2012年2月29日水曜日

中京大学スポーツ科学部 研修プログラム 1日目


本日より始まりました、中京大学の学生さん対象の研修プログラム。
スタッフブログを担当させていただきます、ADM新人の水野と申します。
よろしくお願いいたします。

本日のトピックスは、下記の5点。
1、中京大学スポーツ科学部さま 研修プログラム概要
2、10時間のフライトを経てLA入り
3、macy’sにてランチ
4、ドジャースタジアム 球場視察
5、エンジェルス ナショナル ゴルフクラブ 
  代表取締役社長鈴木様講演~施設視察~懇親会
簡単ではありますが、写真を交えながら内容をお伝えいたします。

1、中京大学スポーツ科学部さま 研修プログラム概要
今回の研修ツアーは、総勢80名の方にご参加いただきます。
コース内容は、トレーナー班(TR班)とスポーツビジネス班(スポビズ班)の2班。
さらに前後半(前半:229日~39日、後半:37日~16日)に分かれ、実質4コースにて、盛りだくさんの内容を体験していただくことになっています。
学生のうちにこういった経験を提供なさっている中京大学さまの素晴らしい取り組みに、ADM一同、全力投球でサポートさせていただく所存です。
 【空港にて参加者を待ち受けるADMスタッフ】
2、10時間のフライトを経てLA入り
本日2月29日(月)、ロサンゼルス国際空港にて、ADMスタッフ6人でみなさまの到着をお待ちいたしました。
航空機は遅れることなく、みなさん元気な姿でLAに到着されました。
【 到着直後の参加者みなさま 】

3、macy’sにてランチ
到着直後、ダウンタウンにあるmacy’sにてランチタイムをとりました。
ここでは各自が好きなものを、好きな店で、時間内に食べてくるという課題が与えられました。もちろん、お店での注文では英語を使っていただきます。

スポーツビジネスの研修ではありますが、こういった生活体験を少しずつでも積み重ねることで、みなさんにとって良い経験となればうれしく思います。
【macy's 飲食街の様子】

4、ドジャースタジアム 球場視察
ランチのあとは、MLBロサンゼルスドジャースの本拠地である、ドジャースタジアムの視察へと向かいました。1962年開場のこちらの球場は、2012年の本年、50周年のメモリアルイヤーとなっています。
球場内では、球場の球団職員によるスタジアムツアーに参加。
【 ネット裏最上段の客席から見下ろしたフィールド 】
【 球団職員によるスタジアムツアー 】

バックネット裏最上段のスタンドからツアーはスタートし、プレスルーム・スイートルームを通過します。各種通路には、球場の歴史(かつてエンジェルスの本拠地も兼ねていたこと、ロサンゼルス五輪で使用したこと等)や、ドジャースの歴史(ニューヨークからLAに移転した経緯、歴代永久欠番のユニフォーム等)を称える装飾があり、ひとつひとつ丁寧に解説を受け移動しました。
【 メモを取りながら解説に聞き入る参加者の皆様 】
【 壁には歴史を語る装飾 】
そしてついに、、フィールドに降り立つこともできました!ダグアウトに座り、選手目線でのフィールドを確かめ、なかなか立つことのできない場所で、みなさま笑顔を見せていらっしゃいました。
【 神聖なフィールドに降り立ち、興奮を隠せない参加者のみなさま 】
【 ダグアウトにも座らせていただきました 】
その後、ギフトショップでドジャースグッズを購入し、スタジアム視察を終えました。

5、エンジェルス・ナショナル・ゴルフクラブ 
代表取締役社長鈴木様講演&懇親会
場所をロサンゼルス北部へ移し、エンジェルス・ナショナル・ゴルフ・クラブへと向かいました。
アメリカで、ゴルフ場経営の権利を取得された初めての日本人でいらっしゃる鈴木さまのご講演に、参加者一同、目を輝かせて聞き入っていました。
【 鈴木さまのご講演の様子 】
講演の内容は、ゴルフクラブの経営を題材としたスポーツ経営学講義。実際にアメリカの地で、スポーツビジネスの分野で成功を収めておられる鈴木様から直にお聞きするお話は、ひとつひとつが参加者の心に響いたことでしょう。
そして、ゴルフクラブ内の厨房・ショップ・芝生メンテナンス機材・電動式カートなどのクラブを構成する施設や機材を見せていただきました。
【 ゴルフ場の外観の解説中 】
【 電気式カートの保管室 】
スポーツビジネスの魅力と実践する現実の厳しさ、さまざまな角度からのお話を伺うことができたと思います。
その後、クラブの一部屋をお借りし、懇親会ディナーを開催。アメリカに来て初日の夜、お疲れのところわきわきあいあいと歓談しながら、楽しい時間となりました。


その後ホテルへ移動し、初日の研修は終了致しました。
明日以降、スポビズ班・TR班、それぞれ盛りだくさんの内容で研修が続きます。
参加者のみなさまひとりひとりにとって、安全で健康で、かつ学習効果の高い研修となるよう、スタッフ全員、全力でサポートさせていただきます!

Athletes Dream Management, Inc. インターン 水野芳樹



2012年2月27日月曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート最終回~Dick's Sporting Goods

16回にわたって連載して参りました振り返りレポートも、ついに最終回を迎える事が出来ました。これまでお付き合い頂きました、世界中に数多くいらっしゃる「振り返りレポートファン」の皆様、誠にありがとうございました。


栄えある連載最終回の17回目を飾るのは、201217日午後に視察致しました、全米最大級の大型スポーツグッズ量販店「Dick’s Sporting Goods」に関するレポートです。


Dick’s Sporting Goodsは、1948年、当時18歳であったDick Stack氏が、ニューヨーク州ビングハムトンという小さな田舎町で、釣具店を創業した事から全てが始まりました。


軍隊用物資店のセールスマンであったStack氏は、ある日オーナーからお店をより繁盛させる良いアイディアはないか、との相談を受けます。釣りが大の趣味であったStack氏は、商品ラインを軍隊用物資だけでなく、釣り用具やアウトドア用品に拡大する、というアイディアを思い付きます。そして、何日も不眠の日々を重ね、ついに満足の行くビジネスプランを練り上げる事に成功します。翌朝早く、Stack氏は自信満々に完成したばかりのビジネスプランを持参し、オーナーの下を訪ねます。しかし、Stack氏の期待の大きさとは裏腹に、オーナーの反応は「こんなビジネスプランは全く役立たずだ。お前はセールスマンとしても決して成功しないだろう。」といった非常に冷たいものでした。


自信のあったビジネスプランを真っ向から否定され、意気消沈したStack氏は、祖母の家へと向かい、たった今起きたばかりの出来事を永遠と祖母に話し続けました。話を聞き終えた祖母は、何も言わずに台所へと消え、暫くしてクッキーの空き缶と共にStack氏の前に現れます。そのクッキー缶の中には、祖母が必死になってこれまで貯めて来た$300が入っていたのです。祖母は$300を渡しながら、Stack氏に短く語り掛けました。「Dick, always follow your dreams.


祖部から譲り受けた$300を元手に、Stack氏は、魚の餌を販売する小さなお店を創業します。釣り仲間からの紹介で徐々に贔屓の顧客が増えて行くにつれ、店内では釣具も販売するようになります。そして、創業から10年後の1958年には、顧客からのリクエストに応える形で、今日取り揃えているようなスポーツ用具やアウトドア用品も取り揃えるようになります。


このようにして、ニューヨーク州の小さな町の小さな釣具店からスタートしたDick’s Sporting Goodsですが、現在では全米42州に合計450以上の大型店舗を構え、2011年度の利益は50億ドル(約4000億円)を記録し、従業員は25000人以上を抱えるまでに成長しています。フォーチュン500企業(アメリカ著名経済雑誌であるフォーチュン誌が毎年発表する、総収入に基づく全米上位500社)でもあるDick’s Sporting Goodsは、店舗数、利益高共に、ライバルである日本でもお馴染みのSports Authorityを上回っており、商品ラインもスポーツ用具からアパレル、シューズ、フィットネス用品、アウトドア用品、ハンティング用品までを取り揃える、全米最大級のスポーツグッズ量販店へと飛躍を遂げました。


また、Dick’s Sporting Goodsは、その品揃えの豊富さやエンターテイメント性の高い商品陳列だけでなく、スポーツイベントや施設を積極的にスポンサーする事でも、全米中のスポーツファンに広く知られています。Dick’s Sporting Goodsがスポンサーする主なスポーツイベント、及び施設は以下のようなものが挙げられます。

  • Dick’sSporting Goods ESPN Kickoff Week:アメリカ4大スポーツを凌ぐ人気を誇るカレッジフットボールのオープニングウィークエンドに開催される全米注目校同士の対戦試合
  • Dick’sSporting Goods Park2007年にオープンしたばかりのメジャーリーグサッカー所属コロラド・ラピッズのサッカー専用ホームスタジアムの命名権
  • Dick’sSporting Goods Open:創業店のあるビングハムトンから程近いニューヨーク州エンディコットで毎年開催されるPGAシニアーツアー・トーナメント
  • Dick’sSporting Goods Pittsburgh Marathon:現在、企業のヘッドクォーターのあるペンシルバニア州ピッツバーグで毎年開催される国際マラソン大会

勿論、全国的なスポーツイベントだけでなく、ユース年代を対象としたサッカーやソフトボール大会など、地元地域に密着したスポーツイベントの開催や、少年・少女チームへの用具提供も積極に展開しています。


それでは、最終回もいつものように写真と共に、参加者の皆様と共に視察しましたニュージャージー州ウッドブリッジにあるDick’s Sporting Goodsの店内の様子をご紹介させて頂きます(ADM Facebook上のアルバムはこちらからご覧下さい)。

 日本の大型スポーツグッズ量販店では先ずお目に掛かる事の出来ない、ラクロスやアメフト関連の専用コーナーもございます。アメリカにおけるスポーツの裾野の広さを実感致しますね!


 【店舗内には、フィットネス用品や、


 キャンピング用品や、


 ハンティング用品などが取り揃えられております。商品ラインの豊富さに、ただただ圧倒される参加者一同です!


 【店舗内には、ロッククライミングのトレーニング場まで完備されております!


ハンティングやフィッシングのライセンスまで購入可能です


店内で扱っていない商品を探し出す事が難しいくらい、豊富な品揃えを誇っているのです!


参加者一同は、全米最大級の大型スポーツグッズ量販店であるDick’s Sporting Goodsを視察した事で、ハンティング用品やカヤックといった日本国内では見受けられない商品ラインの豊富さや、エンターテイメント性に富んだ商品陳列を自らの目で確かめ、アメリカスポーツグッズ市場の規模の大きさを実感する事が出来ました。また、本場アメリカ市場を視察した事で、スポーツグッズ業界への就業というキャリア選択に対するイメージも、これまで以上にクリアになった様子でした。


1月に実施しましたスポーツビジネス研修プログラムの振り返りレポートは今回で終了致しますが、次回からは3月実施予定の「アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム」において、新たに追加される研修先の紹介レポートを書かせて頂く予定です。引き続き、是非ともお楽しみ下さい!


Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 三宮 伸也

2012年2月22日水曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート16~全米ゴルフ協会

1ヶ月にわたって連載して来ました、1月実施「アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム」に関する振り返りレポートも残すところ僅か2回となりました。第16回目の今回は、201217日午前中に視察しました、全米ゴルフ協会(United States Golf Association)に関するレポートです。


全米ゴルフ協会は、ゴルフのメジャー大会であるU.S. OpenU.S. Women’s OpenU.S. Senior Openを始めとする数多くのトーナメントを開催・運営するだけでなく、ゴルフの競技ルールや、ハンディキャップ制度、ゴルフクラブに関する標準規格を管理・制定しており、アメリカ国内のゴルフ競技全般を統括しています。


また、全米ゴルフ協会は、チャリティー活動にも非常に積極的である事で有名です。1997年に「For the Good of the Game」というプログラムを立ち上げて以来、全米ゴルフ協会財団(The USGA Foundation)は、恵まれない子供達や障害者を支援する団体に対して、合計6000万ドル(約48億円)以上の助成金を寄付して来ました。


また、ゴルフコースを建設する上で避けて通れないのが環境問題です。この問題に取り組むために全米ゴルフ協会は、非営利団体「Audubon International」をパートナーに迎え、環境保全に関するリサーチを行っています。また、年間20万ドル(約1600万円)の予算を組み、「Wild Links Program」という野生動物の生息環境保護のためのプログラムも運営しています。


このように全米ゴルフ協会は、ゴルフ競技の普及活動を中心としながら、地域貢献活動や、環境保護活動にも積極的に取り組んでいるのです。


今回の研修では、マンハッタンから車で西に約1時間進んだニュージャージー州Far Hillsにある、全米ゴルフ協会本部を訪問し、併設されるミュージアムを視察しました。それでは、写真と共に全米ゴルフ協会本部訪問時の様子をご紹介させて頂きます(ADM Facebookのアルバム上に掲載した写真も是非ご覧下さい)。

 【こちらは、本物のU.S. Open優勝トロフィーです。優勝者はトロフィーのレプリカを保持する事が出来るそうですが、本物はこちらに常時保管されるそうです


2000U.S. Openで優勝したタイガー・ウッズ選手が使用したスコアカードも展示されています

 
マスターズ優勝者に贈られるグリーンジャケットの中で、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ以外で保管されているのは、世界でも2着だけだそうです。その内の1着が全米ゴルフ協会に展示されています。こちらは、ベン・ホーガン氏が1951年マスターズで勝ち取ったグリーンジャケットです


 傘マークで有名な独自のブランドを立ち上げるなど、実業家としても成功したアーノルド・パーマー氏は、数多くの有名人と親交がありました。ゼネラル・エレクトリックの創設者である発明王トーマス・エジソン氏や、天才物理学者アルバート・アインシュタイン氏、飛行機の発明家ライト兄弟、自動車会社フォード・モータースの創設者ヘンリー・フォード氏、実業家であり、石油王と呼ばれたジョン・ロックフェラー氏など、錚々たるメンバーです


 197126日、アポロ14号のアラン・シェパード艦長が、月面からゴルフボールを放った、あの有名な6アイアンまで!


参加者一同は、1894年に設立されて以来100年以上にわたって、アメリカ国内のゴルフ競技を統括し続けて来た全米ゴルフ協会の歴史を目の当たりにし、改めてアメリカにおけるゴルフ競技の伝統の深さを実感する事が出来ました。

いよいよ次回の振り返りレポートが最終回となります。是非とも最後までお楽しみ下さい!



Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 三宮 伸也

2012年2月20日月曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート15~NHL観戦ニュージャージー・デビルズ対フロリダ・パンサーズ

振り返りレポート15 回目の今回は、研修5日目の2012年1月6日夜に、NHLニュージャージー・デビルスvsフロリダ・パンサーズの公式戦を観戦した際のレポートです。

こちらPrudential Center2007年の開場から現在にかけてニュージャージー・デビルズの本拠地として利用されており、2010年からはNBAニュージャージー・ネッツ、2011年からはWNBAニューヨーク・リバティの本拠地としても利用されております。
更に200711月、20103月には総合格闘技のUFCが開催され、またコンサートが多数開催されるなど、多目的スタジアムとして人々に知られております。
2011年のNBAドラフトはマディソン・スクエア・ガーデンが改修工事を行ってる関係でPrudential Center行われました。


それでは、会場内と試合を観戦して来た様子を写真・動画でお楽しみ下さい!
【入口を入るとすぐにニュージャージー・デビルスの歴代ユニフォームがお出迎えしてくれます。】

【こちらではオークションに出されている選手が実際に試合で使用したユニフォームを見学する事が可能です。インターネット上で参加ができるオークションもありますが、こちらはサイレントオークションと呼ばれ、実際に会場で見て価格を決めたファンが金額を紙に記入し、最高額記入者に購入する権利が与えられるといった仕組みです!】


【こちらではiPadの貸出をしています。そのiPadの中にはNHL.comのアプリが入っており、それを利用する事により、他会場で行われているNHLの試合の速報を見る事ができます!】


それではいざ、会場内へと入って行きます!


【約18千人収容可能なスタジアムはほぼ満員となっていました!!】

【試合の途中で腹ごしらえ・・している子供達ももちろんデビルスのユニフォームを着用しています!!】

【また、ハーフタイムを利用し、ファンの方々が賞品をかけ挑戦するイベントが行われいました・・!残念ながら商品を獲得された方は居ませんでしたが、ファンを楽しませると同時に、賞品を提供したスポンサーの宣伝にもなります!】

【デビルスが得点を重ねる度にファンの興奮も最高潮です!!周りに座っている方同士、友人ではない人でも、試合が始まればみんな「仲間」になり一緒になって喜びます!】
残り3分からは完全にデビルスムードとなっており、参加者の皆様も近くのファン達と一緒になって立ち上がり、得点を重ねる度に盛り上がっていました!!


本日、NHL公式観戦をしたPrudential CenterNBAニュージャージー・ネッツ対クリーブランド・キャバリアーズ@Prudential Centerの公式戦観戦が楽しめるアメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラムの詳細はこちらからご覧いただけます。

引き続き、振り返りレポートを乞うご期待下さい!


Athletes Dream Management, Inc ニューヨーク 川上 佳奈

2012年2月14日火曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート14~NBA Store in Manhattan

振り返りレポート14 回目の今回は、研修5日目の201216日夕方に訪問しました、NBA Storeに関するレポートです。


NBA Storeは、有名なショッピング店舗や高級ブランド用品店が立ち並ぶストリートとして良く知られる、ニューヨーク5番街に位置しております。また、アメリカ国内で唯一NBAの全チームのグッズを取り揃えております。各都市ではホームアリーナ内にあるチームショップにて、ホームチームのグッズを購入する事はできますが、こちらのNBA Storeの様に全チームのグッズを取り扱っている店舗は、他にはありません。NBA Storeでは選手のユニフォームはもちろんの事、NBAチームのロゴ入りオフィス用品や家庭用品、子供用の洋服等も購入する事ができます。

NBAチームはチケットからだけでなく、チームグッズからも非常に多くの収益を得ています。
また、アメリカの各都市では、試合等が行われていなくても、NBAチームのロゴが入ったTシャツや帽子を身に付けている人々を街中で良く見かけます。 そういったことからも、アメリカ人々にとってスポーツは生活の一部と化していることが伺えます。

 それでは、研修プログラムで
NBA Storeを訪れた際の様子を写真と一緒にお楽しみ下さい!


【店内は広く、セクション毎に分かれています。右手に家庭用品やオフィス用品、奥に選手のユニフォームやチームのTシャツ、ジャージ等が並んでいます。】

【選手の背番号入りTシャツだけでも数種類取り揃えています。 ユニフォームを来て試合を応援にいく事に抵抗がある方でも、こらのTシャツでしたらおしゃれに着こなしができますね!そして応援にも一層気合が入ります!!】

【こちらは2008-2009シーズンからユニフォーム売り上げランキング第一位に輝き続けているLA LakersのKobe Bryant選手のユニフォームです!(尚、こちらは販売用ではなく実際に本人が着用した物です!!)】 

【これだけの数のチームユニフォームが同じ売り場に並べられているのは、ManhattanにあるNBA Storeならではの光景です!!近頃のJeremy Lin選手の活躍により、NY Knicksは一層熱くなってまいりました!!】

参加者の皆さんも、こちらのNBA Storeの品揃えの多さに驚き、見ているだけで楽しい商品陳列法に感心されていました。インターネットで何でも買える世の中になってきましたが、実際にお店で数多くのスポーツグッズが並んでいる光景を目にすると、非常にワクワクしますね!

31925日に実施する「アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム」では、NBAだけでなく、NHLやNew York Yankeesなどのリーグ&チーム公式ストア視察する予定です。

それでは次回の振り返りレポートも乞うご期待下さい!!

Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 川上 佳奈

2012年2月12日日曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート13~NFLリーグオフィス

振り返りレポートの13回目は、201216日午後に訪問しました、National Football Leagueのリーグオフィスに関するレポートです。


スポーツビジネスの先進国アメリカで運営されている4大スポーツリーグの中でも、NFLは人気、実力、運営規模共に飛び抜けた存在です。


NFLにおける201011年シーズンの1試合平均観客数は66,960人を数え、現在201314年シーズンまで各テレビ局(地上波放送局CBSNBCFOX、及びケーブルテレビ局ESPN)と結んでいるテレビ放映権料の総額は、過去最高の合計200億ドル(約16,000億円)を記録しています。


25日に開催された世界最大級のスポーツイベント「第46回スーパーボウル」におけるテレビ中継の平均視聴者数は、アメリカテレビ史上最多の延べ11,130万人を記録しました。


ちなみに、アメリカテレビ史上における平均視聴者数の上位5つの内、4つまでを間近4回のスーパーボウル中継が占めており(2位:第45回スーパーボウルの11,100万人、3位:第44回スーパーボウルの1650万人、4位:アメリカのコメディードラマ「M*A*S*H」の1600万人、5位:第43回スーパーボウルの9,870万人)、毎年その数字は上昇し続けています。


また、スーパーボウル中継はアメリカ国内だけで1億人以上が視聴するため、テレビCM枠の販売価格が世界一高額である事でも有名です。第46回スーパーボウルにおける30CM枠の平均販売価格は、前年を約50万ドル上回る350万ドル(約28,000万円)であったにもかかわらず、早々とCM枠は完売し、結果的に過去最高の総広告費25,000万ドル(約200億円)を記録しました。


このようにその人気に衰えを見せないNFLの成長の秘訣を探るべく、参加者一同はマンハッタンの中心地に立地するNFLリーグオフィスを訪問致しました。

NFLのリーグオフィスは、MLBNHL、数多くの選手会などもオフィスを構えるマンハッタンのMidtown Eastに立地しています】



 【待合席では、実際にスタジアムで使用されていたシートが参加者一同を迎えてくれました!】


今回、NFLプレイオフ期間中という多忙を極めている時期にもかかわらず、研修プログラム参加者のために貴重なお時間を割いて頂いたのは、International Commercial DirectorとしてNFLの国際化を推進する立場にある、Marc Reeves様です。


Reeves様からは、
  • 現在に至るまでのキャリア過程(NFL選手会、NFLチームNew Orleans SaintsIMG Worldでの経験)、アメリカのスポーツビジネス界においても、豊富なビジネス経験を有する超一流のプロフェッショナルな人材だけが活躍出来るNFLリーグオフィスで、いかに現在のポジションに就く事が出来たのか?
  • 詳細な仕事内容、典型的な1日及び1年の流れ、フットボール業界で働く事のやりがいと苦労
  • 自分自身の経験、及び内部にいる立場からスポーツ産業への就業を目指す参加者へのアドバイス、求められる人物像(資格、経験、能力、パーソナリティーなど)
  • NFLの推し進める国際化戦略(ロンドンでの公式戦開催、NFL China設立など)と、その狙い
  • 世界の4つの異なるマーケットに対して、NFLがそれぞれ行っているファン層拡大化のための具体策(メキシコとカナダを含む北米市場、ヨーロッパ市場、アジア市場、その他の地域における市場)、及び現在の日本市場の位置付け
  • スーパーボウルや、毎年マンハッタンで開催されるNFLドラフト会議など、グローバル&ドメスティックなスポーツイベントの企画・運営・スポンサー獲得法

に関して、NFLに余り馴染みの深くない参加者に対しても非常に分かり易く、丁寧に解説して頂きました。

 Under Armour本社でもお話を伺いましたが、最近のアメリカスポーツ業界では、乳癌撲滅のためのチャリティー支援活動が非常に盛んです。CSRに加えて、女性層のファン拡大という目的もあるのでしょう】


 【オフィスに通じるエレベーターの壁中に張り巡らされているのは、歴代公式戦チケットの数々です。真剣に仕事に取り組みながらも、遊び心も決して忘れないという、非常にアメリカらしいNFLリーグオフィスです!


高層ビル群の立ち並ぶマンハッタンの中心地で、Reeves様のようなスポーツビジネス分野でのエキスパートの方から、世界最大規模を誇るスポーツリーグが推進する国際化戦略や、イベント企画&運営法を学んだ事は、参加者の皆様にとって決して忘れ難い体験となりました(ブログ上にアップし切れなかった写真は、こちらからお楽しみ下さい!)

 【真剣な表情でInternational Commercial DirectorMarc Reeves様の講義に聞き入る参加者一同です。窓の外を一瞥すると、マンハッタンにそびえ建つ高層ビル群を臨む事が出来ました!】


31925日に実施する「アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム」では、同じくマンハッタン内に立地する、メジャーリーグベースボール選手会を訪問する予定です。

メジャーリーグベースボール選手会は、選手の肖像権管理を通じて豊富な資金力を保持しているため、契約交渉やFA移籍、トレードに対する強い影響力を持ち、「世界最強の労働組合」と呼ばれています(2003年オフシーズンに、当時テキサス・レンジャースに所属していたアレックス・ロドリゲス選手が、マニー・ラミレス選手と交換で、ボストン・レッドソックスへとトレードされる事を阻止したのは、非常に有名な話です)。メジャーリーグベースボール選手会を訪問し、どのような闘いを繰り返して現在の「世界最強の労働組合」と呼ばれるまでの地位を築き上げたのかというヒストリーや、選手会の詳細な業務内容等についての特別講義を受講する予定です。


また、32829日に東京ドームで行われる2012年シーズンMLB開幕戦「シアトル・マリナーズ対オークランド・アスレチックス戦」開催や、2013年に予定されている第3World Baseball Classic開催に対して、メジャーリーグベースボール選手会が果たしている役割についても伺う事の出来る内容になっております。


スポーツリーグ労使関係の研究を専門に行われている大学生や教授の皆様や、これまで以上にメジャーリーグ事情に精通したいMLBファンの皆様からのご参加を、是非ともお待ちしております!



Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 三宮 伸也