、最新MLBスタジアムの圧倒的な高級感とスケールの大きさを体感する事が出来ました。

2. MetLife Stadium視察
Yankee StadiumからNBA New Jersey NetsのホームアリーナPrudential Centerへと向かう道中、スーパーボウルチャンピオンNFL New York GiantsがNew York Jetsと共同保有し、16億ドル(約1280億円)をかけて、2010年にオープンしたばかりのMetLife Stadium周辺を散策しました。
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3. NBA公式戦New Jersey Nets対Cleveland Cavaliers@Prudential Center観戦
夜は、アメリカ代表PGのDeron Williams選手率いる地元Netsが、2011年NBAドラフト全体1位指名を受けたカレッジバスケの名門Duke University出身のPGであるKyrie Irving選手を要するCavaliersを迎え撃つ、全米注目の好カードをNetsのホームアリーナPrudential Centerで観戦しました。
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試合前の個人練習を特別にコートサイドから見学させて頂き、参加者の皆様はNBA選手の身体能力の高さと迫力のプレイを間近で堪能する事が出来ました。

また、NBA公式戦観戦を通して、アメリカ4大スポーツチームが実践するプロモーション&ゲームエンターテイメントを体感する事が出来ました。


NBA公式戦観戦後は、車で約2時間ほど移動し、初日の宿泊先であるフィラデルフィアへと到着しました。

明日は、アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム2日目の様子をご紹介する予定です。
研修中は、随時つぶやくつもりですので、是非ADM Twitterも併せてご覧下さい。


ADMニューヨークスタッフ 三宮 伸也

2012年3月19日月曜日

ADMインターンシップを終えて 夏目竜一



私は、中京大学 体育学部 体育学科 4年生の夏目竜一です。この度、2012229日から315日まで、Athletes Dream Management Internship(以下、ADMと略称)社主催の中京大学 スポーツ科学部の研修プログラムのスタッフの一員として、参加させて頂きました。16日間という短いインターンシップ期間でありましたが、学べたことは実に多く、充実した日々を送ることができました。この研修期間での学びと自分に不足していたことを以下に示したいと思います。まずは、学んだことを7点にしてお伝えします。

①常に相手の立場に立って物事を考える
②相手の立場になって、考えたことを行動に移す
③伝える時は、何を伝えたいのか、その数を数える。
④要点を掴み、コンパクトに伝える
⑤変えられないことに、執着するのではなく、変えられるところに目を向ける。
⑥困難な局面に出会った時に、そこから逃げず、真正面から、受けとめる。
⑦探究心を忘れず、学び続ける心を持つ。

この他にも、多くのことを学びましたが、この紙に書ききれないので、この7つに要約したいと思います。また、これらの学びは、私だけの財産にするだけでなく、4月から常勤講師として、受け持つ子ども達にも、この学びをかみ砕いたものを共有できたらと考えております。
次に、今までの、私に最も不足していた点を書きます。それは、自分の掲げていた目標を誰に何を言われても最後まで、貫き通す信念を持つことでした。中でも、この研修プログラムでは、私の立ち位置が、この気付きのきっかけとなりました。学生であり、スタッフでもあることと、学生であり、社会人でもある。この究極の矛盾を持つ立ち位置が、頭をよぎる中での仕事は、時に私の、行動を鈍らせ、それが、辛さにも変っていきました。そんな時、自分がアメリカにインターンシップをしに来た理由を掘り起こし、自分を奮い立たせ、気持ちを維持していました。これは、誰にも甘えることのできない環境だからこそ、気付き、それを身に付けられるようになったのだと感じています。
スタッフに求められこと、学生に求められることそれは、全く違うものであり、それを上手く対応できていたかと言われると疑問が残ります。しかし、私がこの研修での信念として掲げた、「スポーツの愛し方を見つける」と「プロビジネスマンの下で働く社会経験を得る」という二本柱をもとに、自分が今できること、しなければならないことを一生懸命できたと感じております。これからもこういった心構えで、仕事に就くことができたらと思います。

最後に、この18日間、本当にご迷惑をお掛けしました。この期間で、学べたことは、実に多く、感謝してもしきれません。去年の研修プログラムから、早一年、色々なことがありました。社会経験が希薄している自分が、教壇の上で、子どもたちに教えることなんて、そんなおこがましい話はないと考え、行き着いた先が、ADMでのインターンシップでした。尊敬する方々の前で、どれだけ通用するのか、という不安で一歩踏み出すのにかなり時間が掛かりましたが、今となっては、自分の人生の中の必須経験であったと感じています。この社会経験を与えてくだったADM社の皆さんに感謝すると共に、私を影で支えて下さった中京大学の学生、先生方にありがとうと心の底から言いたいです。
本当にありがとうございました。


夏目 竜一

2012年3月16日金曜日

中京大学スポーツ科学部 研修プログラム 最終日

前後半あわせて16日間、全日程を終えました中京大学スポーツ科学部研修プログラム。
まずは、安全に・無事に・健康に、全日程を終了できましたこと、感謝しております。
ありがとうございました。

昨日、3月15日の朝4時。ホテルを出発し、フェニックスの空港へ向かいました。
長い研修の疲れもあったかと思いますが、みなさん時間に遅れることなく集合し、時間通りに空港へ。その後チェックインを経て、セキュリティゲートへと足を進めました。
LAでの乗り換えはLAスタッフが対応となりまして、現地対応のスタッフはこちらのセキュリティゲートでみなさまをお見送り、お別れとなりました。
寂しさをこらえつつもみなさまの今後のご活躍をお祈りし、お見送りさせていただきました。
【お見送り直前の1枚】
 
その後ADMスタッフは、陸路社用車にてLAへの移動。
フェニックス~LAオフィスまでは、約630キロの長丁場です。
先発弊社代表三原・中継ぎ中京大学スポーツ科学部研修統括リーダー内藤・そしてクローザーは再び三原、2人が完璧なリレーで車の運転を担当し、7時間ほどでLAオフィスに到着することができました。
 【 アリゾナからLAに向かうハイウェイの車窓から  】
その後各自休憩をとり、夜は打ち上げ兼反省会を行いました。
NYオフィスからもスタッフが合流し、スタッフ全員+研修に帯同いただいたサニーサイドアップの井上さん+短期インターン夏目さん、計8人が集合です。
反省をしながらも、研修中の話が次々と湧き出します。今回の研修プログラムを振り返ると共に、すでに気持ちを前に向けているお互いの姿を確認することができました。

改めて、今回研修ツアーにご参加いただいたみなさまに感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
この出会いを大切に、また歩みを進めていこうと決断力を高めたADMスタッフ一同であります。


Athletes Dream Management, Inc. 水野

2012年3月14日水曜日

中京大学スポーツ科学部 研修プログラム 8日目

8日目を迎えました中京大学スポーツ科学部後半組の研修プログラム
本日はGoodyear Ballparkでの1日就業体験となりました。

1日の流れ・就業体験内容に関しては、前半組と同様ですので、前回の就業体験のブログをご参照いただけますと幸いです。

本日のブログでは、画像および参加者のみなさまからの、就業体験後の感想を抜粋して掲載させていただきたく思います。

■就業体験後の感想(抜粋)と画像
1)全体
 ・研修プログラムに参加させていただいて本当に良かった。参加させてくれた両親に感謝したい。
 ・英語が通じなくて苦労したが、ボディランゲージや笑顔で何とでも伝わるものだと思った。
 ・英語を話すことができれば、もっと世界が広がるとわかった。英語を勉強したい。
 ・何もなかったGoodyearの街にこれだけの施設ができて、これだけのひとが集まるのをみて、自分にも何かできるのではないかと思った。
 ・自分の英語を一生懸命に聞いてくれた。いままで気にかけずに無視したりしていたが、自分も日本に帰ったら英語の質問などにも一生懸命になって答えたい。

2)グリーティング、チケットスキャン
・最初はうまくお客様に声をかけることができなかったが、スタッフから教えてもらったように声を出したら、お客様に伝わるのがわかってうれしくなって、声を出せるようになった。
・最初はもじもじしてしまったが、勇気を出して声を出したら気持ちが伝わって嬉しかった。
チケットグリーティング
 【球場の玄関、入場ゲートにてお客様をお出迎え。Welcome to the Ballpark!!】

3)プロダクション
 ・マスコットに入ったりしてフィールドに立ったが、場を盛り上げるのがこんなに難しいのかということがわかった。
プロダクション
 【着ぐるみを着て、イニング間のイベントに出演しました】

4)トランスポーテーション
 ・選手が乗るバスに乗せてもらうことができて、とても貴重な体験をした。
 ・英語は難しかったが、球場スタッフが優しく接してくれて、アメリカ人の優しさにふれることができた。
トランスポーテーション
 【バスで球場に到着する選手をお出迎え】

5)ブルペン
 ・負けているチームの、シリアスな雰囲気を味わうことができた。
 ・リードしているチームのブルペンでは、ピッチャーの方に優しくしていただいた。

6)ゲストサービス
 ・日本人はひとりでの業務となったが、球場スタッフのご指導でやりきることができた。
ゲストサービス
              【1日100以上の質問・問い合わせが来るカウンター】

7)サイン会
 ・列に並んでいるお客様への、英語での対応が難しかった。
 ・準備をしていたら、お前たちがサイン会するのかなどと、気さくに優しく声をかけてもらったのがうれしかった。
サイン会
【サイン会運営の様子】 

8)チケットオフィス
 ・最初は仕事をさせてもらえず見ているだけだったが、やらせて欲しいと伝えたら仕事をあたえていただいた。
・英語は話せないが、なんとかお客様にチケットを渡すことができたのは嬉しかった。
チケットブース
 【悪戦苦闘しながらも、スタッフの業務を学ぶ様子】

9)キッズゾーン
 ・お子様のお客様たちと遊ぶことができて、非常に楽しかった。
 ・球場スタッフから、声のかけ方などを学ぶことができた。
キッズ
 【直球勝負でのお子様たちとのふれあい】

以上です。
みなさん球場入りのときの表情からは不安な様子も見られましたが、研修を終えて球場を出るときは満足感にあふれたご様子でした。
集合写真
【みなさま、素敵な表情です!】
いろいろと不自由な思いをしたかと思いますが、その思いを超えて一歩二歩と踏み出したところに、新たな視界が広がるのを体感していただけたかと思います。
みなさまにとってひとつでも学びの多くあった研修となっていれば、スタッフとしても非常に喜ばしい限りです。

明日は早朝4時にホテルを出発し 、日本へと帰国致します。
無事に、安全に帰国できるよう、最後の最後まで全力でのサポートをさせていただきます。

本ブログで紹介しきれなかった内容も、TwitterADMstaffで呟いております。
併せて参照ください!

Athletes Dream Management, Inc. 水野





2012年3月13日火曜日

中京大学スポーツ科学部 研修プログラム 後半組7日目

中京大学スポーツ科学部後半組の研修プログラムも、終盤に入りました。
本日は特に密度の濃い講義が続き、非常に充実した時間を過ごすことができました。

1、Fiesta Bowl Museum訪問
まずは、大学アメリカンフットボールの各種大会を運営するFiesta Bowl Museumを訪問しました。
大学アメリカンフットボールのコンテンツとしての規模の大きさ、スポンサーシップの概要説明と今後の方向性、Fiesta Bowl Museumの歴史と地域とのつながりなど、90分がとても短く感じるほど、新鮮で刺激的な内容だったと感じています。
エントランスから
 【エントランスから見た館内。TRADITION/SERVICE/COMMITMENTの文字が。】

2、Friday's Front Row Sports Grill
本日のランチは、アリゾナダイヤモンドバックスの本拠地であるチェイスフィールド内にあります、Friday's Front Row Sports Grillでいただきました。
スポーツ施設内のスポーツバーということで、以前に訪れたWest gate city内のマックファーデンとの比較をしながら、そして開幕戦に向けて準備を進めるグラウンドを見下ろしながらの食事となりました。
フライデーズ
 【窓の外には、アリゾナダイヤモンドバックスの本拠地グランドが】

3、US Airways Center訪問
徒歩にて移動し、NBAフェニックスサンズの本拠地であるUS Airways Centerを訪問しました。
昨晩NBA観戦をしたこちらのスタジアムで、本日は講義と視察を行いました。
1)  Ray Artigue氏講義
最初に、元フェニックスサンズの職員であるArtigue氏からのご講演をいただきました。
米スポーツ業界全般のお話から、スポーツメディアなどのお話に至るまで、貴重なお話を2時間お聞きし、積極的に質問する参加者のみなさまの姿が見られました。
Rayさん
 【スポーツ産業全体からのお話から、徐々にブレイクダウンしていく内容】

2) スタジアムGMおよびファシリティ担当・Sr. Vice Presidentご講演&スタジアムツアー
次に、スタジアムのGMおよびスタジアムファシリティ担当のSr. Vice President、おふたりからのご講義&スタジアム内視察の時間となりました。
特にスタジアム内視察では、参加者様からの積極的な質問の様子が見られました。
アリーナ近くまで行くなどの表舞台はもちろんですが、バックヤード・ロッカールーム・練習場と言った裏舞台を見せていただいたことは、参加者のみなさまにも大きな経験となったことと思います。
講義後半戦
 【後半戦の講義がスタート】
アリーナ近く
 【場内視察の様子】

4、ASU訪問
ASU(アリゾナ州立大学)へも、訪問しました。
限られた時間の中で、限られた場所しかみることができませんでしたが、大学スポーツに対する日米での意識の違い、あるいは規模の違いといったものを、改めて感じる訪問となったようです。
ASUが誇るアメリカンフットボールのスタジアム
【ASUが誇るアメリカンフットボールのスタジアム】


5、Bass Pro Shops視察
ホテルへの帰り道に、アウトドアグッズを販売するBass Pro Shopsへと向かいました。
前半組同様、日本国内ではなかなかお目にかかれない商品の品揃えに、参加者のみなさまは驚くと共に、アメリカのアウトドア文化に触れ、貴重な経験をされているようでした。
日本ではなかなかお目にかかれない内容の商品が並ぶ店内には、滝も・・
【日本ではなかなかお目にかかれない内容の商品が並ぶ店内には、滝も・・・】



6、明日の球場1日就業体験 事前研修
ホテルに帰り、明日の就業体験に関する事前研修を行いました。
大変ハードな1日ではありましたが、明日の就業体験をよりよいものにするためにも、スタッフからの案内と諸注意をさせていただく時間をとりました。



本日のレポートは以上です。
明日は、後半組のみなさんも実質的には今回の研修プログラムの最終日となりますので、最後のひと踏ん張りです。
明後日笑顔で帰国していただけるよう、我々もしっかりとサポートさせていただきます。
Goodyear Ballparkでの就業体験の様子は、ADMStaffでどんどんつぶやきますので、ご期待ください!

Athletes Dream Management, Inc. 水野