2013年8月18日日曜日

立命館大学 産業社会学部 研修12日目 Part3

先日の記事でご紹介した「ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム」。

ここではNFLの試合のみならず大学フットボール界の権威ある大会の一つ「フィエスタボウル」も行われています。

大会の運営組織であるフィエスタボウル・オーガナイゼーション。オフィス機能とともに大会の歴史を知ることの出来る様々な展示があり、まるでミュージアムのようです。


フィエスタボウルは1968年、アリゾナ州立大学のプレジデント・Durham氏の、自分たちの大学が出場するボウルゲームを作りたいという思いの元立ち上げられました。

様々な種類のトロフィーや自由に被ることの出来るヘルメットが展示されていました。



この黄色いジャケットは1970年代から導入された、フィエスタボウルを象徴するジャケットです。


これまで大会運営に携わってきたボランティアの方々の展示も。大会運営のボランティアスタッフも、家族代々受け継がれるパターンもあるそうです。


バッファロー・ワイルド・ウィングボウルというもう一つのボウルゲームもあります。新年早々に行われるフィエスタボウルに先立って、年末に行われます。スポーツバーのバッファロー・ワイルド・ウィングとは2012年よりスポンサー契約を行ったばかり。タオルを配布したところ、観客が一斉にそのタオルを回すなどとても盛り上がり、全米の店舗でもプロモーション映像として流されたそうです。

この二つのボウルゲームに合わせてカレッジフットボール界最大級のパーティーや、パレードなども実施され街中を巻き込んだ一大イベントとなります。

そして続いては、今回の研修で通訳を担当して下さっている荒井次郎さんによるNFLのリーグ構造についての講義、NFLのようなリーグ全体の魅力を訴求していく施策についてケーススタディの時間がありました。

荒井さんはNFL JAPANにてスポンサービジネスやライセンスビジネスに携わられ、それらのビジネスを通して「ファンではない人にも」NFLの魅力を伝えていく数々の施策を実現されてきました。現在はLAを拠点に、アメリカでのプレーヤーやチアリーダーの活躍の機会を提供されています。

チームの過去のロゴを使用し大手アパレルメーカーとタッグを組み、日常でのファッションとしての楽しみ方を提案し大ヒットとなったお話や、「オールスター」という共通点から、ヒット曲満載のコンピレーションアルバム購入者にNFLオールスター観戦をプレゼントするキャンペーンのお話など、興味深い事例が盛り沢山の講義となりました。

アリゾナでの研修日程が終了、続いてはロサンゼルスに向かいます。

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