2011年6月21日火曜日

大学サマーベースボールリーグ

学生ブロガーの矢沢大悟です。

前回は卒業式について書きましたが、現在僕はサウスカロライナ州フローレンスにあるフローレンス・レッドウルブス(Florence RedWolves)という大学野球チームでインターンを行っています。このインターンシップはスポーツ経営学部の必須科目の内の一つで、夏の間に週40時間×10週間の実習をこなすことになっています。このインターンシップを終えると、僕も正式に卒業となります。


今回は現在僕が働いているアメリカ大学野球のサマーリーグと、レッドウルブスについて少し紹介させて頂きたいと思います。


大学サマーリーグとは、大学生選手が所属校に関係なくチームを組織し、試合をこなしていくリーグです。毎年2月後半に開幕し、6月いっぱいでシーズン全日程を終了するアメリカ大学野球ですが、夏の間に選手は近隣の都市に散らばり、他大学の選手やコーチ達とチームを作り、リーグ戦をこなしていきます。2011年シーズンのレッドウルブスは、夏の間の2ヶ月強で実に57試合を戦う予定です。結果次第では3ラウンド制のプレイオフもあります。


僕が働いているレッドウルブスは、コースタルプレインリーグ(Coastal Plain League)に所属しています。コースタルプレインリーグはノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州にまたがっているリーグで、レッドウルブスはそのコースタルプレインリーグの中でも毎年優秀な選手を集めて、好成績を収めています。


現在レッドウルブスではゼネラルマネージャー(GM)と、僕を含めたインターン5名がチーム運営に関わっています。僕らインターンはGMの指示のもと、シーズン前にはスタジアムのメンテナンスやスポンサー巡りを行い、シーズンに入ってからはパートタイムの従業員やコンセッションで働いている方々を管理しながら、試合中のプロモーションイベントなどを運営・実行しています。またウェブサイトやフィイスブック、ツイッターなどを活用することで、ファンとのコミュニケーションも図っています。


5月中旬から実際の現場に出て働く中で、このような大学野球のシステムが選手やコーチ、地域の方々に与えている影響の大きさを実感しております。選手は夏の間も数多くの試合をこなすことが出来る上、他大学の選手やコーチと関わることで人間的にもプレーヤーとしても成長することが出来ます。またサウスカロライナ州というメジャープロチームが一つも存在しない州では、大学スポーツが州内の人々の最大の楽しみになります。大学が休みになる夏の間もこうして大学スポーツを楽しめる環境があることは、非常に素晴らしいことだと思います。


次回以降は、実際の試合の様子や具体的な仕事内容など紹介していけたらと思っております!


ノースカロライナ州立大学
矢沢大悟

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