2012年10月1日月曜日

秋学期スタート〜1ヶ月



Wayne State College
の波多野陽介です。大学の秋学期が始まり約1ヶ月が過ぎようとしています。前回のブログでは練習生として参加したゴルフトーナメントの事を書きました。この1ヶ月間、大学での練習生兼プラクティスプレーヤーとして大学のバレーボール部をサポートされて頂いているのですが、1ヶ月経った今、自分が夏にした経験を含め紹介させて頂きます。

             
Cox Classic
というWeb.com Tour(ゴルフ)の大会で15日間という短い研修をしましたが、1ヶ月経った今、自分の中での疑問だったり反省だったり  この1ヶ月間、もう1度思い返してみる事が多くありました。 大会の運営に携わっているのが5人程度、12人の学生、そして千人を越えるボランティアの方々によって素晴らしい大会になったと思います。しかし、大学でスポーツマネージメントを勉強している以上、自分が気付いた点(改善点)等も多くあったと思います。一言で表すと『計画性がない・要領が悪い』という事を感じながら過ごした研修でした。千人のボランティアの方をどのように分担配備し、より効率的に作業を進めるか  簡単な事ではありませんが、本当に必要となる作業があらかじめ分かっていたのなら、もっと作業がスムーズに進む方法があったのではないかと思うからです。そこには、使用出来るトラックの数だったり、作業に取り組める時間だったりという要素が含まれてきます。しかし、大会前日に説破詰まった状況で作業をする事になった原因は確実に『計画性のなさ』が改善ポイントだと思います。そういう面では、大会の準備段階での作業の進み具合には少し改善が必要だと思います。 もう1つは個人的な改善点ですが、『どこまで細かい部分に気を配れるか』という事です。プロの大会で働く以上、細かい部分まで気配りが必要です。やはりそこには『プロ意識』が必要不可欠ではないかと思います。プロの選手達がプレーする環境ではスタッフ全員が高いプロ意識を持って作業する事が、試合や大会自体のレベルを向上する為の必要条件です。それは、この15日間の研修で初めて感じた事でした。プロの大会で経験出来た事は自分の今後に生かされてくると思いますし、実際に大学でのバレーボール部での仕事に生かせていると思います。

             
ここからは秋学期が始まってからの僕の生活を少し紹介させて頂きます。大学が始まる1週間前から大学のバレーボール部をサポートさせてもらっています。これは、春学期から始めた事ですが、アメリカの大学バレーのシーズンは秋学期から始まります。僕の仕事は練習に参加するだけではなく、練習前のコーチとの練習内容に関するミーティング、練習の準備(ボール/ネット/その他の道具等)、そしてホームゲーム時のウォームアップ、試合中のデータ収集等 マネージメントの中でも様々な分野で多くの経験をさせてもらっています。この1ヶ月で約65時間(プラクティスプレーヤーの遠征やトーナメントへの帯同は出来ません。)の仕事をこなしてきましたが、自分の中では『プライド』と『プロ意識』を持ちながら常に全力で仕事をしています。大学バレーのシーズンは8月から11月までの4ヶ月間なのでまだ始まったばかりです。しかし、選手達と一緒に練習し、試合を迎えるという自分がバレーをしていた時には当たり前だった事が、今ではマネージメントという違った立場から経験出来るのも今後に生かせる事だと思います。

            
もう1つ紹介させて頂く事は、アメリカの秋学期にある大学スポーツのメインスポーツ、アメリカンフットボールです。アメリカの大学の秋学期はアメリカンフットボールのシーズンと言ってもよい程で、僕の住んでいる州にあるネブラスカ大学のスタジアムは赤一色に染まっています。これを見ると、やはりアメリカではスポーツは文化なのだなと思わされます。ちなみに、ネブラスカ大学のアメリカンフットボールは1962113日から現在までの全ホームゲームのチケットが完売というNCAA(全米大学体育協会)の記録を更新中です。アメリカに来るまでは無縁だったアメリカンフットボールも今では観戦したいスポーツの一つです。
 
つい先日には、ネブラスカ州のオマハにあるロイヤルズ傘下AAAのオマハ ストームチェイサーズの試合を観戦し、クラブハウス等も見学させて頂きました。 


AAA
パシフィックコーストリーグのプレイオフだった為、試合後のロッカールームではシャンパンファイトが行われ、選手達と話す機会もありました。




その際、ヤンキース・読売巨人軍 (2011) でもプレーし、現在はダイヤモンドバックス傘下 リノ・エーシズでプレーするジョナサン・アルバラデホ投手と会話する機会があり、日本での話等も聞けたので良い機会になりました。ロッカールームで選手と会話する事になるとは思ってもいなかったのですが、クラブハウスのマネージャーの方とも話す事が出来、お土産にTシャツやボールまで頂きました。この試合でシーズンは終了しましたが、もし機会があれば来年は少しでも多くの試合に足を運べるようにと思っています。では、また更新します。

波多野 陽介

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