ラベル 矢沢大悟 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 矢沢大悟 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年10月15日土曜日

新天地にて


こんにちは。矢沢大悟です。
Wofford大学でのインターンシップを始めて1ヶ月が経ちました。


前回の投稿で少し紹介した通り、僕の主な仕事はスタジアム&アリーナの管理、メンテナンス、オペレーションなのですが、秋学期の間はフットボールやサッカーのスタジアムを主に管理しています。Wofford大学のフットボールスタジアムでは高校フットボールの試合も行われるので、週末は金曜が高校フットボール、土曜が大学フットボール、そして日曜日にサッカーの試合という週もあります。なので1ヶ月しか働いていなくても毎日多くの経験を積むことができています。


最近は「Woffordに来てまだ1ヶ月か」というのをよく感じます。それはキャンパス内を動きまわったり、朝から夜遅くまで上司と仕事をこなしたり、空いている時間に他のインターンやスタッフ、コーチの方々と談笑するという生活が体に染み付いてきたからだと思います。ゴルフカートで小さいキャンパス内を隅から隅まで移動しているうちに、1ヶ月前は何も知らなかったキャンパスが自分の庭のように思えてきますし、上司やスタッフの人たちと仕事中や食事中に話す時間があるので、お互いの事を知り合うこともできています。


これらはNC stateという大きな大学では味わえない、小さい大学ならではの良さだと思います。Woffordに来た初日に副学長の方とキャンパス内ですれ違った際に、「君がもしかしてアスレチックで働く日本人の子か?」と声を掛けられたときは衝撃的でした。まさかアスレチックで働くインターンの情報まで副学長の耳に届くなんて思いもしませんでした。またアスレチックデパートメントの規模もそれほど大きくはないので、名前を覚えるのが苦手な僕でもスタッフ全員のファーストネームはすぐに覚えることができました。


サウスという土地柄もあるのか、周りのみんながすごくフレンドリーで働きやすい環境にいさせてもらっています。これから1年間多くの経験を積みながら、楽しく仕事ができていけたらと思っています。


ちなみにWoffordのマスコットはテリア(Terrier)です。興味がある方はぜひウェブサイトなどをチェックして応援してください!よろしくお願いします!


<キャンパス内のテリア像>


矢沢大悟
Wofford College

2011年9月12日月曜日

インターンとその後


学生ブロガーの矢沢大悟です。

1ヶ月ほど前に、フローレンスレッドウルブスでのインターンシップを終えました。


前回の投稿でオペレーションなどの仕事内容を紹介させて頂きましたが、シーズン終了間際には自分自身のスペシャルプロジェクトとして。マーケティングリサーチを敢行しました。


これは以前「スポーツとリサーチ」の投稿内で紹介した、スポーツチームでどのようにファンの情報を集めるかという事をレッドウルブスで実践した形になります。


チームのGMの方はあまりマーケティングの経験が無く、今までファンの情報を集めようとしたこともなかったと言っていたので、自分が授業で学んできたことを活かしてみる意味でも面白い試みだと思い挑戦してみました。


結果多くのファンの方々がアンケート用紙に回答してくださったお陰で、ファンの年齢層や好みが少しですが見えてきました。最後はそれをレポートとしてまとめて提出しました。GMの方から、僕が作ったアンケート用紙を来年以降もぜひ使って継続して行きたいという、嬉しい言葉も頂きました。


フローレンスでのインターンシップでの経験を自分なりにまとめると、予算が少ない中でいかに効率的にチームを運営するかという事を一番学んだ気がします。大学サマーリーグというレベルでは、多くのお金を産み出せる訳でも無く、必然的に各チームは限られた予算の中で効率的に運営することを求められます。


スタジアムに投資するにしても、マーケティング活動に力を入れるにせよ、限られた予算を有効に使うことが大切だと改めて気づかされました。またスポーツチームは多くのファンやスタッフ、地域住民の方々に支えられてるというのもしみじみ実感しました。レッドウルブスでのインターンシップを経験できたことで、スポーツチームで働くことの大変さと楽しさを両方体験できた気がします。


そんなレッドウルブスでのインターンを終えて、8月中旬に正式に大学卒業が決まりました。現在僕はサウスカロライナ州スパータンバーグに拠点を移し、OPTと呼ばれる一年間のビザ延長制度を利用して、Wofford Collegeという小さな私立大学のアスレチックデパートメントにてインターンを行っています。


役職はFacilities Internでスタジアムやアリーナの管理、メンテナンス、オペレーションが主な仕事になります。Facilitiesという分野で経験とスキルが身につけられるだけでなく、大学のアスレチックデパートに所属してデパート内の他部門とも関わりを持てるので、大学スポーツに関して幅広く知識と経験が得られそうです。1年間のみのインターンですが、幅広く経験していけたらと思っています。




卒業してしまって”学生”ブロガーではなくなってしまいますが、これからも引き続きADM様のブログに不定期ですが投稿させて頂くことになると思います。大学スポーツでの仕事内容やスポーツ一般の話題、またアメリカでの生活についてなど、これからも自分なりに情報を発信していけたらと思います。今後とも宜しくお願いします!


矢沢大悟

2011年7月21日木曜日

大学サマーリーグ パート2

ノースカロライナ州立大学の矢沢大悟です。

現在のインターンシップも残り2週間強となりました。今回は、そのフローレンスレッドウルブスでのインターンシップ内容について書かせて頂きます。


僕達インターンは、試合開始の4時間前には球場入りします。それから先ずは選手用のドリンクを準備して、その後ビアガーデンや観客席などを試合用にセッティングします。僕らインターンはこういった試合前のセッティングをしてる最中に、スポンサーの広告が取れていないか、観客の観戦に邪魔になるものはないかなどのチェックを行っています。


開門してからは、前売りチケットを売ったり、会場にやって来る観客の方々にスポンサーからのクーポン券やギブアウト商品、また次回ホームゲームのちらしなどを配ったりしています。またコンセッションやグッズ販売店にはパートタイムの従業員が働いているのですが、その人達を管理したり、各場所毎に無線でコミュニケーションを取り、みんなが効率的に働けるように気を使ったりしています。


試合中には、スコアボードを操作するインターンもいれば、選手が試合後に食べる食事を近くのレストランにピックアップしに行くインターンもいて、それらはローテーションでこなしています。またイニング間のプロモーションイベントのセッティングなども手伝っています。


こういったオペレーションの仕事を経験すると、普段何気なく見ている試合が実にいろいろな角度から支えられていることが分かります。


また僕は、シーズン終盤にスペシャルプロジェクトとして、マーケティングリサーチを行うことになりました。これは試合に来るファンの方々にアンケートを配り、どのようなファン層が実際に球場に足を運んでいるのかという情報を集めようというものです。試合に来るファンの方々の情報があれば、来シーズン以降のマーケティング戦略を立てることが出来ますし、スポンサー獲得にもつながります。自分の経験のためにも一生懸命がんばろうと思います!


また今まで働いて来て、レッドウルブスはとても地域に密着しており、ファンの方々と密接につながっているチームであるという印象を持っています。別の大学サマーリーグを経験した選手達から話を聞くと、他のサマーリーグチームと比べて、レッドウルブスは選手とファンの距離が近いそうです。それは選手のホストファミリーが協力的であったり、子供達が毎試合後にサインをもらいに来ることであったり、または地元のレストランの方々がその土地ならではの食事を試合後に選手に提供したりしているからだと思います。地域によって異なった文化を持つアメリカという国の中で、サウスカロライナ州フローレンスの文化を体験出来ることは、他の地域から来ている選手にとって、またとない経験だと思います。それこそ毎夏にいろいろな文化を体験することが出来たらいいですね!


ここで働ける時間も残り少ないですが、少しでも多くの経験が積めるように最後まで楽しみたいと思います。


P.S. なでしこJAPAN万歳!


ノースカロライナ州立大学
矢沢大悟

2011年6月21日火曜日

大学サマーベースボールリーグ

学生ブロガーの矢沢大悟です。

前回は卒業式について書きましたが、現在僕はサウスカロライナ州フローレンスにあるフローレンス・レッドウルブス(Florence RedWolves)という大学野球チームでインターンを行っています。このインターンシップはスポーツ経営学部の必須科目の内の一つで、夏の間に週40時間×10週間の実習をこなすことになっています。このインターンシップを終えると、僕も正式に卒業となります。


今回は現在僕が働いているアメリカ大学野球のサマーリーグと、レッドウルブスについて少し紹介させて頂きたいと思います。


大学サマーリーグとは、大学生選手が所属校に関係なくチームを組織し、試合をこなしていくリーグです。毎年2月後半に開幕し、6月いっぱいでシーズン全日程を終了するアメリカ大学野球ですが、夏の間に選手は近隣の都市に散らばり、他大学の選手やコーチ達とチームを作り、リーグ戦をこなしていきます。2011年シーズンのレッドウルブスは、夏の間の2ヶ月強で実に57試合を戦う予定です。結果次第では3ラウンド制のプレイオフもあります。


僕が働いているレッドウルブスは、コースタルプレインリーグ(Coastal Plain League)に所属しています。コースタルプレインリーグはノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州にまたがっているリーグで、レッドウルブスはそのコースタルプレインリーグの中でも毎年優秀な選手を集めて、好成績を収めています。


現在レッドウルブスではゼネラルマネージャー(GM)と、僕を含めたインターン5名がチーム運営に関わっています。僕らインターンはGMの指示のもと、シーズン前にはスタジアムのメンテナンスやスポンサー巡りを行い、シーズンに入ってからはパートタイムの従業員やコンセッションで働いている方々を管理しながら、試合中のプロモーションイベントなどを運営・実行しています。またウェブサイトやフィイスブック、ツイッターなどを活用することで、ファンとのコミュニケーションも図っています。


5月中旬から実際の現場に出て働く中で、このような大学野球のシステムが選手やコーチ、地域の方々に与えている影響の大きさを実感しております。選手は夏の間も数多くの試合をこなすことが出来る上、他大学の選手やコーチと関わることで人間的にもプレーヤーとしても成長することが出来ます。またサウスカロライナ州というメジャープロチームが一つも存在しない州では、大学スポーツが州内の人々の最大の楽しみになります。大学が休みになる夏の間もこうして大学スポーツを楽しめる環境があることは、非常に素晴らしいことだと思います。


次回以降は、実際の試合の様子や具体的な仕事内容など紹介していけたらと思っております!


ノースカロライナ州立大学
矢沢大悟

2011年6月2日木曜日

アメリカの大学卒業式

学生ブロガーの矢沢大悟です。

先月14日はノースカロライナ州立大学の卒業式でした。僕は正式には8月で卒業なのですが、親にもぜひ参加してもらいたかったため、学部に頼んで出席させてもらいました。スクールカラーの赤いガウンとキャップを着けて、伝統ある学校の卒業式に参加出来たことはとても貴重な経験でした!


午前中にノースカロライナ州立大学男子バスケットボールとNHLカロライナ・ハリケーンズの本拠地であるRBCセンターで、大学全体の卒業式が行われました。普段入ることの出来ないスタジアム内の選手ロッカールームの近くを通り、試合中に選手を映し出すビックスクリーンに自分の顔が映し出されたことにすごく不思議な気分になりました。

午後には学部の卒業式が行われ、そこで実際に卒業証書を受け取りました。卒業証書を受け取ってからお世話になった先生方と握手をしていくと、今まで頑張って来て良かったなと強く感じました。


毎年友達の卒業式を見に行って思うことは、卒業生の笑顔が輝いているなということです。卒業するのが難しいといわれるアメリカの大学だけあって、ほとんどの生徒が何度もくじけそうになる体験をして来たのだと思います。それらを乗り越えて卒業式の場に居れることは何よりの達成感だと思います。そういった卒業生の輝いている姿を見る度に、自分も1年後2年後こんな風に笑って卒業出来るように頑張ろうと自然とモチベーションを上げていました。


そしてついに自分自身の卒業式を迎えると、アメリカに来てからの4年間があっという間だったなと感じます。異文化での生活や英語での勉強にも慣れ、世界中からの友達が出来、何より自分の人生に自信がもてるようになりました。4年間で得た知識、友人、そして自信を失わずにこれからも精一杯努力していけたらなと思います。


これからどんな人生になってもノースカロライナ州立大学の卒業生であるということに誇りを持っていきたいと思います。もちろんスポーツでもノースカロライナ州立大学を応援し続けます!

Go Pack!!


2011年4月20日水曜日

春のフットボールゲーム

こんにちは。学生ブロガーの矢沢大悟です。


先日、アメリカ南東部を中心に竜巻が発生しました。自分の大学周辺は大丈夫だったのですが、ノースカロライナ州都ラーリーでも木が倒れたり建物が半壊したりといった被害が出ました。近くの大学では後1ヶ月残した学期も中止になるとのことです。改めて自然災害の恐ろしさを感じましたが、復旧に向けて自分に出来ることを一つずつこなしていけたらと思います。


そんな中で先週末、僕はアラバマ州オーバーンまで出掛け、スプリングフットボールを観戦して来ました。今回はその様子を紹介したいと思います。


スプリングフットボールとは、各大学フットボールチームが3月から4月にかけて行う紅白戦のことです。選手達にとっては新シーズンに向けた練習の一環なのですが、その様子は一般公開され、テレビでも生中継されるほどです。いつも観戦するフットボールとは一味違ったスプリングフットボールならではの良さも存在します。


今回僕が訪れたオーバーン大学は2010年シーズンの全米チャンピオンであり、全米の中でも注目を集める大学の一つと言えます。スタジアム内外にて、2010年のチャンピオンシーズンを讃える様子が伺えました。


<National Champions 1957 2010>



<スタジアム内のバナーにも2010 National Champions>


レギュラーシーズン中のフットボールゲームのようにスタジアムが満員の観客で埋まるとまではいきませんが、それでも今回の紅白戦を観戦するために約5万3000人の観客が集まったそうです。この観客動員数から来シーズンへの期待度が伺えます。フットボールスタジアム内の熱狂的な雰囲気を楽しみたいといったカジュアルなファンよりも、よりコアでフットボール自体を純粋に楽しみたいというファンが集まったのではないかと思います。


<試合前の観客の様子>


試合前にはセレモニーも行われ、数々の表彰が行われていました。また試合前やタイムアウト時には、スコアボード上に全米チャンピオンとなったシーズンを振り返る映像も流され、スタジアムにいる全員が釘付けとなり、前シーズンのチームの活躍を振り返っては周りの人達と思い出話に花を咲かせているようでした。



<昨シーズンのハイズマントロフィー(全米最優秀選手賞)受賞者・ニュートン選手のお母さん>


試合はディフェンスチームとオフェンスチームの間で戦われ、タッチダウンを奪うかそれを抑えるかで得点が入っていきます。試合自体は、練習の一部なのだなという印象で、雰囲気もリラックスした感じでした。例えば監督は、プレイ中もフィールドの中から指示を出していましたし、レギュラーシーズン中にはあるゴール裏のネットもなく、ファンは飛んで来たボールをキャッチすることが出来ました。


<フィールドゴール時も監督が後ろでチェック>



<ネットのないゴール裏>


普段のフットボール観戦には欠かすことの出来ないチアリーダーやブラスバンドもいましたが、ハーフタイム中は特に大きな演出はなく、ゆったりとした雰囲気の中で試合は進みました。何か野球を観戦しているようなリラックス感で、観客も純粋にその雰囲気とフットボール観戦を楽しんでいました。



<小さいですがチアリーダーやブラスバンドも確認出来ます>


試合後にはファンもフィールド上に降りることが出来、選手やチアリーダー、マスコットなどからサインをもらえることが出来ました。人気選手やマスコットの前には長蛇の列が出来ていました。ファンの皆さんは、このサイン会のためにヘルメットやボールなどを持参して来たようです。


<サイン会の様子>


いつもは肌寒い中で観戦するフットボールも、春の暖かい気候の中で行うとリラックスした雰囲気になり、家族連れでも観戦に訪れやすいんだなと感じました。選手と交流も出来るので、子供達にとって非常に楽しめるイベントだと思いました。大学チームの紅白戦で、これだけの観客を惹きつけることの出来るフットボールの存在の大きさを改めて実感することが出来ました。


9月には全米が熱狂するシーズンが再び始まります。その前にこうしたスプリングフットボールゲームを通して、全米中の大学が新シーズン到来が待ち切れないファンに楽しみを提供しています。他のスポーツに夢中になっている春から夏にかけても、やはりアメリカ人の心の中心にはアメリカンフットボールがあるのだなと感じました。僕も新シーズンの選手達を一早くチェック出来たことで、今シーズンのオーバーン大学の活躍が楽しみになりました。まだまだシーズン開幕は先ですが今からとても楽しみです!


North Carolina State University 矢沢大悟

2011年4月1日金曜日

MLBスプリングトレーニング

学生ブロガーの矢沢大悟です。

東日本大震災から3週間ほど過ぎました。アメリカではニュースの話題もアフリカ情勢などに移り、地震や津波の話題も以前と違ってあまり取り上げられなくなりましたが、依然被災地では厳しい生活が続いていることと思います。


アメリカでも様々な支援が行われていますが、メジャーリーグで活躍する日本人選手による募金活動などは日本のニュースでも取り上げられたことと思います。また日本人選手が所属する球団が積極的に復興支援活動に加わるなどしています。今回のブログは、今正に開幕を向かえようとしているメジャーリーグの各チームが活動していたスプリングトレーニングについて、お伝えしたいと思います。


3月9日から13日にかけて、僕は春休みに合わせてフロリダ州を訪れました。この旅は正に野球三昧といった旅で、9日にタンパでサウスフロリダ大学対フロリダ大学の試合、10日にはクリアウォーターにてフィラデルフィア・フィリーズ対ニューヨーク・ヤンキースの試合、11日にはニューヨーク・メッツ対フロリダ・マーリンズの試合を観戦しました。その中から今回はフィリーズ対ヤンキースの試合の様子を紹介したいと思います。


試合はフィリーズのスプリングトレーニング本拠地・クリアウォーターにあるブライト・ハウスフィールド(Bright House Field)にて行われました。下は試合開始前の入り口付近の様子です。


<ブライトハウスフィールド>


フロリダにしては天気の良くない日でしたが、対ヤンキース戦とあって実に10,718人の観客が訪れたとのことです。ヤンキースのスプリングトレーニング本拠地であるタンパは、車で30分の距離、そして予想先発ピッチャーがフィリーズがロイ・ハラディ投手、ヤンキースがCCサバシア投手となっていたことが大きいと思います。


午後2時試合開始ということもあり、試合前の球場では昼食を購入している人、選手にサインを貰おうとする人、オフィシャルストアでグッズを買おうとする人で溢れていました。そして子供達が楽しめるようにアトラクションスペースが用意してあったり、チャリティーオークションが開かれていたりしていました。


<子供達のアトラクションスペース>



<アトラクションスペースの隣にはスピードガンコンテスト。子供が遊んでいる隙に自分も楽しんじゃおう!>



<人気マスコットのフィリー・ファナティックと背比べ>



<チャリティーオークション>


コンコースにある食事のオプションも非常に豪華です。中にはフィラデルフィア名物のチーズステーキもありました。フィリーズの試合観戦には欠かせないアイテムかも知れませんね。






<その場でグリルされたハンバーガーやホットドッグが食べられます>


様々な楽しみが用意されている中で、一番人気はやはりブルペンでした。ブルペンと観客席の距離はものすごく近く、球界を代表する2人の先発ピッチャーが試合前に投球練習をしている様子は貫禄がありました。



<右がCCサバシア投手、左がロイ・ハラディ投手>


試合前や試合中にはブルペンにいる選手達にファンがボールとペンを投げ込んでサインを書いてもらう光景がよく見られました。普段のメジャーリーグの試合と比べて、選手との距離が格段に近く、それでいて試合のチケットも安価で野球ファンにとってはたまらない体験になるでしょう。


試合中は球場内の芝生でリラックスしながら観戦している観客も多くいました。内野席に座ってじっくり観戦するのもいいですが、芝生で寝転びながらゆったりと流れる時間を満喫するのも野球の楽しみ方の一つではないかと思います。


<試合中の様子>


ちなみにフロリダ州クリアウォーターは先日日本でも開店したフーターズの一号店があるところです。球場にはこんな標識もありました。きれいなビーチが有名な観光地だけあり、野球観戦に訪れる観光客もいろいろなところで楽しめます。


<フーターズまで1.53マイル!>


選手と直に触れ合うことが出来、グッズや食べ物の数が豊富、大人から子供まで楽しめるとあってスプリングトレーニングには多くの観光客が訪れます。この試合は震災前でしたが、震災後にはこうした場で日本人選手が中心となって募金活動などの支援活動をしていました。今回の震災に対する啓蒙活動、募金活動はこういった観客が多く訪れるところでより成果が上げられる思います。これから日本での復興作業は長い道のりになると思いますが、各個人、団体が協力して長期的に支援していけたらと思います。


矢沢大悟
ノースカロライナ州立大学

2011年3月16日水曜日

震災と世界中の支援活動

学生ブロガーの矢沢大悟です。

連日放送されている東北地方太平洋沖地震の様子をテレビやインターネットでチェックしています。現地からのリアルな映像を見る度に心が痛む思いです。


私は新潟県出身で、過去2度大きな地震が私の故郷を襲いました。あの時と比べて、規模も被害も今回のほうが大きいのですが、少しばかりか被災者の絶望感と悲しみが分かる気がします。もちろん今現在アメリカで生活している私が、被災者の気持ちを全て理解出来るとは思いませんが、少しでも気持ちを理解して適切な行動を取ることが大切だと思います。


ここアメリカでも、各大学で学生による支援活動が盛んに行われています。日本人学生が中心となって募金活動をするもの、アメリカ人学生による団体が積極的に動いてチャリティーイベントを開催するものなど、多くの活動が行われています。また過去所属していた学校や会社に連絡を取って、支援をお願いしている方々もいます。被災地には行けなくてもアメリカで自分に出来ることをやろうと奮闘している日本人留学生、並びに協力してくれるアメリカ人学生がたくさんいるということを知って頂ければと思います。


またスポーツ界でもボストン・レッドソックスに所属する日本人選手による募金活動、欧州で活躍する日本人サッカー選手や欧州のサッカー名門チーム・リヴァプールからの応援メッセージなど、日本を勇気付けようと様々な活動が行われています。スポーツの持つ偉大な力で支援の輪がどんどん世界に広がり、それが日本の被災者の方々の力になればと思います。またJリーグやプロ野球において、被災したチームへの施設提供などのニュースも見ました。日本の持つ助け合いの精神で、この大震災も乗り越えていけると強く信じています。


被災地にスポーツや音楽といった娯楽が戻る時、それらは被災者に大きな勇気とパワーを与えます。世界中で頑張る日本人選手の活躍のみならず、甲子園やJリーグ、プロ野球などの舞台で、被災地を本拠地とするチームが頑張る姿は被災さした人々に活気を与えます。多くの行方不明者が無事でいること、被害がこれ以上拡大しないこと、そして復興が早く進むことを心の底から強く願っています。


矢沢大悟
ノースカロライナ州立大学

2011年2月24日木曜日

大学スポーツ

こんにちは。学生ブロガーの矢沢大悟です。


ここ数週間は春のように暖かかったノースカロライナですが、2日前からまた冷え込んできました。天気が変わりやすくて風邪を引かないか心配ですが、気合で乗り越えていきたいと思います。


前回は授業の話をしましたので、今回は現在行っているインターンについて書かせて頂きます!


僕は現在大学スポーツのマーケティング部でインターンをしています。去年はバレーボールや男女バスケ、今年に入ってからはテニスや体操も加わり、試合中の業務を手伝っています。来週からは野球の試合もどんどん入って来る予定です。


バレーやバスケ、体操の試合では、試合前に会場に集まり、先ずは会場の設備や音声などをチェックします。その後、僕らインターンは試合前のイベントを手伝うことが多いため、テーブルを用意したり、試合前にギブアウェイとして配るグッズを運び込んだりします。観客が会場に入ってからは、Tシャツや試合スケジュール付きのマグネット、ピザなどを無料で配っています。またバレーボールや体操などの小規模な試合では、小さな子供達が来ることが多いので、ポスターを一緒に描いたりバルーン風船で遊んだりもします。


試合中は、主にバンド隊とコミュニケーションを取り、演奏して欲しい場面として欲しくない場面を指示したり、バスケの審判用テーブルや会場の大型スクリーンに映る表示を操作したりします。スポンサー関連のアナウンスをする時には、アナウンスに合わせてスクリーンにスポンサーロゴをを映したり、また試合中に観客が盛り上がってきたら”Make Some Noise!!”といった言葉を使って観客を更に盛り上げたりします。試合中はヘッドフォンを用いて、インターンやスタッフとコミュニケーションを取りながら働くことが多くて大変ですが、観客が試合を楽しんでいる様子を見るとこちらも楽しくなって来ます!


後は試合で勝てれば尚良いのですが、現在バスケは男女共にACCカンファレンスで12チーム中9位。同じカンファレンスのDUKE大やUNCチャペルヒル校にボロ負けしているのを見ると悲しい気持ちになってきます。。。でも逆に負け続けても頑張っている彼らを見ると愛着が沸いて来るような気もして来ます!


また野球のシーズンが始まると毎試合前にイベントがあって忙しくなりますが、それでも今以上に観客を楽しませることが出来るように工夫して頑張って行きたいと思います!


North Carolina State University
矢沢大悟

2011年2月10日木曜日

2011年 新学期

こんにちは。久しぶりの投稿になります。学生ライターの矢沢大悟です。


新学期が始まって1ヶ月ほど過ぎました。冬休み中日本に帰って実家でリラックスしていたつけが回ってきたのか、新学期が始まってもなかなか授業へのスイッチが切り替わりませんでした。しかし、クイズやらプレゼンテーションが続々と出てきて、今では引き締まった気持ちでいっぱいです。今学期もがんばりたいと思います。


僕の最終学期となる今学期、シニアセミナー、スポーツファイナンス、アメリカ英語発音といった授業を取っています。


シニアーセミナーでは、僕と同じように今学期を最後に卒業する人がほとんどなので、最初の内は履歴書やカバーレターについて話したり、大学院進学やどのような職が得られるかといった話をしました。その後は道徳・倫理的な話題を勉強しています。スポーツ界またはビジネス界で起こる様々な問題に対してどう決断していくか、どうやって組織をまとめるかといった内容です。


スポーツファイナンスの授業では、スポーツやレクリエーション業界での主な財源、支出を知り、それをどのように有効活用していくかを学びます。この授業の目玉は、学期終盤に提出が予定されているビジネスプランです。4~5人のグループに分かれてスポーツ・レクリエーション関連のチームや団体を一つ選び、そのチームや団体について細かくビジネスプランを立てていきます。過去の生徒が作ったものを見ましたが、マーケティングや経費などそれぞれの項目が非常に細かく分析されていて、大掛かりなプロジェクトになっています。すでにグループメンバーとは2回打ち合わせ済みなのですが、頭の良いメンバーに恵まれているので今から楽しみです。


最後にアメリカ英語発音の授業ですが、これからアメリカで職を得て大学院進学まで考えている僕にとってやはり英語の上達は必須です。特に実際の仕事場に出ると、スピーキングやリスニングの能力がすごく重要になるなと実感してます。アメリカに来て英語を日常で使い始めてから、日本でやっていたような英語を勉強するぞという気持ちが薄れていたので、これを機にどんどん英語を上達させて実際のコミュニケーションに活かしたいです。


今学期はこうした授業の他にも、先学期から行っている大学スポーツのインターンの話やアメリカでの職探し、あとは僕の大好きな大学バスケの話などをこのブログで書いていこうと思います。今年もどうぞよろしくお願いします!



ノースカロライナ州立大学
矢沢大悟

2010年11月14日日曜日

High Point Panthers!

学生ライターの矢沢大悟です。

前回の投稿で僕の留学生活始まりの場所であるハイポイント大学について書きましたが、今日はそのハイポイント大学のスポーツチームと施設を紹介したいと思います!

前回紹介した通り、ハイポイント大学のスポーツチームはビッグサウスカンファレンスに所属しています。マスコットはパンサーズでチームカラーは紫、男女7チームずつの計14チームあります。ハイポイント大学にはフットボールチームはないのですが、その代わりに男女のバスケットボールの試合は学校を挙げて応援します。特に男子バスケットボールには、学長も毎回応援に来てくれてかなり盛り上がります!


<バスケの試合前の国歌斉唱>


次に施設の紹介をします。先ずは男女バスケットボールとバレーボールの試合会場であるミルスセンター(Millis Center)です。収容人数は1750人と少な目ですが、女子バスケットボールやバレーボールのカンファレンストーナメントもよく開かれます。男女バスケットボール、バレーボール、男女ゴルフのコーチのオフィスは、この中にあり、トレーナールームやアスリート専用ジムもあります。




次に男女サッカー、陸上部が使用するバートスタジアム(Vert Stadium)です。こちらでも陸上のカンファレンストーナメントが開かれることがあります。





最後は野球場のウィリアードスタジアム(Williard Stadium)です。目玉は2009年に出来上がった特大スコアボードです。






試合ではプロモーションや演出も積極的に行われています。学校は今どんどん進歩を遂げていて、特にコミュニケーション学部やテクノロジーの分野に力を入れています。そうしたこともあって、野球の試合では最近作られた大型スクリーンを使って、試合前にチームで作ったプロモーションビデオを流したり、選手が打席に入る毎に選手の写真付きの紹介ページを出したりします。バスケットボールの試合でもCG映像、音楽、照明をうまく使って観客を楽しませるのはもちろん、バスケ部の選手一人一人のプロモーションビデオまで撮影して選手紹介で使用しています。私は男子バスケ部のマネージャーとして、いろいろな大学でバスケの試合を見ましたが、ハイポイント大学ほど演出にこってる大学はあまりないと思います。それくらいすごいのです。


ノースカロライナ州立大学に転学してもハイポイント大学のスポーツチームにはやはり愛着がすごくあります!今年はすでに男女サッカー部、バレー部がカンファレンスで好成績を残していて、男子バスケ部も監督が2年目を迎えて期待感が持てるシーズンになっています。チームがどんどん力を付けて勝ち上がって行く姿を見ると本当に嬉しいですね!


今年も精一杯ハイポイント大学を応援したいと思います!Let’s Go Panthers!!

2010年10月16日土曜日

留学生活始まりの場所

学生ライターの矢沢大悟です。

今回は自分の留学生活の始まりの場所である、ノースカロライナ州ハイポイント(High Point)とハイポイント大学(High Point University)について書きたいと思います!


ハイポイント市はノースカロライナ州のやや西にあり、州都ラーリー、州最大都市のシャーロットの間にあります。それぞれの都市まで1時間半ほどで行けるので個人的にはすごく便利だと思っています。またハイポイント市は家具で有名で、毎年4月と10月に世界最大規模のトレードショーが開かれ、毎年アメリカ全土や海外から多くのビジネスパーソンや家具コレクターが集まります。近くの空港に家具が飾ってあったりもします。


などなどハイポイント市についていいことを書きましたが、トレードショーの時期以外は人も少なく、いってみれば田舎で周りには遊ぶところもあまりない感じです。。。そんなハイポイントですが、市内にあるハイポイント大学はびっくりするぐらい豪華な大学です。同じノースカロライナ州内の人でさえ知らないこともある田舎の学生数4000人程度の小さな私立大学ですが、2005年に実業家のニド・クベイン氏が学長になってから寄付金がどんどん集まり、著しい成長を見せています。特にコミュニケーション学部に力をいれており、最近では新しい建物やテクノロジー施設が次々に建っています。


留学して最初の2年間をこのハイポイント大学で過ごした僕ですが、あまりの豪華さにびっくりしたことを今でも覚えています。学校中に噴水があり、キャンパス内でジュースやお菓子が無料で配られ、建物や教会はすべて綺麗で、教室には最新のテクノロジー。また私立大学ということもあり、州内の生徒よりも全米各州から学生が集まっていました。東海岸の大都市であるニューヨークやアトランタのみならず、カリフォルニアやアラスカからも学生が来ていました。最初の2年間をこの大学で過ごして、アメリカの私立大学というものを体験できたことはいい経験でした。

<通称HPU>


ハイポイント大学のスポーツはディビション1のビッグサウス(Big South)というカンファレンスに属しています。ビッグサウスカンファレンスはノースカロライナ、サウスカロライナ、バージニアの小・中規模の大学で構成されています。全米的にあまり注目度は高くないですが、ディビジョン1の大学だけあってレベルや施設はそれなりに高いです。特にコースタルカロライナ大学(Coastal Carolina University)は野球の強豪として有名ですし、バスケットボールアメリカ代表のステフォン・カリー選手の弟・セス・カリー選手もリバティ大学(Liberty University)バスケチームに属していました(現在はデューク大学)。


<ビッグサウスカンファレンス。ハイポイント大学のロゴは上段中央>


次回はハイポイント大学のスポーツチームやスポーツ施設について詳しく書いていこうと思います!

2010年9月27日月曜日

スポーツとリサーチ ~後編~

学生ライターの矢沢大悟です。


今回は前回の投稿に引き続き、去年の秋学期に履修した「Analysis and Evaluation in Parks, Recreation, and Tourism」のクラスで行われたリサーチプロジェクトを紹介したいと思います。

前回はアンケート用紙を作ったところまで紹介しましたが、作ったアンケート用紙を実際に配りにカロライナ・レイルホークス(Carolina RailHawks、以下レイルホークス)の本拠地・WakeMed Soccer Parkを訪れました。生徒は3グループに分かれ、各グループが1試合ずつの計3試合にわたってアンケート用紙を配っては集めるという作業を繰り返しました。

実際アンケート用紙を配る段階で気を付けたことは、できるだけバラエティに富んだサンプルが集められるようにすることです。家族で来られる方から会社の同僚と来られる方、また一人で来られる方など様々なタイプの観客の方に、アンケートに協力してもらうようにしました。それぞれのグループが何を求めてレイルホークスの試合に観戦に訪れるのか、のちにじっくり考察できるように気を配ってサンプル集めに励みました。




 
3試合にわたってアンケート用紙を配り続けた結果、234ものサンプルを集めることができました。次はアンケート結果を数値化する作業です。各質問の回答にそれぞれ番号をつけ、エクセルに観客の回答を数字で入力します。例えば、チケットの購入方法を聞いた質問では、「インターネットで」という回答に「1」、「電話で」という回答に「2」、「チケットオフィスで」という回答に「3」とそれぞれ数字をつけ、「インターネットで」と回答した人のチケット購入方法の欄には「1」を入力します。これによってエクセルで観客の回答を簡潔にまとめることができ、その後のデータ活用に活きるようになります。


<数値化したアンケート回答>


そして数値化したアンケート結果をクラスで一つにまとめます。ここから生徒は6つのグループに分かれ、「Attendance Information」、「Team Perceptions」、「Background Information」の3セクションに2グループずつ分かれてデータの分析を行います。

同じセクションに属している2つのグループにはそれぞれ違った役割が与えられます。Aグループは割り当てられたセクションの情報のみを使って分析します。例えば「Background Information」であれば、そのセクションに含まれている性別や年齢、学歴などの情報を分かりやすくグラフや表にまとめて観客構成を示したりします。それに対してBグループは他のセクションの情報と組み合わせることができます。例えば性別(Background Informationのセクション)と過去の観戦歴(Attendance Informationのセクション)の関連性を調べてみるなどです。私は「Background Information」のグループAに割り当てられ、観客構成の分析を行いました。

各グループはそれぞれ分析を行い、データをグラフや表に分かりやすくまとめ、それをもとにパワーポイントを作ってプレゼンテーションに備えました。プレゼンテーションはレイルホークスのチケットオフィスに勤務するノースカロライナ州立大学OBの方とその上司の方にクラスに来て頂き、プレゼンテーションを行ったあとにディスカッションを行うという形式で行いました。私たちのグループは性別構成や年齢構成、観客の社会経済的地位などといったデータをグラフにまとめて、そのデータをもとにマーケティングに関する提案を行いました。またレイルホークスのスタッフの方には次回リサーチする機会があれば人種構成(特に観客の中のヒスパニック系の割合)をもっと詳しく調べられるようにといった課題も頂きました。



<グループで作ったプレゼンテーション>


このリサーチプロジェクトを通して実際のプロスポーツチームがどのようなデータを求め、そしてどのようにして必要なデータを集めて活用しているのかを知ることが出来ました。またリサーチの全てのプロセスを行うことにより、リサーチ全体に対する理解が一層深まったと実感しています。実際にスタッフの方の前でプレゼンテーション出来たのもいい経験でした。リサーチやデータの重要性は今やスポーツ界で欠かすことの出来ないものになっています。リサーチの重要性を再認識できたプロジェクトでした。

2010年9月13日月曜日

スポーツとリサーチ ~前編~

学生ライターの矢沢大悟です。

今回は私が昨年の秋学期に履修した「Analysis and Evaluation in Parks, Recreation, and Tourism」というクラスで行われたリサーチプロジェクトを紹介したいと思います。今日は前編としてクラスの概要やプロジェクトの前半部分についてふれていこうと思います。

クラスのタイトルにあるように、リクリエーション学部(Parks, Recreation, and Tourism Management, 通称PRT)の授業ですが、ノースカロライナ州立大学ではスポーツマネジメント専攻の生徒がリクリエーション専攻の生徒と同じ授業を取ることが多く、このクラスもスポーツマネジメント専攻の生徒とPRT専攻の生徒が混ざって行われます。このクラスで行われたプロジェクトは近隣の都市・キャリーに本拠地を置く当時ユナイテッドサッカーリーグ(USL)所属のプロサッカーチーム、カロライナ・レイルホークス(Carolina RailHawks: 現在はUSSF D2 Pro Leagueに一時的に所属、以下レイルホークス)の協力の下行われました。レイルホークスは2006年に誕生した比較的新しいチームです。



<カロライナ・レイルホークス>


「Analysis and Evaluation」と題したこのクラスではリサーチの目的や重要性、使われる手法、リサーチ結果をいかにマーケティングやプロモーションに生かしていくかということを学びます。なぜリサーチが必要なのか?リサーチをどのように生かすのか?を常に念頭に置き、データの収集方法から管理方法、そしてデータの分析を実際に行いながら学んでいきます。

レイルホークスのリサーチプロジェクトは授業で学んだ内容を実際に体験する機会として設けられました。レイルホークスのマーケティングリサーチの一環として、試合に訪れる観客に対して3試合にわたってアンケートをとり、その結果をまとめて分析し、最終的にノースカロライナ州立大学OBであるチケットオフィススタッフとその上司の前でプレゼンテーションをするという内容になっています。

リサーチプロジェクトはアンケート用紙を作るところから始まりました。まずはチームがどのような情報を必要としているかをクラスで話し合います。その結果アンケート用紙を「Attendance Information」、「Team Perceptions」、「Background Information」という3つのセクションに分けることになりました。「Attendance Information」では過去にどれだけレイルホークスの試合を観戦したかといった観客の過去の体験や、これからどれだけレイルホークスの試合を観戦に訪れたいかといった未来の希望について答えてもらいました。またレイルホークス以外の近隣スポーツチーム、たとえば大学スポーツやNHLに所属するカロライナ・ハリケーンズなどといった試合に過去どれだけ観戦に訪れたかも聞いています。さらにどのようにチケットを購入したか(オンラインやチケットオフィスなど)、チケットの種類(シーズンチケットやグループチケットなど)は何か、またレイルホークスの宣伝をテレビや新聞で見たことがあるかといった内容もこのセクションに含みました。



<実際のアンケート用紙(表)>


「Team Perceptions」のセクションでは観客がどれだけレイルホークスというチームやチームカラー、ロゴなどを認識しているのかを調べました。またどれだけレイルホークスというチームに愛着を抱いているか、いわゆるチームのブランド力を調べました。「Background Information」では観客の年齢や性別といった人口統計学的データや、家族で観戦に来た方には子供の年齢に加え、子供や自身が地元のサッカーチームでプレイしているかといったことを聞きました。また持っている学位(高卒や大学卒など)や雇用体系(フルタイムやパートタイムなど)についても聞き、最後は住んでいるところの郵便番号を書いてもらいました。学位や雇用体系は観客の社会経済的地位に関する情報を得るために用い、郵便番号は観客がどの地域から観戦に訪れているのかを知るために書いてもらいました。



<実際のアンケート用紙(裏)>


これらの内容を観客が協力してくれるように両面一枚にまとめて試合前のレイルホークスのスタジアムで3試合にわたってアンケート用紙を配っては集め、データを収集しました。データ収集の様子や集めたデータをどのようにまとめて使ったかといった内容は次回の投稿で紹介したいと思います。

2010年8月27日金曜日

大学フットボールシーズン開幕直前

学生ライターの矢沢大悟です。

今日は大学フットボールの話題でいきたいと思います。我がノースカロライナ州立大学は9月4日に今シーズンの初戦を迎えます。対戦相手はサザンカンファレンスに所属するウェスタンカロライナ大学(Western Carolina University)で、実力的には格下の学校ですが、待ちわびたフットボールシーズン開幕ということでキャンパス内も熱気を帯びています。当日は入学したばかりの新入生が初めての大学フットボールを体験しようと大勢詰め掛けることが予想されるので、スタジアムも限りなく満員になって盛り上がるでしょう。


<カーター・フィンリースタジアム(Carter-Finley Stadium): 収容人数約56.000人>


ノースカロライナ州立大学の昨年の成績は5勝7敗(カンファレンス内2勝5敗)でアトランティック・コーストカンファレンスのアトランティック地区5位。その結果年末年始に行われるボウルゲームには残念ながら出場できませんでした。今年は主力選手も残り、コーチも4年目を迎え、巻き返しのシーズンになります。


多くの注目を集める大学フットボールだけあり、新シーズンの宣伝にも力を注いでいます。新学期が始まって生徒が教科書を買うために集まるブックストアでは、テイルゲートの必須アイテムである折り畳みイスから、女性に人気のあるフェイスシールなど、フットボール関連のグッズがすぐ目の届くところに置かれています。また選手による宣伝も盛んで、例えばマイナーリーグベースボール・トリプルA所属のダーラム・ブルズ(Durham Bulls)の試合を観戦しにいったときには、地元大学であるノースカロライナセントラル大学(North Carolina Central University)のフットボール選手たちがブースを作って新シーズンの宣伝をしていました。ノースカロライナ州立大学でもオリエンテーション期間で賑わう図書館前で数名のフットボール選手たちが試合のスケジュールが書かれたマグネットを配っていました。また、無料で配られるスケジュール帳にはすでにフットボールの試合のスケジュールも記されています。こういった盛り上がりを見るといよいよフットボールシーズン開幕だなという気分になってきます。


<テイルゲートの様子>


またノースカロライナ州立大学の名物に”Free Expression Tunnel” というものがあります。このトンネルはペイントしたり告知を貼ったりするなど、生徒が自由に何でも表現できるスペースとなっています。フットボールシーズン中は試合が近づくたびに生徒が自由気ままにスプレーを使って様々なことを書いていきます。例えば昨年行われた近隣のライバルチームであるノースカロライナ大学との試合前日には下の写真のようなものもありました。



今シーズンも試合前になると多くの生徒がこのトンネルにそれぞれ思い思い書いていくでしょう。試合前は相手チームを罵り、勝ったら喜び、負けたら悔しがる。生徒それぞれが様々な感情をこのトンネルで表現します。毎回通るたびに今日は何が書かれてるかなと楽しみになってきます。



シーズンが開幕すると生徒の話題はフットボールの試合結果になったり、クラスでも先生が気軽に生徒に試合の話題をふったりするなど、まさにスポーツが日常生活の一部であって、フットボールがアメリカ文化の最もたるものであると実感します。いよいよ始まる大学フットボール、今年はどんなドラマが待っているのか楽しみでなりません。

2010年8月13日金曜日

過去・現在、そして未来へ

不安を抱えながらも単身米国へ渡り、スポーツという分野で夢に向かって努力し続ける学生さん達を、ADMは応援しています。言葉や文化の壁に苦しみながらも、自らの目標達成に向け、歩みを止めない彼らの奮闘振りを、ADM Staff Blogを通して多くの方々へお届けしたいと考えています。また、現役でスポーツビジネス、アスレチック・トレーニングを専攻している学生さん達が、米国大学・大学院ならではの実践経験を重んじる授業内容や現地生活情報について、ADM Staff Blogから発信することで、これから留学を考えている日本の皆さんに、本当に役に立つリアルな情報を提供したいと考えています。

今後は、ADM Staffが綴るスポーツビジネス大国・米国での「リアルな現場話」と共に、全米中に散らばる熱い心と高い志を抱く学生ブロガーによる「リアルな米国大学情報」を発信して行きます。引き続き「スポーツマネジメント from USA」をご愛読の程、宜しく御願いします!(ADM Staff一同)

・
・
・
・
・

始めまして学生ライターの矢沢大悟と申します。今後月に2回アメリカ大学のスポーツマネジメントプログラムならびに学生生活に関する話題を当ブログにて書いていくことになりました。私の体験談をもとにアメリカ大学生活でしか感じられないリアルな情報をこちらでお届けできればと思います。


私は現在ノースカロライナ州の州都ラーリーに位置するノースカロライナ州立大学で学部生としてスポーツマネジメントを専攻しています。最初にアメリカに来たのは今から丸3年前の2007年、同じノースカロライナ州にあるハイポイント大学に入学したときです。幼いころからバスケットボール中心の生活を過ごし、高校卒業したときに将来はスポーツの世界で働きたいと漠然と思っていた私は、半ばアメリカとアメリカバスケットボールへの憧れで留学を決意しました。


留学当初は英語もまったく理解できず、高校卒業したてで周りの世界が何もかも分からない状態でした。授業で言っていることが理解できずに何回も先生のオフィスを訪れたことは今でも覚えています。そんな私でも大学で友達を作り、英語で授業を受け、宿題を夜中までかかってこなすことで成長をしてきたと実感しています。ハイポイント大学在学中には男子バスケットボール部でマネージャーを経験し、相手チームの分析やチーム運営をお手伝いしました。また日々の授業では経験豊富な教授方がディスカッションやケーススタディを通して熱心に教えてくださり、スポーツを取り巻く世界やビジネス全般に関して幅広い知識を得ることが出来ました。


【ハイポイント大学対ノースカロライナ州立大学の対決】


ハイポイント大学で2年間を過ごした後、私は現在在籍しているノースカロライナ州立大学に転学しました。私立大学で学生数2500人のハイポイント大学から、州立大学で33,000人の学生数を誇るノースカロライナ州立大学へ。幸運なことに私はアメリカで2つのまったく違った学校を体験する機会を得ました。ノースカロライナ州立大学はエンジニアリングで全米トップクラスのプログラムを誇り、近隣のノースカロライナ大学やデューク大学と競い合っている大学です。スポーツでもアトランティックコーストカンファレンスに属し、上記2校をはじめとした強豪大学としのぎを削っています。



【ノースカロライナ州立大学フットボールスタジアム】


ノースカロライナ州立大学のスポーツマネジメントプログラムでは、実践的なクラスになるようさまざまなプロジェクトが組み込まれています。州都に位置するため近隣のスポーツチームと提携したプロジェクトを行ったり、ケーススタディも身近なチーム、スタジアムをよく用いて行われています。今後は当ブログでこれらのプロジェクトを紹介していくとともに、アメリカ大学生活の話題、また大学スポーツの試合の雰囲気など、さまざまな観点から情報を発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。


矢沢大悟