Athletes Dream Management, Inc.インターンの釘田です。
いよいよ世界中が注目する世界最大級のスポーツイベント「2010 FIFA World Cup」が今週6月11日金曜日に、アフリカ大陸初となる南アフリカにて開会致しました!
【2010 FIFA World Cup Official Logo】
岡田監督率いる我らが日本代表も大会直前の壮行試合等で、連日皆さまのお茶の間を賑わしている事と思います。代表監督就任当初から常に「ベスト4」を目標に掲げてきただけに、本番直前の今、彼らの一挙手一投足に注がれる周囲の注目度は過去に例を見ない程に高まっているように感じます。私もアメリカから壮行試合の結果をチェックしては一喜一憂しつつも、やはり新生岡田Japanの未だ見ぬ快進撃を、本番の南アフリカの地で見られることを大いに期待しております。
【新生岡田Japan】
さて、グループEに属し初戦を14日に控える日本とは違い、グループCに入ったアメリカはその初戦である対イングランド戦を、本日既に終えました。イングランドに比べ決定的なシーンが少なく、実力の差は依然としてあるように感じましたが、結果は前半終了間際にアメリカがデンプシー選手によるラッキーなゴールで同点に追いつき、1対1の引き分けに終わりました。
【イングランドに先制点をもたらしたジェラード選手】
やはりスポーツは何が起こるか分からないものですね。サッカーの発祥であるイングランドの代表GKに選ばれる程の選手が、なんでもない正面のシュートをファンブルしてしまい、結局的にそのミスのせいで勝ち点3を取り損ねる結果になってしまった訳ですから。多数のアメリカの解説者ですら、母国の負けを予想していたイングランド戦に、何はともあれ引き分け、アメリカは勝ち点1を手にしました。この勝ち点1は、スポーツ大国にして「サッカー不毛の地」であるアメリカにとって、とても大きな意味のあるものとなるかも知れません。
かつてアメリカ人に「何故アメリカはサッカーが流行らないのか?」と聞いてみたところ、「おれたちは白黒はっきりしていないものが好きじゃないんだよ。サッカーには引き分けがあるだろ?それがまず好きじゃないな。あとサッカーは展開がスローだし、点も入らないし、バイオレンスが無いのも原因だろうね。」と言っていたのをふと思い出します。
しかしゆっくりですが着実にそのマーケットを拡大し続けているMajor League Soccerの存在に、スポーツ専門家たちは、2010ワールドカップはアメリカサッカー界にとってプラスになる事はあってもマイナスになる事は無いだろうと比較的楽観的な見解を発表しています。
【MLS Official Logo】
その理由として挙げられているのが、予選リーグで敗退してしまった前大会の存在です。加えて、大多数のスポーツ専門家は、今大会はまず予選を突破するであろうと予想しています。その為、もしリーグ突破を成し遂げれば、それが叶わなかった前大会よりも明らかに進歩していることになり、それが良いイメージを生むだろうというのが彼らの意見です。そしてそれによって引き上げられる、国民のサッカーに対する注目度が、未だニッチスポーツ的なアメリカサッカー(MLS)にはとても重要であり、良い影響を与えるだろうと話します。そして大会を通して、アメリカ代表チームが活躍し、日本メディアお得意の「ヒーロー」のような存在が出てくれば、なおアメリカサッカーの繁栄に拍車を掛けてくれるだろうという見解の様です。そういったことを踏まえると、本日のラッキーなゴールが産み出した勝ち点1はアメリカサッカーの明るい未来への第一歩となるのかもしれません。
また今大会で、忘れてはならないのが、ホスト国の存在です。この大会ではアフリカの総合力の1つの量りとしての見方もできるのではないでしょうか。つまり、アフリカ初のホスト国となった南アフリカが無事に成功を治め、経済力、社会基盤、治安等の不安要素を拭い去ることができるかどうかも、大会の結果と並行して注目してみて下さい。引き続き4年に1度のサッカーの祭典をお楽しみ下さい!
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