2012年8月19日日曜日

PGA Web.com Tour (練習生として参加)

Wayne State Collegeの波多野陽介です。

Wayne State Collegeの波多野 陽介です。前回のブログでは日本に帰国している事を書きましたが、先月の20日にアメリカに戻って来ました。日本で1ヶ月でしたが、クラス(オンライン)も履修しながらだったので思った程スポーツ観戦等が出来ませんでした。そして、アメリカに帰って来た直後の7月24日からネブラスカ州オマハで毎年開催されるPGA Web.com Tour Cox Classicで練習生として参加させて頂きました。実は昨日(7日)までが研修期間でしたので、それを待ってブログを更新しようと思っていました。
          
まずは、大会前の日程を少し紹介したいと思います。24日、夕方からミーティングに参加。関係者ばかり(約70人)が揃ったミーティングで自己紹介から始まりました。 25日から、早速作業開始。この日から僕の配属先は施設管理担当に。初日から朝8時から夕方6時まで外での作業を体験。気温が40度を越える中でも初日ということで楽しく作業が進んでいきました。ここから29日までの5日間は基本的に同じような事をし、遅い日は夜10時までの作業。作業の内容はコースを作ることから始まり、歩道の確保、大会中にゴルフコースで問題がないように設置を手伝うのがメインです。
ここで、少し『PGA Web.com Tour  Cox Classic presented by Lexus of Omaha』という大会の事を紹介させて頂きます。PGA TOURが運営する下部ツアー(プロツアー)がWeb.com Tourで、簡単に言えば野球のマイナーリーグ(AAA)と同じ感覚です。今年からWeb.com10年のスポンサー契約(マーケティングパートナー含)したことで、去年までのNationwide Tourから名前が変更されました。そのツアーの1会場として使われているのがネブラスカ州オマハにあるChampions Runゴルフコースです。この大会の名前がCox Classic presented by Lexus of Omaha で、今年は8月2日から〜5日までで行われ総観客数が10万人を越えました。賞金総額は65万ドル(約5千万円)でシーズン終了時に25位までの選手にはトップリーグへの参加資格も与えられるというツアーです。 Cox Classicでは運営する5人以外に、インターンシップ(大学卒業時に必要で僕の大学では600時間が義務付けられています。)の生徒が6人と練習生の僕たちが4人、という15人のメンバーと1002人のボランティアの方の協力を得て開催されました。
ボランティアの人達は、手伝える日を選んで手伝いに来て頂いているのですが、インターン生は5月1日から、練習生は7月24日からほぼ無休(長い時は1日18時間も作業しました)で大会の準備をします。もちろんの事ですが、僕の配置された施設管理が最も過酷で今年は練習生が少なかったみたいです。大会準備2週目に入ると、Pro&Amというイベントが始まりました。これはチャリティーの一環として行われ、参加費用(4人で60万円程度)を払いプロと1ラウンド回れるという日です。この日からは作業も実践的な事が増え、楽しみも増してきました。大会自体は2日からの4日間ですが、パーティーやPro&Am等を含めると29日から始まっているのです。僕たちもパーティーに参加したりと、大会の運営の仕方等が違う角度から見えたのも収穫でした。特にプロの大会でこういう経験をする事で、学ぶ事は限りなくあると思います。大会期間中はゴルフが観戦出来るというよりは仕事に夢中であまり見ることも出来ませんでしたが、2日目にボランティアの人が足りなかった為、選手と一緒に18コースを歩いて回るスコアキーパーという仕事をしました。これは、プレーする選手と一緒にコースを歩き、選手が何度打ったか等のデータをPGA側に送る為の仕事です。コースの長さは8キロ程あり、ラウンドが終わった選手からはサインがされたゴルフボールを頂き『ありがとう』と言われた瞬間が今でも忘れられません。選手もキャディーの方も面白く、会話をしながら回る事で選手の事も知れるという貴重な経験をさせて頂きました。
そして、大会最終日にここまでの努力が報われた瞬間がありました。最終グルーブが17番ホールに差し掛かり、無線で『18番のスコアボード横に集合』との連絡が入りました。全ての作業を中断し、18番へ向かうと運営スタッフが斜面で待っていました。そして、最終グループが18番でプレーする姿を見届け、ウイニングパット、そして表彰式はグリーンの上で見ることが出来ました。

優勝したのはBen Kohles選手で22歳の若手ですが、ツアー参戦してから2戦2勝という今後が期待できる選手でした。表彰式の後には僕の大会身分証明書にサインと一緒に写真を取らせて頂きました。 

まだまだ細かい部分で学んだ事だったり気付いた事もありますが、次回にもっと詳しく紹介させて頂こうと思います。

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