2010年8月29日日曜日

Keep In Touch

今回で第2回目のブログになります、日笠雄平です。


私のブログは自由な感じなので今回は「出会い」もしくは「Connection」についてお話ししたいと思います。


アメリカに滞在して4年が経ち、Connectionがどれほど大切かと痛感させられています。
友達、同僚、知り合いなど違う出会いがありますが、私は一度もNetworkを広げるためにその人を知ろうと思った事はありません。
出会った人を知りたいと思う気持ちの方が大きいと思います。


4年前、アメリカのミズーリ州へ来た時私はシャイでアメリカ人と話すのが難しかったです。「もし、英語が通じなかったらどうしよう。」「もし、英語が聞き取れなかったらどうしよう。」とかネガティブな事ばかり考えてしまいました。
でもこのままではいけないと思い、寮のフロアメートに積極的に話し始めました。
最初は苦労しましたが、自分からご飯を誘ったりできるようになり少し自信がついた気がしました。今でもバーでよく会い、懐かしい話で盛り上がっています。


私がプラクティカム(実習科目)を始めてから環境が変わり始めました。前回にも少しお話ししましたが、私がプラクティカムをしたスポーツマーケティング部門のGraduate Assistant(大学院生の助手)がスポーツマーケティングクラブのメンバーだったので、すぐにプラクティカムを見つける事ができました。その時に他の学生も同じプラクティカムをやっていて、今では親友になりました。またプラクティカムをしている時に他の部門の人たちと知り合う事ができ、仲良くなりました。
そのおかげで次の学期から違う部門で有給の仕事をもらう事ができました。
私は有給の仕事をもらう為にいろんな人と仲良くした訳じゃありません。でもたくさんの人と出会い、その人たちの事を知って仲良くなりたいとただそう思っただけです。


West Virginia Powerでのインターンでは、20人近いインターン生がいて、10人のスタッフ。全員と話す機会があり、今でも繋がっています。インターンが終わり最後のあいさつになると全員が同じ事を言いました。

「Keep in touch」

決まり文句かもしれませんが、この言葉は自分にとってとても大きいと思います。
インターン最終日ではVice Presidentと話す機会があり、将来の事を聞いて頂きました。
そしてアドバイスをしてもらい、最後には「何かあればいつでも連絡してこいよ」と言って頂きました。


この4年間でどれだけたくさんの人と出会ったかは数えきれません。全員と毎日「Keep In Touch」しているわけではないですが、今でもたくさんの人と繋がっています。これからもたくさんの人と出会いその方たちと長く良い付き合いをしていきたいと思います。


日笠雄平

2010年8月28日土曜日

速報!NFLキャンプ情報!

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



8月27日金曜日の朝にLAオフィスから車を北に走らすこと1時間、California州Oxnardに行ってまいりました。実はOxnardにてNFLに所属するプロフットボールチームであるDallas Cowboysがサマーキャンプを行っております。その最終日を視察してまいりました。




今シーズン、Cowboysは2箇所の異なるロケーションにて夏季キャンプを行いました。キャンプの前半期をTexas州San Antonio、後半をここOxnardでおこなっております。異なる場所でキャンプを行う背景には言うまでも無く意図があるのですが、詳しいことはUstreamにて収録致しました現地からの解説を動画配信させて頂きます。現在準備中ですので、もう少しお待ちください!



さて今回はOxnardのキャンプ地の様子を写真にてお伝えさせて頂きます。

下記の写真は練習直後の1コマです。本日はキャンプ最終日ということで、練習後にファン1人1人にハイタッチをしに、選手たちが我々が待機している場所に駆けつけてきました。ファンにはたまらない瞬間ですね!



こちらの写真はキャンプ地周辺の地元高校の募金活動です。キャンプ地で行うことにより、より多くの方に触れる機会を作っております。ご存知の通りフットボール選手はアメリカのトップアスリートです。しかし、アメリカでは「スーパープレーが出来るから」、「優勝を繰り返すから」ということでは真のスーパースターとは認められないでしょう。その上を達成した上で、さらに慈善活動を積極的に取り組み、それらを支援することで、ようやくファンから認められ愛されるスターになると思います。

 

最後の写真はキャンプ地周辺の車道に装飾されているバーナーです。Oxnardの町を上げてCowboysのキャンプを歓迎しておりますね。それもそのはず!米国全国紙のUSA Todayによると、今回CowboysがもたらすOxnardへの経済効果は約2週間で4億円から5億円。また、普段に比べて、地元ビジネスを中心とする地域コミュニティーを20%から30%活性化させていると報道しております。



私自身、NFL球団の夏季キャンプを視察させて頂くのは今回が2回目だったのですが、それぞれの現地で感じることも違えば、キャンプ開催の背景も変わってきます。今後も全米を飛び回り様々な最新情報を皆さんにお届けできたらと考えております! 勿論、Twitter「ADMStaff」でも生の情報をどんどん配信しておりますので、是非ともご覧ください!!
今後とも宜しくお願い致します!!

2010年8月27日金曜日

大学フットボールシーズン開幕直前

学生ライターの矢沢大悟です。

今日は大学フットボールの話題でいきたいと思います。我がノースカロライナ州立大学は9月4日に今シーズンの初戦を迎えます。対戦相手はサザンカンファレンスに所属するウェスタンカロライナ大学(Western Carolina University)で、実力的には格下の学校ですが、待ちわびたフットボールシーズン開幕ということでキャンパス内も熱気を帯びています。当日は入学したばかりの新入生が初めての大学フットボールを体験しようと大勢詰め掛けることが予想されるので、スタジアムも限りなく満員になって盛り上がるでしょう。


<カーター・フィンリースタジアム(Carter-Finley Stadium): 収容人数約56.000人>


ノースカロライナ州立大学の昨年の成績は5勝7敗(カンファレンス内2勝5敗)でアトランティック・コーストカンファレンスのアトランティック地区5位。その結果年末年始に行われるボウルゲームには残念ながら出場できませんでした。今年は主力選手も残り、コーチも4年目を迎え、巻き返しのシーズンになります。


多くの注目を集める大学フットボールだけあり、新シーズンの宣伝にも力を注いでいます。新学期が始まって生徒が教科書を買うために集まるブックストアでは、テイルゲートの必須アイテムである折り畳みイスから、女性に人気のあるフェイスシールなど、フットボール関連のグッズがすぐ目の届くところに置かれています。また選手による宣伝も盛んで、例えばマイナーリーグベースボール・トリプルA所属のダーラム・ブルズ(Durham Bulls)の試合を観戦しにいったときには、地元大学であるノースカロライナセントラル大学(North Carolina Central University)のフットボール選手たちがブースを作って新シーズンの宣伝をしていました。ノースカロライナ州立大学でもオリエンテーション期間で賑わう図書館前で数名のフットボール選手たちが試合のスケジュールが書かれたマグネットを配っていました。また、無料で配られるスケジュール帳にはすでにフットボールの試合のスケジュールも記されています。こういった盛り上がりを見るといよいよフットボールシーズン開幕だなという気分になってきます。


<テイルゲートの様子>


またノースカロライナ州立大学の名物に”Free Expression Tunnel” というものがあります。このトンネルはペイントしたり告知を貼ったりするなど、生徒が自由に何でも表現できるスペースとなっています。フットボールシーズン中は試合が近づくたびに生徒が自由気ままにスプレーを使って様々なことを書いていきます。例えば昨年行われた近隣のライバルチームであるノースカロライナ大学との試合前日には下の写真のようなものもありました。



今シーズンも試合前になると多くの生徒がこのトンネルにそれぞれ思い思い書いていくでしょう。試合前は相手チームを罵り、勝ったら喜び、負けたら悔しがる。生徒それぞれが様々な感情をこのトンネルで表現します。毎回通るたびに今日は何が書かれてるかなと楽しみになってきます。



シーズンが開幕すると生徒の話題はフットボールの試合結果になったり、クラスでも先生が気軽に生徒に試合の話題をふったりするなど、まさにスポーツが日常生活の一部であって、フットボールがアメリカ文化の最もたるものであると実感します。いよいよ始まる大学フットボール、今年はどんなドラマが待っているのか楽しみでなりません。

エコツーリズムとは?

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



9月を直前に迎え、夏休みも終わりを告げようとしております。皆さん、今年の夏はどこか旅行に行かれましたか!?

旅行といえば「エコツーリズム」!今回は、2週間前のブログエントリーで触れておきながら、先週お伝えできなかった「エコツーリズム」についてご紹介させて頂きます。

まずエコツーリズムの定義を「旅行やレクリエーション(ツーリズム)の推進を通し、環境保全、地域振興の融合を目指した観光業」と、前回のブログエントリーでお伝え致しました。アメリカをはじめとする先進国はもとより、発展途上国からも注目されるエコツーリズムという言葉は、1990年代から使用されるようになったそうです。それ以降、エコツーリズムは全世界に拡大しております。The International Ecotourism Society(TIES)の調査によると、エコツーリズムは毎年20%から40%の推移で拡大しております。また、2004年はエコツーリズムにとってターニングポイントだったようです。環境問題への意識の増加から、他の年よりも3倍以上の推移が見られたそうです。現在ではその市場の大きさもおよそ3746億ドル(約31兆円)にものぼると伝えられております。



では、私たちが普段口にする「旅行」と「エコツーリズム」は何が違うのでしょう。エコツーリズムの定義をご覧頂いて既にお気づきかもしれないのですが、一番大きな違いはお金の落とされ方にあります。つまり、旅行者の費用がどこに支払われるのかがカギとなります。

通常の旅行ですと、旅行者の支払う費用の約80%が航空会社、ホテル、その他国際旅行代理店に渡ります。例えば、日本にお住まいのご家族がロサンゼルスにご旅行される時のことを考えて頂ければ、想像することは容易ですよね。ほとんどの費用が航空券やダウンタウンの高級ホテル、またグランドキャニオンやサンディエゴへの日帰りツアーを手配する代理店などに支払われます。

一方でエコツーリズムに掛かる費用のおよそ70%、多い場合で95%以上が旅行先の地元経済に還元されます。というのも、地元に根付いた宿泊施設や自然環境の中でのアクティビティーなどが旅行の中心となるのが理由です。このような数字からも、いかにエコツーリズムが地域活性化に拍車を掛けるかが見て取れますね。


 
また1990年以前と比べて、現在の旅行者の需要傾向に変化が伺えます。現在、65%以上のアメリカ人及びオーストラリア人旅行者、また90%以上のイギリス人ツーリストが環境保全に前向きに取り組み、地域社会や地元宿泊施設の支援を積極的に支持しているようです。加えて、アメリカ人旅行者に対してアンケートを行った結果、全体の53%が「地元の風習やその土地に伝わる伝統文化に触れた時が、一番その旅行に対する印象が強くなる」と回答しております。


これらを改めて見ると、どれだけエコツーリストが環境保全や地域に密着した新しい旅行体系なのかが伺えますね。次回はもう少し具体例を出しながら、エコツーリズムの魅力をお伝えできたらと考えております。
皆さんもエコツアー、計画してみてはいかがでしょうか!?

参考資料:TIES Global Ecotourism Fact Sheet、http://www.ecoturism.org/

2010年8月26日木曜日

メジャーリーグ・エージェントへの道~Non-Waiver & Waiver トレード編


2010年8月25日水曜日

ウィリアムス・ブライス・スタジアム

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの野口です。


前回に引き続き、母校サウスカロライナ大学のフットボール部をご紹介致します。アメリカのカレッジ・フットボール(大学アメフト)に関する具体的なイメージを持ちにくい読者の方も非常に多いかと思いますので、まずは本拠地球場の規模をご説明致します。



【ウィリアムス・ブライス・スタジアム】
本拠地のウィリアム・ブライス・スタジアムは、大学キャンパスのあるサウスカロライナ州コロンビア市ダウンタウンから約3km離れた場所に位置します。1934年建造の非常に古い建物で、初期のキャパシティは17,600人と現在の80,250人の4分の1以下のサイズでした。その後70数年に渡り拡張及び改修を繰り返してきました。スタジアムの拡張は今後も継続される予定で、最終的には100,000人収容となるそうです。



元々はカロライナ・スタジアムという名前だったのですが、サウスカロライナ大学アメフト部出身の実業家ブライス氏が経営するウィリアムス家具からの莫大な寄付がその拡張に多大な貢献をしたため、1972年にウィリアムス・ブライス・スタジアムと名前を改めました。


拡張と共に観客動員数も伸び、2001年から現在までシーズン・チケットは開幕までに全席売り切れとなっております。毎試合、合計8万人前後の学生及びファンが詰めかけ、2001年に行われたライバル校、クレムソン大学との試合では過去最高の85,000人が入場しました。


また、試合が行われない時は、イベント会場としても機能します。毎年5月の卒業式会場として利用される他にも、NFLの試合や多くのイベントが催されています。

・1987年 ローマ法王による演説
・1992年 メタルバンドのメタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズのコンサート
・1992年 ロックバンド、U2のコンサート
・1993年 元ビートルズ、ポール・マッカートニーのコンサート
・1994年 ローリング・ストーンズのコンサート
・2007年 大統領予備選でバラック・オバマ現大統領による演説



次回は、アメフト部のチーム内部により迫って見たく思います。

2010年8月21日土曜日

第2弾!ニューテクノロジーを使った最新スタジアム運営

サザンニューハンプシャー大学の学生ブログライター、明石貴祐です。

前回の最新スタジアム運営の1つ目と2つ目の取り組みのご紹介に続き、今回は3つ目と4つ目の取り組みについてご紹介させていただきます。
③ Mediamesh



http://www.youtube.com/watch?v=mL3FUNcJ48A

2009年5月NBAのマイアミ・ヒートは、Mediameshという広告媒体を導入しました。これはアリーナの外に取り付けられた、LEDシステムを使ったビッグスクリーンで、各広告主とスポンサーの広告、プロモーション・イベントをアリーナの外にいる人たちに向けて宣伝することを可能にしています。これにより、広告主は伝えたいことを不特定多数の人たちの目に入れることが可能となります。Mediameshはスポンサーにとって革新的なプラットフォームとして注目されています。



④ StadiumVision

NBAのオーランド・マジックのホームアリーナであるアムウェイセンターでは、現在800ものモニターがアリーナ内のいたるところに設置されており、試合中を除いた時間帯に、15秒もしくは30秒単位の広告媒体を広告主に販売しています。このモニターはエントランス、レストラン、バー、グッズ販売店、コンコースなどさまざまな場所に設置されているので、ファンがStadiumVisionから発信される広告を見逃すことはまずないと思われます。また、StadiumVisionの注目すべき点は広告主が宣伝したいことを、ファン層によって内容をカスタマイズできるSegmentationです。例えば、スポンサーが自動車会社だとして、ボックスシートなどに座っている顧客に対してはその顧客に宣伝するに適した商品(高級車など)を宣伝する一方で、同じ時間帯にアッパーデッキに座っている家族連れの顧客に対してはSUVなど家族連れの顧客に適していると考えられる商品を宣伝することができます。これによって効率的な広告媒体を、スポンサーや広告主に提供することが可能となります。

ニューテクノロジーの導入と共に、各チームやスタジアムは顧客へのサービスの向上や新規スポンサーの獲得に向けてこういった新しい取り組みを始めています。日本でこのようなテクノロジーによるスタジアムの近代化を考えた時に、大きな問題の一つとして挙げられるのは、「最新技術を使った顧客へのサービスに伴うコストアップはどうまかなうのか?」ということではないでしょうか。Jリーグ等のスポーツの試合が民放ではほとんどテレビ中継されていない現状を考えると、スポンサーの獲得という面でも予算の面でも問題は山積みです。よって日本のスポーツ界においてのこのような最新技術の導入は、まだ先の話なのかもしれません。これらを踏まえた上でまずすべきことは、日々の観客動員数を増やし、日本国民のスポーツへの関心を高め、スポーツをスポンサーにとっても魅力のあるものにすることではないでしょうか。

2010年8月20日金曜日

アリゾナ州へぶらり旅!?

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの内藤です。

弊社ではアメリカと日本のスポーツ産業を結びつけ、互いに活性化させる為に、時にはオフィスを飛び出し、全米を駆け巡ることが要求されます。今回はロサンゼルスから東に車を6時間走らせた場所に位置するアリゾナ州フェニックスに訪問してまいりました。今回は新たな業務に取り組むべく、提携会社を訪問させて頂きました。

先月のブログエントリーでもご紹介したように、ここアリゾナ州は大陸横断中に訪れている場所でもありました。今回はフェニックス周辺にあるスポーツ施設およびおすすめスポットをご紹介致します。



【University of Phoenix Stadium】



まずフェニックス郊外を車で走っていると、急に現れるのがこのUniversity of Phoenix Stadiumです。ここを拠点とするアリゾナ・カージナルスはNFLに所属するプロフットボールチームで、現在活動を行っているNFLチームの中で最古の歴史を誇り、今もなお地域住民から愛されております。
また、こちらではスタジアムツアーも通年実施されており、NFLオフシーズンでもファン達を魅了し続けています。



【Jobbing.com Arena】


その向かい側にそびえ立つのが、NHLフェニックス・コヨーテズの本拠地であるJobbing.com Arenaです。こちらにはショッピングモールが併設されており、スポーツファンだけでなく一般の消費者からも興味を集めております。この2つの球団を中心に、この荒野では地域開発が進められています。まさにスポーツ産業の切り口から地域活性化を試みている一例ではないでしょうか。



【Chase Field】


フェニックス市街地に足を運ぶと、MLBアリゾナ・ダイアモンドバックスのホームスタジアムであるChase Fieldが目に入ります。こちらはMLBでは珍しい全天候対応開閉式ドームスタジアムとなっており、アリゾナ特有の強い日差しと暑さから来場客や選手を保護する為に、会場2時間前からドームを閉め始め、試合に備えるとのことです。 もちろん空調が効いているのですが、光熱費が馬鹿にならないでしょうね。



【神秘のパワースポット・セドナ】



また、施設ではありませんが、スポーツ選手に非常に人気があり、多くの著名人も日本から訪れるセドナもご紹介させて頂きます。赤茶色の土や岩に囲まれて、なんとも神秘的な世界観でした。もちろんパワースポットに伺い、しばらく目を閉じていましたが、何もしていないにもかかわらず、体の芯からポカポカとし、現地を離れた後、異常な脱力感にかられました。まさしくパワーを頂きましたね。
スポーツ産業のお役に立つ為に、今日も弊社スタッフは全米各地を飛び回っております。
その時に出会った人、施設、歴史、また様々なものを皆様にお知らせさて頂きます。

ブログに加えて、Twitterでも「旅先のこぼれ話」をつぶやいておりますので、ご覧いただければ幸いです。

2010年8月18日水曜日

カレッジ・フットボール

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの野口です。






8月も中盤に差し掛かり、カレッジ・フットボール(大学アメフト)の開幕が近づいてきました。この季節になると学生時代に過ごしたサウス・カロライナを思い出します。私の出身校はサウス・カロライナ大学という南部の学校です。所属リーグのSECは六大学のような存在で、人気・実力共にトップとの評判でした。母校の試合には毎試合、8万人前後のファンがスタジアムまで応援に来ていました。私はアメフトに関しては全くの素人なのですが、母校のフットボール・ゲームでは楽しませて貰いました。





試合開始数時間前から、スタジアム前の駐車場では数1千人のファンがSUVのトランクに積んだテレビででライバルチーム等の試合を見ながら、ビールと軽食を片手に試合前の緊張感を楽しみます(テイルゲーティング:写真参照)。 試合は基本的に土曜日なのですが、毎試合水曜日の晩から土曜日の試合開始までテイルゲーティングする方も数組いる程、南部のファンは熱狂的です。試合後も、そのままの勢いで朝まで盛り上がり続ける学生も多くいました。

                  テイルゲーティングの様子


            チームマスコットの軍鶏も毎試合観戦に来ます。
     胸にはチーム・ロゴと“BEAT GEORGEA(ジョージア大を倒せ)”のメッセージ



カレッジ・フットボールはアメリカで国民的人気を誇ります。カレッジ・フットボールのシーズン中、至る所で応援しているチームの成績を話題に盛り上がるのは、高校野球に似たところでしょうか。多くの学生・生徒が応援に駆け付ける所も、非常に似ています。数回に渡って、サウスカロライナ大学のフットボールを紹介したく思います。

2010年8月17日火曜日

言葉の重み

“お前ならいける。保証します。”あるメールの最後の文章。忘れもしない、アメリカに来てから1番嬉しかった言葉である。


2009年5月。春学期終了と同時に、Major League SoccerのKansas City Wizardsでのサマーインターンが始まった。貴重な体験、自分の長所・短所、トップレベルの世界、色々なものが見えた2ヶ月半。


実際、今年のワールドカップで活躍したUSA代表のGomezや、ホンジュラス代表のEspinoza、テレビで見る選手と過ごす日々は、お金には代えられないものがあった。インターン初日に、元アルゼンチン代表のクラウディオ・ロペスに会った時は、さすがに言葉がうまく出てこなかった。ウィニングイレブンで散々お世話になった伝説のレフトウィング、クラウディオ。あの時初めて、自分がとんでもない世界に足を踏み入れたことを自覚した。


2ヶ月半の間、辛抱強く僕を見守り、色々なことを教えてくれた僕の恩師であるKansas City WizardsのAssistant Athletic Trainer。“プロ”とはこういう人のことを言うのだと、身をもって感じさせられた人物。仕事への姿勢、責任感、絆の大切さと共に、この先に広がる可能性を見せてもらえた。


技術も知識も全くプロのレベルに達していなかった僕は、数えきれないミスを犯した。試合先へ持っていくテーピングの箱の個数を間違い試合当日ドタバタしたり、自分のできないことをプロの選手相手にやろうとしたり、インターン終了後に感謝の連絡を怠ったり。お世辞でもデキる人間ではなかった。しかし、僕を時にきつく叱ってくれ、時に褒めてもくれたWizardsの恩師。彼の知識、技術、眼力、閃き、全てに度肝を抜かれたが、何よりも奢ることなく、上を見続ける姿勢。それこそ、僕が一番尊敬している大切なものであった。


失敗だらけの2ヶ月半、自分の非力さに嘆き続けた2ヶ月半。


尊敬する恩師が、僕をどのように見ているのだろうと不安に思い続けていた1年間。インターン後に大学に戻り、彼の言葉を一語一句思い返し、少しずつ消化し彼の高みへ近づこうともがき続けた1年間。


数々の挑戦の末、只今インターン真っ只中のNFLのDetroit Lionsからサマーインターンとして雇われることになった。NFLのサマーインターンとは、数あるアメリカのプロスポーツ・キャンプの中で一番キツいと評判である。実際、僕も毎日3・4時間睡眠をここ3週間強いられている。


感謝とLeadership Conferenceでの経験、この夏の抱負を兼ねて、Detroit Lionsでのキャンプ、頑張ってきますと恩師に連絡をした。小さな大学出身の僕が、Wizardsでのインターンを経てまた違うプロでの経験が積めることに、僕と同様に喜んでくれた。


そして、メールの最後に“お前ならいける。保証します。”と。


嬉しかった。本当に嬉しかったのを覚えている。
僕にとっては深い、深い意味がこもっている、そんな言葉だった。



人に褒められる為に身を粉にしているわけではない。
人に羨まれる為に上を見ているわけではない。


全ては夢のため。


夢は見ているだけでは叶わない、叶える為に何ができるか。
夢を見ているだけの僕に、大きなステップを与えてくれた、そんな去年の夏だった。


これだから人生はおもしろい。



川田圭介
Henderson State University

2010年8月15日日曜日

NO SPORTS, NO LIFE

現役学生さんによる「リアルな米国大学情報」。今回は、Southeast Missouri State Universityでスポーツ経営学を専攻する日笠雄平さんによる「NO SPORTS, NO LIFE」です。是非、お楽しみ下さい!(ADMスタッフ一同)


はじめまして、今回のブログからスタートします、日笠雄平です。

アメリカに来て早4年が経ちます。現在もミズーリ州にあります、Southeast Missouri State Universityでスポーツ経営学を学んでいます。この夏休みを利用して、ウェストバージニア州チャールストンにてPittsburgh Pirates傘下シングルAのWest Virginia Powerでインターンをしていました。来週からクラスも始まり、学生生活も短くなってきます。


高校2年時にオレゴン州へ交換留学していて、その時にスポーツと触れあう機会が多く、スポーツに関する事を学びたいと思い、渡米を決めました。高校卒業してすぐに渡米し、スポーツ経営学を学び始めました。交換留学をしていたとは言え、高校と大学の授業は全く違い、苦労する事が多かったです。大学のスポーツマネージメントクラブへ入ってから、同じ目標を持ったアメリカ人達と情報交換からくだらない話までできるようになり、たくさん友達が増えました。


クラスの中にインターンとは別にプラクティカム(実習科目)があり、大学のスポーツマーケティング部門で仕事をしました。そのスポーツマーケティングのGraduate Assistant(大学院生の助手)がスポーツマネージメントクラブのメンバーだったので、すぐにプラクティカムをできることになりました。その間にオペレーション部門のディレクターと仲良くなり、次の学期ではオペレーション部門で学生アシスタントとして野球の試合や新体操の大会で働きました。


在学中に日本へは2回帰りましたが、その際にbjリーグの滋賀レイクスターズで短期インターンをさせていただきました。リサーチ、ファンクラブ特典案などをお手伝いさせていだきました。あと、ガンバ大阪や京都サンガの試合運営のアルバイトも経験し、日本のスポーツ界でも経験することができました。


今夏はウェストバージニア州チャールストンにあるWest Virginia Powerで3ヶ月のインターンを経験しました。セールスコール、プロモーション案、オペレーションなどすべての部門で、いろいろな事を学べる事ができました。あと、自分の視野が広がった気がします。そして何よりたくさんの人と出会えた事も大きいと思っています。

これからアメリカン生活から大学の授業など、いろいろな事をこのブログを通して伝えていけたらと思っています。

2010年8月13日金曜日

過去・現在、そして未来へ

不安を抱えながらも単身米国へ渡り、スポーツという分野で夢に向かって努力し続ける学生さん達を、ADMは応援しています。言葉や文化の壁に苦しみながらも、自らの目標達成に向け、歩みを止めない彼らの奮闘振りを、ADM Staff Blogを通して多くの方々へお届けしたいと考えています。また、現役でスポーツビジネス、アスレチック・トレーニングを専攻している学生さん達が、米国大学・大学院ならではの実践経験を重んじる授業内容や現地生活情報について、ADM Staff Blogから発信することで、これから留学を考えている日本の皆さんに、本当に役に立つリアルな情報を提供したいと考えています。

今後は、ADM Staffが綴るスポーツビジネス大国・米国での「リアルな現場話」と共に、全米中に散らばる熱い心と高い志を抱く学生ブロガーによる「リアルな米国大学情報」を発信して行きます。引き続き「スポーツマネジメント from USA」をご愛読の程、宜しく御願いします!(ADM Staff一同)



始めまして学生ライターの矢沢大悟と申します。今後月に2回アメリカ大学のスポーツマネジメントプログラムならびに学生生活に関する話題を当ブログにて書いていくことになりました。私の体験談をもとにアメリカ大学生活でしか感じられないリアルな情報をこちらでお届けできればと思います。


私は現在ノースカロライナ州の州都ラーリーに位置するノースカロライナ州立大学で学部生としてスポーツマネジメントを専攻しています。最初にアメリカに来たのは今から丸3年前の2007年、同じノースカロライナ州にあるハイポイント大学に入学したときです。幼いころからバスケットボール中心の生活を過ごし、高校卒業したときに将来はスポーツの世界で働きたいと漠然と思っていた私は、半ばアメリカとアメリカバスケットボールへの憧れで留学を決意しました。


留学当初は英語もまったく理解できず、高校卒業したてで周りの世界が何もかも分からない状態でした。授業で言っていることが理解できずに何回も先生のオフィスを訪れたことは今でも覚えています。そんな私でも大学で友達を作り、英語で授業を受け、宿題を夜中までかかってこなすことで成長をしてきたと実感しています。ハイポイント大学在学中には男子バスケットボール部でマネージャーを経験し、相手チームの分析やチーム運営をお手伝いしました。また日々の授業では経験豊富な教授方がディスカッションやケーススタディを通して熱心に教えてくださり、スポーツを取り巻く世界やビジネス全般に関して幅広い知識を得ることが出来ました。


【ハイポイント大学対ノースカロライナ州立大学の対決】


ハイポイント大学で2年間を過ごした後、私は現在在籍しているノースカロライナ州立大学に転学しました。私立大学で学生数2500人のハイポイント大学から、州立大学で33,000人の学生数を誇るノースカロライナ州立大学へ。幸運なことに私はアメリカで2つのまったく違った学校を体験する機会を得ました。ノースカロライナ州立大学はエンジニアリングで全米トップクラスのプログラムを誇り、近隣のノースカロライナ大学やデューク大学と競い合っている大学です。スポーツでもアトランティックコーストカンファレンスに属し、上記2校をはじめとした強豪大学としのぎを削っています。



【ノースカロライナ州立大学フットボールスタジアム】


ノースカロライナ州立大学のスポーツマネジメントプログラムでは、実践的なクラスになるようさまざまなプロジェクトが組み込まれています。州都に位置するため近隣のスポーツチームと提携したプロジェクトを行ったり、ケーススタディも身近なチーム、スタジアムをよく用いて行われています。今後は当ブログでこれらのプロジェクトを紹介していくとともに、アメリカ大学生活の話題、また大学スポーツの試合の雰囲気など、さまざまな観点から情報を発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。


矢沢大悟

ビーチバレー ~サンタモニカの風~

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



ロサンゼルスに生活の場を移して3週間が過ぎようとしています。3年間拠点をおいていた東海岸の気候や環境の違いから、こちらに来た当初はこちらで生活することに違和感を感じておりましたが、それにも徐々に慣れてまいりました!

Twitterでもつぶやいたのですが、先日あまりにも「これぞ夏のカリフォルニア!」という天気でしたので、近所にあるサンタモニカ・ビーチまで足を伸ばしてきました。サンタモニカ・ビーチに到着するなり、真っ先に目に入ってきたのはビーチバレーのコートでした。6コートほど設置されていたでしょうか? 平日の昼間にも関わらず、多くの方々がビーチバレーを楽しんでおりました!

日本でも浅尾美和選手や菅山かおる選手の活躍で注目を浴びるビーチバレー、実はカリフォルニア州サンタモニカが、スポーツとして開催された初めての地だそうです。

遡ること約90年(1920年代)、当時ハワイのサーファー達の間で生まれたビーチバレーは、1927年に大西洋をわたり、フランスはパリ北西部にあるヌーディストビーチにて親しまれました。その後、1930年代のアメリカ西海岸に舞台を移したビーチバレーは、2人一組のチーム同士で試合をするスポーツとして、ここサンタモニカにて初めて行われたそうです。
サンタモニカを基点に、スポーツとしてのビーチバレーの認知度は、フランスやブルガリア、チェコスロバキア、ラトビアへと急速に広がりを見せました。そして1947年には、世界初の賞品が用意されたトーナメントが、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されました。ちなみにその時の優勝チームへの賞品は、現在世界のスポーツをスポンサーする“ペプシ”のペプシコーラ1箱だったそうです。


ビーチバレーの起源は自然の砂浜を利用し、ネットとそれを支える柱を用意するだけでプレーが出来るスポーツでした。つまり、「加工されていない自然の中で、リクリエーションを楽しむ」ことができるのです。この様なコンセプトは、社会学や環境学でも近年注目を浴びる「エコツーリズム」に大きな関連性があると思います。エコツーリズムとは旅行やレクリエーション(ツーリズム)を通し、環境保全、観光業の成立、及び地域振興の融合を目指す考え方です。アメリカや日本だけでなく、このエコツーリズムは発展途上国でも自然を活かした観光産業に力を入れることで、地域活性化を目指す起爆剤になると期待されております。 

次回のブログでは、このエコツーリズムについて少しお話させて頂きます。

さて、これからエコツーリズムを考えながら、サンタモニカ・ビーチまで走ってきます!

2010年8月11日水曜日

2010年8月10日火曜日

常識

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの野口です。



出張から戻り、通常業務に戻って早2週目となりました。本社での通常業務ではアメリカは勿論の事、中国等の方々ともメールや電話でコミュニケーションを取ることが多々あります。

こうして様々なバックグラウンドを持った各国の方とお付き合いを毎日させて頂くと、大なり小なり驚かされたり困惑させられたりといった場面が散見されます。

そうした場面で常々感じさせられるのですが、相手方の反応を伺ってみると、多くの場合相手方には何の悪意もありません。相手には相手の世界の常識があります。そして多くの場合、日本の常識は良くも悪くも世界の多くの国々の常識とは大きく異なるというのが私の実感です。

日本と言う、思い遣りと気遣いに溢れた素晴らしい国で生まれ育った私には、時に異なる文化の方の言動に憤りを感じてしまう事があります。しかし冷静に相手の立場に立って考えれば、相手には相手の言い分があり、私の常識は相手にとっての非常識になるのではないかと最近はよく思います。

国際ビジネスの世界においては、文化の違いから生じる誤解を乗り越えて、物事を前進させて行かなければなりません。その為には多少のイラ立ちを押し殺して謙虚な姿勢になり、相手が何を望んでその言動を選択したのか、理解をする努力をし続けなければならないと感じます。

自分の想像力を目いっぱい働かせて相手の心情がある程度分かる場合もあれば、やはり解らない部分もあるのですが、努力し続ける内に少しずつ着実に相手の気持ちの理解力はついてきているように感じます。取引先の方にも同様のことが言えます。

こちらからの問いかけに我慢強く真摯に応じ、疑問に思う事があれば躊躇なくこちらに質問をされる取引先の方とは、少しずつでも着実にプロジェクトは前進します。こういった方とは安心して仕事が出来るので、金銭面の条件がトップではなくても、必然的に彼らを発注先候補に入れたくなるのが人情です。



最近の業務中に感じたことでした。

2010年8月7日土曜日

ニューテクノロジーを使った最新スタジアム運営

今回のブログエントリーから、米国大学院にてスポーツ経営学を選考されている明石貴祐さんよる「リアルな米国大学情報」を発信して行きます。引き続き「スポーツマネジメント from USA」をご愛読の程、宜しく御願いします!(ADM Staff一同)


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本日から月に2回本ブログに投稿させていただくことになった、学生ライターの明石貴祐と申します。私は昨年3月に日本の大学を卒業し、同年9月からニューハンプシャー州にあるサザンニューハンプシャー大学大学院で、スポーツマネジメントを専攻しています。また、NCAA Division2に所属する当大学のサッカー部に所属すると共に、アメリカ女子プロフェッショナルサッカーリーグのボストン・ブレーカーズでボランティアとして働いています。本ブログでは、学生、またStudent Athleteの視点から米国スポーツビジネスと向き合い、現場での体験等を交えながらお伝えできたらと思います。



第1回目である今回は、「ニューテクノロジーを使った最新スタジアム運営」についてお伝えしたいと思います。現在Sport Facility Managementという授業を取っているのですが、先日の授業では、“アメリカプロスポーツチームによる、アリーナやスタジアムなどのファシリティ経営においてのニューテクノロジーの導入”、に触れました。

このトピックについて2週にわたってお伝えさせていただきたいと思います。

実際にスタジアムに足を運びスポーツを観戦することの醍醐味は、その場の雰囲気を味わい、周りのファンと共にチームを応援し、感動を共有することにあります。しかし一方で、家やスポーツ・バーのテレビを通してでしか得られない要素もあります。試合中の各シーンのリプレイの数の多さ、様々なカメラアングルからの観戦、チームや対戦相手の情報や統計などです。またスタジアム観戦時、飲み物や食べ物を買っている最中など席を離れている隙に大事な場面を見逃した、という方も少なくないと思います。
スタジアム経営への最新技術導入の大きな目的のひとつは、単純にこの今までスタジアム観戦では得られることのできなかった要素(ディスアドバンテージ)を顧客に提供することによってアドバンテージに変える、ということでした。では具体的にどういった技術が使われているのでしょうか。



今回の授業では、以下の4つの新しい取り組みについて触れました。

① YinzCam


YinzCam社は過去2年間に渡ってNHLのピッツバーグ・ペンギンズと提携し、アリーナに試合観戦しに来られたファンに対し、無料でケータイ電話のアプリケーションを配信しています。内容は数種類のカメラアングルからの試合中継、リプレイ、チームロスター、リーグスケジュールをチェックできるというものです。こちらのいい点は②で紹介させていただくFanVisionのような器具を持ち運びしなくて良い点にあるのではないでしょうか。自分のケータイ電話を使ってこのアプリケーションを使用できるので、一切荷物が増えることはありません。アプリケーション対応機種は次の通りになっています。iPhone/iTouch, Android, Blackberry, Windows Mobile, Nokia, Samsung,等。

② FanVision




現在NFLのマイアミドルフィンズは、写真内の一見ケータイ電話のような器具(FanVision)を約20,000個無料でシーズンチケット購入者に提供しています。ファンはこの器具を使っていつでもライブビデオ、オーディオ、リプレイ、他試合のハイライト、統計などを楽しめます。またこの技術の導入は、ファンサービスの向上によるチケットセールスアップと共に、スポンサーシップセールスの向上も考えられています。具体的には、FanVisionを提供することによってコンセッションやグッズ販売の売り上げを上げるということです。FanVisionを持っているファンは、自分の席で試合観戦しながら食べ物や飲み物を注文でき、席から離れる必要がなくなり、また試合の大事な場面を見落とすこともなくなり、どの時間帯でも注文することができます。今までは大抵のファンにとって、試合中に食べ物等を買いに行く時間帯はピリオドの間の休憩時間でありました。そのラッシュを敬遠していたファンも気軽に注文することができるので売り上げも大幅に上がるのではないでしょうか。



次回のブログでは、3つ目と4つ目の取り組みをご紹介させていただきます。今後とも宜しくお願い致します。

2010年8月6日金曜日

ロサンゼルスにて業務開始

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



先週までお伝えしていたアメリカ大陸横断営業からロサンゼルス入りし、今週から本格的にロサンゼルス・オフィス勤務となりました。今後とも、アメリカの様々なスポーツビジネス最新情報をお伝えさせて頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。


さて、弊社ロサンゼルス・オフィスでは、今まで私が経験したことの無いような業務に当たらせて頂いております。こちらのブログ・エントリーにて以前からご紹介させて頂いている選手マネジメントのほかに、弊社では野球関連商品の営業及び拡販を行っております。現在、弊社先輩社員である野口の指導の下、毎日新しい営業業務を学ばせて頂いております。


日々の業務及び指導の中で感じていることは、「実践の中での仕事に対する自身の認識の甘さ」でした。学生と並行をしながら、弊社やホッケー球団でインターンをさせて頂いている時は、営業とは「お客様に商品やサービスをご提案させて頂き、お客様の要求を満たす」為に行うものと思っておりました。しかし、実際に営業をしてみると、上記で述べさせて頂いたことをする為には、「何をしなければいけないのか?」という答えを、明確に持たなければいけない状況に直面致しました。それは営業させて頂く相手とコネクションを築くところから始まり、お客様が何を求めているかの情報収集、その要望されていることに対しての我々の提案、また彼らの要望を作り出す為の提案に至るまで考える必要があります。加えて、電話やメールでの言葉遣い、会話や文章の明確さなど、そのコミュニケーションの細部に至るまで神経を張り巡らせないと、良い営業は出来ません。


私がロサンゼルス・オフィスで業務を開始して、まだ数日間しかたっておりません。しかし、その数日間で、様々な実践業務及び真剣勝負を経験させて頂いております。まだ、胸を張って「成長しています」と言うことはできないかもしれません。しかし、一日一日私自身が変化していることは確かです。この積み重ねが、いつか成長と言う形で現れると信じております。


近い将来、社会貢献が出来る、社会に影響を与えることが出来る社会人になることを目指し、日々精進させて頂く次第でございます。米国スポーツビジネス最新情報のみならず、今後の弊社業務を通じた私の現場体験をご報告させて頂ければと考えております。何卒宜しくお願い申し上げます。

2010年8月3日火曜日

From There to Here


不安を抱えながらも単身米国へ渡り、スポーツという分野で夢に向かって努力し続ける学生さん達を、ADMは応援しています。言葉や文化の壁に苦しみながらも、自らの目標達成に向け、歩みを止めない彼らの奮闘振りを、ADM Staff Blogを通して多くの方々へお届けしたいと考えています。また、現役でスポーツビジネス、アスレチック・トレーニングを専攻している学生さん達が、米国大学・大学院ならではの実践経験を重んじる授業内容や現地生活情報について、ADM Staff Blogから発信することで、これから留学を考えている日本の皆さんに、本当に役に立つリアルな情報を提供したいと考えています。

今後は、ADM Staffが綴るスポーツビジネス大国・米国での「リアルな現場話」と共に、全米中に散らばる熱い心と高い志を抱く学生ブロガーによる「リアルな米国大学情報」を発信して行きます。引き続き「スポーツマネジメント from USA」をご愛読の程、宜しく御願いします!(ADM Staff一同)






いつからだろう、右側車線に慣れ、授業では最前列の席に座り、空港で迷うことなく乗り継ぎできて、世界中の友達が作れ、英語でばか笑いできるようになったのは。 アメリカに来て既に丸4年。未だに見えない敵と戦い、見えない何かを追い続けてる毎日。 Athletic Trainerを目指し踏み入れた未開の地。今の自分が自分であって、この先の自分が自分であるために僕はアメリカという広大な大地で今日も背伸びで上を見る。 


遠い昔のような気もするが、4年前。僕はアメリカの地を踏んだ。日本で存分に好き勝手生き、外のことを何も知らない自信過剰な男は新たな人生を、新たな地で始めようとしていた。アメリカへ持ってきたもの、日本で高校時代に培った“自信とプライド”。それだけ。「これさえあれば、俺はやってける!」友の前で大口叩いて日本を発ったものの、“自信とプライド”。 門出にあたってこれほど不必要なものはこの世にない。


留学1年目、英語もままならず友達もできず、Athletic Trainerどころの話ではなかった。自信も勇気も全てを失った1年目。思い返せばつらい日々ではあった、がしかし、全てが今の自分に生きているのは確かだろう。そのどん底から這い上がる時に必要なもの。英語でも、お金でも、プライドでもなく、こころである。 倒れても立ち上がる負けないこころ、負けたくないこころ。それ1つさえあれば、全て乗り越えれる。英語も後からついてくる。差別にだって負けたりはしない。どん底を知って這い上がってくる者がなぜ強いかというと、一本筋の通ったこころを持ってるからだと、僕は信じている。

【リーダーシップ・カンフェレンス時撮影のフロリダの海に映える夕焼け】

2009年にアメリカ・プロサッカー(Major League Soccer)のKansas City WizardsにてAthletic Trainingのサマーインターンを経て、今年2010年の5月にCollegiate Sports Medicine FoundationのAthletic Trainingリーダーシップ・カンフェレンスにて全米で20人のリーダーの1人に選出され会議に出席し、ただ今アメフトことNFLのデトロイト・ライオンズにてサマーインターン中のアーカンソー州Henderson State Universityに通いAthletic Trainingを専攻している、K. Kawataこと川田圭介が綴る、やる気がある者へのエール。

【デトロイト・ライオンズ練習現場】

まだまだ未熟で失敗だらけの人間ですが、以後お見知りおきを。

久々の本社出社

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの野口です。


7月下旬に2カ月程の長期出張からLAへ戻り、1週間ほど休暇を頂いておりました。昨日は2ヶ月超ぶりの出社となり、今後の業務の方向性等に関してミーティングを行わせて頂きました。

選手マネジメントにどっぷりと浸からせて頂いたこれまでの2ヶ月間とは異なり、今回のミーティングは弊社のビジネス部門の業務に関することでした。選手マネジメントから頭を切り替え、2ヶ月以上前に行っていた作業の進捗状況や今後の展望に関して実りのある話し合いをさせて頂けたと考えております。

2ヶ月間ビジネス部門の業務から離れたことで、久々の本社での業務に若干の不安もあったのですが、この期間がこれまでに蓄積された経験や知識を整理する良い時間となったようで、再度ビジネス部門の業務に取り組むことにワクワクしている自分を発見致しました。

それに加えて、新戦力の内藤さんが17日間かけて回った全米横断営業の旅の成果、そして何よりも内藤さんのヤル気と根気に溢れた姿勢に、非常に頼もしい物を感じました。

8月から12月にかけては選手マネジメント、ビジネス部門共に大きな山場を迎えることとなるかと思いますが、ADM全体がチーム一丸となって機能していけば、大きな成果をあげられるのではないかと楽しみにしております。