2011年1月9日日曜日

インターンの石川より自己紹介と御挨拶

初めまして、インターンの石川拓道と申します。この1月より弊社でインターンをさせていただくことになりました。挨拶に代えまして私の自己紹介をさせていただきます。


立命館大学産業社会学部を卒業後の2006年にアメリカに渡ってきまして、最初の1年はオハイオにあるMount Union Collegeという大学の学士課程のプログラムにてスポーツマネジメントを学んでおりました。アメリカ留学当初は全く英語ができなかったため、大学院への進学というのは全く考えておりませんでした。しかし、スポーツマネジメントの教授であるDr. James Thomaから「大学を卒業しているのなら、大学院へ進学すべきだよ。1年あれば英語も上達するでしょう。大学院に入れるように今から準備してがんばろう。その代わりハードに勉強しなければならないよ。」という言葉を頂き、その時から大学院進学を目指して、スポーツマネジメントの授業も取りながら英語力の向上に努めました。今でもThoma教授とは連絡を取り合っていますし、彼の言葉が無ければ現在までのステップを歩んでくることは無かったでしょう。Thoma教授には本当に心から感謝しています。

そして、2007年の6月にSouthern New Hampshire Universityの大学院に条件付きで入学を致しました。しかし、私が条件付き入学を勘違いしておりまして、大学院の授業を受けながら英語クラスも受けると思っていたのが、TOEFLのスコアを完全にクリアしないと大学院の授業を受けることができないというものでした。そこでまた、大学付属のESLクラスでTOEFLを合格するまで過ごすことになりました。TOEFLの試験を落ちるたびに、いつ合格するのか分からないという、ゴールが見えない苦しみを味わいました。一方で、このESLで勉強し始めてから、実際のスポーツの現場をより近くから見てみようということで、ボストンマラソンやLPGA Corning Classic、ATP/WTA Pilot Pen Tennis、AVP(ビーチバレーボール)などのスポーツイベントでのボランティア活動も始めました。

これらの経験を経て、ようやく2008年の9月より大学院での授業が始まり、この後の1年はそれまで積み重ねたアメリカでのスポーツの知識と経験を今度は勉強に生かすというアプローチで授業に臨みました。最初は不安があったものの最初の学期を終えて、なんとかやっていけるという目処も立ちました。おそらく日本の大学卒業後すぐに大学院で勉強することができていたら、授業を理解していくことがかなり困難であったと思います。スポーツでも勉強でもそうですが、基礎がしっかりして初めて応用ができるのですね。

2010年の1月から5月まではSouthern New Hampshire UniversityのAthleticsにてインターンを行い、2010年の4月から9月まで2AのNew Hampshire Fisher Catsにてインターンを経験しました。教科書では学べないことをこれらのインターンを通して学ぶことができました。例えば、1枚のチケットを売るのにどれだけの労力が必要なのかということです。

私が常に頭に置いていることは、物事を順序立てて行っていくということです。多少は私の思い描いていた留学期間は長くなってしまいましたが、ざっと私のこの4年半をまとめてみますと、

1年目:アメリカのスポーツの仕組みをテレビや雑誌、インターネット、そして実際に観客として試合に訪れながら体に染み込ませる。

2年目:観客とは一歩違った目線からスポーツの現場を体験する(スポーツイベントのボランティア)。

3年目:2年間培った知識、ボランティア経験を生かして大学院の授業に集中。

4年目:インターンシップを通じて、より実践的なスポーツビジネススキルを学ぶ。

そして、アメリカ生活5年目を迎えた今、ADMにてインターンシップが始まりました。私が確実に言えることはこの4年の積み重ねが無ければ、インターンシップを獲得することは無かったでしょう。この4年間で私は成長できたと感じていますが、まだまだ未熟者な私です。これからも自分磨きを忘れずに、このブログからアメリカのスポーツビジネスについて皆様に発信していくことができればと思っております。

石川 拓道

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