このローズボウルスタジアムは1984年のロサンゼルスオリンピックも使用されたスタジアムとしても有名で、老朽化が進んでいますが、新たにロイヤルボックスが設置され、本日も多くの観客でいっぱいでした。
カレッジの試合といっても忘れてはいけないのが、テイルゲートパーティーです。我々も駐車場でシートを敷いて試合の3時間前からBBQをして楽しみました。
驚くべきことに、我々がテイルゲートパーティーをした場所は普段はゴルフ場として使用されており、今日だけ特別に駐車場として開放されていました。多くの人が車を利用してスタジアムに訪れるアメリカならではの仕組みでした。
さらに、今回対決するネブラスカはアメリカの中西部に位置し、車で来るにはなかなかの時間を要するのですが、多くの人が西海岸に位置するロサンゼルスでの試合の応援に駆け付けていました。
チケットは日本では珍しいEチケットになっており、他のスペースも試合の告知や広告として有効活用されています。
試合会場では観客のUCLAへのアイデンティティ形成に役立つであろうこのようなポスターやうちわが配布されていました。カレッジの試合ではアメフトに限らず選手紹介のチラシなどが配布されるものもあります。今後はこれらが応援道具の一つになると面白いのではと思います。
また、当然のことながら、スタジアムの電光掲示板の横は企業名の入った看板がありました。
試合開始直前にはネブラスカはコーン畑が有名であるため、コーン畑にいるような農家の少年をUCLAのマスコットであるBRUINS(くま)が襲うといったビデオも流されており、観客の士気を高める工夫がされていました。
試合は、前半は格上ネブラスカのランをUCLAは止めることができず、ネブラスカが優勢であったのですが、そこから粘ってネブラスカのミスもあり、点を取るべきところでとったUCLAが勝利しました。第4クオーターまで攻防を繰り広げ、勝利を収めるUCLAに私たちのボルテージも最高潮に達しました。
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このようにプロ顔負けの演出で、人々に興奮をもたらしたカレッジフットボールであったのですが、ハーフタイムにはビバリーヒルズの小学生のアメフトの試合が行われるなど、地域との連携も強調されており、すごいの一言に尽きました。
また、今日のように勝つと思っていても負けてしまうのがカレッジスポーツであり、絶対にミスがないということがないのもカレッジスポーツの大きな魅力であると感じ、私はどちらの大学も関係はないのですが、カレッジスポーツが生活の一部になる理由がわかりました。
私は日本の大学院にてカレッジスポーツを研究しており、今回の経験を胸にカレッジスポーツならではの魅力や、カレッジスポーツがもたらす人々への効果について研究を深めていけたらと思います。
Athletes Dream Management, Inc. インターン 岡本麻以(立命館大学大学院1回)
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