2012年1月31日火曜日

冬休み そして春学期の始まり


あけましておめでとうございます。昨年からADMの方でお世話になり始め、学生ブログを書かせて頂ける機会を頂戴しました。私の記事を読んで頂いてた方々、昨年はありがとうございました。そして本年もよろしくお願いいたします。


冬休みの間は、約2年半振りに日本へ帰国しました。アメリカ留学を始めてから、初めての帰国でした。私の地元、仙台はご存知の通り、津波の被害が大きかった土地です。仙台に着いてから、家族に沿岸沿いまで連れていってもらいました。沿岸はもうなにもないという印象を受けました。民家が並んでた土地には、ただ一つだけ残る小学校。津波の被害の大きさが伺えました。


冬休み中は東京にも数日間滞在しました。年始にバスケットボールの天皇杯ALL JAPANが開催されたので、その観戦と、バスケット関連のジャーナリスト、ATS&Cコーチの方々にお会いする機会を頂戴して、お話をさせていただきました。学生の私にとっては、現役でスポーツの現場で働いてる人のお話を伺うことはとても有意義な経験でした。これからなにをすべきか。なにを勉強していくべきか。コーチと選手とのコミュニケーションについてや、日本とアメリカのトレーナーの現状などのお話を聞かせて頂きました。学校で勉強、実習することも大事ですが、時にはトレーナーとして、バスケット関係者としてご活躍されている方々と直接会うことも刺激になりますし、とても大事だと思いました。人と人とのネットワークはとても大事なので、これからもより一層広げていきます。


話は変わりまして、私が在籍するSoutheast Missouri State Universityは、今月の17日から春学期が始まりました。今学期の授業は専門分野である、運動科学系のクラスを3つ、栄養学を1つ、一般教養を一つ。それに加えて、昨年から続けているボランティアとしてのウエイトルームでの実習も続けます。


今学期も知識・経験を多く吸収し、ネットワークも広げていきます。今年も皆さん、よろしくお願いいたします。



Southeast Missouri State University
浅野 勝成

2012年1月30日月曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート7~Major League Soccer Philadelphia Union


7回を迎えました振り返りレポートですが、今回は14日(水曜日)の午前中に訪問しました、Major League Soccer Philadelphia Unionについてご紹介させて頂きます。


Philadelphia Unionのチーム史、及び本拠地PPL Parkの基本情報に関しましては、「視察・訪問先ご紹介②」に書いておりますので、是非そちらをご参照下さい。


私達が研修プログラム内の訪問先にPhiladelphia Unionを含めたのには、2つの理由があります。


1つ目は、現在の日本スポーツ界では、地方にフランチャイズを置く日本プロ野球のパ・リーグ球団や、全国各地にチームがあるJリーグ、bjリーグの人気が高まっており、長年続いて来た東京を中心とした首都圏一極集中型モデルが崩れつつある、と私達は感じているからです。勿論、最先端のエンターテイメントが集結する世界一の大都市ニューヨークで、ファンを魅了し続けるMLBニューヨーク・ヤンキースやNFLリーグオフィスが実践するスポーツビジネスの現場に触れる事は、とても重要なことです。ただ、それと同じくらい、ニューヨークとアメリカの首都ワシントンDCの間に存在するフィラデルフィアやボルティモアで実践されている、地方都市ならではのフランチャイズ経営と、スポーツを通した地域振興を学ぶ事が重要であり、これからの日本スポーツ界が健全発展するための大きなヒントが潜んでいる、と考えております。


2つ目は、現在日本でスポーツ経営学を専攻する学生様にとって、卒業後にいきなり東京読売巨人軍や浦和レッドダイヤモンズといった、日本スポーツ界におけるメジャー球団に就職する可能性は低いのではないか、と考えているからです。それよりも先ずはJ2bjリーグ、野球の独立リーグといったチームに就職する可能性が高いのではないでしょうか。それを考えると、MLBNFLNBANHLといったアメリカ4大メジャースポーツ球団を訪問する事以上に、アメリカではまだまだマイナースポーツと見なされているMLS Philadelphia Unionの球団オフィスを訪問し、チームスタッフの方から、チームが取り組んでいる創意工夫を凝らした球団経営法を学ぶ事は、卒業後に限られた予算で運営されるチームに就職するであろう学生様にとって、非常に有益な学びの場になる、と思います。


上記2点の狙いを参加者の皆様にご説明させて頂いた後、早速私達は、マーケティング&コミュニティー部門副責任者Cara Joftis氏のご案内の下、本拠地PPL Parkを視察致しました。


【こちらがMLSチームPhiladelphia Unionの本拠地PPL Parkの概観です!】



 【先ずはUnionのロッカールーム内から視察致しました。フラットTVが設置されているなど、アウエーチームのロッカールーム内とは比較にならない豪華さ&広さでした!】


Union側のロッカールームには、室内練習場も併設されています】


【続いて、こちらは記者会見場です。現在はオフシーズンのため何も飾られておりませんが、シーズン中は壇上の後ろの壁に、チームエンブレムやスポンサーロゴが飾られており、監督や選手のインタビュー時に、ばっちりとTVに映るようになっているそうです。参加者の皆様も壇上に上がり、インタビューされる選手の気分を味わっておりました!】


【スイートルーム内にも潜入です!】


【こちらがPPL Parkのスイートルームからの眺めです。フィールド内が一望出来ますね!】



【スイートルーム内部です。最大30名まで収容可能な広さを誇ります】


【スイートルーム内からも臨む事の出来る、デラウエア川上に架かるCommodore Barry Bridgeの壮大な景色が、地元ファンを楽しませてくれます】


【こちらの「Union Party Decks」と呼ばれる貸し切りスペースでは、最大120名がBBQを楽しみながら試合を観戦する事が出来ます】


【スタジアム外の芝生エリアを活用して、毎ゲーム前には、バンドによる生演奏やファンによるBBQが行われているそうです】


【マイナースポーツチームにとっては、いかにメディアに取り上げてもらい、ポジティブな記事を書いてもらえるか、が非常に重要になります。Unionではメディア専用ダイニングルームをスタジアム内に設置しており、無料でメディア関係者に食事を振舞っているそうです】


【音楽を流したり、スコアボードにメッセージを表示させたりして、スタジアム内のファンを盛り上げる役割を果たすPAルームです。ゲーム開催時には、この中で約20人のスタッフが働いているそうです】


【こちらは試合後にUnionの選手達が食事を取る部屋です。レザーソファの座り心地が最高でした!】


【試合後に食事を食べ終わった選手達は、こちらのスペースでファンクラブ会員やシーズンチケットホルダーとの交流を図ったり、即席サイン会を行ったりしているそうです。選手とファンのこの距離感の近さが、マイナースポーツの素晴らしさですね!】



【こちらのスペースでは、試合前後に監督と選手が集まってミーティングが行われているそうです】


PPL Park内を一通り視察した後は、Cara Joftis氏より、Unionが実践する地域密着型球団経営についての講義を受けました。以下、講義内容を要約しますと、

  • Unionは、同じフィラデルフィアをフランチャイズとする4大メジャースポーツチーム(MLBフィリーズ、NFLイーグルス、NBAセブンティーシクサーズ、NHLフライヤーズ)とパートナーシップ契約を結んでおり、競合して限られたファンを奪い合うよりも、協力して地域全体を盛り上げようと試みています。
  • Unionの公式戦が行われないオフシーズン期間には、地元ヴィラナノバ大学のアメフト試合や地元市民のためのコンサートなど、地域に密着したイベントをPPL Park内で開催し、それによりスタジアムの稼働率を高めています。
  • PPL Parkは、命名権(10年間で2000万ドル)を結ぶ電力会社PPL EnergyPlusからの協力の下、MLSで唯一、水力と風力発電が産み出す再生可能エネルギーを100%利用して施設運営を行っており、非常にエコフレンドリーなスタジアムとして知られています。
  • PPL Parkがあるチェスター郡は、フィラデルフィア近郊の町の中でも貧困層の割合が高く、治安も悪いことで知られています。Unionは、現在4つのチャリティー活動(「Help Kick Hunger:チェスター郡内の恵まれない家庭に食料を提供するためのプログラム」、「Wheeled Scotsman Foundation:体の不自由な人達が住みやすい住居に改装することを支援するための組織」、「Go 4 the Goal:癌と闘う子供とその家族を支援するための団体」、「Chester City United:地元チェスターの子供達を健全な道に進ませることを目的としたユースサッカーチーム」)を組織・運営しており、チームを挙げて地域社会貢献活動に取り組んでいます。



参加者の皆様は、Philadelphia Unionを訪問し、PPL Parkを視察して、Cara Joftis氏の講義を受けたことで、実際の事例を通して、地方都市にフランチャイズを置くマイナースポーツチームの球団経営と、スポーツを通した地域振興について学ぶ事が出来ました。参加者の皆様の将来にとって、今回のUnion訪問が必ず有益な経験になると信じております。


3月に実施予定の「アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム」でも、Philadelphia Unionを再訪問させて頂く予定です。是非ともJリーグやbjリーグへの就職を目指している学生様や、プロスポーツチームの球団経営を専門に研究されている大学教授様に、実際に体感して頂きたいです!


それでは、引き続き振り返りレポートをお楽しみ下さい!


Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 三宮伸也

2012年1月27日金曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート6~スポーツバー&レストラン@Chickie’s & Pete’s


今回の振り返りレポートは、2日目の夜に視察しましたスポーツバー&レストラン「Chikie’s & Pete’s」についてご紹介させて頂きます。


先日アップしました振り返りレポート2「スポーツバー&レストラン@Oriole Park at Camden Yards」上でも書きましたが、アメリカではスポーツ観戦とスポーツバー&レストランの間に切っても切り離せない関係が存在しています(詳細は、是非ともこちらをご参照下さい!)。


今回視察しました「Chickie’s  & Pete’s」は、全米屈指のスポーツ都市フィラデルフィアにおいて中核的な役割を果たしており、4大スポーツリーグフランチャイズの全本拠地(MLBフィリーズのCitizens Bank ParkNFLイーグルスのLincoln Financial FieldNBAセブンティーシクサーズとNHLフライヤーズが共同使用するWells Fargo Center)が一箇所に集まるSouth Philadelphia Sports Complexから、車で僅か3分という抜群のロケーションに店舗を構えております。当然、お店のお客様層は熱狂的な地元スポーツファンで占められており、来店目的も試合観戦前後にビールとチキンウィングを味わいながら仲間同士で盛り上がる、といった感じです(盛り上がり過ぎている店内の様子は、お店のホームページ上にアップされている写真動画からも十分過ぎるくらい伝わって来ます!)。


Chickie’s & Pete’s」は、世界最大のスポーツ&エンターテイメント専門ケーブルTV局であるESPNのウェブサイトが、2011年夏に企画した「北米スポーツバーNo.1決定戦」において、全米中のスポーツファンの投票によって見事第1位に輝くなど、知る人ぞ知る有名スポーツバー&レストランです。参加者の皆様に、是非ともフィラデルフィアのスポーツファンが集まるスポーツバー&レストランの熱狂振りを体感して頂きたい、という想いから、今回の研修中にこちらの「Chickie’s & Peter’s」を視察する事に致しました(ただ単に、私自身がフーターズのような格好をしている受付の店員さん達を視察したかった!という訳では決してございません)。


それでは、早速、「Chickie’s & Pete’s」視察時の様子を写真と共にご紹介致します(先にお断りしておきますが、残念ながら店員さんの写真はございません。次回こそ、勇気を振り絞って撮影を試みてみたいと思います)。

【こちらがChickie’s & Pete’sの外観です。早速、店内に入ってみたいと思います(直後に受付の店員さん達に驚く一同です)!】



 【こちらが店内の様子です。写真では分かり難いかと思いますが、店内の壁という壁が数多くのフラットTVと、地元有名選手達のサイン入りユニフォーム達で埋め尽くされておりました!】


 【参加者の皆様が視察に訪れた13日は、カレッジフットボールのBCS BowlであるAllstate Sugar Bowlが、ルイジアナ州ニューオリンズのMercedes-Benz Superdomeで開催されておりました。フィラデルフィアの多くのスポーツファンの皆様も、バーカウンター上に設置された大画面フラットTVで放映される、ミシガン大学対バージニア工科大学という名門校同士の一戦を食い入るように見つめておりました。ちなみにChickie’s & Pete’sは、最近フィラデルフィアで最も巨大なTV設置したそうです!3月の研修時に視察する楽しみが増えましたね(しつこいようですが、店員さんも含めてです)!!!】


【単なるスポーツバー&レストランに留まりません!ここChickie’s & Pete’sでは、スポーツを観戦するだけでなく、実際にプレイすることも可能です(任天堂のWiiでですが)!】


 【流石、全米屈指のスポーツ都市フィラデルフィアです。トイレの中でも一瞬たりとも良いシーンは見逃しません(お食事中の方、申し訳ございません!)!】


【勿論、熱狂的な雰囲気だけでなく、食事に関しても味もボリュームも文句なしでした!】



参加者の皆様が、地元スポーツファンの熱狂振りを体感して頂いただけでなく、アメリカにおけるスポーツ関連飲食ビジネスの規模の大きさを実感して頂けた様で、大成功のChickie’s & Pete’s視察となりました


引き続き、振り返りレポートを乞うご期待下さい(South Philadelphia Sports Complex内にあるWells Fargo Centerで開催されるNHL公式戦フライヤーズ対フロリダ・パンサーズ観戦や、今回ご紹介したChickie’s & Pete’sを視察する事の出来る、3月実施予定の「アメリカ北東部スポーツビジネス研修プログラム」へのお問い合わせは、こちらから是非どうぞ!)!



 Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 三宮伸也


2012年1月25日水曜日

アメリカ北東部スポーツビジネス 研修プログラムのご案内


1日程2012319日(月)~325日(日)(57日)


2場所:ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット、フィラデルフィア、ボルティモア


3趣旨
q  最先端のエンターテイメントが集結する世界一の大都市ニューヨークで、ファンを魅了し続けるスポーツビジネス(プロリーグ、球団、イベント、リーグアンテナショップ等)の現場に触れる
q  世界一の大都市ニューヨークとアメリカの首都ワシントンDC。その間に存在するフィラデルフィアとボルティモアで実践されている、地方都市ならではのフランチャイズ経営と、スポーツを通した地域振興を学ぶ
q  アメリカのマイナースポーツ球団が取り組む、創意工夫を凝らした球団経営法について学ぶ
q  プロスポーツリーグ、スポーツ専門TV局、スポーツアパレルメーカーやスポーツグッズ量販店、スポーツレストラン&バーを視察し、スポーツ業界におけるキャリア選択の幅広さを実感する





4視察先
q  アメリカ4大スポーツリーグ事務局&球団オフィス訪問、職員による講義、スタジアム&アリーナ視察
q  NBA公式戦ニュージャージー・ネッツ対クリーブランド・キャバリアーズ@Prudential Center観戦、NHL公式戦フィラデルフィア・フライヤーズ対フロリダ・パンサーズ@Wells Fargo Center観戦
q  世界最大のスポーツ&エンターテイメント専門ケーブルTVESPN本社訪問、社員による講義
q  世界4大テニストーナメントのUSオープンを主催する全米テニス協会訪問、トーナメント会場視察、職員による講義
q  プロサッカーリーグMajor League Soccerの球団オフィス訪問、職員による講義、スタジアム視察
q  スポーツアパレルメーカーUnder Armour本社訪問、倉庫内視察、職員による講義
q  スポーツ用品専門チェーンや、リーグ&チーム公式ストア、スポーツ周辺産業の視察
q  スポーツマネジメント会社スタッフによる講義





5料金
q  21部屋利用:179,800円(税込み)、11部屋利用:209,800円(税込み) 
    2人以上でご参加される場合には、お1人様に付き、5,000円割引を適用致します
q  プログラム料金に含まれるもの:アメリカ国内移動交通費、現地宿泊費(5泊)、NBA&NHL公式戦チケット代(研修プログラム5日目夜のオプションツアーを除く)、施設視察費用、講義費用
q  プログラム料金に含まれないもの:国際線航空券、海外旅行傷害保険料、超過荷物料金、日本国内移動交通費、飲食費、チップ代、観光代、その他の個人的な諸経費、など


6募集人数
q  20名(最少催行人数3名)
q  募集締め切り:39日(金曜日) 定員になり次第、募集を終了致します




7研修プログラム詳細
こちらから企画ご案内書及びお申込書をダウンロードしてご覧下さい。


8お問い合わせ先
プログラム企画 /現地サポート
q  Athletes Dream Management, Inc.
q  89-02 70th Road 2nd Floor, Forest Hills, NY 11375 USA
q  代表担当:三宮伸也
q  TEL+1-803-629-0776 (USA)
q  Emailsangu@admsports.biz

提携先旅行代理店

q  Wing Mate Travel

q  542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-4-26 出光ナガホリビル5
q  担当:武藤
q  TEL03-4580-7448 (日本時間 平日午前10時~17時)
q  FAX06-6252-0740
q  Emailmuto@wing-mate.comeri@wing-mate.com (必ず両名宛にお送り下さい)