2011年2月26日土曜日

UCLA Athletic Hall of Fame

こんにちは。Athletes Dream Management, Inc.のインターンの石川です。


本日は現在研修ツアーに参加していただいている日本の大学生の方々をUCLAのキャンパスへご案内しました。その中で非常に興味を引かれた建物「UCLA Athletic Hall of Fame」がありましたので本日はそちらを紹介いたします。


Athletic Hall of Fameの外観

まずHall of Fameを紹介する前に簡単にUCLAのAthleticsについて紹介させていただきたいと思います。UCLAはアメリカでもトップレベルのチームをいくつも抱えており、UCLAは17の競技スポーツで全米優勝の経験があり、その優勝回数は106回を数え、この優勝回数はアメリカの大学の中で現在1位となっています。このことからアメリカの大学スポーツ界をリードする存在であると言えます。

106回の全米優勝を記したボードになります


さて、本日訪れたHall of Fameですが、入り口を入るとまず18台ものテレビスクリーンが目に飛び込んできました。このテレビには昔の試合の様子であったりUCLAのスポーツチームの紹介映像が流れていました。そして、中に進んでいくと、これまで全米優勝した年とそのスポーツが記されていて、UCLAがいくつかのスポーツだけに偏っているのではなく多くのスポーツで素晴らしい成績を残してきたことがわかります。


全米優勝トロフィーもこちらに飾られております

Hall of Fameの中にはミニシアターもあり、UCLAがいかにしてアメリカの大学スポーツ界において成功を収めてきたことが分かる内容になっています。日本の学生の方々もこちらのミニシアターでは足を止めて真剣な表情でビデオをご覧になっていました。今回の研修ツアーではカレッジフットボールの試合を生でお見せできる機会はありませんでしたが、カレッジフットボールの迫力をビデオを通して感じていただけたのではないでしょうか。


ミニシアターには座席もしっかり設置されていました

UCLAと言えばやはり男子バスケットボールチームではないでしょうか。UCLA男子バスケットボールチームはNCAA Division Iの男子バスケットボールの歴代1位の連勝記録である88連勝を保持しており、全米優勝回数も歴代1位の11回を記録しています。また1960~70年代はUCLA男子バスケットボールの黄金期で、その時にチームを指揮していたジョン・ウッデン(John Wooden)監督の書斎を再現した部屋もこのHall of Fameにはありました。



こちらはJohn Wooden元監督の書斎を再現したものになります

また活躍した選手を称えるためにUCLAの選手の殿堂入りを果たした選手の名前もこのHall of Fameに残されています。毎年8~9名ほどの選手が殿堂入りを果たしているようです。この中には男子テニスで8度のグランドスラム制覇を誇るジミー・コナーズ(Jimmy Connors)や1990年代にダラス・カウボーイズを3度のスーパーボウル制覇に導いたトロイ・エイクマン(Troy Aikman)の名前もありました。

私が言いたいのは、選手が卒業してからも選手の功績を称えると言うことが目に見えた形で見る事ができると言うことです。日本では、活躍した大学生アスリートを、10年後20年後に同じ大学に入学してくる学生たちが知る術はほとんど無いと思います。辛うじて名前が分かったとしても、その選手が在学中にどのような成績を残したのかを調べようと思ってもそのデータすら残っていないケースがほとんどではないでしょうか。選手がその競技で活躍することで、大学の知名度や名前の露出が高まり、その結果入学希望者が増えると言うこともあるわけです。ですから、活躍した選手はその功績は称えられるべきで、その選手の功績を入学してくる学生たちや卒業生たちに伝えると言うことは必要であると思います。選手は殿堂入りをするためにがんばるわけではないですが、殿堂入りすることで「この大学でがんばって良かったなぁ。」と言う気持ちは生まれるはすです。

このような殿堂入り制度が日本の大学などでも浸透することを私は望んでいます。

石川拓道

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