今回は私が住むLAのスポーツクラブ事情についてお伝えしたいと思います。
ご存知、車社会且つ肥満大国と言われるアメリカ。
中でもハリウッドを有し、ショービジネスが盛んなここロサンゼルスでは健康維持のみならず、特別なシェイプアップやボディメイクのためにスポーツクラブを利用する人も多く、フィットネス需要はとても高く、多くのスポーツクラブが街の至る所に点在しています。
私も実際にこちらに越してきた当時は、チェーン展開している大手スポーツクラブはもちろん、小さなスペースでパーソナルトレーニングスタジオを展開している所など数多くのスポーツクラブの存在にとても驚いたことを覚えています。
ちなみに少し興味本位ですがgoogleで検索をかけてみました。
「sports club los angeles」で約1億8200万件。
「sports club ny」で約1億6400万件。
「スポーツクラブ 東京」で約4200万件。
単純なワード検索のため、一概に比較はできませんがこの数の差からも米国民のフィットネスへの興味・関心の高さが感じられる節があるのではと思います。
一方、もともとアメリカのスポーツクラブを輸入展開して始まった日本のスポーツクラブも近年ではダイエットやアンチエイジングに代表される健康ブームの広がりもあり、活況化してきているようでもあります。
日本とアメリカのスポーツクラブの違いとしては、
・日本はスタッフが施設内サポートをサービスの一貫として行うことが多いのに対して、アメリカでは何かを教えてもらう場合はパーソナルトレーナーとの契約が必要。
・アメリカでは日本のようにプール付が当たり前という風潮は無く、マシンのみやスタジオのみなど目的に即した施設設備が主。
・アメリカではクラブ内のスタッフ配置も営業、フロント、清掃など、職域や雇用形態の違いが明確な場合が多い。
・月会費も日本では1万円前後からに対し、アメリカでは30ドル前後、複数年契約により更に半額、などの超低価格帯も多く存在する。
またこの約一か月以内に私が実際に訪問したLAのスポーツクラブについてもお伝えします。
ウエイトトレーニングやフリーウエイトの施設が非常に充実している世界30か国にも亘る世界一のチェーンスポーツクラブ。筋肉強化の側面での専門性が強く、ボディビルダーやアスリートも多く通う。LAベニスビーチにある店舗が1号店。現在日本国内にもFC含め41店展開。
実際に私もベニス店に行きましたが、多くのウエイトマシンが所狭しと並び、見た事の無いような体形の方々が多く汗を流していました。さすがマッスルパーソンの聖地、ここでならとてもストイックに自分と向き合える雰囲気が漂っています。
300万を超える世界一の会員数を誇り、上記のGold GymそしてイギリスのFitness Firstに次ぐ店舗数も世界第3位のスポーツクラブ。現在では中国やシンガポールなどのアジアエリアにも「カリフォルニアフィットネス」という名で展開。
アメリカではその名の通り24時間営業の元、ときに24ドルの月会費を打ち出したりするなど低価格路線でも展開。その他少しアッパーライン向けやプールのある豪華施設など近年では低価格のみならず顧客のニーズに即し6つのレベルの店舗を展開している。
こちらは中レベルの店舗へ行きましたが、スタジオプログラムはすぐに満員。機械も込み合っていてとても賑わった雰囲気のスポーツクラブという印象を受けました。
LAをメインに展開する超高級スポーツクラブ。多くのハリウッドセレブリティが通い、ヘアサロンやバーやレストランやバレーパーキングなどフィットネス領域以外の充実した施設を有する。リッツカールトンやフォーシーズンズなどの高級ホテル内にも展開。
こちらはクラブ内の至るところに無料タオルが置かれており、もちろん使い放題。またマシン配置もとても広く、セレブ感満載。入口入ってすぐにあるクラブ独自のレストランとバーの存在がとても印象的でした。
NY発祥の個性的なスポーツクラブ。何が個性的かというと、「運動は楽しいものだ」というコンセプトを全面に打ち出した思想や設備を持っている点。赤や黄色や黒などといった派手な内装を用い、ライトや音楽をフル活用したスタジオプログラム。昔、“ゴージャスな女装をした男性黒人インストラクターが教えるエアロビクス”という変わったスタジオクラスがパブリシティ効果を生みニュース、情報番組などで取り上げられ一気に話題になったり、クラブ内にDJを連れてきてパーティーを開催したりととても自由な雰囲気で展開。
こちらはLAにはハリウッド店のみの展開ですが、場所柄俳優の卵などとっても個性的な方が多く、いつ行っても飽きない楽しいスポーツクラブ。
需要が高いからこそ、数多く点在するLAのスポーツクラブ。
だからこそどこのクラブも自身の売りを明確に、個性を打ち出し、他クラブとの差別化をしっかりとはかっています。
まだまだ気になるクラブがたくさんあるLA。これからも自ら体験しながら色々なところを見ていきたいと思います。
フィットネス領域の奥の深さを感じると共に、自分磨きにも終わりが無いと感じたスポーツクラブ視察でした。
LAスタッフ:小澤美希子
参照:Wikipedia
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