2011年4月28日木曜日

シーズン毎に変わる!?アメリカ高校の部活事情

LAスタッフの小澤美希子でございます!

今回は私の実体験をもととしたアメリカ・ハイスクールでの部活事情についてお伝えします。

アメリカでは小さい頃から複数のスポーツを経験することが一般的なようで、高校でもほとんどの場合1年間を3シーズン(夏・冬・春)に区切って部活を編成しています。
※州・公立/私立・また学校によって詳細は異なりますので必ずしもではございません。

よって年間を通じて3つの部活に所属、すべての部活で花形プレーヤー、なんて子もいて大概の場合その子はモテモテだったりします。笑

私はニューヨーク州の公立高校に通っていましたが、冬はバスケットボール、春はソフトボール部に所属していました。はじめは「年間を通じて共に汗を流すからこそチームワークが形成されるものだ!」と侍のような考え方を持っていましたが、現状はというとまったく関係なかったです。むしろさまざまな部活でスキルを磨いている子たちが集まってきているのと、やはり同じ学校の友人同士が多いので若い高校生がプレーを通じて心を通わせるのに時間は要しません。

また私の高校もそうでしたが、入部に際し「トライアウト」なる入部試験が多くの学校ではあります。必ずしも希望者全員が入部できるわけではないのです。
実技試験と、あと学校によっては成績等も考慮されるそうです。要は学習に影響を与えないように文武両道で頑張らないと難しいのが現状です。

そのため部活に参加している子たちは本当に真剣でその部活を楽しみながらもレギュラーを目指して日々頑張る日々が続きます。

私自身、小さい頃から複数のスポーツを経験するメリットってすごく大きい気がしています。日本だと大概の場合、小学生くらいで始めたスポーツをずっと続ける傾向があります。もちろんそのスポーツでの深い経験を通じて磨かれるスキルも得られるモノもあるとは思いますが、逆にアメリカのこのスタイルだと、様々なスポーツを通じてそれぞれのスキルが磨けること、それらを互いに生かせること、またとあるスポーツではなかなか目立たなかった子が他のスポーツでその能力を発揮する、なども往々にしてあると思うからです。

実際、NBAのスターであるLEBRON JAMES選手も高校ではフットボールもしていて、とっても有名な選手だったそうです。
また現在NFL選手であるDENNIS DICKSONは高校時代に野球とフットボールの名選手として活躍。大学進学後に(野球部がなかったため)フットボール部に所属。オフシーズンはマイナーリーグでプレー。その後NFL入り、などの選手もいるほどです。

すべての人に様々な可能性を与える。
そんな考え方が根ざしているのかと思います。

また余談ですが。
高校時代よく平日の夜に練習試合がありました。
ホーム(自校)の試合の時は必ずと言っていいほどほとんどの選手の親が応援に来ていました。日本だと深夜帰りの多かったうちの父親も良く見に来てくれました。
そんな家族の在り方やスポーツへの関心の高い国民性、などなんだかいろいろなことを今になって感じます。

懐かしの校舎にて。


小澤美希子

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