2012年4月23日月曜日

『夢を持つ大切さ』

Wayne State Collegeの波多野陽介です。

今回は僕が履修したクラスで実際に見た動画を紹介したいと思います。Wayne State Collegeは規模の小さい大学ということもあり、1クラス当たりの生徒数が20〜25人ぐらいです。教授はプレゼンテーション形式の授業もしますが、生徒自身に考えさせ発言させるという授業展開も少なくありません。

今回紹介させて頂くのは、カーネギーメロン大学の終身教授であるランディ・パウシュ教授の『The LastLecture (最後の授業)』です。
(http://www.youtube.com/watch?v=BODHsU3hDo4)
この講義は、「もし死ぬ事が分かっていたら…」という仮定で行われ、この時パウシュ教授は自身が膵癌の末期症状にある事を知り、『The Last Lecture』と講義を名付けました。講義の内容は、『子供時代に描いた夢の実現』についてです。誰しもが子供の頃に描く『夢』がある訳ですが、それを本当に実現した人がどれだけいるか僕には分かりません。しかし、僕が言えるのは、僕は幼い頃の夢を実現しなかったという事です。この講義の中でパウシュ教授が言った、『Brick walls are there for a reason : they let us prove how badly we want things.(レンガの壁が夢を阻むのは、僕たちがどれだけその夢を実現したいかを知らしめる為である。) というフレーズが僕の中に印象深く残りました。その他にも、『謝る事の大切さ』を話された際、3つのフレーズを言われました、『I’m sorry. / It was my fault. / How do I make it right?』 僕が思うに、この3つ目が本当に大切なんだと思います。 誰にでも失敗は付き物で、その失敗をどういう方法で修正出来るかが大切だという事だと思います。 僕の高校のバレー部の恩師がよく言われていた言葉を思い出しました。『人に言われて行動するなら誰にでも出来る。人に言われる前に2でも、3でも出来る人間になれ!』と… 失敗から成功へ。それプラスαで何が足りないのか、何をすればいいのかを考えるようにならなければ生き残れないのだと実感しました。アメリカに来て、生活の中で誰が失敗を指摘してくれる訳でもない。そんな中、自分の事が一番理解出来るのも自分、失敗を成功へと、そして夢を叶えるのも自分しかいないという事を感じました。 何歳になっても『夢』を持つ事の大切さに気付かされた授業の1コマでした。

話は変わりますが、僕の大学生活の中で経験させて頂いている事を少し紹介させていただきます。自己紹介にも書きましたが、僕は小学校3年生から高校2年生までバレーボール部に所属していました。アメリカに来てからもバレーボールをする機会に恵まれた事もあり、今までに高校でのアシスタントコーチ、クラブチームの練習をボランティアで手伝わせて頂いたり、フロリダのビーチバレートーナメントに選手として参加したりと これまでスポーツを通じて多くの人との出会いもありました。 僕の通うWayne State Collegeでは、3月から大学のバレーボール部の練習を手伝わせて頂いています。練習を手伝うと言っても、選手同様にNCAA(全米大学体育協会)へ登録するシステムになっていて、実際に選手と一緒に練習に参加します。僕の大学はNCAADivisionⅡ(2部NSICリーグ)に属しています。しかし、公式に採用されるまでにはトライアウトを受けたり、書類を集めたりと時間もかかりましたが、なかなか出来ない貴重な経験をさせて頂いています。

やはり、アメリカで仕事をする為には経験とコネクションがなければ難しいのが現実だと思います。特に、スポーツマネージメント学部の生徒の場合は、大学に在籍している間にどれだけの事を経験するかで将来も大きく変わってくるという事を毎日のように教授から言われています。実際に、僕の大学の卒業生も多くの分野で活躍されていますが、アメリカではプロのチームで働くだけが全てではありません。確かに、プロのチームで働けるという事は簡単な事ではありませんが、NCAAに登録されている大学(特に1部リーグに所属する大学)で働く人も多くいるのです。アメリカではプロ同様に、大学リーグも盛んで、特にアメリカンフットボール・男子バスケットボールは大学スポーツの『Cash Cow』、言わば大学の資金源ともなるのです。 プロ同様に、放映権/命名権/グッズ収入/チケット収入(プレミアムシート)等の収入も多く、アメリカでスポーツを語る上では欠かせないトピックの1つです。 ちなみに、僕の大学は女子バスケットボールが2部でランク1位という快挙を成し遂げました。(現在は5位となっています。)NCAAトーナメントはベスト8でしたが、ネブラスカの田舎にある4千人規模の大学にとっては、誇れる事だと思います。 僕自身、今後もバレーボール部の練習は続ける予定ですが、パウシュ教授の講義の内容にも少し影響された事もあり、当面は12月にあるNCAA Division 1 Women’s Volleyball Final Four という全米大学体育協会女子バレーの決勝・準決勝で運営スタッフのインターンをする事を目標に出来る事は何でも挑戦してみようと思います。 

少しでも多くの方にアメリカのスポーツを楽しんでもらう為にも、今後も頻繁にブログを更新させて頂こうと思います。

波多野陽介

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