2013年12月6日金曜日

野球場のオフシーズン

10月にボストン・レッドソックスがワールドチャンピオンとなり
メジャーリーグのシーズンが終わりました。

オフシーズンの各球場はどのように使用されているのでしょうか?

アメリカンフットボールNFLのスタジアムや、スポーツイベントの会場として使用されていたり、改修工事を行っている球場など様々です。


1970年から80年代にかけてはNFL(アメリカンフットボール)との兼用スタジアムが大流行しました。1953年のミルォーキーのカウンティ・スタジアムを皮切りに、1989年にオープンしたカナダのロジャーズ・センターと含めると『14』のMLBとNFLの兼用スタジアムが誕生しました。

90年代以降はそれぞれの競技専用スタジアムが建設され兼用スタジアムは減っていくこととなりました。

2013年現在、他競技との兼用スタジアムは
1)オークランド・アスレチックス(MLB)と
  オークランド・レイダース(NFL)が使用する
  オー・ドットコー・コロシアム

2)トロント・ブルージェイズ(MLB)と
  トロント・アルゴノーツ(カナティアンフットボールリーグ)が使用する
  ロジャース・センター











この2つだけです。


アメリカンフットボール以外での使用はサッカーです。
サッカー日本代表も2006年2月10日に国際Aマッチでサンフランシスコにある
AT&Tパークで試合をしています。(3−2で米国代表が勝利)



野球のシーズン中でもサッカー場に様変わりするもあります。
2012年7月25日にはリバープールvs. ローマの試合で
ボストンのフェンウェイ・パークが試合会場となりました。


ロサンゼルスではこの冬にロサンゼルス・ドジャースのドジャースタジアムで
アイスホッケーNHLの試合が開催されます。
(NHLではシーズン中に1度、屋外で試合を開催することがあります)
2014年1月25日にロサンゼルス・キングス vs. アナハイム・ダックス
両チームは同じディビジョンに所属するライバルで、多くの観衆が訪れることが予想されます。
画面中央がリンクになる予定です。


このドジャースタジアム
昨年は約100億円をかけて改修工事をしていました。

イベントや異競技使用の際に懸念されるのが、芝のコンディション。

例えば日本では、ほっともっとフィールド神戸がAKBの握手会に球場を貸したら
芝生が痛んでしまったということもあったそうです。


野球観戦に訪れたファンにとってはとても残念なコンディションとなってしまいました。



アメリカでも同じように芝生が痛んでしまうことが多々あります。
しかし、しっかりとした契約が存在します。
一例として、アリゾナにあるチェイス・フィールドでは
バイクのモトクロス(スパークロス)が開催されます。

このイベントを行うと芝生が痛んでしまうので、モトクロスの大会を主催する会社が
芝生を新しくする費用を負担することになっています。



様々なイベントが開催される野球場
オフシーズンでも野球場へ足を運ぶことがありそうです。



金田 友樹(Yuki Kaneda)

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