“継続は力なり”
ミニバス(小学生バスケ)のチームに入っていて、引退時に色紙を頂いたときに、高校生でボランティアとして指導していたコーチからの言葉。 このとき、この言葉を初めて知った。
春セメスターも引き続き、実習を続けた。
昨年の秋セメスターから、今年の春セメスターにかけて、私は毎朝、必ず欠かさず行っていることがある。
ウエイトルームの朝清掃
他のスタッフやインターン生が椅子に座りながら雑談している最中でも、清掃を続けた。
自分一人で。
だれも手伝おうとはしない。それは面倒くさいに加えて、私が行っている本当の清掃の意味を理解していないからだと思う。
清掃をするには、常に綺麗に保っていたいということ。ウエイトルーム、別の言い方をすれば私たちS&Cチームの仕事場である。汚い仕事場では良い仕事は生まれない。
それ以外にも綺麗にしておかなければいけない理由はある。
私たちの仕事場と言えど、選手を扱う場所、選手を成長させる場所。
汚いウエイトルームで、選手はトレーニングに集中できるであろうか。
汚ければ、怪我の可能性だってあり得る。
現に、毎朝掃除していると、どこから出てくるかわからないような、小石などが落ちていることが多々ある。
他のスタッフが毎朝来て、“昨日のNFLの試合観た?”“あの映画観た?おもしろいよね”と雑談していようが、私は毎朝続けた。
“おまえらも清掃しろよ”と思ったことはあるが、ポジティブに考えれば“器具点検の目を養える”とし、あえて、一人で黙々と続けた。
ただ一人だけで、毎朝、清掃を黙々としていても、意味はあるのだろうか。
しかし、見ている人はきちんと見ている。
ヘッドS&Cコーチは言っていた。
“他のスタッフは毎朝、雑談しているだけで、おまえだけが清掃している。アメリカ人は日本人のこういうところを見習わないといけない気がするよ。”
女子体操の選手の宿題のヘルプをする機会があった。その時に、ワークアウトについて話をした。
その選手はこう言った。
“ウエイトルームはいつも綺麗だったよ。”
“継続は力なり”
何事も、認めてもらうまで続ける事が大事。
見ている人は、本当に見ている。
そういう人たちのために働きたい。
またそういう人に私もなりたい。
こういう基礎的な仕事をいつまでも忘れないようにしていたい。
Southeast Missouri State University
浅野 勝成
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