2012年10月31日水曜日

久しぶりの再会


ご無沙汰しております。以前、学生ブロガーとして投稿させて頂いていました武田です。今回はあるきっかけと共に再度ブログを投稿させて頂く事になりました。

させ、そのきっかけとは、、、。

皆様はアメリカ北東部に100年に一度と言われている巨大ハリケーン、Sandyが上陸していた事をご存知でしょうか?

このハリケーンの影響でNYのほぼ全ての交通機関は止まり、停電など多大な被害が発生しているみたいです。
こうなってしまうとビジネスの面でも影響が出ないわけがないとご想像に容易いのではないでしょうか?

丁度、ハリケーンがNYに到達した日に、ADM代表、三原さんとそのクライアント様が打ち合わせを控えていました。
以前にも述べさせて頂きましたが、NYの交通機関は飛行機も含めて止まっております。つまり打ち合わせの出来る状況でなくなってしまい、ついには打ち合わせがキャンセルになってしまいました。

こうなってしまうと、クライアント様も日本に帰る事が大変です。NYでは飛行機が止まってしまっているので、残るは北東部以外の違う空港から日本に帰る事を考えなくてはなりません、、、。

そして日本へ帰る為に選ばれた空港は、、、なんとオヘア空港。つまりシカゴです! ちなみにNYからシカゴの移動距離は約1600キロです。







三原さんとクライアント様はハリケーンで飛行機が動かないため車で移動するという強行スケジュールを決行なされました。

こんなトラブル続きにも関わらず、私はシカゴに到着して間もない三原さんとそのクライアント様にお会いさせて頂きました!
三原さんとは去年の夏のADMインターンシップの際にとてもお世話になり、その後たまにお電話やメールなどで何度か連絡をとらせて頂いていたのでお会いするのは久しぶりな感じではなかったのですが、よく考えてみたら、こうして実際に顔を合わせてお会いさせて頂いたのは、なんと2年ぶりだという事に気づきました。

インターンシップをさせて頂いている時は、LANYでのやり取りだった事、そして今年から私は仕事の関係上シカゴに引っ越して来た為、中々お会いできるチャンスがありませんでした。
しかしながら、こうして三原さんとクライアントの方にお会いさせて頂き、お食事と共に様々なお話をさせて頂きました。そして短いシカゴご滞在の最後の締めくくりは、NFLのシカゴベアースの本拠地ソルジャーフィールド!!

そして、MLBのシカゴカブスの本拠地リグリーフィールド!

本当に短い時間ですが、クライアントの方の為に1600キロを走破してシカゴまでいらっしゃった三原さんとお話させて頂いて、色んな事を振り返る事ができました。

私がクライアントサービスの極意を初めて教わったのはADM様でした。ADM様の仕事が終わった後、私はシカゴにある野球の代理人事務所でもインターンシップをさせて頂けたのですが、クライアントサービスにおいてやり方は同じではない時もありますが、大切な事はどこの会社で働こうとも同じだと私はまだまだ未熟ながら強く感じました。

「クライアント様の為に自分ができる事を最大限に発揮する」
「金銭的な事だけでなく、しっかりと人と人との関係性を築く」


ADM様、シカゴの野球代理人事務所、この2つのスポーツエージェント会社を通して日本ではまだ馴染みが薄い代理人ビジネスを本場アメリカで身をもって経験できた事は、アメリカで何をして来たと考えた際に、スポーツマネジメントの修士号をとったという事だけでなく、これらの経験は私のアメリカ生活で頑張ってきた証になっていると思いました。

実を言うと私はこの代理人事務所でのインターンシップは9月30日をもちまして終了しており、今後はどうなるかわからない状況です。しかしながら2つのスポーツエージェント会社にて様々なバックグランドをもった上司の方々に教わった事を胸に今後の進路決定に向けて一生懸命頑張りたいと思います。

今回は特別にブログを投稿させて頂きました。また何かありましたら宜しくお願い致します。

武田雅史


2012年10月29日月曜日

MLBポストシーズン観戦の様子@サンフランシスコジャイアンツ

LAの水野です。
アメリカ時間の10月28日(日)、MLBのワールドシリーズでナリーグのサンフランシスコジャイアンツが、アリーグのデトロイトタイガースを4連勝で下し、ワールドチャンピオンに輝きました。
おめでとうございます。

そのジャイアンツがナリーグ優勝をかけて戦ったナショナルリーグチャンピオンシップ(NLCS)の第6戦を、サンフランシスコ出張中に幸運にも観戦することができました。
AT&Tパークは素晴らしい球場で、球場そのものについてもいろいろとご紹介したいところはあるのですが、それは別の機会にして、本日はポストシーズンの盛り上がりにフォーカスしてその様子をレポート致します。

私自身、今年の4月にアメリカに住み始めて、MLBの試合は数えてみると25試合。。けっこう行きました。その中でもポストシーズンの試合は初めての経験でしたので、とても楽しみに球場へ向かいました。

この日のプレイボールは午後4時30分予定。その2時間15分前には開場となる予定でしたが、並んで待っていてもなかなか 開場 となりませんでした。待ち時間の間にも、球場へ入るための列がどんどん長くなり、私もチケットを持っているため入れないことはないのですが、早く入りたいので周りに負けずに並ぶことにしました。


そしてどうにか開場、球場内へ入ることができました。
入り口では当日のギブアウェイであるジャイアンツカラーのタオルが配られていました。
試合中はこれを振り回して盛り上がることになります。

球場内に入り通路を歩いていると、やはり普段のシーズン中とは違う盛り上がりがありました。

ホームチームのチームカラーのグッズを見に着けているのは通常のシーズン中も変わりませんが、開場後すぐにこうしていたるところからファンの奇声?が上がっているのは、ポストシーズンならではだと感じました。

そしてチケットを確認して席に着くと、なんと机が…

通常の席だけでは足りなくなってしまったようで、メディア席が一般席として販売されていたところを、偶然買ってしまったようでした。

そして、試合前のメンバー発表。
こんな様子でさっそく盛り上がっています。


さらに、試合中の様子。
かつて日本でもプレーしたボーグルソン投手が、『ボーギーコール』に答えて三振を奪ったシーン。


ギブアウェイで配られたタオルが振り回されています!

そして、ジャイアンツ勝利!試合終了時の様子。



文字で何を語るより、映像をご覧いただくのが一番かと思いますが、とにかく試合開始前から試合終了時まで、ファンの盛り上がりはおさまることがありませんでした。
MLBの試合をこれまで見てきて、確かに日本の試合観戦と異なり、ファンのひとりひとりの声がそれぞれに響く雰囲気の中で試合が進むとは感じていました。しかし今回のポストシーズン観戦では、そのそれぞれの声が響きあい、今までに感じたことのない盛り上がりと雰囲気の中での観戦となり、新しい野球観戦の感覚を得ることができたと思います。

さらにこれもお伝えしたいのですが…試合終了後の通路の様子です。


試合後、そして球場を出てもこのような「Let's Go Giants!」の合唱がいたるところで聞こえていました。

そしておまけですが、こんな曲も試合中に流れていました。

私自身、初のポストシーズン観戦。今までにない経験を多々することができ、良い機会となりました。

という興奮と熱狂の想い出の一方で、
チケットはレフトポール裏の最上段で$140($1=80円で11,200円)という通常では考えられない値段。そして普段は$10程度で停められる球場近隣の駐車場が$45と、、ポストシーズンを見るということの現実を突き付けられた部分もあります。

しかし、そのお金を払ってでも見たいと思わせるプレミア感、そして試合を見てしまえばいくら払ったかなんて関係なくなってしまう満足感、これがこれだけのお客さんを集める秘密だと思います。

アメリカ国内とても広く、そして出場するチームと開催場所の関係があり、運がよくそしてタイミングがあわなければポストシーズンの試合を観戦することができません。そういう意味では、アメリカに来て1年目でさっそく観戦できたというのは、ラッキーに他ならないと思います。

今後はNBAが開幕、そしてNFLもシーズンが進んでいますし、NHLはロックアウトの様子次第でシーズンが始まると思います。
MLB以外のスポーツも、現場でどんどん観戦していく機会を増やし、こちらのブログを利用してお伝えしていきたいと思います。

ADMのホームページtwitter@ADMStaff、そしてyoutubeページでもいろいろな情報を発信しています。
ぜひいちどご覧ください。

Athletes Dream Management, Inc. LA 水野



2012年10月26日金曜日

アメリカ人気スポーツと開催シーズン


LAスタッフ小澤です。

スポーツの秋、とはよくいったもので10月末の現在、ここアメリカではMLBはワールドシリーズ、NFLはレギュラーシーズン、NBAはプレシーズン、と4大スポーツの内3スポーツがそれぞれ開催されていて、スポーツから目が離せない忙しい毎日です。
(残念ながらNHLはロックアウト中。10/25にはリーグと選手会の話し合いがまとまる予定でしたが依然難航。11/2からのレギュラーシーズン開幕が未確定状態。)

もし現在NHLのプレシーズンが開催されていたとしたら、10月は4大スポーツの開催が重なるまさにアメリカスポーツがとっても盛り上がっているタイミングでもあります。そこで改めてではありますが、そんな盛り上がりを見せるアメリカ4大スポーツの開催時期について下記まとめてみました。


【アメリカンフットボールNFL(National Football League)
 レギュラーシーズン:9月~翌年1
 ポストシーズン:1
 スーパーボウル:2

【バスケットボールNBA(National Basketball Association)
 レギュラーシーズン:10月~翌年4
 プレーオフ:4月~6
 NBAファイナル:6

【野球MLB(Major League Baseball)
 レギュラーシーズン:4月~9(あるいは10月上旬)
 ポストシーズン:10月~11

【アイスホッケーNHL(National Hockey League)
 レギュラーシーズン:10月~翌年4
 プレーオフ:4月~5
 スタンレーカップ・ファイナル:6

これらにそれぞれプレシーズンがあること、プロ以外にもカレッジスポーツが盛んであること、そして上記4大スポーツ以外にも様々な魅力的なスポーツが存在することを考えるとどれかに特化して応援しようか全体的に網羅しようかと、興味幅の広い私は悩むほどの状況です。

また、興味深いランキングを発見したので共有致します。
20121月、大手世論調査会社の「ハリス・インタラクティブ」が最新の人気スポーツの世論調査結果を公表しました。上位の順位は以下の通りです。
 1位:プロアメリカンフットボール(36%)
 2位:野球(13%)
 2位:大学アメリカンフットボール(13%)
 4位:モータースポーツ(8%)
 5位:男子プロバスケットボール(5%)
 5位:男子大学バスケットボール(5%)
 5位:アイスホッケー(5%)

こちらを見るといかにアメリカでのアメリカンフットボール人気が高いかが一目瞭然ですし、更にはアメリカンフットボールとバスケットボールが共にプロと大学とが別ランクされているところも注目です。
(カレッジスポーツの特徴については過去のブログでも取り上げていますのでぜひ過去記事をご覧ください!)

もちろん地元や母校のチームがあるからこそ応援にも熱が入ったりもしますが、ネット上での動画配信により以前よりもぐっと身近になった海外スポーツ。
ぜひ色々なスポーツを見てみてはいかがでしょうか。

アメリカスポーツの現場から様々な情報を随時発信しています。
ADMTwitter、そしてホームページもぜひご覧ください。

Athletes Dream Management, Inc. LA小澤

2012年10月24日水曜日

サンフランシスコ-LA間のマイナーリーグ球団訪問①

LAの水野です。
先日サンフランシスコへの出張へ行ったのですが、その帰り道を利用して、サンフランシスコ-LA間にあるマイナーリーグの球団を4つ訪問しました。

すべて事前に連絡をせず、突撃する形で訪問したのですが、結果的に4球団中3球団の方とお話をして、連絡先を交換することができました。
突然訪問して自己紹介から話が始まったため、業務の詳しいお話はできませんでしが、今後連絡を取り続けて、一緒に仕事ができるようになりたいと思っています。

今回は4つの球団を訪問してきたのですが、そのうちのひとつ、Fresno Grizzlies(サンフランシスコジャイアンツ傘下、AAA)をご紹介します。


球場にて、いくつか動画を撮ってきたのでご覧ください。



他に訪問した3球団はすべてAのチームであり、球場も小さく、職員も見る限り10人以下のところばかりでしたが、こちらのGrizzliesはAAAということで、規模の大きさを感じました。

こちらのGrizzlies、昨年の観客動員数はAAA30球団中12位だったようです。
※こちらのサイト参照
http://www.bizofbaseball.com/index.php?Itemid=160&option=com_wrapper&view=wrapper

なお今回は、メディア関連担当のクリスさんという職員さんにお話をうかがったのですが、試合日以外にもイベントで球場を開放したり、地元の学生さんを試合日のスタッフとして受け入れたりして、地元との密着に取り組んでいるともおっしゃっていました。


この他にも3球団周ってきましたので、また別の機会にご紹介したいと思います。

なお、球場を周った時のリアルタイムの中継の様子は弊社のTwitterにて、そしてADM
ホームページでも日々の様子をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

Athletes Dream Management, Inc. LA水野

2012年10月23日火曜日

NBAプレシーズン観戦


先日、Athletes PerformanceでPhase 2を受講された日本人トレーナーの方々をNBAプレシーズン観戦にお連れしました。
ロサンゼルスのダウンタウンにある、Staples Centerを本拠地とするロサンゼルス・クリッパーズ がユタ・ジャズを迎えての一戦です。

私自身NBAファンという事もあり、シーズン中はTVにかじりついて観戦し、時間があれば会場まで行き観戦しますが、プレシーズンの試合を実際に会場で観戦するのは初めてでした。
プレシーズンの試合は、シーズン中の盛り上がりとどう違うか、観客はどれくらい入るのか、チームはどれくらい仕上がっているのか等、非常にワクワクしながら会場へ向かいました。
会場はシーズン中と同じ位多くの観客で賑わっており、 観客はシーズン開始が待ちきれない!といった雰囲気で観戦をしていました。
アメリカでは、試合会場でカメラマンが観客にスポットを当て、中央のスクリーンに大きく映し出すといった事がよく行われますが、映し出される観客は歌ったり踊ったり、自分が応援しているチームのロゴを カメラにアピールしたりと、非常にユニークな事を行います。
今回私が目撃し、非常に印象に残ったものごご紹介します。

            
子供たち、音楽に合わせて着ていた上服を脱ぎ、回し始めました。そこには、子供たちを止める大人の姿はなく、周りの観客も笑いながらビデオを回していました。

試合はクリッパーズが勝利しましたが、非常に接戦で最後の最後までドキドキするような内容でした。今回、ご一緒させて頂いた、トレーナーの皆様も非常に盛り上がってらっしゃいました。

NBAの2012年シーズンは10月末から始まります。今から楽しみです!
ADMホームページでも、映像の紹介をしておりますので、こちらも是非ご覧下さい!

Athletes Dream Management, Inc. LAスタッフ 川上佳奈

2012年10月18日木曜日

履修中のクラス『スポーツマーケティングと販売促進』について



Wayne State College の波多野陽介です。

今回のブログでは、今学期に僕が履修しているクラスの1つ、『Sports Marketing and Promotions』のクラスを紹介したいと思います。僕がスポーツマネージメントを勉強し始めて思うのは、スポーツはビジネスであるということです。このクラスでは、勿論スポーツマーケティングとは何かを学ぶのですが、ここでポイントとなるのは『商品・価格・場所・販売促進』の4つです。しかし、スポーツマーケティングとは消費者の需要があり、消費者が満足することが最低条件にあります。 このクラスを履修する事で、『Satisfaction = Benefit – Cost (消費者の満足=利益コスト)』というマーケティングの基本を、大学でスポーツイベントを企画する中で実感し、それを体験から学ぶ事が出来るというクラスです。 去年に履修したクラスでも、大学の野球・ソフトボールの試合でイベントを企画した事と類似していますが、このクラスではマーケティングプランの作成や企画書までも全てクラス全員で分担することになっているので、前回のイベントと比べると細かい点まで企画するというのがこのクラスを履修する目的です。そのイベントは、10月10日に行われたバレーボールのホームゲームで『WSC Blackout 2012』という、観客に黒色の物を着て観戦してもらい、今までのバレーボールの試合での最多動員記録を更新しようと企画しました。 

僕はバレーボール部の手伝いをさせてもらっている事もあり、試合当日や試合中はクラスの生徒とは別の事をするようになりましたが、企画段階では試合の為のポスターやチラシなど作成を担当しました。 この『Blackout』というイベントは過去5年間、毎年1試合だけで行われていて、去年も行われたのを記憶していました。 しかし、去年のイベントとは企画の中身も異なり、90枚だった(去年は噂の一人歩きが先行し、1000枚という事実と異なった情報が流れました)Tシャツも今年は先着400名に無料でTシャツを配布し、他にもホットドッグや飲み物も無料も配布することが出来ました。その他にも抽選でそれぞれ32インチ、19インチのテレビ、バーベキュー用のコンロ等の商品も用意し、観客を増やす為のプロモーション(販売促進)にも力を入れました。
今年のBlackoutは、少し特別な試合となりました。というのも、僕の大学のバレーボール部はNCAA(全米大学体育協会)の2部リーグの全米ランク(毎週月曜に更新)で19位という成績に対して、対戦相手は同じネブラスカにある州立大学のライバル校で2部の全米ランク1位にランクインしていたネブラスカ大学 カーニー校でした。しかも、今シーズンの成績が18戦負けなしという、下馬評ではWayne State Collegeが完全に不利な状況と思われていました。僕はいつも通りに試合前のアップを手伝いましたが、やはり普段とは少し違った緊張感がありました。 試合の内容、そして総括ですが‥‥ 試合開始直後、カーニーに7ポイントを連取され体育館には異様な空気が流れていました。しかし、そこからは1411人という歴代2位に当たる観客の後押しを受け、終わってみれば3−1という大仕事をやってのけてくれました。 試合終了のホイッスルが鳴り響くと同時に観客は総立ちになり、監督のガッツポーズを見届け、そして監督と握手を交わしました。監督、アシスタントコーチ2人、そして僕、トレーナーという5人でチームをサポート・マネージメントしていますが、この時ばかりは『ここに立てている自分は幸せ者だ』と思える程でした。普段から練習に励む選手を見ていると僕にとって、このチームが強くなるならば出来る事は何でもしようと思って日々努力して来た甲斐がありました。 

しかし、イベントを企画したからには勿論反省する事もありました。例えば、景品の抽選が行われたのは2セット目と3セット目にある10分間の休憩中でしたが、その発表が聞こえにくかったり‥‥ 入場時に配布した『K』と書かれたボードの趣旨が観客に伝わっていなかった為、実際に『K』(バレーボールでスパイクを決める事を”Kill”と呼ぶためです。)というボードを掲げていた観客は多くなかったように思えました。どのタイミングで掲げて欲しいという運営サイドの趣旨が伝わっていれば、もう少し全体の一体感を増す事が出来たのではないかと思います。まだまだシーズンは続きますし、ここからが正念場となるのですが、選手達のサポートをする自分も、プロ意識を高く持って取り組めればと思っています。

観客やサポーターの満足を得るのは『W(勝ち)』が左右すると思っていましたが、本当の満足という部分は、試合の雰囲気であったり、会場で体験するという経験そのものだったり…… そこまでを考えて企画・実行する事が大切なんだという事を、この『Blackout』というイベントを通じて学んだように思えました。 また何かあれば更新させていただきます。

2012年10月15日月曜日

10月上旬の業務 LA水野

LAオフィスの水野です。

10月に入り、LAも少しずつ気温が下がってきました。
789月は弊社インターン生がブログにまとめていた通り、日本から多くのお客様をお迎えし、非常に多くの出会いと共に充実した時間を過ごすことができました。

そして月日が過ぎるのは早く、10月も3週目に入っています。
789月とはまた違う時間の過ごし方をしている今日このころですが、スポーツマネジメントの会社としてどんなことをしているのか?少しご紹介させていただきます。

①選手サポート業務
年間通じて行う選手サポート業務ですが、やはりシーズンによってその業務内容は変わってきます。今回はその業務の一環で、車購入のサポートにあたりました。

 
アメリカで車を買うシステムをまず理解して、ご家族のご希望に合わせた車の調査。そしてディーラーとの価格交渉、納車日の調整、車を売る場合は下取り価格の交渉…こういったことを限られた時間の中で進めることが求められます。

今回は、ディーラーさまのご協力があり、限られた期間の中で好条件の車を購入することができました。


②新規スポーツとの出会い
弊社のこれまでの関わりの中から、フィールドホッケーについて見聞を深めるきっかけをいただきましたので、10月に入ってから調査を始めたところ、LAから車で1時間ほどの場所がアメリカフィールドホッケーのメッカであることが判明し、さっそく現地に足を運んできました。


こちらの施設を運用している代表者の方にもお会いすることができ、今後のより深いつながりに期待ができそうな予感がしています。


③トレーニング施設見学
日本からS&Cコーチとトレーナーの方をお迎えし、最近になって業務上おつきあいができたトレーニング施設にお邪魔する機会もありました。
残念ながらこちらは非公開に近い形で運営されている施設でして、写真やビデオをご紹介することができないのですが、実際にアスリートを指導しているところを目の前で見せていただき、日本からいらしたコーチとトレーナーの方にも、非常にご満足いただくことができました。
やはりまずは業務上のつながり、そしてつながりを少しでも広げるためにきっかけを活かして切り拓いていくこと、こういったことの重要性を改めて感じる機会となりました。


④WESYMというシステムを利用して、アメリカフットボールに挑戦中の栗原選手の応援
日本の企業チームを離れ、務めていた会社を辞し、アメリカのフットボール界に挑戦中の栗原嵩選手を弊社で応援させていただいています。
詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが…
http://wesym.com/project/updates?project_id=87


スーツケースひとつで渡米し、専門のトレーニング施設でトレーニングを重ねながら次々とアリーナフットボールのトライアウトに挑戦中の栗原選手。
本日はその栗原選手と夕食をご一緒させていただきました。

トライアウトでアメリカ人に負けない動きができた、英語でトレーニングを教わっているがなんとなく英語を理解するための方法がわかってきた、異国の地で栄養バランスに気を付けながら自炊を続けている…など、非常に力強い言葉の数々をいただき、応援しているはずのこちらが逆にお会いする度にパワーをいただいています。

【栗原選手facebookページ】
http://www.facebook.com/profile.php?id=100004263673535&ref=ts&fref=ts

WESYMのページもいちどご覧いただき、ぜひとも応援いただければ嬉しく思います。


以上、ここ最近の業務内容をご紹介させていただきました。

アメリカにいる日本人の会社であるADMが普段どんなことをしているのか…動画や画像を交えて、今後もどんどんご紹介していきたいと思います。
 
またADMのホームページでは、 各種情報の発信源としていろいろな情報を集約してご紹介しております。ぜひ一度、ご覧ください。
http://www.admsports.biz/

Athletes Dream Management, Inc. LAオフィス 水野




2012年10月1日月曜日

秋学期スタート〜1ヶ月



Wayne State College
の波多野陽介です。大学の秋学期が始まり約1ヶ月が過ぎようとしています。前回のブログでは練習生として参加したゴルフトーナメントの事を書きました。この1ヶ月間、大学での練習生兼プラクティスプレーヤーとして大学のバレーボール部をサポートされて頂いているのですが、1ヶ月経った今、自分が夏にした経験を含め紹介させて頂きます。

             
Cox Classic
というWeb.com Tour(ゴルフ)の大会で15日間という短い研修をしましたが、1ヶ月経った今、自分の中での疑問だったり反省だったり  この1ヶ月間、もう1度思い返してみる事が多くありました。 大会の運営に携わっているのが5人程度、12人の学生、そして千人を越えるボランティアの方々によって素晴らしい大会になったと思います。しかし、大学でスポーツマネージメントを勉強している以上、自分が気付いた点(改善点)等も多くあったと思います。一言で表すと『計画性がない・要領が悪い』という事を感じながら過ごした研修でした。千人のボランティアの方をどのように分担配備し、より効率的に作業を進めるか  簡単な事ではありませんが、本当に必要となる作業があらかじめ分かっていたのなら、もっと作業がスムーズに進む方法があったのではないかと思うからです。そこには、使用出来るトラックの数だったり、作業に取り組める時間だったりという要素が含まれてきます。しかし、大会前日に説破詰まった状況で作業をする事になった原因は確実に『計画性のなさ』が改善ポイントだと思います。そういう面では、大会の準備段階での作業の進み具合には少し改善が必要だと思います。 もう1つは個人的な改善点ですが、『どこまで細かい部分に気を配れるか』という事です。プロの大会で働く以上、細かい部分まで気配りが必要です。やはりそこには『プロ意識』が必要不可欠ではないかと思います。プロの選手達がプレーする環境ではスタッフ全員が高いプロ意識を持って作業する事が、試合や大会自体のレベルを向上する為の必要条件です。それは、この15日間の研修で初めて感じた事でした。プロの大会で経験出来た事は自分の今後に生かされてくると思いますし、実際に大学でのバレーボール部での仕事に生かせていると思います。

             
ここからは秋学期が始まってからの僕の生活を少し紹介させて頂きます。大学が始まる1週間前から大学のバレーボール部をサポートさせてもらっています。これは、春学期から始めた事ですが、アメリカの大学バレーのシーズンは秋学期から始まります。僕の仕事は練習に参加するだけではなく、練習前のコーチとの練習内容に関するミーティング、練習の準備(ボール/ネット/その他の道具等)、そしてホームゲーム時のウォームアップ、試合中のデータ収集等 マネージメントの中でも様々な分野で多くの経験をさせてもらっています。この1ヶ月で約65時間(プラクティスプレーヤーの遠征やトーナメントへの帯同は出来ません。)の仕事をこなしてきましたが、自分の中では『プライド』と『プロ意識』を持ちながら常に全力で仕事をしています。大学バレーのシーズンは8月から11月までの4ヶ月間なのでまだ始まったばかりです。しかし、選手達と一緒に練習し、試合を迎えるという自分がバレーをしていた時には当たり前だった事が、今ではマネージメントという違った立場から経験出来るのも今後に生かせる事だと思います。

            
もう1つ紹介させて頂く事は、アメリカの秋学期にある大学スポーツのメインスポーツ、アメリカンフットボールです。アメリカの大学の秋学期はアメリカンフットボールのシーズンと言ってもよい程で、僕の住んでいる州にあるネブラスカ大学のスタジアムは赤一色に染まっています。これを見ると、やはりアメリカではスポーツは文化なのだなと思わされます。ちなみに、ネブラスカ大学のアメリカンフットボールは1962113日から現在までの全ホームゲームのチケットが完売というNCAA(全米大学体育協会)の記録を更新中です。アメリカに来るまでは無縁だったアメリカンフットボールも今では観戦したいスポーツの一つです。
 
つい先日には、ネブラスカ州のオマハにあるロイヤルズ傘下AAAのオマハ ストームチェイサーズの試合を観戦し、クラブハウス等も見学させて頂きました。 


AAA
パシフィックコーストリーグのプレイオフだった為、試合後のロッカールームではシャンパンファイトが行われ、選手達と話す機会もありました。




その際、ヤンキース・読売巨人軍 (2011) でもプレーし、現在はダイヤモンドバックス傘下 リノ・エーシズでプレーするジョナサン・アルバラデホ投手と会話する機会があり、日本での話等も聞けたので良い機会になりました。ロッカールームで選手と会話する事になるとは思ってもいなかったのですが、クラブハウスのマネージャーの方とも話す事が出来、お土産にTシャツやボールまで頂きました。この試合でシーズンは終了しましたが、もし機会があれば来年は少しでも多くの試合に足を運べるようにと思っています。では、また更新します。

波多野 陽介