2011年9月6日火曜日

インターンシップ終了のご報告とご挨拶。 武田雅史


この度、6月から約3ヶ月間のADMでのインターンシップを無事終了する事になりました武田雅史です。

夏の間の3ヶ月間という短い間でしたが、色んな経験をさせて頂き、様々な事を吸収できたのではないかと自負しております。そして更に、業務を通して多くの日本人の方々にお会いさせて頂き、多くの刺激や学びを頂きました。


その中で私が強く感じた事は3つあります。


1.    常に相手の立場になって考える力、物事や現象の一歩先を予測して考える力、つまり「想像力」の必要性

日本を離れ、アメリカの生活が長くなってしまうと、ついアメリカの接客習慣に慣れてしまいます。ニューヨーク市などの大都会ならまだ良いのかも知れませんが、まして私が住んでいるマサチューセッツ州の田舎ではレストランに入っても店員の方の接客は日本に比べたら決して良いとは言えません。このような環境に慣れていた私は、まずインターンシップをさせて頂くにあたり、日本らしい隅々まで目の行き届いた、きめ細かいサービスを提供できるように考え方や習慣を改めなくてはなりませんでした。

その際に、強く感じたのは「想像力」の必要性です。

ただ単に、クライアントの方々の要望をそのまま聞くだけでなく、それ以上の事を提供する。つまり、クライアントの方々が望む物を提供するのは当たり前なのですが、先を読んで、これからクライアントの方が必要になるだろう事や知っていたら嬉しいだろう事を考えて、それを事前に調べ普通のサービス以上の物を提供する。

まだまだ、私はこの三ヶ月間では普通のサービスをクライアントの方々に提供させて頂く事だけで精一杯で、それ以上の事をするには力が足りませんでした。しかし、これからは的確な想像力を身に付け、プラスアルファの仕事がいかにできるようになるかが今後の私の課題だと痛感させて頂きました。



2.    自分の考えや思いを上手く言葉にして相手に伝える「表現力」の大切さ

まず私は小さい頃から自分の事を表現するのが得意だったとはあまり言えませんでした。尚且つ、日本の大学生時代に運動部の部活に所属していた事もあり、目上の方とお会いさせて頂いた際には、日本の大学生時代の習慣からか、「はい」か「いいえ」でしか話す事が出来ず、それ以外の事を目上の方に話すにはとても勇気がいりました。

しかし、業務をさせて頂く中で、言われた事をその通りに遂行する事はとても大切なのですが、その中でも自分の考えや意見を伝えなくてはならない機会が多々ありました。その際に上記の考える力「想像力」に加えて、自分の中にある物を相手にわかりやすいように言葉にして伝える力「表現力」の必要性を痛感させて頂きました。

これはただ単に友達と話している時とは違い、業務の際やクライアントのお客様とお話させて頂く際にとても大切であり、これがコミュニケーション能力にも繋がっていくのだと思います。

私の場合は、咄嗟に自分の考えを表現するだけの力が備わっていなかった為、話す前にまず自分の頭の中で整理してから話すように心がけました。しかし、まだまだ話す際に慌ててしまう事が多々ありますが、少しは以前より上手く話せるようになったのではないかと思います。



3.    自分の人生を無駄にしないという事

これは業務を通して多くの日本人の方々から学びました。この短い三ヶ月間だけでしたが様々な方々にお会いさせて頂き、そして色んな刺激を受けました。

その方々の人生観や哲学、考え方などの幅広く様々な事を聞かせて頂きました。
ある日本人の方は私にこう教えてくれました。

「世の中の人々は自分の人生の大切さをわかっていない人が多い。まだまだ人生が終わらないと思っているから、怠慢になったり時間を大切に使わない事がある。しかし、そこで自分の人生の終わりや本当に自分の大切な物を亡くした時の事を考えてみたらどうなるだろうか?きっと、その時に“なにか”見つかる筈だよ」

私には、この“なにか”を自信をもってハッキリと断言することは、恥ずかしながらまだ出来ません。しかし、一つ感じた事は、この夏のインターンシップを通してお会いさせて頂いた全ての日本人の方々は、みんな自分の人生を生きている、又は生きようとしている方々だと強く感じました。
その理由はアメリカの土地柄か、或いはスポーツ業界関係者だからなのか、上手くはわかりません。
しかし、この夏の業務経験や人々の出会いは私の人生の中の一生の財産です。


そして私の方は9月から、またSpringfield Collegeで授業が始まるので学校に戻りますが、約1年後には卒業し自分の進路を決めなくてはなりません。

この夏のインターンシップを通して感じたのは、その1年後の自分が決断を下す際に、他の周りの勢力に流されて決断を下すというより、まずは自分で納得をしてから決断を下したいなと思いました。
それが、今年の夏にニューヨークで出会えた方々のようになる為の一つの方法だと思います。


今回でNY支店のインターンシップ武田雅史としてのブログは最後になりますが、これからもまだ学生ブロガーとして、スポーツマネジメントfrom USAにエントリーをさせて頂こうと思いますので、今後共々よろしくお願い致します。

そして、ADMのスタッフの方々にはとても短い間でしたが何も出来ない私に何から何まで教えて頂き本当に有難う御座いました。とても感謝しております。これで終わりでなく、これからも繋がって頂けたら幸いでございます。

それでは皆様、まだまだ未熟者の私ですが今後共々どうか宜しくお願い致します。


武田雅史
NY支店インターン
Springfiled College

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