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2013年9月30日月曜日

筑波大学松田研究室 ~王国の息吹~ 9日目 & 最終日


筑波大学研修日目は、研修8日目に試合観戦に訪れたMLBロサンゼルス・エンジェルスでマッサージセラピストを担当されている日本人スタッフの寺田さんからお話を伺う機会がありました。普段はあまりスタジアムツアーをしていない球場の中を拝見させて頂いた他、選手達の私物も置いてあるロッカルームまで足を踏み込むことが出来ました。

        球団事務所の壁には歴代の選手達の写真が

      普段では立てないグラウンドの芝の上からの1枚

昼からは、カリフォルニア大学アーバイン校にてレクリエーションに関する講義を受けました。この講義では、大学のレクリエーションプログラム全体にかけている予算や、施設の建設に至った過程などを聞くことが出来ただけでなく、講義前には実際に施設を見て回ることで建設時に工夫された点などをお伺いしました。

     講義をして頂いたマイクさんとRec Center前での1枚

この日の夜には、『Late Night Open House』というイベントが行われていて、大学校内にあるレクリエーション・センターにて夜7時から、翌日朝6時までいろいろなスポーツや同好会の催し物に参加出来るというイベントでした。このレクリエーション・センター内にはロッククライミングが出来るスペースがあったり、トレーニング室や料理教室の行えるキッチン付き会議室まで完備されている点などが、この施設の利用効果を促進させているのだと思いました。学生さんたちも実際にイベントに参加し、空手やテコンドーのトライアルを受けたり、全員がロッククライミングに挑戦するなど、数時間しか楽しむことが出来ませんでしたが充実した時間が送れたのではないかと思います。

         ロッククライミングに挑戦する学生さん

    3人もダンス教室に挑戦 教えているのはこの大学の学生です

そして迎えた翌朝… この日が筑波大学ロサンゼルス・アーバイン研修の最終日です。日本に帰る前には空港での閉校式を行い、学生さん1人1人がこの研修での学びと今後の抱負を述べアメリカの地での研修を終えることとなりました。こうして9日間に及ぶ研修が終わりますが、この研修から多くの事を吸収し、日本に持ち帰って頂けたのではないかと感じています。

      長かった研修を終えて帰国の途につく筑波大学一同

この研修の記事を毎日閲覧して頂き、有り難う御座いました。ADM, Inc.は今後も研修の様子や会社の活動の様子を随時更新致しますので、是非ご覧頂きたいと思います。

インターン 波多野

2013年7月25日木曜日

世界中から1000人以上がトレーニングに訪れる プロジェクトウォーク

カリフォルニア州サンディエゴ近郊の、プロジェクトウォーク(Project Walk)を訪問しました。

Project Walkは、世界で初めての脊髄損傷者専門のトレーニングジムとして活動しているNPOです。

プロジェクトウォークHP


これまでに、世界中から1000人以上の脊髄損傷者の方々がトレーニングに訪れ、これまでに200人の歩行回復を果たしていて、その中にはプロアスリートも多くいるそうです。

また、こういった施設があることで、アスリートや脊髄損傷者の方々の周辺への長期滞在が促進されています。

このプロジェクトウォークのリハビリの効果をとてもよく現しているのが、パンフレットの表紙にも使われているこの写真です。

自分の使っていた車椅子を持ち上げるまでに回復した様子です

日本の医学の常識では脊髄を損傷した場合、車いすでの生活ができるようにするリハビリは行われていますが、歩けるようになるリハビリは基本的に行われていないそうです。

脳からの命令は背骨の中の神経を通り体中に伝わります。この脊髄は一度損傷すると、回復することはありません。
その結果、脳からの命令を伝える経路が途切れて、手足が麻痺していきます。


広々とした施設でトレーナーの方もとても多かったです。
プロジェクトウォークでのリハビリでは、脊髄損傷後に少しでも神経が残っていた場合に、その残った神経に歩くのに必要な信号を伝える機能をもたせ、その時に使用する筋肉へのトレーニングをしています。

高度なリハビリトレーニングのため、専門のトレーナーが付きトレーニングをおこなっていてひとりひとりに対してとても手厚くサポートがされている様子が見られました。


また、ここでトップトレーナーをされていた方が、日本人の脊髄損傷者の方のために日本でもジムが開かれているそうです。




2013年7月5日金曜日

インターン 経過報告

こんにちは。
Southeast Missouri State Universityの浅野です。


夏のインターンシップも4週間が過ぎてしまいました。

朝は4時起きで、5時から11時までコーチング。12時からトレーニングというスケジュールを日々こなしています。
今週はアメリカ独立記念日の週なので、月・火とインターンで、水曜から日曜までオフです。



この4週間のインターンシップでは本当に色々な事を学べました。

プログラミング
コーチング
選手とのコミュニケーションなど

特にプログラミング。プログラミングとはコンピューターなどのプログラミングではなく、トレーニングプログラム作成の事です。
どうやって、アスリートの体力を改善させていくか。その中には、両脚のエクササイズから片脚へのエクササイズへ移行するときに使うエクササイズなどを学びました。このプログラミングはS&Cコーチにとってはとても重要です。
コーチ自身が“自分はこのエクササイズが好きだからこれを行わせる”や“このエクササイズは自分に効果があったからこれを使う”という理由でプログラムしてはいけないのです。トレーニングそれぞれに科学的根拠を用いて、なぜそれを行うのか?行うタイミングは?セット数と回数は?etc. などのようにして考えます。
プログラミングをする際の自分の信念は”Make program what they need, not what I want” 自分がしたいことでプログラムを作るのでなく、彼ら(アスリート)が必要としていることでプログラムを作ること。

これは非常に大事だと思います。

プログラミングのように、色々なことに対して、コーチ達は自分へのフィードバックを与えてくれます。これには本当に感謝です。

また、トレーニング中に倒れて痙攣を起こし、泡を吹く選手を目の前で見た時にはアスレチックトレーナーの大切さを改めて思い、さらに尊敬するようになりました。本当にアスレチックトレーナーはすごいです。あんな状態の選手を見て、冷静に迅速に行動できる能力 アスレチックトレーナーの素晴らしい処置もあり、その選手はトレーニングに復帰しました。


今回のオフが終了したら、インターンシップは残り6週間程。
時間は短いです。このインターンで情熱を持って努力をし、その努力が実力に変わっていけるよう、残りのインターンを濃い物にしていきます。


この場を借りて、個人のブログを紹介させて頂きたいと思います。

コメントなどはお気軽にどうぞ



Harvard Crimson Strength and Conditioning Summer Intern
Southeast Missouri State University在籍

浅野 勝成

2013年6月20日木曜日

インタビュー #001 浅野勝成さん (後編)


昨日に引き続き、浅野さんへのインタビューです!




Q. 今のインターンはどのようなことをやっているのでしょうか?

 ハーバード大学アメリカンフットボール、男女アイスホッケー、12 - 17歳を対象とした、サマートレーニングキャンプにて、アスリートや子供達へのトレーニング指導をさせて頂いております。 その他に、インターン生は夏の間に宿題があり、書物を読んだりして、その感想のペーパーを書いたり、トレーニングのプログラミングなどを勉強します。


Q. 今までの大学のインターンだと、小さい子への指導などは行っていないですよね?
     なにかこれまでとの違いであったり、感じた事などはありますか?

ミズーリの大学では子供への指導は行っていません。ですので、ハーバードで子供達への指導というのは物凄く新鮮です。子供達に指導をすることで、自分の未熟さを知り、とても勉強になります。子供達はウエイトトレーニングを経験したことがない、あったとしても、そこまで深くは経験していないです。ですので、子供達一人一人の人生で最初のストレングスコーチになるということです。つまり、分かりやすい説明をしながら、しっかりとしたフォームを作らせ、トレーニングは有意義な物だと思ってもらうことが目的です。フォーム指導が本当に難しいですが、彼らが自分の直すべきコーチングポイントを分からせてくれます。
また、ユーモア溢れるコーチでないと子供達はついてきません。ですので、積極的にコミュニケーションを取るように心がけています。自分の勉強にとてもなるので、子供達には本当に感謝です。


Q. なぜ、そこでインターンをしようと思ったのですか?

理由は5つあります。

ハーバード大には自分が在籍している大学よりもスポーツチームが豊富
トレーニング施設が大きい
トレーニングの考え方に同意
ハーバードやMITといった大学を持つボストンは、世界中から優秀な人材が集まる場所であり、その中に身を起き、色々な世界を見たい・刺激を貰いたい
単純にハーバードが魅力的であり、東海岸に行ったことがないから
...です。


Q. 実際に行ってみて、ボストンはどうですか?

まだ1か月程しか滞在していませんが、ボストンでは様々な分野で成功を目指している学生と出会う機会が多いです。分野は違えど目指す物に突き進む力のある人との出会いは、自分の目標実現に対して、大きな刺激となっています。これからの2か月で、さらに良い出会いがあればと思います。


Q. ハーバード大学でインターンを実際にやってみて、大学でやっていたインターンの違うところはありますか?

トレーニングに対する考え方は全く変わりません。ただ、自分の大学では、フルタイムのスタッフは1人であとはGA(Graduate Assistantという大学院生のコーチ)だけですが、ハーバードではフルタイムのスタッフは4人います。それぞれのコーチングスタイルが全て、自分には勉強になっています。また、自分の大学とは違い、ハーバードでは自分を含めて4人のインターン生がいます。彼らと、お互いに切磋琢磨して勉強していけることが、とても良い環境だと思います。



Q. 在籍している大学での経験は活きていますか?

もちろん、2年半の大学での経験はすごく活きています。むしろ、この経験がなかったら、ハーバード大でインターンは絶対になかったです。



Q. アメリカでの生活が約4年になりますが、これまでに苦労してきたことや、印象に残っていることはありますか?

とにかく英語ですね。授業、インターン、自主的に行う勉強、コミュニケーションなど、英語に関しては今でも苦労しています。ある程度のユーモアもないと、アメリカでは通用しないと思うのですが、英語のジョークなどは理解もできないし、言えません笑 

印象深いことは、大学でのインターンでアスリートたちに“we are going to do vertical jump test today (今日は垂直跳びのテストを行います)”と言ったのですが、肝心の”vertical jump”の部分の発音が悪く、全然伝えられず、咄嗟に”testing how height you can jump (どのくらい跳べるかのテストをする)”と言い方を変えて言ったら、すぐ理解してくれました。英語でもちょっとでも伝え方を変えれば、簡単に説明できるし、伝わりやすいということを学びました。


Q. これからどのような道を目指す予定ですか?

今は、バスケットボールに携わるストレングスコーチを目指しています。
大学卒業後は、3つの道を考えていて、
1. 卒業後にすぐにGAとして大学院に行く
2. 卒業後に、1年間のOPTをしてから大学院にGAとして行く
3. 卒業後に、一度日本に帰り、仕事をして、お金を貯めてから大学院へ再留学する

希望としては12のどちらかですが、自分の希望する所と合えば、可能な限りどこへでも行かせて頂きます。


Q. 一番の目標はありますか?

これからも勉強・経験を積んでいき、ストレングスコーチとして日本のバスケットボール界の発展(男女)をさせることです。また、トレーニングの観点から日本人NBA・WNBA選手を育てあげることが目標です。


Q. 日本にいる、トレーナーやコンディショニングコーチなどを目指す人たちにアドバイスがあれば....

自分もまだまだ未熟な学生ですが….
自分から言えることは、この業界で、英語は絶対に必須だと思います。トレーニング関係の情報は、英語での物が圧倒的に多く、日本語に翻訳されている物も、元は英語です。トレーナーこそ、日々の勉強が大事です。英語でトレーニングを勉強していかなければいけない時代になってきていると思います。
もし、インターンなどで経験を積める場合は、そこに導いてくれた人や、その周りを取り囲む人々への感謝の気持ちを忘れずに、経験を積んでいくことです。
最後に、“田舎にいるから学べない”とか“お金がない”とかいう理由で自ら進んでいかない人をたくさんいます。環境は自分で作る物です。自分が今いる環境に愚痴を言う前に、その場所で精一杯何かを成し遂げれば良いんです。そうすれば、次への道は開き、それが大きな成功へ繋がると信じています。


お忙しい中、ありがとうございました!