2011年4月16日土曜日

Jackie Robinson Day

皆さん、こんにちは。Athletes Dream Management, Inc.のインターンの石川です。

本日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」について書きたいと思います。

ジャッキー・ロビンソンとは黒人初のメジャーリーガーで、1947年4月15日にブルックリン・ドジャースから28歳でメジャーリーグデビューを果たしました。ジャッキー・ロビンソンがメジャーリーグにデビューした当時は、アメリカ国内での人種差別もかなりひどいものでした。実際、ジャッキー・ロビンソンがメジャーリーグデビューをするという発表があった際には、多くのチームがジャッキー・ロビンソンがプレイすることに対して反対があったそうです。その様な状況の中で、ジャッキー・ロビンソンはデビューした年に新人王に輝き、1949年にはナショナルリーグのMVPに選ばれ、オールスターにも6度選出されました。ジャッキー・ロビンソンが人種差別の壁を打ち破ったことで、次々に黒人選手がメジャーリーグでプレイするようになりました。もし、ジャッキー・ロビンソンがいなければ、日本人選手もまだメジャーリーグでプレイする環境が無かったかも知れません。

そんなジャッキー・ロビンソンの功績を称えて、毎年4月15日はメジャーリーグの選手全員が背番号「42」をつけてプレイします。昨日がちょうどその日にあたり、私が帯同しているチームの選手の一つ一つのロッカーには背番号「42」が縫い付けられたユニホームが掛けられていました。

この「42」という背番号はニューヨーク・ヤンキースを除くメジャーリーグの全チームで永久欠番となっています(ヤンキースはマリアーノ・リベラが背番号42を付けていますが、彼の引退と共にヤンキースでも「42」は永久欠番となります)。

4月15日にメジャーリーグの全選手が「42」をつけてプレイするようになったのは2009年からで、今年で3回目となります。2007年と2008年は希望する選手のみ「42」をつけてジャッキー・ロビンソン・デーにプレイすることが許されていました。

また、メジャーリーグのクラブハウスのすべての選手・スタッフに「Opening Day – The Story of Jackie Robinson’s First Season」という本がレターを添えて配られました。そのレターの中には「Life is not important except in the impact it has on other lives(人生は他の人の人生に影響を与えるようなものでなければ意味が無い)」というジャッキー・ロビンソンの有名な言葉が書かれていました。ジャッキー・ロビンソン与えた影響はメジャーリーグのみならず、アメリカ全体の黒人差別の撤廃にも大きな影響を及ぼしたということからも、この言葉は非常に説得力があります。

ジャッキー・ロビンソン・デーに選手とスタッフに配られたOpening Dayという本

「他人の人生に影響を与えているような人生を送れているのか?」そんなことをこのジャッキー・ロビンソン・デーを通して考えさせられました。

石川拓道

0 件のコメント:

コメントを投稿