2012年5月24日木曜日

アメリカFitness体験レポート #4


こんにちは。
Athletes Dream Management, Inc. LAスタッフ川上です。

アメリカフィットネスブログ第4弾は、USC(サザン・カリフォルニア大学)へクロスフィットのリージョナル地域予選を視察しに行った様子をお伝えします。

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まず本日も、クロスフィットとは・・?という所からご説明致します!
クロスフィットとは、2000年にアメリカ・カリフォルニアで始まった、ファンクショナルムーブメント(実用的な動作)を高い度合いで行う、ストレングス・コンディショニングプログラムです
10の身体能力(心肺機能、スタミナ、筋力、柔軟性、パワースピード、コーディネーション、俊敏性、バランス、正確性)を総合的に改善することで、包括的なフィットネスの形成を目的としてます。
2005年の時点でアメリカ国内では僅か13件のクロスフィットジムも、2012年現在は約3400件にまで広がり、これから先急成長すると言われていわれています。

今回私が視察に行ったCrossFitのイベントは、2007年度より毎年行われているフィットネス世界一を決める大会に参加する為のリージョナル地域予選です。まずこちらの地域予選に参加するプロセスとして、世界各地より多くのアスリートを募る為インターネットを通じての予選が行われました。こちらのインターネット予選はオープン予選と呼ばれ、毎週1つのワークアウトが5週間に渡り発表されます。参加者は発表から3日間の内にワークアウトを行い、インターネットを通じ動画をクロスフィット本部へ送らなければなりません。又は、クロスフィット認定ボックス(日本では、沖縄・東京・京都に設置)でワークアウトを行い、承認される必要があります。このオープン予選での上位男女各60人がリージョナル地域予選への参加資格を獲得するという仕組みになっております。
2012年度はヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米、オーストラリア、そしてアメリカ合衆国を12の地域に分けた合計17地域でリージョナル予選が行われました。このリージョナル地域予選での男女各2名がアメリカ・ロサンゼルスのHome Depotセンターで行われるクロスフィットゲームへの参加権利を手にします。
クロスフィットゲームの優勝賞金は、当初は数百ドル(3~5万円)でしたが、2011年降Reebok(リーボック)がスポンサーとなり、優勝者男女に2百50万ドル(約2億円)の賞金が送られるようになりました。
このクロスフィットイベントで競技者は、クロスフィットの提唱するフィットネス定義の1つ “予測不可能な未知的状況下での高い身体能力” に基づき、競技ワークアウトの内容を1時間前まで知ることはできません。更に、競技ワークアウトには、毎年新しい動作が加えられます。昨年度は、海での水泳とソフトボール遠投が行われ競技者を驚かせたそうです。
私が視察したカリフォルニアのリージョナル地域予選では、デットリフトとヘッドダウンプッシュアップスが行われていました。決められた回数・如何に早く終わらせるかというのを競います。そちらの様子をご覧下さい。


最初は男女2名ずつ(計4名)のグループ戦→女子個人戦→男子個人戦といった順序で行われました。
私がこちら予選の視察を通して、参加者の身体能力の高さに圧倒された事は勿論ですが、非常に感動を受けたシーンがありました。
それは参加者がお互いに励まし合う姿勢でした。自身の競技を終えた参加者は、近くで葛藤している参加者を大きな声で励まし、最後の一人に残った参加者を全員で囲み、応援している姿は非常に感動的でした。先程まで隣に居る参加者は皆“敵”であったはずが、競技を終えた後は同じ競技をする“仲間”として協力をし合っていました。

こちらに載せることができなかった映像は弊社YouTube(スポーツ経営学)にてご覧いただけます。
またこの様なフィットネス現場からTwitterを通じて皆様に写真や映像等、情報をどんどん発信しておりますので、併せて宜しくお願い致します!

では次回は、UFCジム@Torranceを視察した際の様子をお伝え致します!
川上 佳奈

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