2013年9月20日金曜日

筑波大学松田研究室 ~王国の息吹~ 5日目


筑波大学ロサンゼルス・アーバイン研修5日目の今日は、アーバイン市にある『Woodbridge Village』と『Woodbury』という、コミュニティーを訪問・視察しました。この2つのコミュニティーは、アーバイン・カンパニー社によって設立された計画都市で、コミュニティーの安全性はアメリカ国内外からの注目を集める程となっています。最初に訪れた『Woodbridge Village Association』では、担当者のKevinさんからコミュニティーについての説明や運営方法等のヒアリングを行いました。この『Woodbridge』コミュニティーには22カ所にプールが設置されており、他にも人造の2つの湖があり、24面のテニスコートも完備しています。

         Woodbridge Village Association のKevinさんから説明を受ける学生さん

次に訪問した『Woodbury』コミュニティーは、現在も住宅地の建設が続いている開発途中の都市ですが、その大きな目的として『住民が歩いて施設にアクセス可能』という利便性を重視した都市作りとなっており、周辺には『Woodbridge』同様にプールやテニスコート、バスケットボールコートも多く保有しています。

    コミュニティー内に完備されているバスケットボールコート

この2つのコミュニティーは、住民が自分達の住み易い環境を作ることに着目しており、イベントや施設も住民の意見を元に検討され、開発に至るという仕組みになっています。コミュニティーの住民は、毎月の管理費を支払うことで施設を自由に利用することが可能で、湖でのボート・カヌーの貸し出し(有料)や、プロコーチによるテニス教室の開催にも力を入れています。この湖には人造のビーチ(浅瀬)があり、夏の期間は多くの住民で賑わっているそうです。

            人造の湖に隣接する浅瀬

      Woodburyコミュニティー内に完備されているプール

アメリカではこうした計画都市が増加傾向にあり、『Woodbridge Village』は将に模範となるような充実した安全性の高いコミュニティーとなっています。このようなコミュニティーは日本の感覚とはほど遠く、敷地の少ない日本ではなかなか難しいのかもしれません。しかし、このコミュニティーの事を学ぶことで、少しでも日本にこのような住民中心の地域が生まれ、レクリエーションという観点から健康な生活を見直す事が必要なのだと感じました。

明日も同様にブログを更新致しますので、是非ご覧下さい。

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