2010年7月10日土曜日

レブロンの決断とその影響。

Athletes Dream Management, Inc.インターンの釘田です。

World Cupにて、新たな歴史的1ページが加えられようとしている一方で、今週78日木曜日午後9時、アメリカはNBAにおいても、1つの歴史的決断が発表されました。
World Cupもアメリカ代表が敗退すると共に、だんだんとメディアの関心が薄れていく中、ここ2週間程に渡り、Hotな話題として取り上げられていたのが、今年のNBAフリーエージェント達の動向です。中でも断トツの注目を集めていたのが、NBAの王様、「Kingレブロン」の来季です。

レブロン獲得を巡っての6チーム(Bulls, Cavaliers, Clippers, Heat, Nicks, Nets)による激しい争奪戦が、71日より繰り広げられてから1週間。レブロンの来季について、様々な噂、情報等が飛び交う中、ESPNでは、78日木曜午後9時から、レブロンの為に特設会場を設けまして、特番として彼が来季からどこのチームでプレーするのかの決断を中継にて放送していました。そんな世界中から注目が集まる中で、レブロンが下した決断は、大方の予想していた通り、既にラプターズからの移籍が決まっているもう1人のスター選手であるクリス・ボッシュと、Miamiの顔であるドウェイン・ウェイドが集う、Miami Heatに加わるというものでした。


【左からDwyane Wade, LeBron James, Chris Bosh】

こうして南のビーチに、衝撃のBig3が誕生しました。Big3と言えば、思い出されるのが、2007-08シーズンのBoston Celtics。この年はケビン・ガーネットにレイ・アレンというオールスターの常連を補強し、地元ではレジェンドと愛される、Celtics一筋のポール・ピアースと共に、Big3を築き66-16という完璧な成績でシーズンを終え(前年度24-58から)、勢いそのままにNBA Championship勝利まで成し遂げ、文字通りリーグを震撼させました。

【左からRay Allen, Kevin Garnett, Paul Pierce】

しかし、今回のMiamiに集まる3選手は、2008年北京オリンピックでバスケットボールアメリカ代表として金メダル獲得の原動力となり、今まさに選手として上り坂にいる3選手と言えるでしょう。そういった意味では、MiamiBig3は、注目度、話題性、破壊力という面からしても、Celtics Big3を更に凌ぐものになるのでは、と推測できます。現に、午後9時にレブロンが決断を公表する直前まで、ESPNにて行われていた調査には、MiamiBig3への注目度、期待度が既に現れていました。

「レブロンは今夜、どのチームと契約を結ぶと思う?」と題した調査では、午後9時の時点で、なんと24万人以上の方が投票されており、その内の42%Miami Heatと答えていました。もちろん、様々な情報を集め、Heatへの移籍が濃厚だろうと予測された上で、投票されている方もいるとは思いますが、この圧倒的な数字はそのままファンの、「Big3が実現して欲しい」という願望の表れと解釈できるのではないかと思います。


 












次週は、このレブロンの移籍を受けて、NBAファン及び関係者方がどのような反応を示しているのかを紹介したいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿