2011年2月12日土曜日

ニュージャージーの顔から、ブルックリンの顔へ

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。

先日、私が2年前まで生活をしていたニュージャージーの親友から電話があり、当時の話に花が咲きました。彼はメキシコで生まれましたが、家族の事情で幼少からニュージャージーで生活を送る、いわば“ジャージーボーイ”。電話での話題は「ニュージャージー・ネッツ(NBA)の移転」にまで亘りました。スポーツが大好きな彼と私が終始討論したのは、どうやってニュージャージー・ネッツと言うアイデンティティを、州を渡ったブルックリンに移すのか、と言うことでした。

ネッツの新アリーナ、Barclays Centerの完成予想図


2005年に球団から発表されたニューヨーク州ブルックリンへの本拠地移転予定は、目の前にせまっております。球団を移転させる為には、下記の問題点が考えられます。
  • ·         地元ファンの維持
  • ·         移転後のシーズンチケット購入者へのアプローチ
  • ·         既存シーズンチケット購入者の維持
  • ·         地元スポンサー企業の獲得または維持
  • ·         球団移転(新アリーナの建設)に反対していたブルックリン住民への対応


さらには、現在のニュージャージー・ネッツから球団名も変更しなくてはなりません。以前いくつか読んだ地元紙には、「ニューヨーク・ネッツ」や「ブルックリン・ネッツ」、また「ブルックリン・ニューヨーカーズ」が候補として挙げられておりました。球団ブランドが全く変わってしまいますね。たった約35キロの本拠地移転は、想像以上に厳しいものになると考えられます。

上記を考慮し、既に球団はすでにNYに拠点を置くブランディングに特化したエージェント会社を採用したようです。マーケティング及びメディア専門オンラインニュースであるAdvertising Ageによると、Translationという会社のようです。さあ、まだまだ今シーズンは残っております。今後のネッツとTranslationの動きから目が離せませんね!

〔参照:Advertising AgeNBA’s Nets Tap Translation to Burnish Move to Brooklyn

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