2011年1月25日火曜日

NFLのカンファレンスチャンピオンシップのCMから

こんにちは。Athletes Dream Management, Inc.インターンの石川です。


日曜日に行われた、NFLのNFCとAFCのカンファレンスチャンピオンシップゲームのテレビ中継で気になったCMがあったので紹介したいと思います。


いかがでしょうか?

視聴者の興味をとても引くCMだと思います。この中継を観ている人のほぼ大半はアメリカンフットボールのファンなのですから、CMで出てくる2月6日の意味を何なのかを知っているわけです。ちなみに2月6日は今年のスーパーボウルの開催日です。

毎年、スーパーボウルでは試合やハーフタイムショーだけでは無く、スーパーボウルの中継中に放映されるテレビCMも話題になります。30秒のCM枠の値段は今年は250万ドル~280万ドル(約2億円~2億3000万円)と言われています。昨年の300万ドル(約2億4700万円)からは価格が減少していますが、それでも破格の値段であることは間違いありません。2009年のスーパーボウルにおいては試合中のテレビCMだけで2億1300万ドル(約175億円)の収入を上げています(こちらには試合前、試合後のCM収入は含まれていません)。

企業にとっては30秒のCMに250~300万ドルを注ぎ込んでも惜しくない理由があります。それは視聴者数です。スーパーボウルでは毎年、約1億人ものアメリカ国民がテレビの前で熱狂するわけです。昨年は歴代視聴者数1位となる約1億600万人がスーパーボウルを視聴しました。

これだけの視聴者を獲得できるテレビプログラムは他を見渡しても見つかりません。一般的な週における、一番多い視聴者数を集めるテレビプログラムでも2000~3000万人の視聴者です。

話は逸れてしまいましたが、このスーパーボウルでのCM枠を手に入れた企業は毎年手の込んだCMを製作します。スーパーボウルの中継中に放映されるCMは大抵スーパーボウルの時にお披露目となります。上で紹介したBudweiserも毎年ストーリー性のあるCMを製作し、視聴者から高い評価を受けています。

昨年のスーパーボウルで放映されたBudweiserのテレビCM。


こちらは私のお気に入りの2008年のスーパーボウルで放映されたBudweiserのテレビCM。


Budweiserが毎年クオリティの高いCMをスーパーボウルのために製作するということを知っている人たちにとっては、最初に紹介した2本のCMというのはスーパーボウルでのBudweiserのCMを「今年はどんなCMが放映されるのだろう?」と期待させるものとなるわけです。

そんなことも頭に入れて2週間後に行われるスーパーボウルの中継をご覧になられると、より楽しめるのではないでしょうか。

石川 拓道

【参照】
USA Today: Super Bowl ad prices fall; still cost millions

0 件のコメント:

コメントを投稿