2012年1月17日火曜日

アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム振り返りレポート1~カレッジバスケットボール観戦 George Mason University vs. The College of William and Mary


129日に68日間の日程で開催されました「アメリカ東部スポーツビジネス研修プログラム」が先日無事に終了致しました。本日から暫くの間、各研修先を1つずつより詳細に振り返ってみたいと思います。


1回目の今回は、初日の午後に観戦しました、カレッジバスケットボールのGeorge Mason University vs. The College of William and Mary戦です。


アメリカのカレッジスポーツにおいて、アメリカンフットボールと並んでメジャースポーツに数えられる唯一の競技が男子バスケットボールです。実際にほとんど全ての大学で、アメリカンフットボールと男子バスケットボールの2競技のみで上げる収益(主にチケット収入や所属カンファレンスからの分配金など)によって、他の全てのスポーツ競技(ベースボールやサッカー、ゴルフ、陸上、水泳など)の運営が支えられていることは広く知られています。


今回視察・訪問したのは、バージニア州FairfaxにあるGeorge Mason Universityの本拠地Patriot Centerで開催されたGeorge Mason University vs. The College of William and Mary戦です。George Mason Universityは、20063月に開催された全米大学体育協会(NCAA)主催の全国トーナメント「March Madness」で、ノースカロライナ大学やコネチカット大学といった並み居る伝統強豪大学を打ち倒し、奇跡のFinal Four(ベスト4)進出を果たした事で、「シンデレラ・ストーリー」として一躍全米中にその名を知らしめることになりました(NCAA主催の全国トーナメントは、毎年3月から4月にかけて選ばれし68大学が参加して開催され、期間中、全米中を興奮の渦に陥れるため、「3月の狂乱(March Madness)」と呼ばれています。トーナメントの様子は、地上波放送局であるCBS、ケーブルテレビ局であるターナー・ブロードキャスティング・システム、インターネットのストリーミングを利用した「NCAA March Madness on Demand」で、全試合が生放送されています)。

Patriot Center正面入り口の様子です。試合開始までまだ約1時間以上ありましたが、既に地元ファンが続々と集まっておりました!】



コロニアル・アスレティック・カンファレンスに所属するGeorge Mason Universityは、メジャー・カンファレンスに所属している訳ではないのにも関わらず、1万人収容のPatriot Centerを所有しており、アリーナ内は毎試合地元ファンでほぼ満員に埋め尽くされます。


【正面入り口を入ると、先ずは2006NCAAトーナメント「March Madness」でFinal Four進出を果たしたことを記念する壁画がファンを迎えてくれます。Patriot Center内では、至る所で過去の輝かしい歴史を物語る写真や永久欠番のユニフォームが飾られておりました】


【こちらはアリーナ上に掲げられているFinal Four進出記念のバナーです。地元ファンの皆さんはこのバナーを見ることで、2006年当時の誇らしい気持ちをいつでも呼び起こす事が出来るそうです!】



【試合前のPatriot Center内です。チアリーダーの皆さんが会場の雰囲気を盛り上げてくれます!】


【アメリカのスポーツイベントでは、カレッジでもプロでも必ず試合前に国歌斉唱を行います】


【試合前の選手紹介で、ファンのボルテージも一気に最高潮です!】


【子供にとっては、2時間じっと席に座って試合観戦に集中するのはなかなか難しいですよね。このような子供連れの両親にとって、非常に有難い仕掛けがアリーナ中に張り巡らされていました!】



【カレッジの試合といっても、売店の種類は非常に豊富です】



Tシャツやパーカーを中心に、George Mason Patriotsグッズも購入可能です。地元ファンの皆さんは、ほぼ全員がチームカラーの黄色か緑のパーカーを着て応援していましたね!】


【ゲームプログラムやポケットサイズのスケジュール、ポスターなどのギブアウエーアイテムも充実しておりました】


【体の不自由なファンも勿論大切にしています!】


Patriot Center内外の雰囲気を味わい、George Mason University vs. The College of William and Mary戦を観戦する事で参加者の皆様は、アメリカに文化として根付いているカレッジスポーツの人気度の高さや、地方小都市に本拠地に置きながら集客面で成功を収めている秘訣、スポーツビジネス産業の裾野の広さを感じる事が出来たのではないでしょうか。


次回の詳細振り返りレポートも乞うご期待下さい!


Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク 三宮伸也

0 件のコメント:

コメントを投稿