2011年3月6日日曜日

女性初のメジャー投手

こんにちは。Springfield Collegeの武田雅史です。
今日はアメリカに来てからの「人との出会い」について書きたいと思います。


その方との初めての出会いは、とても衝撃的でした。
まだアメリカに来て間もない頃、英語の会話について行けずに黙っていた私に、「もっと話しなさい。」と、注意してくれたのを覚えています。


しかし、その後、私が英語を話せないと分かると、その時の厳しい顔付きとはうって変わって、いろいろと授業の事で助けてもらいました。
プレゼンの対策など、右も左も分からなかった私を一から面倒みてもらいました。
前学期の授業で単位を取れたのも、この方のお陰だと言っても過言ではありません。
その方の小学生の娘さんの宿題の面倒を見る傍ら、私の授業の面倒も見てもらったり、いつも図書館で私に分かりやすいように授業の内容などを説明してもらったりした事は、今でも記憶に新しいです。


その方が、いつも楽しそうに話す話題が二つあります。

一つ目は、娘さんの事について話す時。
そして、二つ目は野球について話す時です。

その方は、ジャスティン・シーガルさんといい、「BASEBALL FOR ALL」という団体を立ち上げ、女性も含めた野球振興の為に活動中です。


そして先日、いつものようにヤフージャパンのニュースを見ていたら、ジャスティンさんが「女性初のメジャー投手」というタイトルで報道されていたので、とても驚きました。
女性で初めてメジャーの打撃練習の投手を務めたというニュースでした。
このニュースを見た時、ジャスティンさんがいつも頑張っている姿を見ていたので、私まで何だか嬉しくなりました。


人の夢や目標が達成される瞬間ほど、感動的なシーンはないのではないでしょうか。そして、ジャスティンさんの場合は「女性初」という事で、アメリカ野球界の歴史に名を刻んだと言っても過言ではないでしょう。


先日、偶然ジャスティンさんと学校で会い、近況について色々と話している際に言われた言葉があります。

「もし自分が出来るという自信を持てば、必ずそれは上手く行く」

自分の目指すべきゴールは、一つだけ。
そのゴールに向かって、現実的には遠回りせざるを得なくても、ゴールを目指して頑張り続けようと思わせてくれた一言でした。


ちなみに、ジャスティンさんは4月に取材のために日本に行く予定なので、もしかしたら日本でも何かしらの形で彼女をお目にする機会があるかも知れません。



武田雅史
Springfield College

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