2011年3月5日土曜日

つぶやきをムーブメントに

こんにちは。Athletes Dream Management, Inc.インターンの石川です。
今回はアメリカのスポーツ界でもすっかり定着した感のTwitterについてブログを書きたいと思います。

「~なう。」が昨年の流行語のトップ10に選ばれるなど、昨年あたりから日本でもTwitterを始める方が増えてきましたね。meyou.jpのTwitter日本総合ランキングによると、日本のアスリートの中では日本ハムファイターズのダルビッシュ有選手(@faridyu)が218,766人でフォロワー数1位となっています。かなりの頻度でダルビッシュ選手はツイートし、なおかつ素の部分のダルビッシュ選手も見ることが出来るのでフォロワーが増えるのも頷けます。

ダルビッシュ選手のTwitter

ちなみに日本全体の1位はガチャピン(@GachapinBlog)で907,464人、2位はソフトバンクの孫正義社長(@masason)で834,354人、3位は鳩山由紀夫前首相(@hatoyamayukio)で652,774人となっています。(*フォロワーの数は3月3日現在)

それでは世界のスポーツ界でのTwitter状況に移りましょう。Tweeting-Athletes.comによるとNFL(928人)、NBA(319人)、MLB(163人)、NHL(90人)、サッカー(369人)、ゴルフ(154人)、テニス(86人)、モータースポーツ(154人)、総合格闘技(224人)、自転車(114人)、ウインタースポーツ(251人)、その他のスポーツ(659人)に所属するTwitterのアカウントを持っているアスリート数の合計は3,538人に上ります。

Twitterに参加しているアスリート数に比例してNFLやNBA、サッカーの選手へのフォロワー数は多く、MLBやNHLのアスリートのフォロワー数は少なくなっています。デレク・ジーター(Derek Jeter)選手などのMLBのスタープレイヤーがあまりTwitterを行っていないと言うことも影響があるでしょう。ただ、MLBで一番フォロワー数を集めているのはニューヨーク・ヤンキースのニック・スウィッシャー(Nick Swisher)選手と言うのは驚きです。

フォロワー数の多いアスリートトップ10を上げると、

1位 シャキール・オニール(Shaquille O’Neil)Boston Celtics (NBA): 3,566,097フォロワー
2位 カカ(Kaká)Real Madrid (La Liga): 2,891,613フォロワー
3位 ランス・アームストロング(Lance Armstrong)Cycling: 2,754,696フォロワー
4位 トニー・ホーク(Tony Hawk)Skateboarding: 2,318,247フォロワー
5位 セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)Tennis: 1,937,738フォロワー
6位 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)Real Madrid (La Liga): 1,932,668フォロワー
7位 ドワイト・ハワード(Dwight Howard)Orlando Magic (NBA): 1,861,318フォロワー
8位 ライアン・シェックラー(Ryan Sheckler)Skateboarding: 1,759,768フォロワー
9位 チャド・オチョシンコ・ジョンソン(Chad OchoCinco Johnson)Cincinnati Bengals (NFL): 1,753,097フォロワー
10位 ポール・ピアース(Paul Pierce)Boston Celtics (NBA): 1,744,228フォロワー

Twitter黎明期から積極的にTwitterを活用して話題を提供しているシャキール・オニール選手が1位となっています。過去にはオニール選手はTwitterを利用して鬼ごっこをしたことなども話題となりました。

オニール選手のTwitterの画面

このツイートでは20分以内にオニール選手をタッチすることができたら2枚の試合のチケットをあげるというものです

また3位のランス・アームストロング選手はTwitter上でサイクリングを呼びかけ、時には一晩で1,000人ほど集めて次の日に一緒にサイクリングを行ったりもしています。

このようにただ自分の行っていることや思いをつぶやくだけではなく、Twitterを通じて大きなムーブメントも起こすことも可能なのです。選手とフォロワーの距離が近く、尚且つリアルタイムでその選手の行動が分かるからこそ成せる業なのだと思います。ブログではやはり時間差が生じるため、今選手がしていることと言うのを伝えるのは難しいと思います。ブログの文章を書くときと言うのは、一度自分の中で書くことを整理してから書き出すというように、伝えたいことを書くのにはそれなりの時間が必要になります。しかし、Twitterの場合は今伝えたいことを伝えることができるという即効性があります。物事を起こすときというのはこのようなスピディーさ必要になるので、Twitterというものは正にうってつけのツールではないでしょうか。

また、Twitterでは選手の素の部分に近い感じをフォロワーは感じることが出来る、これがTwitter広がった理由の一つではないかと考えています。どうしてもメディアを通して発言する際には、選手も形式ばった言い回しになりがちでなかなか本音を言うことが無いと思います。何でも言って良いというわけではありませんが、Twitterではかなり自由に発言することができるので、選手の本当の声と言うものを伝えることが出来ると言えるでしょう。ただTwitter上でも発言してはいけないことを言ってしまうと、大きなニュースに発展してしまうので、Twitter上でも発言の影響力は大きいと言うことを認識してツイートすることが非常に大事になるでしょう。ただ、日本人アスリートたちにはTwitterの影響力をうまく使って、今までのメディア媒体ではできなかったような大きなムーブメントをアメリカのアスリートたちが行っているように選手達自身で作り上げていってくれたらと強く願います。

その力をアスリートたちは持っているのですから。

石川拓道

【参照】
•meyou “Twitter日本総合ランキング”: http://meyou.jp/ranking/follower_allcat
•Tweeting-Athletes.com: http://www.tweeting-athletes.com/index.cfm

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