2011年7月25日月曜日

アメリカサッカーに関するあれこれ・WUSA編

こんにちは。

Athletes Dream Management, Inc. L.Aインターンの大島です。

スポーツ大国と名高いアメリカですが、サッカーに関しては「不毛の地」と言われる様に、その人気はフットボールや野球に比べると決して高くはありません。
このブログサイトから、出来る限りのサッカーに関する情報をお伝えできたらと思います。

今回は、かつてアメリカで運営されていた、世界初の女子プロサッカーリーグについて書こうと思います。





Women's United Soccer Association、通称WUSAは2001年4月に開幕されたプロサッカーリーグです。1996年のアトランタオリンピック、及び1999年の女子ワールドカップでのアメリカ女子サッカー代表の活躍を受け、(オリンピック、ワールドカップ共に優勝)アメリカで女子サッカーの人気が高まりました。これをきっかけに、アメリカで女子サッカーのプロリーグ創設の話が持ち上がり、ゲータレード、ジョンソン・アンド・ジョンソンの2社がスポンサーとなってWUSAの発足にいたりました。

発足当時は、全8チームで構成されており、その中の一つアトランタ・ビート(Atlanta Beat)には日本女子サッカー代表の澤穂希選手も所属していました。
アメリカ女子サッカー界で長らくエースとして活躍したミア・ハムもこのWUSAに所属しており、その試合はESPNや地元のスポーツ局でも放送され、男子サッカーリーグのMLS(Major League Soccer)をしのぐ程の人気でした。

しかし、人気とは裏腹にTV視聴率や観客数等、興収が伸び悩んだ為経営難に陥り、スポンサーの資金提供打ち切りもあって、WUSAは2003年9月15日に無念のリーグ休止となりました。

資金不足により僅か3シーズンで幕を閉じたWUSA。つい最近までドイツで開催されていたFIFA女子ワールドカップにて、決勝まで進んだ強豪アメリカ代表ですが、今回このブログを書くにあたりWUSAの存在を知り、その道のりは決して楽ではなかったんだなと実感しました。

次回は、WUSAの後に発足した、WPS(Women's Professional Soccer)についてお話ししたいと思います。

大島麻矢

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