2010年10月28日木曜日

何を成し遂げたいのか。

「スポーツ産業で働きたいのなら一度社会に出て経験やスキルを身につけてからの方がいい」

アメリカに来て様々な方からお話を伺う中でこのようなことはみなさん共通して言われています。この背景には特に日本のプロスポーツ球団などは組織の規模で言えば中小であり新人を育てる環境にはなく新卒を雇うわけにはいかない、ということがあると思います。確かにこの考えは納得できます。いくらスポーツビジネスを学んでいるとはいえいきなり社会に出て経験がある人たちと競い合えるか、と言われたら正直なところ「?」がついてしまうからです。

一方で日本の一般企業は(技術系は別として)新卒を雇うときに現在持っているスキルを重視するのではなくその人が持っている素質や姿勢、今まで取り組んできたことを見て判断し、入社してから一から育て上げるという環境があります。いわゆる「ポテンシャル採用」というやつです。

このような背景から、社会人として一から学び成長してからスポーツ産業で活躍したほうがいいということを現在スポーツ産業で働いている方々は言われているのでしょう。


最近はこのようなことを考え、自分は近い将来どのような方向へ進むべきなのかということを常に考えています。そして先日自分の可能性を広げるために毎年開催されているボストンキャリアフォーラムに参加してきました。このフォーラムはアメリカで行われているものの中で最大のもので今年は132社の企業が参加されていました。業界は金融、総合商社、広告代理店、各種メーカー等さまざまです。自分の可能性を広げるためと書きまししたが「とりあえず参加していろいろな企業の話を聞いてみよう」といった軽い気持ちで参加してみたのが正直なところです。しかし3日間参加してみていろいろなことを感じることができました。

某総合商社のセミナーでの1コマです。人事の方がその企業の考え方として「世界のニーズを読みそれを取り入れビジネスに繋げていく。新しいことでも可能性があるならば積極的にビジネスにしていく。」といったことを言われていました。そしてその後の質疑応答のセクションではあるスポーツビジネスを学んでいる学生が「私はスポーツビジネスを勉強しているのですが、自転車に興味があります。たとえば現在東京オリンピックの招致活動を行っていますがそこでエコと自転車を繋げて何かビジネスにするというアイディアはどうでしょうか?」といった質問をしました。企業の方は「アイディアとしてはいいと思うがなぜ自転車を使わなきゃならないのか、それをどうビジネスに繋げられるのか、そのあたりを論理的に周囲に説得できるまでアイディアを詰めていかなければならない。」といったことを言われていました。

また某広告代理店のセミナーでは某総合電気メーカーとの共同プロジェクト「Earth F.C.」を紹介していました。「世界には未だにテレビが普及していない地域がある。その地域の子供たちはワールドカップに出場している自分の国の応援さえできない。その子供たちにワールドカップの感動を届けよう。」といったコンセプトのもとプロジェクトは実行されたそうです。

他にもスポーツとは全く関係のない企業の方にもお話を伺ったりもしました。自分自身の方向性はまだ定まっていませんでしたがいくつか面接も受けてみました。不思議なものでいろいろな方にお話を伺ったり面接で上手くいったりいかなかったりすると自分の中で新しい感情や思うことも増えてきます。今回のフォーラムを経験して一番大切だと感じたことは、「自分は何をしたいのか、何を成し遂げたいのか。そしてその成し遂げたいことを達成するためにはどの環境に自分を置くべきなのか」ということです。自分が本当にしたいことをもう一度考え、そのためには何が必要なのか。極端に言えばその成し遂げたいことが個人でできてしまうことならば就職などする必要はないのではないか。このようなことを感じました。それと同時に自分はスポーツの何に魅力を感じ何を成し遂げたくて勉強しているのかということを改めて考えるいい機会になりました。

まだまだ将来に向けあがきもがいている段階ですが、今回の経験で自分にとっての「社会に出る理由」への方向性が定まったような気がします。今後はその方向性に沿って自分が行き着くべき場所を一つずつ探り当てて行く作業を行っていきたいと思います。


明石貴祐
サザンニューハンプシャー大学
M.S in Sport Management

2010年10月26日火曜日

山と谷の狭間

全ては、やる気ある者へのエール。



半人前の僕が、偉そうに自分の思いをつらつらと綴っているのも、
全ては、負けん気溢れる君へのエール。


これは、とある夢見る少年の実録。


自慢でも自己満足でもない、全ては、俺こそが!と盛り立つ者へ。
奮起するのもよし、鼻であしらうのもよし。
書き手が自由、故に読み手も自由。そこが今日のスタートライン。



生まれも育ちも神戸、根っからの神戸人。夢は大きく、迷わず実行。
20歳、大学3年生の青年は2009年1月、大きな目標を掲げた。


イチローの傍で仕事をしよう、と。
その年の夏にシアトルマリナーズでインターンしよう、と。


無名大学3年生の彼は、根拠のない自信を糧に
三種の神器と呼ぶには余りに乏しい内容の
履歴書・志望動機書・リファレンスを3チームに送りつけた。


イチローのマリナーズ。松井のヤンキース。松坂のレッドソックス。


送ってからというもの、彼の夢は膨らむばかり。
しかし現実は夢ではなく、文字通り現実。


3月半ばを回り、3つのメジャーリーグ球団から始まり、
それらの傘下にあるマイナーリーグのチームから不合格通知が殺到。


自信とプライドから成り立っていた彼は自暴自棄に。



俺じゃ無理なのか。
と諦めたところに、母からのエール“ダメ元でもう一回。”


どのスポーツも既に応募を締め切っていた3月中旬、0からもう一度。
彼は色んなチームにメールを送った。
イチローへの手紙も書いた。思い付く限りの手を駆使し。


それでも吉報は訪れず、ストレスとプレッシャーとの戦い。


最後の最後に彼の熱意を買ったチームが、
Major League Soccer Kansas City Wizards。
彼は涙を流し喜び、そして感謝した。



イチローの傍で働く。無名大学の経験浅はかな3年生が。
順序が全く違うことにはっきり気付いた青年。そこから徐々に変わり出した。



KC Wizardsで学んだ事は、アスレティックトレーナーとしての大きな基盤になったと共に、その後の道をも左右する要因に。メール1通の大切さ、服装、心構え、何よりも本当の意味のありがたみを学べたのは彼の財産となっていた。



Wizardsのヘッド&アシスタントトレーナーの後押しを受け、彼はCSMF Leadership Conferenceに全米20人の内の1人に選出され、NFL Detroit Lionsのサマーインターンを経験。



線で繋がり出した元の点を辿ると、
山のようなMajorとMinor League Baseballからの不合格通知がそこに。


挫折と呼ぶには小さな事かも知れない。
しかし、彼の心にとてつもなく重くズシんと響いたのは確かだろう。



来る12月に卒業を控えた彼のもう一つの大きな挑戦。


Detroit Lionsのヘッドトレーナーである、Dean Kleinschmidtの大きなサポートをバックに彼は先日もう一つの結果を出すことに。



彼は奇跡的にESPN Wide World of Sports in Orlando, FloridaにてMLBアトランタ・ブレーブスのSpring Campで働くと共に、併設してあるスポーツコンプレックスで多数のスポーツをカバーすることに。



人との繋がり、感謝の回数、辛い時期の笑顔の数だけ彼は強くなり、成長する。
From There to Here。大なり小なり、誰しもが持つ物語。


結果ではなく、その過程で見られる一生懸命さ。


読まれもしないイチローへの手紙、締め切られていると分かっていながら
ダメ元で送り続けるアプリケーション、自分を取ってくれと執拗なまでの電話とメール。


もちろん、相手によったら嫌われるのも確か。
甘いな、若いな、と言われるのも承知。


しかし、冷めた目で早々見切りを付け、諦める人間に、
誰も手は差し伸べないだろう。



全ては、やる気ある者へのエール。
それ以外、何ものでもないこの実話。


僕が常に心に置いているもの。
It’s not impossible to believe “nothing is impossible”
(不可能はないと信じることは不可能ではない)


そう。全ては、負けん気溢れる君へのエール。



川田圭介
Henderson State University

自己紹介パート2~最高の時間、語学学校、TOEFL~

学生ライターの内藤良亮です。


前回は、留学を決めたきっかけ等を書かせて頂きましたが、今回はその続きから書かせて頂きたいと思います。主に、大学に入るまでの語学学校生活といったところでしょうか。

前回のBlogでも書かせて頂きましたが、僕自身、英語が本当に出来なかったため、英語の勉強は、語学学校に入ってから1からのスタートとなりました。最初は知人の紹介で、Hawaiiにある語学学校に行くことになりました。勿論、クラスは一番下のレベルで、僕より英語の出来ない韓国人のおじさん、日本語はペラペラでも英語は全く分からない別の韓国人、そして僕という3人のクラスでした。2人の韓国人には、先生の言っていることが全く分からなかったので、僕が日本語に訳して、日本語の分かる韓国人に伝え、それからもう一人のおじさんに韓国語で説明するみたいな流れで授業を進めていったので、全く授業自体は進みませんでした。

学校が終わるとサーフィンに行ったり、買い物に行ったり、そこで出来た日本人の友達の家に行ったりで、勉強も少しはしていましたが、英語はあまり上達しませんでした。それにハワイには日本人が非常に多く、言葉の通じる同じ国出身の人と遊ぶほうがやはり楽しいというのもあり、毎週末日本人で集まったり、韓国人に混ざってパーティー三昧であったりと、それは最高に楽しい時間でした。後悔はしていません、っと言ったらウソになりますが・・・

ちなみに、この時のTOEFLの点数は、380-430でした。


やはりここにいては、英語が伸びないと考えた僕は、行動を起こします。アメリカ本土にある別の語学学校の中から比較的安価なところを探し出し、サンフランシスコにある学校へと行くことになりました。今回は自分で全てを調べ上げ、住む場所も専用のエージェントに連絡を取り、ホームステイ先を紹介してもらいました。そのホームステイ先は、5人から7人ぐらい生徒を受け入れている家で、なんとなく金儲けのためだけにやってます、みたいな感じがホストマザーから伝わってくるような家でしたが、それなりに楽しくやっていました。

日本人というのは結構どこに行ってもいるもので、その語学学校にも沢山いましたが、今回は日本語を話さないと決めて来たので、日本人は失礼がない程度に無視し、彼らとはつるまないようにしました。正直、あまり良く思われていなかったとは思います・・・

基本的には、ドイツ人、スイス人、タイ人、韓国人、トルコ人、アメリカ人と遊ぶように心掛けていました。当時、アメリカ人のおじさんたちがプレイする野球チームにも所属し、週に一回はおじさんたちと野球をしていました。レベルは高くなかったですが、アメリカ人に囲まれて、スポーツを通じて交流を深めるというのは、非常に良い英語を学ぶ手段だと思います。

日本人がハウスメイトになった時は、韓国人の振りをして全てを英語で喋り、彼はそれを信じて、結局4ヶ月間、彼は僕の事を韓国人だと思って接していました。その時、本当に彼は全く気付いてなかったみたいで、騙しているみたいで悪い気はしていましたが・・・・

でも、そこを離れる時に初めて、彼に自分は本当は日本人であることを告げると、本当に驚いてはいましたが、彼は「ありがとう」と言ってくれました。今でも連絡を取り合う良い友達関係が続いています。

その努力のお陰もあったのか、運も手伝ったのかは分かりませんが、サンフランシスコに来て1年後にはTOEFLも380点から500点に引き上げることに成功し、希望していた短期大学へと入学することが出来ました。


今アメリカや他国への留学を考えている皆さん。どこへ行っても日本人が何人かはいると思います。ですが、その国に自分が何をしに来たのか、何が今の自分にとって一番必要なのかを考えて行動することをお勧めします。もし、自分に甘いと自己分析が出来ているのなら、やはり日本人の出来るだけ少ない、アメリカの田舎の方に行って英語を学ぶべきだと思います。自分の意志の固さ次第ではあると思いますが、参考までに。

本日はこの辺で。これから、今履修しているAdvance CoachingというクラスのPhilosophy Paper を書かなければならないので。

Go !! Beavers!!!!


Ryosuke Naito、CSCS
Springfield College

2010年10月22日金曜日

たった3ヶ月。されど3ヶ月。

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。


今年のロサンゼルスの気候は少しおかしいようですね。例年と比べ、寒暖差が激しく、近頃は雨も多いようです。そんなロサンゼルスで生活を始めて、早3ヶ月が経とうとしております。ロサンゼルスに勤務をしてからの3ヶ月は、まるで嵐のように過ぎていったように思います。

最初の1ヶ月は、右も左もわからないまま、ただただ先輩社員の背中を追いながら、目の前の業務をこなすだけでした。新生活に慣れていないのも重なり、日々の業務の全てが新鮮に感じ、どうしても思うように取り組むことが出来ませんでした。上司や先輩が私に求める「1」と言う仕事量すらこなすのが難しかったと思います。

そんな中、いつの間にか2ヶ月目に突入。先のブログにも書かせていただいているように、9月(2ヶ月目)は出張の嵐でした。初旬に東海岸に営業出張、弊社NYスタッフである三宮と4州を回った日々(プライスレス!)。直後にカリフォルニア州サンディエゴへ赴き、日本からのクライアント様とお仕事をさせて頂きました。更にはネバダ州ラスベガスでのMiLBプロモーショナルセミナーの参加もさせて頂きました。これらの業務は、私の中でも非常に重みのあるものでした。もちろん一瞬一瞬、その仕事の「プロ」として業務に当たっております。しかし、その中でもクライアント様と一緒にプロジェクトを進めていく中で、多くの自身の成長を感じることが出来ました。また、イベントに参加し、様々な出会いをさせて頂きました。振り返ってみると、本当に濃い1ヶ月でしたね。



気付けば、すでに10月。今月は主にロサンゼルスオフィスにて、一般業務をこなしております。しかし、8月に行っていた業務内容とはまるで違うものが待っておりました。8月の業務は「言われたことをこなす」ことが、私の任務でした。しかし、今月から私の業務は「自分で仕事を作る」ことです。真っ白のスケジュール帳に、年内の社内目標を基に、私自身が方向性を示し、一つ一つの業務に責任を持ち取り組んでいく。その中で、社の代表として取引先や提携業者と連絡を取り商談を進めていく。もちろん、それを行う上で、プレッシャーを感じない日はありません。

この3ヶ月でどこまで自分自身が「成長したか」というのは答えることが出来ません。しかし、自信を持って「自分は変わりました」と断言することが出来ます。3ヶ月前とは比較できないほどの責任を背負い、多岐にわたる業務を日々行っております。次の3ヶ月で自分自身がどうなるか、私事ながら楽しみでなりませんね! 

2010年10月18日月曜日

授業の中での驚き

こんにちは。学生ライターの武田です。


最近よく思うのですが、一週間があっという間に過ぎてしまい、私は難関な英語の壁を乗り越えようと、毎日がむしゃらに生きております。

さて本日は、アメリカの大学に来て驚いた事を述べさせて頂きたいと思います。

私は正確には今年の1月から、Springfield Collegeに通っているのですが、前学期はESL(English as a Second Language:英語が母国語ではない学生のための英語クラス)を主に履修していた為、本格的なスポーツマネジメントの授業は今学期から始まったようなものです。

そこでのスポーツマーケティングの授業にて、とても驚いたことがありました。先日、アメリカンホッケーリーグ(AHL)のスタッフによるアンケートについて調査し、チームでプレゼンテーションを行ったのですが、今回はAHLが行ったファンアンケートを調査しました。

とはいえ、まだまだ私の英語力では、データをまとめて、それを同じ属性を持つ母集団の中に入れたりという作業は出来ないので、チーム内のクラスメイトにほとんど手伝ってもらいましたが・・・・。

その都度、早く英語をなんとかしたい、と悔しい思いを繰り返しております。


さて、今回はスタッフアンケートの時とは違い、ファンアンケートの調査の結果を、なんとAHLの上層部の職員の方の前でプレゼンテーションをさせて頂きました!

このような経験は初めてで、なおかつ、英語でネイティブスピーカーの人達の前でプレゼンテーションを行ったことが無かった為、緊張はピークを超えました。

おそらく人生でトップレベルくらいの緊張度でした。

プレゼンの方は緊張のあまり頭が真っ白になってしまいましたが、なんとかカンペを使用して切り抜けましたが・・・。

しかし、振り返ってみると、やはりアメリカの大学は日本の大学とは違うな、と感心しました。

現場で働く方と直接的なコネクションがあり、生の情報が得られる!


日本の大学ではどうでしょうか?

少なくとも私が通っていた大学では、実際に現場に働いている方が授業に来て、そして意見やアドバイスを頂けるなどという機会は皆無でした。

だから、この授業を受けていてつくづく思うのですが、英語が分からないというだけで、このような様々な魅力的な情報を受け損なっているので、今は一日一日、英語を改善するために尽力を注ごうと思っています。


武田雅史
Springfield College

2010年10月16日土曜日

留学生活始まりの場所

学生ライターの矢沢大悟です。

今回は自分の留学生活の始まりの場所である、ノースカロライナ州ハイポイント(High Point)とハイポイント大学(High Point University)について書きたいと思います!


ハイポイント市はノースカロライナ州のやや西にあり、州都ラーリー、州最大都市のシャーロットの間にあります。それぞれの都市まで1時間半ほどで行けるので個人的にはすごく便利だと思っています。またハイポイント市は家具で有名で、毎年4月と10月に世界最大規模のトレードショーが開かれ、毎年アメリカ全土や海外から多くのビジネスパーソンや家具コレクターが集まります。近くの空港に家具が飾ってあったりもします。


などなどハイポイント市についていいことを書きましたが、トレードショーの時期以外は人も少なく、いってみれば田舎で周りには遊ぶところもあまりない感じです。。。そんなハイポイントですが、市内にあるハイポイント大学はびっくりするぐらい豪華な大学です。同じノースカロライナ州内の人でさえ知らないこともある田舎の学生数4000人程度の小さな私立大学ですが、2005年に実業家のニド・クベイン氏が学長になってから寄付金がどんどん集まり、著しい成長を見せています。特にコミュニケーション学部に力をいれており、最近では新しい建物やテクノロジー施設が次々に建っています。


留学して最初の2年間をこのハイポイント大学で過ごした僕ですが、あまりの豪華さにびっくりしたことを今でも覚えています。学校中に噴水があり、キャンパス内でジュースやお菓子が無料で配られ、建物や教会はすべて綺麗で、教室には最新のテクノロジー。また私立大学ということもあり、州内の生徒よりも全米各州から学生が集まっていました。東海岸の大都市であるニューヨークやアトランタのみならず、カリフォルニアやアラスカからも学生が来ていました。最初の2年間をこの大学で過ごして、アメリカの私立大学というものを体験できたことはいい経験でした。

<通称HPU>


ハイポイント大学のスポーツはディビション1のビッグサウス(Big South)というカンファレンスに属しています。ビッグサウスカンファレンスはノースカロライナ、サウスカロライナ、バージニアの小・中規模の大学で構成されています。全米的にあまり注目度は高くないですが、ディビジョン1の大学だけあってレベルや施設はそれなりに高いです。特にコースタルカロライナ大学(Coastal Carolina University)は野球の強豪として有名ですし、バスケットボールアメリカ代表のステフォン・カリー選手の弟・セス・カリー選手もリバティ大学(Liberty University)バスケチームに属していました(現在はデューク大学)。


<ビッグサウスカンファレンス。ハイポイント大学のロゴは上段中央>


次回はハイポイント大学のスポーツチームやスポーツ施設について詳しく書いていこうと思います!

開幕!NHL ~ロサンゼルス・キングス~

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



ロサンゼルスでも木々に紅葉が見られ、季節の変わり目を感じることができます。また、紅葉と共に、プロスポーツの開幕も新しい季節を思わせるのではないでしょうか? 遂に先週NHL(ナショナルホッケーリーグ)が開幕致しました。先のブログ・エントリー「PlayOffの裏側でなどでもご紹介させて頂いているように、マイナーホッケー球団でシーズンを通してインターンをしていたせいか、私も今では完全なホッケーファンです。 やはりホッケーが始まらないと冬の到来を感じられませんからね!

さて、NHL30球団の中でも特に思い入れが強いのが、ステープルズセンターを本拠地とするロサンゼルス・キングスです。実はこの球団の親会社はAEGという国際スポーツマネジメント会社で、ロサンゼルス・ギャラクシー(MLS)や施設運営だけでなく、ヨーロッパや中国を中心とするアジア圏にまで業務を拡大していることで有名です。そのロサンゼルス・キングスの開幕戦を視察してきましたので、下記の映像をご覧ください!



【見てください!この盛り上がり!】

【試合開始直前!興奮して声が高くなってしまいますね!】


こちらのVTRでもご紹介させて頂きました様に、ステープルズセンターはロサンゼルス市のダウンタウンにあり、施設の回りはショッピングセンターやコンベンションセンターで囲まれております。これもロサンゼルスの都市開発の一端を担っているのですね。スポーツが地域にどれだけ重要なものかを、身近で実感できた瞬間でした。 

2010年10月14日木曜日

スポーツマネジメント交流会 in NYC~動画編

どうも、こんにちは! ADMニューヨークの三宮 伸也です。

先日、10月9日(土曜日)に行われたNESC(New England Sports Club:NESCの活動内容をもっとお知りになりたい方は、彼らの公式ホームページを是非ご覧下さい)主催の「スポーツマネジメント交流会 in NYC」にて、米国内でスポーツマネジメントを専攻する学生さん達の前で、お話させて頂く機会がありました。将来、スポーツビジネス界での活躍を目指し、努力し続ける学生さん達と交流することで、逆に僕の方がやる気をもらってしまいましたね!

2日間に渡って開催された「スポーツマネジメント交流会 in NYC」の様子は、
に詳しく記されていますので、是非そちらをご覧になって下さい!

また、講話会の様子の一部は、Ustreamを使用しての放送にもチャレンジしてみました。
動画は、ADM You Tubeチャンネル「ADMStaffTV」上でも閲覧可能ですので、是非、チェックして見て下さい!
ニューヨークから遠く離れたロサンゼルスから、あのスペシャルゲスト(???)もスカイプで参戦してくれました!




今後も、このような形で(楽しみながら)、未来の日本スポーツビジネス界を支える人材達を支援することが出来たら最高だな~、と思った1日でした。

最後となりますが、講話会の会場として利用させて頂きました、チェルシーのアートギャラリー「Ippodo Gallery」様のご協力に深く感謝申し上げたいと思います。皆様も、ニューヨークにお越しの際は、是非「Ippodo Gallery」様にお立ち寄り下さい!

インターンシップ募集

米国に拠点を置くスポーツマネジメント会社「Athletes Dream Management, Inc.」では、現在インターンを募集しております。


業務内容

「夢を追いかけて高いレベルにチャレンジするアスリートのマネジメント業務」、及び「日本のスポーツビジネス界が健全発展するためのコンサルティング業務」が中心となります(以下は一例で、これに限りません)。
  • アスリートとそのご家族へのサポート業務
  • スポーツ施設や各種イベントでのフィールドリサーチ業務
  • 電話、訪問によるプロフェッショナル・チームへの営業業務
  • インターネットを通じたリサーチアシスタント業務


勤務地
  • フルタイム・インターン:カリフォルニア州ロサンゼルス、ニューヨーク州ニューヨーク
  • パートタイム・インターン:遠隔地から可能

期間
  • 各自の状況に応じて、柔軟に対応します。

待遇
  • フルタイム・インターン期間中は、有給
  • 就労ビザサポートの可能性有り

望ましい応募要件
  • スポーツマネジメント、MBA、マーケティングなど、ビジネス系学部に在学中、あるいは卒業された方
  • 日本語、英語の読み・書き・コミュニケーション能力が備わっている方
  • 米国運転免許証をお持ちの方
  • 職務経験がある方を優遇

選考方法
  • 履歴書、カバーレターの提出による、正式エントリーの受付
  • エッセイによる書類選考後、面接を経て内定者の決定

お問い合わせ
  • ご興味を持たれた方は、人事担当・三宮(sangu@admsports.biz)まで、先ずはお気軽にお問い合わせ下さい。

2010年10月12日火曜日

優しさの価値

Coach Gunther Cunningham.
Detroit Lions Defense Coordinator / Assist. Head Coach


通称コーチ・ガン。
この偉大な老師との出会いはライオンズの合宿練習時。

あれほど威厳と優しさを兼ね備えたコーチはこれから先出会うことはないだろう。
そして、コーチ・ガンと未だにメールで連絡を取り合っているのは、
間違いなく6人の仲間のうち僕一人。


数ある名門大学のアメフトを率い、NFLでも20年以上のキャリアを誇るコーチ・ガン。
特別な響きと重みがあった、彼の言葉の節々には。


プレシーズンゲーム、Detroit Lions vs Buffalo Bills.
試合3時間前にコーチ・ガンが、ふらっとスタジアムのトレーナールームに現れた。

フィールドや治療器具のセッティングに走り回っていた僕に、

“Hey Kei, why don’t you slow down? I need your help, if you don’t mind.”
(少し落ち着けKei。お願いが一つあるんだが。)

聞けば肩から首にかけて凄い張りを感じると。

トレーナールームにはヘッドトレーナーからチームドクター、
そうそうたるメディカルスタッフが揃う中、

“I need you to help me.”
(お前に頼んでいる。)

と。

インターンと言う立場上戸惑いを隠せない僕に
にこやかに頷いてくれたヘッドトレーナーのディーン。

コーチ・ガンとの11のセッションが始まる。
首から肩にかけてのセッション中、彼との話は多岐に渡った。

1つ、どうしても忘れられない話がある。

彼は唐突に、
Kei、お金は何のためにあると思う?

と。

名声、地位、モチベーション、生活、褒美。挙げるときりがないだろう。
俺はな、お金は人の為にあると思う。
もちろん、自分の身の安全はしっかり固める必要はある。
それ以外は、人の為。

俺はこの世界でお金を手にしたがために、不幸せになった人間を山のように見てきた。
年収3億を超えても、家族友達に試合のチケットをケチって買わない選手もいた。

悲しいと思わないか?

もちろん、お金を節約できない人間は痛い目を見る。
出世もできないだろう、自分をコントロールすらできない人間は。

でもなKei

どんなに貧しかったとしても、人を祝うことを忘れるな。
誕生日、門出、入社、出会い、帰省。なんでもそうだ。

チョコレート1つでいい。バースデーカード1通でもいい。バーに誘って乾杯でもいい。
人を大切にする人間。人を優先できる人間ほど魅力のある人はいない。

人生、そこでケチることはないと思うんだ。

と。


ほどなくセッションは終了し、
コーチ・ガンは強くハグとThank you so muchと言って
ロッカールームに姿を消した。


なぜだろう、上の世界に身を置く人たちの言葉には、
何かしらの力を感じる。

地位から来る説得力とはまた違う、
苦労と経験という名の悟りのような。


たった2カ月弱ライオンズに居座った僕相手に、
深く感謝し、律儀にメールを返信し、推薦状でも何でも書くから言ってくれ。と。


60歳を過ぎた時、僕はコーチ・ガンのことをしっかり覚えているだろうか。
そして、彼のように人の為に足を動かしているだろうか。


いや、間違いなく覚えているだろう。

彼のような人間こそが人の記憶を強烈に刺激し、
そこに生き続けるのだから。



川田圭介
Henderson State University

自己紹介パート1 ~留学を決めたきっかけ~

初めまして。学生ライターの内藤 良亮です。
本日から学生ライターとして、ブログを更新させてもらいます。
これからしばらくの間は、自己紹介をさせてもらいます。
何度かに分けて自分が学んできたこと、やってきたこと、今やっていることなど、
少しずつ書いていきたいと思います。


第一回目ということで、簡単に自分がやっていることと、高校卒業から留学を決めた過程を書きたいと思います。


只今、僕はSpringfield Collegeで、Applied Exercise Science Strength and Conditioning Master’s Degreeを目指して勉学に励んでいます。
高校は日本の京都北部にある峰山高校(野村監督の母校)で3年間野球をし、
卒業後、そこからHawaii, San Franciscoにある英語語学学校に約1年通って、
OregonにあるCommunity Collegeに入り、そこで約2年勉強し、
Oregon State Universityでもう2年勉強して、
最後の夏の3か月は、San Francisco Giants傘下のShort Season A Salem Keizer VolcanoesStrength and Conditioning Trainer としてインターンをし、
OPTをとり約6カ月間Oakland Athletics 傘下AA Midland RockhoundsStrength and Conditioning trainerとして働き、
現在、Springfield College でより自分の知識を伸ばすべく日々精進してます。


っといったところが、軽いアメリカでの7年間の僕の踏んできたステップです。


留学を決めたきっかけですが、
もともと高校野球をしていたので大学でもスポーツをしたいと思っていました。
だから大学も最初はスポーツで行くつもりだったけど、実際そんなに甘くなかった、といったところでしょうか・・・
日本の大学もスポーツ推薦では何校か受けたのですが・・・・落ちてしまいました。
それで、実際大学で何を勉強したいかと考えた時、スポーツに携わる勉強がしたいと思い、体育大学の先生の話を聞く機会がありました。
そこでスポーツサイエンス、それからAT(アスレティックトレーナー)の存在を初めて知り、それに興味を持ち始め、
大学の先生の「スポーツサイエンスを学ぶならアメリカの方が進んでいる。」っていう助言もあり、それに8年前日本の大学でスポーツサイエンスを学ぶことができる学校は限られていたっていうのもあり(入るのが難しい大学)、当時そんな頭をもち合わせてなかったっていうのもあり、両親の勧めもあってアメリカに来ることを決意しました。


かといって、決してアメリカでやっていける自信が18歳の僕にあったわけではありません。それでも、なんとなくやっていけるとは思っていましたが・・・・
なんてったって、高校時代英語は10段階評価の2(赤いあひるさんが成績表の上で泳いでて)で、喋るのはもちろん、読むのも書くのも普通の高校生と比べても劣っていました。でも、唯一の救いは人見知りではないという性格でしょうか。だから、高校時代にアメリカ人の先生が来るTeam Teachingのクラスは大好きで、喋れないながらも、喋ろうとしていた記憶があります。
高校の友達からは、無謀とか絶対無理とか言われたのを覚えています。
だから、もし今留学を真剣に考えていて、英語ができなくて悩んでいる方は、そんなこと気にせずに行ってみるべきだと思います。意外となんとかなるもんですよ。


最初のBlogはこんなところでしょうか?
それでは、次回はその続きからってな感じで・・・


Go Beavers!!!!!

Ryosuke Naito, CSCS
Springfield College

2010年10月11日月曜日

人から学び、未来へ繋げる。

サザンニューハンプシャー大学、学生ブログライターの明石貴祐です。

今回は私が所属するニューイングランドスポーツクラブ企画による「スポーツマネジメント交流会in NYC」についてご紹介させていただきたいと思います。

この企画は

① アメリカでスポーツマネジメントを学ぶ学生同士の交流によって情報を交換し、お互いを知る。

② 実際にスポーツビジネス界で働かれている方からお話を伺う。

という2つの目的からなるものでした。
実際にはADMスタッフの三宮さんや内藤さんから同社の業務内容や今後の方向性についてのセミナーを開いていただいたり、某スポーツコンサルティング/リサーチ会社で働かれている方から日米スポーツ業界の現状やインターンシップ獲得、就職に関するアドバイスをいただいたりといった内容です。また交流会には全米でスポーツマネジメントを学んでいる学生や球団等で働かれている方、そして実際に日本のスポーツ業界に関られていた方など計10名以上にご参加していただきました。

ADM セミナー

アメリカという異国でスポーツマネジメントを学ぶ学生にとってアドバンテージとなり得るものの一つとして「社会人や学生を含めた同じ業界の方々と繋がる可能性が高い」ということが挙げられると思います。それは現在スポーツマネジメントを学ぶ日本人学生数は増えているとはいえ、やはり未だアメリカにいる数は限られており活発に活動している学生ならば自然と他州の日本人の方とでも繋がりやすいという環境からなるものかもしれません。もちろん実際に話を聞かせていただく方々の「学生を支援したい」というご厚意がなければ実現し得ないことは言うまでもありませんが。

今回のNYツアーで私は多くのことを学ぶと共に、良い刺激を受けることができました。特に日本サッカー界に貢献することを目標としている私にとってその道でご経験をされた方からお話を聞かせていただけたことは大変意義深いものとなりました。しかし今回得た多くのものをただ鵜呑みにするのではなく、それを自分の方向性や置かれた環境を考慮した上で未来へ繋げていかなければいけません。

今回ご協力していただいた方々にも将来良い報告ができるよう今後も自分にプレシャーを与え続け、自分の掲げる目標に向け取り組んでいかなければならないと思えた、そして以前にも増して自分のモチベーションを高めることができた三日間でした。


明石貴祐
サザンニューハンプシャー大学
M.S. in Sport Management
ニューイングランドスポーツクラブ
NESC HP: http://www.nesportclub.com/

2010年10月8日金曜日

第2弾!MiLB プロモーショナルセミナー ~米国プロスポーツの基盤を支える~

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの内藤です。

最近のロサンゼルスは雨の日も続いたりと、寒暖の差が激しくなってきました。プロの選手たちも体調管理に気を使うのは勿論ですが、我々サポートさせて頂く立場も気が抜けませんね。私もそろそろインフルエンザの予防接種を受けようかと考えております。

さて、前回のブログエントリー「MiLB プロモーショナル セミナー ~米国プロスポーツの基盤を支える~」にて、セミナーの概要をお伝え致しました。今回は少し掘り下げて、それぞれのセミナーの内容をご案内させて頂きます。



ひとつに“プロモーション”と言っても、その内容及び実用性も多様化しております。セミナーでは各部署に分かれて、時間ごとに球団職員が司会進行を務め、グルーセラピーセッションと言う形で、テーマごとに討論や意見交換をしていきます。合計32セッションが2日間で開催され、球団職員及び関係者はそれぞれの分野のセッションへと参加します。ここでは、私が参加したセッションをご紹介させて頂きます。


1.      Exhibitor Group Session: What’s on your mind?(対象:Exhibitor
こちらのセッションは、セミナーと並行して開催されているプロモーショナル商品トレードショーに参加する販売企業に対して行われました。内容としては、会場内の球団職員(この場合、顧客)の動線やブースの配置などの改善点が徹底的に話され、運営側に伝えられます。勿論ブースを出展する為に、料金を支払っているのですから当然ですね。

2.      What makes a promotion GREAT(対象:Promotion
主に教育機関に関連するプロモーションが議題に上がっておりました。例えば、球場を小学校また中学校の課外活動の場として提供する例を発表したり、試合開始前の国歌斉唱を学校のプログラムの一環として実施する球団の情報交換がなされました。

3.      Fun Promotions that sell tickets & Sponsorships(対象:Promotion
各球団のユニークなプロモーションが発表されておりました。今シーズン新たに試みたプロモーションの結果や改善点などが発表され、他球団での採用が検討されます。

4.      Grand slam sponsorship sales-bat 1,000 with your fans and sponsors (対象:Sales / Marketing
プロモーション・コンサルティング会社が司会進行役となり、スポンサーシップ部門職員に対して、新たなアイディアを紹介しておりました。昨今、各球団共にスポンサー獲得が容易ではないということです。プロモーション部とスポンサーシップ部の垣根を低くし、相乗してサービスを提供していくことの重要性を、参加者全員が再認識できたと思います。

5.      Diversifying your promotional portfolio(対象:Promotion
上記3の内容に近かったのですが、ソーシャルネットワーキングサービス(TwitterFacebok)を絡めたプロモーションが注目を浴びておりましたね。

6.      Latino Night(対象:Promotion
各球団で実施されている「ラテン・ナイト」や「アジアン・ナイト」、「インディアン・ナイト」が発表されました。その地域に存在するコミュニティーにどのようにアプローチし、新規マーケットを開拓するか、またイベントに対するスポンサーの獲得例などが主な話題でしたね。


各セッションに参加させて頂き、最も実感したのは「各球団共にアイディアを出し惜しみせず、情報を共有し、個々がリーグ全体の活性化を考えている」ことでした。この情報共有が米国マイナースポーツを支えているのですね。

2010年10月6日水曜日

SEMO!!!

学生ブログをやらせて頂いています、ミズーリのド田舎にいる日笠です。 今回は自分が通っている大学についてお話したいと思います。

Southeast Missouri State Universityは、日本語で書くと「南東ミズーリ州立大学」となります(誰もそうは呼んでないですが・・・)。通称はSEMO。
SEMOは、ミズーリ州セントルイスから南に約180キロ下ったケープジェラード市にあります。生徒数は1万人を少し越える程度で、市の人口も3万人ちょっと。
ほんとに田舎で、遊べる所は何もない、といった感じです。

SEMOのスポーツはDivision-I(1部に相当)に所属しており、アメフトはFCS (Football Championship Subdivision)というDivision-Iでも下のクラスにいます。カンファレンスはOVC (Ohio Valley Conference)に所属しています。アメリカにいる方は少しご存知かも知れませんが、2010 NCAA Basketballで奇跡の勝利を納めたMurray Stateとはライバル関係にあります。

2005年までのチームニックネームはIndians。
現在はRedhawksで、マスコットはRowdy。



SEMOには、約1万人を収容できるアメフトのスタジアムがあります。このスタジアムでは、女子サッカーの試合や地元の高校生のアメフトの試合なども行われます。




















スタジアムには、学生寮も隣接されています。



















バスケットボールの試合は、Show Me Centerという市の所有する約7千人を収容できる施設を使います。市が所有しているという事で、収入を分けなくてはなりません。しかしその分、スタッフを大学から出す必要ありません。



















バレーボールと新体操は、アメフトのスタジアムに隣接している施設を使います。



















野球は、市の所有するCapaha Parkという球場を使っています。この球場では、入場料はタダ、そして食べ物や飲み物を売るコンセッションは存在していません。



















日本の大学とは比べものにならない施設の整い様ですが、アメリカの大学の中ではSEMOは普通かそれ以下のようです。
それに加え、どのスポーツもあまり強くないというのが、かなりイタイですね・・・
例年カンファレンス内で最下位を争うのが当たり前のSEMOスポーツ。

しかし、今年のアメフトはというと、FCS5位のSouthern Illinoisを倒し、カンファレンス内で3連勝。なんと7年振りにFCSランキング25位にランクされました。SEMO最終学期にこんな奇跡を見ることが出来、とても嬉しいです。先々週にアメフトのホーム試合がありましたが、集まったファンは8,700人とホームの試合では例年以上。今週末の試合にはどれくらいの人が集まるのか、今からとても楽しみです。目指せ1万人!自分は集客の力にはなれそうにないですが、1万人の観客が入っても上手くコントロールするぞー!


Southeast Missouri State University
日笠 雄平

MiLB プロモーショナル セミナー ~米国プロスポーツの基盤を支える~

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。

待ちに待ったNFLのシーズンが開幕しましたね!また、来週にはNBANHLのシーズン開幕も控えております。一足早い熱い冬の到来と言ったところでしょうか!?

その一方で、MLBレギュラーシーズンは終わりを告げ、上位チームがポストシーズンへ向けて調整をしております。弊社の業務上、今年は野球に関わる多くの現場や球場に足を運ばせて頂きました。また、メジャーリーグだけでなくマイナーリーグにも様々な形で関わってきました。メジャーリーグの主商品(Core Product)を考えた時に、最初に思いつくのは「野球」そのものです。しかし、マイナーリーグでは「野球」ではないことが多々あります。では何が主力商品なのでしょうか?それはマイナーリーグのプロモーションにあると思います。プロモーションを合理的に活用することで、球場をファンで埋め尽くすことやスポンサーを獲得することが可能となります。

各マイナー球団が工夫に工夫を凝らしたプロモーションのアイディアを発表し、情報共有をした上で、来季さらに良いプロモーションを実施ていくのも目的とした『マイナーリーグベースボール・プロモーショナルセミナー』が、928日から101日にネバダ州ラスベガスにて開催されました。今回はこのセミナーに参加し、来季のマイナーリーグベースボール球団の行く末をしっかりと見極めてまいりました。 

まずはこちらをご覧ください。


撮影後、運営担当者に参加人数を伺ったところ、今回の参加球団数は116球団、参加球団職員数約250名とのことでした。ラスベガスの土地柄と若干の景気回復と言うこともあってか、昨年に比べてセミナー自体は盛り上がりを見せていたとのことです。 

また、セミナーにも潜入してまいりました。


さて、次回は各セクションに分かれたセミナーの全貌をご紹介させて頂きます。
確かにこのセミナーで生み出されるアイディア全てが、日本にあるスポーツに通用するとは限りません。しかし、アメリカのマイナースポーツを少しでも研究し、日本の風土に適切な改善をすることにより、その予算規模が相当する日本プロスポーツの活性化の兆しになりうると考えております。

次回は各セクションに分かれて行われたセミナーの様子をご紹介させて頂きます。
お楽しみに!!