筑波大学 松田研究室 王国の息吹 海外編の二日目の内容
- Irvine市庁舎訪問
- University of California, Irvine (UCI)内、Anteater Recreation Center見学
1. Irvine市庁舎訪問
日本人や日系アメリカ人もこのIrvine市には多く住んでおり、日本と密接な関係にある都市です。
市庁舎ではコミュニティーサービス部門、スポーツ/水泳担当(Community Service Department, Athletics and
Aquatics)のCroft氏より、Irvine市におけるスポーツ行政についてのプレゼンテーションを受講しました。
Irvine市は毎年ソフトボールの世界大会を開催している都市で、私たちが見学した本日も、全米より120以上のチームが集まる大会が開催されていました。
ソフトボールに限らず、Irvine市では水泳の世界大会なども開催されるほど、競技スポーツ施設が数多く存在します。
これらの設備は、Irvine市民からの住民が利用できるスポーツ施設を充実させてほしいという要望によって建設されたそうです。
Croft氏が所属されているスポーツに関する部署が、コミュニティーサービス部門に所属している事からもわかるように、アメリカ行政ではスポーツは住民の生活環境の向上という観点から捉えられています。
一方、日本の行政システムにおいて、スポーツは文部科学省や教育委員会に所属しており、教育の一環としてのスポーツという意識が強いようです。
このようにスポーツ行政に対する日米両国の考え方の違いからも、市民生活とスポーツの関係に差が生じてくるという事を理解できると思います。
昼食をIrvine市職員のEvans氏と一緒に頂き、学生の皆様は行政面だけでなく、Irvine市での生活など日米の文化的な違いについて様々な事を質問していました。
こちらは全学生が利用可能なスポーツ施設です。
Anteater Recreation
Centerに入るとすぐに、巨大なロッククライミング用の壁がそびえ立っています。
夏休み期間の今日は、地元の子供たちにロッククライミング教室を開講していまいした。
ロッククライミングに限らず、このAnteater Recreation Centerでは料理教室など様々な教室を地元の子供たちを対象に開催しています。
Anteater Recreation Centerのトレーニング室にはFit for Greenと呼ばれる、トレーニングマシーンを動かすエネルギーを電気に変換する装置が設置されています。
学生はIDを入力する事により、自分がこれまでどれだけの電力を生み出してきたか、また学内での順位を確認する事が出来ます。
また、この施設には有料ですが、脂肪量や運動能力を計測する最新の設備も導入されています。
施設を見学した後、学生の皆様はPeritz氏よるAnteater
Recreation CenterおよびUCIにおけるスポーツ活動に関するプレゼンテーションを受講しました。
UCIではアメリカンフットボールやバスケットボールといった人気スポーツのチームを有していません。
これらチームを有する為には体育館や備品などの費用が必要である以外に、人気のあるスポーツであるが故、良い成績を残す必要があるため、全ての大学がこのようなチームを有することができるような財政状況ではないとPeritz氏は説明されていました。
日本とは状況が異なりますが、大学におけるスポーツに対する費用の削減という問題が日米両国で存在しているという事をこのプレゼンテーションより学ぶことができました。
プレゼンテーションを受講した後、Peritz氏とthe Cheesecake Factoryにて夕食を頂き、Peritz氏が大学時代、セッターとしてバレーボールチームをDivision 1で牽引していた話など、アメリカにおけるバレーボールに関することや、カリフォルニア州のスポーツ環境についてのお話も伺うことができました。
明日もUCIを訪問し、筑波大学の皆様はUCIの学生とUltimate(フリスビーを使った競技の一種)を通じて国際交流をされます。
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LAインターン 澤
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