2010年12月31日金曜日

チケットの値段をファンが決める?

米国スポーツビジネス界には、スポーツファンのために数多くのチケットセールス・サイトが存在しています。例えば、多くのプロスポーツチームが、オフィシャル・チケットセールス契約を結ぶ「Ticketmaster.com」や、直接チームからチケットを購入するのではなく、ファン同士がチケットを売買することの出来る(いわゆる、「Secondary Market」ですね)「StubHub!」などが有名です。私も、スポーツ観戦に出掛ける際には、球場やスタジアム、アリーナのチケット窓口に並んでチケットを購入する事はほとんどなく、主に上記2つのサイトを利用して、事前にチケットを購入しています。



このように数多く存在する米国のチケットセールスサイトの中で、今回ご紹介するのは、「ScoreBig.com」というサイトです。「ScoreBig.com」が、他のサイトと違って非常にユニークなのは、「ファン自身がチケットの値段を決めることが出来る」という点にあります。


と言っても、全てのチケットが$1で購入出来るわけではありません。具体的に「ScoreBig.com」は、以下のような仕組みとなっています。


  1.  先ずは、観戦したいスポーツイベントを選ぶ。
  2. 球場(あるいは、スタジアム、アリーナ)内の座りたい「セクション」を選ぶ(「セクション」を指定することは出来ますが、「座席番号」を正確に指定することは出来ません)。
  3. 選択した「セクション」内のチケットに対して、自分が支払いたい値段を決め、サイト上に入力する。
  4. 入力後すぐさま、自分のオファーした金額が、「ScoreBig.com」によって受け入れられたのか、あるいは拒否されたのかが画面上に表示される。
  5. オファー額が受け入れられた場合には、定価よりも安くチケットを購入することが出来る(サービス料、送料も一切掛かりません)。
  6. 逆に、一旦オファー額が拒否されると、再度同じイベントにオファーするためには、24時間待たなければならない。

つまり、NBAのコートサイドや、MLBのバックネット裏という高額のチケットに対して、あまりに低額なオファーを出したとしても、拒否される確率は非常に高くなります。この点に関して、「ScoreBig.com」では、同じようなイベントに対して、過去にどのくらいの値段が受け入れられたのかを表示してくれますので、ファンはその「参考値段」を基に、オファー額を決断することが出来ます。


チームとしては、定価では売れ残ってしまう運命にあるチケットを売ることによって、球場(スタジアム、アリーナ)をファンで埋めることが出来ますし、ファンとしては、定価よりも安くチケットを入手して、お金をセーブすることが出来ますので、正に双方にとってWin-Winの関係ですね!


実はこのような手法は、旅行業界ではかなり前から一般的であり、代表的なサイトとして、「Priceline.com」や「Hotwire.com」などが挙げられます。つまり、このようなサイトが、売れ残っているホテル・ルームや、航空チケットを集めて、定価よりも安くお客様に代理販売するのです。ホテルや航空会社にとっては、ルームや座席の占有率が高くなればなるほど利益は出る訳で、「空室(空席)になるくらいであれば、定価よりも安くて良いから、売り切ってしまおう!」という考えですね。


スポーツ球団にとっても、球場(スタジアム、アリーナ)に集まるファンが多くても少なくても、それほど掛かる経費は変動しません。それならば、「チケットの値段を下げてでも、座席を埋めてしまおう!」と考えになるのも普通かも知れませんね。加えて、こうして集まったファンは、非常に高い確率で、試合中に飲食したり、お土産を購入したりしてくれるため、こういった部分でチケットの値下げ分もカバー出来る訳です。


ScoreBig.com」は2009年に創立されたばかりであり、現在はまだメンバー専用サイトとなっています(メンバーになるにはWaiting Listに名前を載せて、招待が届くのを待つ必要があります)。しかし、スポーツファンにとっては、このようなユニークな仕組みを持ったチケットセールス・サイトが新たに出現したことにより、決して安価とは言えないスポーツ観戦が、また一段と身近になったと言えるでしょう!





さて、ここニューヨークも2011年まで残り4時間余りとなりました(日本の皆様、明けましておめでとうございます!)。本年度も「スポーツマネジメント from USA」をご愛読頂き、誠に有難うございました。2011年も、我々ADMスタッフは、全米中を西へ東へ駆け回り、「リアルな現場話」と「米国スポーツ最新情報」を発信して行きたいと考えております。来年度も是非、宜しくお願い申し上げます!


(ADMニューヨーク 三宮 伸也)

2010年12月25日土曜日

オフシーズンのスタジアム活用法!

Merry Christmas!!
Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。

今年のクリスマスは週末に重なっていたということで、皆さん思い思いの甘い週末をお過ごしになったのではないでしょうか。今まで雪がある環境で生活してきた私にとって、「クリスマスシーズンに雪が無いのはありえない!(もちろんLAには雪なんてありません!)」と言うこともあり、どこかで雪遊びができないか、と探していたら面白い場所を発見致しました。
 

実はここ、MLBに所属するCleveland Indiansの本拠地、Progressive Fieldなんです。「Snow Days」と名付けられた雪や氷を使った遊技場は、ご覧の通り球場のグランドを使用し、市民の憩いの場として提供されています。1126日からオープンしたSnow Daysの営業も、年明けの12日にて終了致します。入場料は$5から$25となっており、球団側は6万人の来場を予想しているとのことです。

では、Snow Daysの中にはどのようなアトラクションがあるのでしょうか。
 
 
アトラクションの中心には10本のチュービングスロープが設置され、その周りをスケートリンクで囲っております。また、子供用のアイスホッケーリンクや雪合戦が出来るような広場、迷路まで設置されています。お子様だけでなく、大人たちにも人気のようですね。

通常は誰でもチケットを購入し入場できるのだが、日によってはSnow Days を貸しきることも可能。また、$900でダグアウトでのパーティー(大人:12枚のチケット込み)、$500で誕生日パーティー(14歳以下:12枚のチケット込み)もパッケージとして販売されています。夏には野球で人々を熱狂させていた球場がここまで様変わりすると、大人でもはしゃいでしまうのではないでしょうか?

実はこのようなオフシーズンのスタジアム活用法は、違う形でも全米で実施されております。
NHL(アイスホッケー)では、毎年元旦にWinter Classicを開催しております。Winter Classicとは、昔を懐かしむ為に屋外球場のグランドにホッケーリンクを設置し、試合が終わった後も暫くは一般に開放されます。2010年には、Boston Red Soxの本拠地であるFenway Parkで開催され、約$36MM の経済効果がBoston近郊にあったとのことです。

 


他にもカレッジフットボールの試合を、野球の球場でも行っておりましたね。
このようにアメリカではオフシーズンのスタジアムの活用を積極的に行うことで、地域やスポーツ自体を活性化することに力を注いでいます。日本でも徐々に球場の多目的活用がおこなわれておりますが、ここまでの規模の大きさは無いのでしょうか。


さて、2011年まで間もなくです!!
来年良いスタートを切るために、この1週間を充実させましょう!!

Mile-Stone

12月17日金曜日、

4年と半年の僕の大学生活が終わった。

大学はただの通過点としか考えていなかった故、
卒業式を前にして、それほど達成感も、ましてや感涙などあり得ないものだと。


全く英語の話せなかった人間が、
アーカンソー州という土地柄か、日本人が一人もいない環境に飛び込んだ結果
言葉では言い表せないほど素晴らしい大学生活になった。



アメリカ大学留学を機にまず始めにしたことと言えば、
自分の中でゴールまたは目標を立てること。
卒業を迎えて振り返ると、その時の目標が本当に大事な要因になっていることに気付く。


笑われるかもしれないが、参考までに挙げてみよう。


アスレティックトレーナーになる・英語がペラペラ・世界中に友達を作る・英語でしゃべらナイトに出演する・プロスポーツで働く・イチローと会う・打ちのめされる・アメリカでテレビに映る・人と違う道を貫く・そして、優しい男になる


ざっとこのくらいを高校3年生の時に夢見ていた。そして、この全部を4年間常に頭に置いて戦っていた。ただ一つ、“世界中に友達を作る”を除いて。


是が非でも叶えてやる、というのはどこか性に合わない。
先を見据え、柔軟に対応してきた結果、ほとんどの目標を叶えられたのではないかと。
もちろん、イチローやしゃべらナイトの夢はこれからも続くわけだが。



ただ、なぜか22年の人生を振り返ると、周りにいつも恵まれていたせいもあってか、
頑張って友達を作るという感覚が日本にいてもアメリカにいても僕にはなかった。

故に友達の有難みを軽視する場面も過去に幾つかあったのは否定できない。


先週金曜日の卒業式当日。
色んな友達が僕の最後を見届けてくれた。

NYからわざわざ駆けつけてくれた奴、新婚夫婦で見守ってくれた友達、
帰省の飛行機のチケットをわざわざキャンセルして残ってくれた奴。


4年半の大学生活、

様々な表彰を受けた。
アメリカのプロのスポーツで2度働き、
超有名人の選手とも仲良くなったりした。
アメリカ人に混ざって全米のリーダーとして会議にも出席した。


しかし、そんな経歴はどうでもいい。この際。


今の僕に最も価値があるように思えるのは、
4年半の間に僕を心から認めてくれるアメリカ人の友達ができたこと。

僕がアーカンソーを去る際に、
本当にたくさんの友達が強いハグと共に耳元で
"I love you, Kei."
と言って送り出してくれた。

そこが僕にとって誇るべき所なんだと。



色々あった。大変なことも、悔しかったことも、

卒業式の呼名で案の定Keisuke Kawataと上手く発音されずに

キースカ・カワタ

と呼ばれたのも事実。


でも、これから僕に一生付いて回る経歴、
Henderson State University
Bachelor of Science in Athletic Training
という学位。
今なら胸を張って一歩前へ踏み出せる気がする。


色んな人に感謝は尽きないが、
留学前も卒業した今も絶えず支え続けていてくれる
父と母への感謝は誰よりも大きい。


まだまだ続くこの道のり、次なる出会いは
フロリダ州オーランド ESPN Wide World of Sportsにて。


留学の醍醐味はやはり邂逅。
そう、この一言に尽きる。人生は邂逅なり。



川田圭介
Henderson State University

2010年12月23日木曜日

Social Mediaとスポーツビジネス

常に斬新なアイディアが生み出される米国スポーツビジネス業界ですが、どうやらNBAフェニックス・サンズが、“革新的な”アプローチを用いて新たなスポンサー獲得を試みているようです。


サンズの考え出した、この 「Suite and Social Night」と呼ばれるマーケティング戦略は、予算の多くを広告費に割り当てることの出来ない中小企業を対象として、スイートルームを1試合分貸し出し、サンズの試合を“サンプル”してもらおうという企画です。「Suite and Social Night」を購入した企業は、従業員の士気向上のために、サンズの本拠地US Airways Centerで社内パーティーを開催することも出来ますし、日頃からお世話になっているクライアントや潜在顧客をサンズの試合へと招待し、スイートルームでもてなすことも出来ます。


なかなかお値段的に手の出し難い年間スイートルーム契約ですが、1試合ずつに小分けすることにより、中小企業にとっても十分手の届く範囲内になります。また、サンズにとっても、これまでなかなかスポンサーにはなり得なかった、地元中小企業という新たな顧客層からの収入源を確保することが出来ますし、あわよくば「Suite and Social Night」を“サンプル”した企業が将来的に年間スイートルーム契約を購入してくれれば、といった思惑もありそうですね。


気になる「Suite and Social Night」のお値段ですが、スイートルーム1室、チケット20枚、駐車許可証6枚、スイートルームでの食事代、人数分のサンズの帽子、そしてサンズのスター選手であるSteve Nash選手の試合用ユニフォーム1枚を併せて、1試合$7,000となります。このお値段ならば、バドワイザーやペプシといった大企業でなくても、十分広告費として予算を捻出出来そうですね!


と、ここまで読んで来られた皆様の中には、「一体このマーケティング戦略のどこが“革新的”なんだ?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は、この「Suite and Social Night」の斬新かつ面白いところは、購入した企業が上記に挙げた、いわゆる“ありきたりの特典”に加えて、サンズの持つ“Social Media”をフル活用出来る点にあります。


具体的には、購入企業は、サンズのSocial Mediaを以下の様に活用することが出来ます。

  • フェニックス・サンズのFacebook(ファン238,765人:2010年12月22日現在)のStatus Update上で、2回、自社を宣伝することが出来る。
  • フェニックス・サンズのTwitter(フォロワー46,511人:同じく2010年12月22日現在)上で、3回、自社について、つぶやくことが出来る。

これなら、サンズにとっては新たに費用が掛かることはありませんし、スポンサー企業にとっては、アリゾナ住民の多くがファンやフォロワーとして登録するサンズのSocial Mediaを活用し、自社製品を効率的にプロモートすることが出来ますね!



全米4大スポーツリーグの中でも、初めてSocial Mediaとスイートルームをセットにして売り出した、この「Suite and Social Night」ですが、すでに幾つかの地元企業が購入しているようです。このようなアイディアならば、すぐにでも日本のプロスポーツチームも真似することが出来るのではないでしょうか。


今後もこういった米国スポーツビジネスの面白そうな“ネタ”がありましたら、どんどん紹介して行きたいと思いますので、是非お楽しみに!
それでは皆さん、良いクリスマス&年末・年始をお過ごし下さい!!!

(ADMニューヨーク・スタッフ 三宮 伸也)

2010年12月20日月曜日

サッカー座談会 ~育成・環境について~

サザンニューハンプシャー大学、学生ブログライターの明石貴祐です。

2週間前に今タームを終了し、現在は日本へ一時帰国しております。先日順天堂大学Club Leven Soccer Community主催の「サッカー座談会」に参加してきたので今日はこのイベントの紹介、及び報告をさせていただきたいと思います。


このイベントは日本の子供たちのために、そして日本のサッカーの未来のためにどのような環境を整えるべきなのかということをゲストを交えてディスカッションするというものです。イベントの詳しい内容は以下の通りです。


① 講演 

《講演者》
祖母井秀隆 氏(元ジェフユナイテッド市原・千葉GM、元グルノーブル・フット・38)


② ディスカッション

《パネラー》
祖母井秀隆 氏(元ジェフユナイテッド市原・千葉GM、元グルノーブル・フット・38)
池上 正 氏(NPO法人I.K.O市原アカデミー代表)
渡辺泰男 氏(ヴィヴァイオ船橋サッカークラブ、(株)ネケッツトータルサービス代表)

《コーディネーター》
吉村雅文(順天堂大学蹴球部監督、NPO法人Leven代表)


③ 親睦会

ディスカッションのセクションでは日本のサッカーの育成現場における様々な問題点や課題を取り上げ、各パネラーの方々で議論し、さらに閲覧者からの質問にも答えるという流れで進行されていました。様々な意見が飛び交っていましたが、祖母井氏がされた発言が非常に印象深かったので今回はその内容の一部を簡潔に紹介させていただきます(細かいディティールは少し異なるかもしれません)。


祖母井氏は最近日本に帰国し、そのときの日本のサービスの良さに驚いたそうです。それは日本の空港に降り立ったときの出来事です。空港に降り立ちエスカレーターに乗ると行き先やものの配置について、標識やアナウンスが親切すぎるくらいの情報を提供し、さらにグランドホステスが丁寧に案内をしてくれる。乗客は何の心配もない環境にいる。これは日本のサッカーの育成環境にも悪い意味で同じことが言える。時代を重ねるごとによりよい練習、試合環境(インフラ等)が整えられ、細かい練習内容も自分で考えればすぐわかることなのにもかかわらず指導者たちが丁寧に教える。これでは自分で判断し、工夫する力が育たない。


また異なる例としてジェフ千葉のGMをされていた頃のお話をされていました。当時ジェフ千葉では試合日に3人のトレーナーをつけていたそうですが、マッサージ等をしてもらうため順番待ちをする選手の態度は決して良いものではなかった。それに比べグルノーブルに所属する選手の姿勢は正反対だった。グルノーブルのアウェイゲーム時のトレーナーの数は1人だけだったが、それにもかかわらず選手は一切不満を言うことはなく、簡単なものならば選手自身でオイルを足に塗りマッサージを行っていた。つまり大事なことは選手のために環境を整えることではなく、自分で判断する能力やメンタル(工夫しようとする精神)を育て上げることである。そしてそのような環境はすべて大人(指導者)が整えなければならない。このようなことをおっしゃっていました。


私を含め参加者は200名程度おり、参加者層は現役の指導者の方々だけではなく将来指導者を志している学生やサッカーをするお子様を持つ親御さんも多く見られました。またイベントの運営や司会進行は順天堂大学の学生によって進められ、学生でありながらイベント運営を経験できる貴重な場でもありました。


このような教育機関、地域、そして実際に現場でプロフェッショナルで働かれている方々同士が交流し、日本サッカーの未来について真剣に考える場は極めて重要であると思います。特に選手育成とその選手の親御さんの間の繋がりは切り離せません。なぜならば、アメリカでもそうですが少年少女サッカーは家族のサポート無しでは考えられず、育成という面においても親御さんの存在は大きいものだからです。よってその親御さんを交えて現場の方々と議論を交え育成におけるビジョンや方向性、想いを一致させようとすることは不可欠です。


このようなイベントに参加したのははじめてでしたが非常にいい経験になりました。また親睦会ではスポーツ関連で働かれている方々からもお話をお伺いすることができ、非常に有意義な時間となりました。今後もこのようなイベントには積極的に参加していきたいと思います。


明石貴祐
サザンニューハンプシャー大学
M.S in Sport Management

2010年12月16日木曜日

英語を自分のものにする方法

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。


長い出張から戻り、今週はLAオフィスにて書類の整理や、出張にて処理出来なかった業務に当たっております。そのでも重要な業務のひつとに“コンサルティング業務”というものが挙げられます。そのコンサルティング業務に不可欠なものは、なんといっても「リサーチ」です。今回はそのリサーチを通して気付いたことを、ご紹介させて頂こうと思います。

まずはこちららをご覧ください。




リサーチをする上で、必要なリソースのほとんどが英語です。もちろん私は根っからの日本人ですし、英語も第2言語です。正直申しますと、英語で書かれたリソースを、日本語のそれと同じような時間と質でこなすことは、大変労力が掛かります。しかしながら、アメリカで生き残っていく以上、英語力は無くてはならない必要なものです。そこで、英検準2級も取れなかった私が取り組んだ勉強方法とは、実は上記のようなオンラインビデオを必死に見ることでした。この無料学習法には以下の利点が考えられます。

1.       ビデオに辿り着くまでに、様々な記事に目を通すことが出来る。
2.       英語を身に付ける為の目標がスポーツなら、スポーツ欄を読み通すことで、知識を得れるだけでなく、スポーツ関連に頻繁に使われる用語に慣れることが出来る。
3.       ビデオは無料なので、何度も繰り返し再生でき、リスニング力の向上を図れる。
4.       上記映像はNew York Timesからの引用なので、スポーツ以外にも充実したネタ(地域や政治関連など)を仕入れることが出来る。

もちろん、英語を取得する上で<聞く・読む・喋る・書く>の4つの技法が必要になってきます。しかし、私が考えるに、幼児の語学取得方法と一緒で、初期段階では耳で“聞く”ことが一番重要だと思います。もちろん我々の年になると文字を認識しているので、“読む”ことも優先順位としては上位に来ると思いますが。*もちろんその後にはOutput( “喋るや“書く”こと)も絶対必要です。

ふとリサーチをしながら昔取り組んだ英語の勉強方が浮かんだので、今回はブログでご紹介させて頂きました。私の英語力もまだまだ十分とは言い難いので、これからも積極的に英語力を伸ばして行きたいと思います。

皆さんはどのような方法を用いて、第2・第3言語の上達を図っていますか?

2010年12月13日月曜日

2010 Baseball Winter Meetingsから戻って来ました!

先週木曜日の夜に、「2010 Baseball Winter Meetings」(12月6日~9日)が開催されていたフロリダ州オーランドから無事に戻って来ました。


先日、現地からLAスタッフ内藤が更新したエントリー「Baseball Winter Meetings in Orlando, FL」にも書かれている通り、Winter Meetingでは、世間一般に広く知られているような、いわゆる「各球団のGM&オーナーと選手の代理人が一堂に会して、FA補強やトレードといった交渉」だけを行っている訳ではありません。

交渉事と平行して、各球団のトレーナーや、広報担当、全米記者協会といった関係者を対象としたセミナーが行われていたり、メジャー、マイナー、独立球団への就職を目指す求職者(主に学生)のためのジョブ・フェアが開催されていたり、野球関連商品のトレード・ショウが催されていたりします。

今年のWinter Meetingsの会場となった「Walt Disney World Dolphin and Swan Resort Hotel」には、球団関係者(勿論、日本のプロ野球関係者の方もいらっしゃいました)から、マスコミの皆さん、そして学生さんまで、幅広い層から沢山の人が集まっていました。


また、Winter Meetingsの空き時間には、オーランド近郊にあるコンドミニアム一体型のリゾート地「Reunion Resort and Club」も視察して来ました。この「Reunion Resort and Club」内には、ウォータースライダー付きのプールや、スパ、テニスコート、そして3つのゴルフコースが備え付けられており、大人から子供まで楽しめるようになっています。

敷地内にゴルフコースが3つあるだけでも驚きのスケールなのですが、こちらのコースは、ただのゴルフコースではありません。なんと、それぞれのコースが、ゴルフ界伝説のプレイヤーであるアーノルド・パーマー氏、トム・ワトソン氏、ジャック・ニクラウス氏によって設計されているのです。加えて、世界中のリゾート地の中で唯一アニカ・ソレンスタムさんのゴルフ・アカデミー「ANNIKA Academy」が併設されており、ゴルフの好きな方にとっては非常にお勧めなリゾート地なのです。

こういったコンドミニアム一体型のリゾート地が、フロリダ州にもたらす経済的なインパクトは計り知れません。このようなリゾート地を経営することも、立派なスポーツビジネスの一面だと言えるのではないでしょうか?


「2010 Baseball Winter Meetings」や「Reunion Resort and Club」視察の様子は、写真をFacebookに、動画をYou Tube、及びUSTREAMにUPしましたので、是非そちらをご覧下さい!


それでは、大分冬らしい季節となり、冷え込んで来ましたので(ニューヨークの明日の最低気温は、マイナス4度だそうです・・・)、皆さん、風邪など引かぬよう十分お気を付け下さい!(忘年会シーズンの暴飲暴食はお互いに気を付けましょう・・・)

それではまた!
(ADMニューヨーク 三宮 伸也)

2010年12月8日水曜日

空きびんと2杯のコーヒー

Thanks Giving休暇を跨いで11日間の日本への小旅行。

授業を1週間休むという離れ業をやってのけて実現した今回の帰国。

学期中の帰国という初の試みは、かつてないスリルを僕に与えた、
と同時にその感覚を肴にした酒は格別であったことは言うまでもない。

1か月ぶりの投稿。
師走といわれる12月に相応しい内容の投稿をと。
そして出てきたこの話。
僕の大好きなお話を、ストレス社会でアップアップなあなたへ。



「空きびんと2杯のコーヒー」


When things in your life seem almost too much to handle, when 24 Hours in a day is not enough, remember the mayonnaise jar and 2 cups of coffee.
(あなたの人生が自分ではどうにもできないくらいにさまざまな問題に直面したとき、1日24時間では到底足りないと感じるとき、空ビンと2杯のコーヒーを思い出してください。)


A professor stood before his philosophy class and had some items in front of him. When the class began, wordlessly, he picked up a very large and empty mayonnaise jar and proceeded to fill it with golf balls.
(一人の哲学の教授が、クラスにある物をもって現れました。クラスが始まると、彼は言葉もなく大きな空ビンにゴルフボールをいっぱいに詰めました。)


He then asked the students if the jar was full. They agreed that it was.
(そして彼は生徒達にビンが一杯か尋ねました。生徒達はそのビンは一杯です、と答えました。)


The professor then picked up a box of pebbles and poured them into the jar. He shook the jar lightly. The pebbles rolled into the open areas between the golf balls.
(そこで教授は小石の入った箱を取り出して、ビンの中に流し入れました。彼がそのビンを軽く振ると、小石はゴルフボールの間の隙間を埋め尽くしました。)


He then asked the students again if the jar was full. They agreed it was.
(そして彼は生徒達にビンが一杯か尋ねました。生徒達は再びそのビンは一杯です、と答えました。)


The professor next picked up a box of sand and poured it into the jar. Of course, the sand filled up everything else. He asked once more if the jar was full.
(そこで教授はさらに砂の箱を取り出してビンに流しいれました。もちろん砂は隅々にいきわたり、ビンを埋め尽くしました。彼は再びビンは一杯か尋ねました。)


The students responded with an unanimous "yes."
(生徒達は口を揃えて「もちろん」と答えました。)


The professor then produced two cups of coffee from under the table and poured the entire contents into the jar, effectively filling the empty space between the sand. The students laughed.
(そこで教授は机の下から2杯のコーヒーを取り出しました。彼はそれを一杯になっているビンに注ぎいれ、砂の隙間を埋めていきました。生徒たちは笑いました。)


"Now," said the professor, as the laughter subsided, "I want you to recognize that this jar represents your life. The golf balls are the important things, dream, family, children, health, friends, and favorite passions, things that if everything else was lost and only they remained, your life would still be full.
(クラスの笑いが落ち着いたころに、「さて」と教授。「私が言いたいのは、このビンはあなたの人生そのものを象徴しているということ。ゴルフボールは人生において大切なこと。夢、家族、子供、健康、友達、自分が情熱を持つもの。これらはあなたが全てのものを失ったとしても、あなたの人生を満たしてくれるもの。」 )


The pebbles are the other things that matter like your job, house, and car.
(小石は仕事や家や車などを象徴するもの。)


The sand is everything else --the small stuff."
(砂はそれ以外のすべてのもの、とても小さなもの)


"If you put the sand into the jar first," he continued, there is no room for the pebbles or the golf balls. The same goes for life.
(彼はこう続けました。「もし砂を先にビンに入れたとしたらそこには小石やゴルフボールのためのスペースはないでしょう。それは人生においても同じこと。」)


If you spend all your time and energy on the small stuff, you will never have room for the things that are important to you.
(もしあなたが日々小さなことに時間とエネルギーを費やすことばかりすれば、本当に大切なもののための時間はないでしょう。)


So...
(だから)


Pay attention to the things that are critical to your happiness. Play with your children. Take time to get medical checkups. Take your partner out to dinner. Play another 18.
(あなたの人生の幸せになくてはならないものにもっと意識をおきなさい。子供と遊びなさい。健康診断のための時間を作りなさい。あなたの大切な人を誘って食事にいきなさい。もう1ラウンド余分にゴルフのラウンドすればいい。)


There will always be time to clean the house and fix the disposal.”
(家を掃除したり、壊れたものを修理する時間はいつでもある。)


"Take care of the golf balls first --the things that really matter. Set your priorities. The rest is just sand."
(「ゴルフボール、自分にとって本当に大切なものを優先しなさい。何が大切かを決めなさい。後はただの砂でしかないのだから。」)


One of the students raised her hand and inquired what the coffee represented.
(一人の生徒がコーヒーは何を表すのかを教授に尋ねました。)


The professor smiled. "I'm glad you asked".
(教授は「よく聞いてくれた」と微笑みました。そして、)


"It just goes to show you that no matter how full your life may seem, there's always room for a couple of cups of coffee with a friend."
(「これはあなたの人生がどんなに手一杯に見えても、いつだって友達と1,2杯のコーヒーを飲む時間くらいあるってことを意味しているんだよ。」と。)


By Marcey Gaitan




生き急ぐ必要はない、じっくりゆっくり人生を楽しもう。


川田圭介
Henderson State University

2010年12月7日火曜日

Baseball Winter Meetings in Orlando, FL

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。
先日のブログエントリー「集え!全米ベースボール球団」でもお伝えしたとおり、現在私はBaseball Winter Meetings(以下:BWM)に参加する為、FloridaOrlandoにきております。全米の球団が集結するこのBWMは、様々な目的を複合させた,世界に2つと無い野球のイベントになっております。その目的とは。。。




1.全米に広まった球団組織内のミーティングの場
2.球団間の情報交換及び交流の場(セミナー)
3.球団と選手代理人による交渉の場
4.球団及び選手の情報発信の場(報道陣・メディア)
5.MLB及びMiLBに就職を希望する人々の就職活動場所(ジョブフェアー)
6.商品トレードショー





今回の私画参加する目的とは、ずばり6.商品トレードショーに関するものです。現在弊社ではスポーツ関連グッズの提案及び販売を、スポーツ球団に対して行っております。トレードショーに足を運ぶことによって、今まで電話にて商談を進めさせて頂いていた球団担当者と初顔を合わし生産的な商談を進めたり、同様にトレードショーに出展する販売企業と親交を深めたりすることが出来ます。

今回のトレードショーで、私は1つの出展企業(CE社)に大変お世話になっております。その会社の代表とは、以前参加したMiLB Promotional Seminar(参照: http://admsportsbiz.blogspot.com/2010/10/milb.htmlにて出会いました。CE社とは10数年以上もメジャーリーグ・マイナーリーグ球団と取引を行っており、このトレードショーでも実績のある組織です。その代表が今回弊社が扱う商品コンセプトや取り組む姿勢を非常に気に入って頂き、今回のトレードショーで多大なるご協力を得ております。私のような若輩者且つ全く関連性の無い会社の人間を、ここまでサポートして頂いていることに、心から感謝しております。


一見するとビジネスのみが渦巻いているBWMですが、それをも超越する信頼関係を築ける場所でもあるということを実感しております。これこそ、本当の「ネットワーキング」なのでしょう。もちろん、こちらに利益が生まれるだけでなく、私としても全力でCE社のお役に立てるような交流関係を築けたらと、心の底より願っております。

明日がトレードショー最終日となりますが、可能な限り動いて様々な人脈や商談を展開させて頂けたらと思います。今後とも何卒宜しくお願い致します。

2010年12月4日土曜日

Athletes' PERFORMANCE Mentorship

少し前の話になりますが、11月15日から19日まで、アリゾナ州フェニックスに在る、総合トレーニング施設「Athletes' PERFORMANCE(以下、AP)」主催のMentorshipに参加して来ました。


このAPでは、トレーニングだけではなく、栄養学に基づいたバランスの良い食事や、怪我・手術からの回復を早めるための理学療法といった、パフォーマンスを向上させるための要素を、総合的にアスリートへと提供しています。最近では、多くの日本人メジャーリーガーやプロ野球選手が、オフシーズンに自主トレーニングを行っていることで、日本での知名度も上がって来ているようですね。勿論、日本人選手だけでなく、アメリカのトップアスリートもAPを利用しており、今年度のWorld Seriesに出場した選手の中にも、Pat Burrell選手(San Francisco Giants)や、Cody Ross選手(San Francisco Giants)、Vladimir Guerrero選手(Texas Rangers)といったメジャーリーガーが、毎年APでトレーニングを行っています。


また、APは、野球だけでなく、サッカーのドイツ代表チームにトレーニングコーチを派遣したり、NFLドラフト前には、ドラフト候補の大学生に総合サービスを提供したりと、幅広いスポーツで、長年に亘って継続的な成功を収めています(最近では、プロ選手だけではなく、高校生や、消防士、警察官の方へのトレーニング指導も行っているようです)。


このAP主催のMentorshipでは、世界中のトップアスリートを実際に指導してきた一流トレーニングコーチから、直接、APのトレーニング論を学ぶことが出来ます。このMentorshipを受講することにより、参加者は、アスリートを成功へと導くコーチングスキルや、AP独自のトレーニング論を習得することが出来るのです。


そんなわけで、少し話が前後してしまいましたが、このAP主催のMentorhispに、LAスタッフ内藤と共に参加して来ました。といっても、実際に我々がMentorshipに参加して、トレーニング論を学んで来たわけではありません。今回の主な目的は、世界最新のトレーニング論を学ぶために、はるばる日本からアリゾナまで来られた、高い志と熱い心を持ったトレーナーの皆さんをアテンドさせて頂くことでした。


さて、こちらが、実際のMentorship時の様子です。


【朝8時から始まる、世界トップクラスのトレーニングコーチによる講義。AP独自のトレーニング論に熱心に耳を傾ける、参加者の皆さん。】




【こちらは、理学療法のためのルームです。】




【トレーニング後の栄養補給時に利用するシェイク・ルーム。選手一人一人に合わせて、ボトルの中身が違います。】



【屋外プール&ジャグジー。主に試合後や、怪我からのリカバリーのために利用されます。】 




【最大60~70人の選手が同時にトレーニング出来る屋内施設】




【屋外には、NBA選手のトレーニング用にバスケットボールコートが備え付けられています。奥には、野球選手用のバッティングケージもあります。ちょうど隣では、メジャーリーガーが自主トレーニングを行っているところでした。】





【Mentorshipでは、トレーニング論の講義を受けるだけではなく、屋外のフィールドを利用して、実技講習を受けることが出来ます。】


毎日午前8時から午後5時までの5日間コースを終えた、日本からの参加者の皆さんの表情が、AP Mentorshipの充実度を物語っていましたね!



さて、明日からまた出張に出掛けて来ます!
今回は、12月6日から9日まで、フロリダ州オーランドで開催される「Baseball Winter Meetings」に参加する予定です。
Twitterを用いて、オーランドから、連日Winter Meetingsの様子をつぶやくつもりですので、是非、お楽しみに!

(ADMニューヨーク・スタッフ 三宮)

2010年12月3日金曜日

自己紹介パート4~Community College Life~

学生ライターの内藤良亮です。
それでは、この前の続きから・・・・


OregonにあるLinn-Benton Community Collegeに行き始めた僕。
大学の授業に期待を膨らませ、アドバイザーとのミーティングに行ってみる。
その人はインターナショナル専門のアドバイザーだったので、ゆっくり自分にも分かるように丁寧に色々なことを説明してくれた。
どうやって、授業をRegisterするのか、保険はどのように申し込むのかなど。

最初のタームは授業も簡単なのが良いだろうという事で、Exercise and Sports Scienceのイントロダクションのクラスと、一番下のWritingのクラス、あとはMath、Baseballなどを履修した。基本的に1年目と2年目の途中までは自分のMajorにはほとんど関係のない、基礎のクラスを履修しなければならなかった。

例えば化学、生物、数学、心理学、物理などの理系のクラスだ。高校では文系だったので、物理は少し苦労したが、それでも他のクラスは英語で学ぶというところ以外は全く問題なかった。化学や、生物、数学はほとんどが日本の中学、高校で学んだ事だった。


Exercise Science のイントロダクションのクラスだが、PEの先生や、大学の教授、大学のトレーナー、ジムのパーソナルトレーナーをしている人たちがクラスに来て、それぞれの人が、自分の経験などを話してくれるクラスだった。そのほとんどが理解できなかったような気がするが、それでもそれなりに理解しようとしていた気がする。


そして、Baseballのクラスというのは、PEのCreditをもらい、大学の野球チームに参加するというもので、秋にトライアウトがあり、冬はトレーニング、そして春にシーズンがあった。
秋のトライアウトにショートとして参加した。もちろん日本人は他にいない。っていうより、白人以外の人種は自分しかいなかった。


これが、素晴らしい経験だった。

常に英語に囲まれ、英語しか話さないし、英語しか聞かない日々だった。
やはりスポーツというのは素晴らしい。野球って素晴らしい。
そこまで言葉で分かり合えなくても、スポーツを通じて分かり合えたからだ。
野球のおかげでたくさんの友達ができた。
そこでできた友達に、色々な事を教わった。
野球ではほとんど教わることはなかったが、パーティーの楽しみ方、ショットガンの撃ち方等。


結局70人ぐらいトライアウトを受け、25-30人ぐらいが選ばれた。
そして、冬の間は室内で練習をし、春にかけて外に出て練習をするようになり、春休みからシーズンが始まった。
1番ショートで試合に出ていた。
プレシーズンが終わり、シーズンが始まって間もなく、
その年一番強いであろうといわれていたチームとの対戦がAWAYであった。
相手の先発はリーグで一番のBird。MAX95マイル(152キロ)の化け物。

僕は1番、レフトで出場。

一打席目の初球に少し差しこまれてショートゴロ(新品のメイプルバットが折られてショックを受ける)。

そして回ってきた2打席目、ランナー1塁。サインはヒットエンドラン。


ピッチャー第一球投げました。


インコースやや高め。

ヒットエンドランのサインが出ていたのでもちろん打ちにいった・・・・・

そのストレートが、アメリカ人特有のナチュラルに内にシュートしてきた。

すでに打ちにいっていた僕の左手首やや上に直撃。


そしてベンチから相手監督が飛び出し、「あれはバットだ」と審判に抗議している。
が、それに反論する余裕もないぐらい痛い・・・・


それでも、なんとかファーストベースまで歩いて行った。
すると、ファーストベースコーチが
「大丈夫か」、「日本語は俺は分からんぞ」とかって冗談を言っている。
僕は正直に「もう無理だ」と言った。

だが、ファーストベースコーチはそれを信じるどころか、
「始まるぞ」とかって言っている。
仕方なく、ベースに着きリードをとる。


だが、もう試合には集中できない。何といっても痛すぎる。
ピッチャーが次の一球を投げベースに戻ると、ファーストベースコーチが耳打ちをしてきた。

「サインが出てるぞ・・・・・」

「え?????」

そして目を疑った。
盗塁のサインが出ている。

腕が上がらないぐらい痛いのに、腕をふって走るなんて、正直無理だと思ったが、スタートを切った。
すると、バッターが打ってくれたので、セカンドベースですべらずに済んだ。


そして、スリーアウトでチェンジになり、次は守りに行かなくてはならなかった。
それでも、気合いでなんとか、2イニング守りに行き、次の打席は流石にバットが持てなかったので代打を送ってもらった。


試合の次の日、病院に行きレントゲンを撮ったが、何も異常はないと医者に言われた。だが、何か重いものをもったりしたら、骨が離れるのが自分では分かる。


そして、1週間後、キャッチボールの途中に激痛が走った。完全に折れた。

一回目のレントゲンでは、折れ目が綺麗すぎて、見えなかったらしい。本当にこれは医療訴訟だったと今でも思う。
でも、2回目のレントゲンでは、割り箸を折ったように真っ二つに折れているのが分かり、手術が決定した。


こんな痛い思いもしたが、それも含めて野球部に所属していたのは本当に良い経験をだったと思う。英語だけじゃなく、それ以上に大事なこと、アメリカの文化を学び、アメリカ人の友達ができ、本当に楽しい時間を過ごすことができた。

スポーツは言葉、文化の違いを超えることを知れたのは、この後自分をもっとスポーツに携わりたいと思わせるきっかけにもなった。


だが、内藤良亮は2年目のフィールドには立たないことを決めた。



Ryosuke Naito, CSCS
Springfield College

2010年11月30日火曜日

集え! 全米ベースボール球団!

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。
今週は弊社ニューヨークオフィスを基点に、東海岸を回ります。
久しぶりに東海岸へ訪れましたが、ロサンゼルスと比べると、とにかく寒いです! ブログを執筆する手も震えてしまうくらいです。

さて、今週はロードアイランド州、マサチューセッツ州と、州にまたがり球団営業を行います。
もともと私の出身大学がニューイングランド地方にあると言うこともあり、里帰りをしているような気分になりますね。しかし、私の東海岸出張はまだまだ続きます。

 


実は、来週126日からフロリダ州オーランドにて、メジャーリーグ(MLB/マイナーリーグ(MiLB)が運営するBaseball Winter Meetingsが開催されます。このイベントは毎年12月に開催され、全米(カナダも含む)のプロ野球チームが参加します。MLBに所属する球団数は30ですが、実は各球団には複数の下部球団が設けられ、その下部球団はそれぞれ7段階にクラス別けされたMiLBに所属しております。さらには、MLB及びMiLB球団に加えて、全米中の独立リーグに所属する球団もこのWinter Meetingsに参加します。その数、300球団以上というから驚きですね。加えて、Winter Meetingsは各球団にとって一同に会議を行う唯一の機会だけではなく、選手エージェントやマスコミが集結し、また球団対象の商品トレードショーやジョブフェアーなども開催されます。このジョブフェアーには毎年多くの参加者が、情熱を持ち各球団へ就職活動を行います。ただこの不景気のあおりを受けてか、求職者の中には元球団正社員の姿も少なくありません。学生求職者にとって、非常に厳しい状況であることは間違いありませんね。


その中、弊社ニューヨーク・スタッフ三宮と共に、126日から129日の日程でWinter Meetingsに参加致します。先のブログエントリーでもお伝えしておりますが、現在弊社ではインターン生を募集しております。Winter Meetingsでもお話及び面接をさせて頂けたらと思っております。
詳しくはこちらをご覧ください。


現地で面接をご希望の方は、人事担当三宮(sangu@admsports.biz)までご連絡頂き、現地に履歴書をお持ち頂きますよう、お願い申し上げます。また、インターンプログラムご希望の方でなくても、現地にて出来るだけ多くの方とお会いしたいと考えております。ご連絡のほどお待ちしております。


さあ、明日からまた遠征が続きます。気を引き締めて体調管理に気をつけて、東海岸を飛び回ってまいります!

2010年11月22日月曜日

ソーシャルネットワークを使ったマーケティング戦略

サザンニューハンプシャー大学、学生ブログライターの明石貴祐です。

昔は広告媒体といえばテレビ、新聞、雑誌、ラジオの4つが大きな割合を占めていましたが、ここ数年で状況は変化し今やインターネットが雑誌、ラジオを抜きテレビ、新聞に続く広告媒体として注目されています。特に多くの会員数を持つソーシャルネットワークサービスは一般企業やスポーツリーグ、クラブからも非常に魅力的な媒体であるといえます。最近ではNHLがリーグの歴史ではじめての試みとなるインテラクティブ・アプリケーション(ユーザーとリーグ同士の対話を可能とするソフト)をBlackberryのスポンサーの下フェイスブック上で開設しました。これはThe Blackberry All-Access Pregameというものでこのプロモーションの主な目的はフェイスブックを通してNHL.comにアクセスするユーザーを増やすことです。コンテンツの内容としてはユーザーはこのアプリにアクセスすればNHLの本サイトからの動画が見れる仕組みになっており、またアプリを通してリーグはユーザーに対してチームや選手の評価や試合結果の予想を質問形式で尋ねることによってリーグとファンの間のコミュニケーションの活性化を図っています。



このアプリは2009年7月に開設されました。当初アクセス数の伸びはいまいちで2009年11月には19万4千人のfollowerしかいませんでしたが、その後”Like”ボタンの設置などページ内でのプロモーションを続けた結果、いまやこのフェイスブックのアプリからNHL.comにアクセスするユーザー数はグーグルやヤフー等の検索エンジンからアクセスされるユーザー数よりも大きなものとなり、NHLにとって欠かせない存在となりました。また検索エンジンからくるユーザーよりもフェイスブックから来るユーザーの方が高い確率でNHLサイト内の様々なコンテンツを消費する傾向にあるようです。比率は次の通りです。


                                             フェイスブック       検索エンジン

ユーザーアクセス比率                7                        3

ビデオクリップ閲覧比率            12.1                    5.8

記事閲覧比率                             4.8                     1.5

サイト訪問時間の比率             41.4                   12.5


既にこのフェイスブック上のアプリは大きな役割を果たしていますが、今後更なる成長の可能性が秘められているといえます。現在ソーシャルネットワークを使ったマーケティングに関してはNBAが一番の成功を納めています。NBAのフェイスブック上のアプリにおけるFollower数は500万人もいます。一方、NHLのアプリFollower数はやっと200万人を記録したところです。アクセス数アップ、また将来的なソーシャルネットワークサービスにおいて媒体側と良い関係を築くため、NHLは今後もソーシャルネットワークを使ったマーケティング戦略を続けていくのではないでしょうか。

次回は日本におけるインターネットそしてソーシャルネットワークを使ったマーケティング/広告戦略について考えてみたいと思います。

明石貴祐
サザンニューハンプシャー大学
M.S. in Sport Management

Don’t Be Bashful

お久しぶりです。学生ライターの武田です。

今回も学校での出来事について書かせて頂きたいと思います。


先日、教授から言われた一言。


「 Don’t be bashful 」


はじめこの一言を聞いた時は、どんな意味なのか分かりませんでした。
しかし、その後、どういう意味なのか説明して頂き、どうやら“シャイになるな”と教授は言いたかったのだと理解しました。


この一言を言われた後、自分なりにいろいろ考えました。


やはり英語が分からないという事で、いつの間にか自分自身が後手に回って怖がって消極的になっていたな、と再認識しました。

「人から与えられるのを待つだけでなく、自分から掴みに行く。」

この気持ちをいつの間にか、英語のせいにして忘れていたなと。


アメリカに来て、いつも辛くなった時は、大学テニス部の1年生の時の自分を思い出します。

白が、先輩に黒だと言われたら黒になってしまう世界。

寮の掃除や食事当番、雑用などで大変だったあの頃。

周りはテニスエリートで、高校時代にこれといった戦歴を残して来なかった自分にとっては練習について行くだけで大変だったあの頃。

生まれ持つ卓越した才能や技術、身体能力がこれといってあったわけではなかった。

それでも、自分に出来る事は何かと自問自答し、フットワークだけは誰にも負けないと、走り込んでいたあの頃。

人の倍、それ以上やらなくては上に行けないと思っていたあの頃。

一言で例えるなら、エリートのようにはなれないのだから、荒れた大地で泥臭くやっていく方が自分には合っていた。

頭で器用に計算して行動していく方が賢いし、そっちの方がいいのかも知れません。

でも、たくさん失敗して何度も必死に起き上がる方が自分には合っていると思いました。

だから、もう一度、あの頃のように、がむしゃらに泥にまみれて頑張って行かなくてはな、と感じました。

学校を卒業するのは自分にとったら、それだけで大変な道のりだと思いますが、卒業出来た時の達成感を楽しみに一歩一歩頑張りたいと思います。


忘れてしまったのですが、誰かがこんな事を言っていました。


「最後に成功すれば、今までの失敗が全てプロセスに変わる。」


それでは、頑張って今学期を乗り越えたいと思います。


武田雅史
Springfield College

2010年11月15日月曜日

自己紹介パート3 ~Community College Life~

学生ライターの内藤良亮です。

それでは、この前の続きから・・・・


1年間の語学学校生活、TOEFL漬けの生活を終え、
OregonにあるLinn-Benton Community Collegeに行くことに決まったのが、2004年の8月上旬。
決まったのは良かったのだが、もちろんOregonに知り合いはゼロ。

さて、どうする・・・・

どんな場所かも、どんな人達が住んでいるのかも全く知るわけもない。
インターネット・・・で調べるといっても、大した情報は載っていない・・・困った。


そこで、インターネットのあるサイトの存在を知る。
それが「Craigslist.com」。 
このサイトは、アメリカのほとんどの地域の掲示板が載っているサイトで、自分が何かを売りたいとか、何かを探しているとか、そんなことが載せられるサイトである。


ルームメイトを探している人がいないかを探してみる。
すると、2人ほど探していることが分かった。
それで、その人達がどんな人かは全く分からないが、メールを送ってみる。
返信が来て、そこに行くことになった。正直少し怖かったが、行かないと何も始まらない。


サンフランシスコに別れを告げ、オレゴン州ポートランドの空港に着き、そこからバスに乗り換え、揺られること約2時間。アルバニーに着いた。
そこまでルームメイトになる人に迎えに来てもらった。

第一印象はそんなに悪くない。

家も少し小さいが悪くない。だが、学校から5kmぐらいは離れている。
遠過ぎる・・・・。
車もない。雨も秋から冬は良く降るのに毎日自転車で通うのは、正直不可能に近い。


ルームメイトには悪いと思ったが、さっそく引っ越す場所を探す。すると、学校の後ろにクワッドと呼ばれる、アパートを見つけた。そこは、ワンルームで、キッチンは4人で共同。トイレとシャワーは2人で共同で、月$300ぐらいだった。
それに、大家さんも中米からのImmigrantですごく良い人でベッドや、タンス、机などを提供してくれた。本当に今でも大家さんには色々と感謝している。


そこには、色々な人が住んでいた。
僕と同じ大学1年生のパーティー大好きレッドネック。
カワイイ女の子。
毎週違う女を連れてる大学生。
バスケ部所属のドラッグ中毒。
それから、ドラッグディーラー。

でも、そこに住んでいたことは良い経験だったと思う。


アメリカ人ばかりで、アジア人はその学校にもほとんど居なかった。
それからは、電話以外は全くと言っていいぐらい日本語を喋らずに、アメリカ人的な1年を過ごした。

Thanksgivingはアメリカ人の家に行ってターキーを食べ、Easterもアメリカ人の家で過ごし、ライフルやショットガンを近くの山に撃ちに行き、鹿狩りにも同行した。
なかなか、日本では経験出来ない貴重な事を色々と経験させて頂いた、忘れられない2年間だったと思う。


次回は大学内での生活について書きたいと思います。受けた授業や、所属していた野球部の事など。


最近Beaversの調子が悪過ぎるので気分が上がりませんが、学校も後半に差し掛かって来ているのでがんばります。
それでは、みなさん寒くなってきましたが、風邪だけは引かないよう。


Ryosuke Naito, CSCS
Springfield College

2010年11月14日日曜日

High Point Panthers!

学生ライターの矢沢大悟です。

前回の投稿で僕の留学生活始まりの場所であるハイポイント大学について書きましたが、今日はそのハイポイント大学のスポーツチームと施設を紹介したいと思います!

前回紹介した通り、ハイポイント大学のスポーツチームはビッグサウスカンファレンスに所属しています。マスコットはパンサーズでチームカラーは紫、男女7チームずつの計14チームあります。ハイポイント大学にはフットボールチームはないのですが、その代わりに男女のバスケットボールの試合は学校を挙げて応援します。特に男子バスケットボールには、学長も毎回応援に来てくれてかなり盛り上がります!


<バスケの試合前の国歌斉唱>


次に施設の紹介をします。先ずは男女バスケットボールとバレーボールの試合会場であるミルスセンター(Millis Center)です。収容人数は1750人と少な目ですが、女子バスケットボールやバレーボールのカンファレンストーナメントもよく開かれます。男女バスケットボール、バレーボール、男女ゴルフのコーチのオフィスは、この中にあり、トレーナールームやアスリート専用ジムもあります。




次に男女サッカー、陸上部が使用するバートスタジアム(Vert Stadium)です。こちらでも陸上のカンファレンストーナメントが開かれることがあります。





最後は野球場のウィリアードスタジアム(Williard Stadium)です。目玉は2009年に出来上がった特大スコアボードです。






試合ではプロモーションや演出も積極的に行われています。学校は今どんどん進歩を遂げていて、特にコミュニケーション学部やテクノロジーの分野に力を入れています。そうしたこともあって、野球の試合では最近作られた大型スクリーンを使って、試合前にチームで作ったプロモーションビデオを流したり、選手が打席に入る毎に選手の写真付きの紹介ページを出したりします。バスケットボールの試合でもCG映像、音楽、照明をうまく使って観客を楽しませるのはもちろん、バスケ部の選手一人一人のプロモーションビデオまで撮影して選手紹介で使用しています。私は男子バスケ部のマネージャーとして、いろいろな大学でバスケの試合を見ましたが、ハイポイント大学ほど演出にこってる大学はあまりないと思います。それくらいすごいのです。


ノースカロライナ州立大学に転学してもハイポイント大学のスポーツチームにはやはり愛着がすごくあります!今年はすでに男女サッカー部、バレー部がカンファレンスで好成績を残していて、男子バスケ部も監督が2年目を迎えて期待感が持てるシーズンになっています。チームがどんどん力を付けて勝ち上がって行く姿を見ると本当に嬉しいですね!


今年も精一杯ハイポイント大学を応援したいと思います!Let’s Go Panthers!!

アリゾナ州フェニックスから”コンニチワ”

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。
大変ご無沙汰しておりました。ロサンゼルスもすっかり秋の空模様に変わり、冬を感じさせる気候になりました。 

さて、最近の私はアリゾナ州フェニックスとロサンゼルスの往復が続いております。先のブログ・エントリー「フェニックス出張スポーツ三昧!」にて、弊社ニューヨーク・スタッフ三宮がお伝えしている通り、アリゾナにて業務に当たる傍ら、数多のスポーツ施設に訪問しております。三宮からは写真と文章で、その内容を紹介させて頂きましたが、今回のブログ・エントリーでは、私が現地にて撮影させて頂いたUstream / YouTubeにて皆様にご紹介をさせて頂きます。

まずは、Arizona State UniversityASU)のフットボールスタジアム、Sun Devil Stadiumにて視察したASUWashington State University戦です。ご覧ください!




続いては、Arizona Fall Leagueが開催されているScottsdale Stadiumの模様です。
さあ、ネバダ州ラスベガス出身で、2010シーズンのアマチュアドラフトで全体1位で指名を受け、MLBワシントン・ナショナルズに入団したBryce Harper選手は出場していたのでしょうか??




最後にご紹介させて頂くのは、フェニックス近郊のグランデールという町にあるWestgate City Centerです。こちらはNHLに所属するPhoenix Coyotesの本拠地、Jobbing.com Arenaがあります。そちらでのアイスホッケーの模様をお届けさせて頂きます。





お楽しみ頂けましたでしょうか?
実は三宮と共に、私も本日よりフェニックス入りしております。今回も通常業務に加え、多くのスポーツ産業の現場に訪れて、読者の皆様に臨場感のあるホットな情報をお届けさせて頂きますので、次回のブログ・エントリーもお楽しみください!!

2010年11月12日金曜日

フェニックス出張スポーツ三昧!

ご無沙汰しておりました、Athletes Dream Management, Inc.ニューヨーク・スタッフの三宮 伸也です!
皆さん、風邪など引いてませんでしょうか?

こちらニューヨークは、最近すっかり冷え込んで来まして、街もすっかり冬模様といった感じです。

【マンハッタンのMidtownにあるBryant Parkもスケートリンクに様変わり!】

そんな寒空の広がるニューヨークを抜け出しまして、先週土曜日から1週間程、まだまだ夏の陽気が残るアリゾナ州フェニックスへと出張に出掛けて来ました。

フェニックスにあるプロフェッショナル・トレーニング施設「Athletes Performance」で開催されたメンターシップに参加するために、はるばる日本からいらしたトレーナー様ご一行をアテンドさせて頂いたのですが、その合間を縫いまして、フェニックス周辺で行われたスポーツイベントを観戦して参りました!



こちらは出張初日の10月30日(土曜日)にSun Devil Stadiumで観戦した、カレッジフットボールArizona State University対Washington State University戦のハーフタイム時に行われたマーチングバンドの演奏の様子です。



続いてこちらは、毎秋、各MLB球団の若手有望マイナー選手(ほとんどがAA、AAAクラスに所属する選手です)を集めて開催されているArizona Fall Leagueの様子ですね。(観客はあまり入っていませんが)毎試合、各球団のスカウトやExecutiveクラスの首脳陣がグラウンド上に熱視線を向ける「メジャーの登竜門」的な存在です。今ではスーパースターになった、Derek Jeter選手やAlbert Pujols選手、そして1994年にはあのNBA史上最高の選手であるMichael Jordan選手もプレイしたことで有名です!この中から、将来のスターもきっと出現するはずです!?




こちらは、11月3日(水曜日)に、トレーナーの皆様と観戦に出かけたNHLのPhoenix Coyotes対Nashville Predators戦の大迫力の写真です。氷上で繰り広げられる熱い戦いに、NHL初観戦のトレーナーの皆様も大興奮の様子でした!


他にも、カレッジフットボールの4大Bowl Game(こちらでは、BCS=Bowl Championship Seriesと言います。正確には、National Championship Gameも入れると5大Bowl Gameです)の1つである、Fiesta Bowlを主催するFiesta Bowl Organizationを訪ねて、全米優勝大学に授与されるCrystal Ballを見せて頂いたり、全米最大級のスポーツ用品店であるDick's Sporting Goodsを訪問し、Store Managerの方からお話を聞かせて頂いたりと、どこまでが仕事で、どこからが遊びなのか分からないくらい、フェニックスを満喫して参りました!


え~、実は、明日から(というか、3時間後の午前6時半のフライトで)また2週間程、LA&フェニックスへと遊びに・・・ではなくて、スポーツの現場を触れる出張に出掛けて来ます。
出来る限り、Twitterを更新しまして、皆様にもLA&フェニックスのスポーツ施設、及びスポーツイベントを、臨場感たっぷりでお伝えしたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

それでは、そろそろ荷造りに取り掛かりますかね!(えっ、まだ、やってないの???)

2010年11月10日水曜日

実りと奢り

実るほど頭を垂れる稲穂かな。


僕の根底にある教訓でもあり、戒めでもある言葉、ことわざ。


ADMのブログを通しても、周囲の人からも、
プロチームでのインターンを始め、Leadership Conferenceでの経験を理由に
過大評価を受けていると感じる近頃。

いや、腹を割って書こう。

自分が自分に過大評価をしているんだと気付いた近頃。


突然歯車が噛み合ったかのように物事が順調に運び出し、
いつしか周りの人の助けを、自分の実力かのように振舞っていた自分がいた。


1年半前、
実力もなく情熱だけの僕を拾ってくれたMLS Kansas City Wizards。
人生に起こりえる3つの奇跡のうちの1つであっただろう。


KC Wizardsのアシスタントトレーナーのお陰で選出された、
CSMF Leadership Conference。
全米から20人と言えど、去年で5周年。
単純計算、僕の他に99人同じ経験をしている。


NFLのインターンは毎年150人前後。
全く特別でも、不可能なことでもない。


この1月からのESPN Wide World of Sports。
電話面接は受けたものの、言わばコネで潜り込んだようなもの。


これらの経験を心のどこかで鼻にかける自分がひどく滑稽に映って見える。

むしろ、情熱しかなかった2年前の自分の方がよっぽど魅力があり
全人的な迫力があるように感じる。

雑で荒々しく世間知らず、
それでいて誰よりも素直で成長の著しかった自分。


高校時代から自分に言い聞かせていた言葉。

実るほど頭を垂れる稲穂かな


今までに出会った人の中で一番地位と名声を持った人。
NFL Detroit Lionsのヘッドトレーナー、Dean Kleinschmidt。



60歳を越える彼は、
出会った人の中で一番腰が低く、徳があり、人間味があった。
そう、彼こそが僕の目指すべき人間像。

“My friend Keisuke. It was honorable to work with you.”
(圭介と一緒に働けて光栄でした。)

強くハグをして耳元で言ってくれた言葉。
7週間に渡る重労働全てがいい思い出になった瞬間。


様々な経験を経て人間的に大きくなっていっていると信じていたが、
達成感と共に失っていっていたもの、謙虚な姿勢。


本当にいいタイミングで気付けた大切なこと。
初心を忘れず自分の器量を測り間違えることなく。

古き良き親しき友との電話中に
ひしひしと我を振り返った瞬間だった。


これだから人生はやめられない。


川田圭介
Henderson State University

2010年10月28日木曜日

何を成し遂げたいのか。

「スポーツ産業で働きたいのなら一度社会に出て経験やスキルを身につけてからの方がいい」

アメリカに来て様々な方からお話を伺う中でこのようなことはみなさん共通して言われています。この背景には特に日本のプロスポーツ球団などは組織の規模で言えば中小であり新人を育てる環境にはなく新卒を雇うわけにはいかない、ということがあると思います。確かにこの考えは納得できます。いくらスポーツビジネスを学んでいるとはいえいきなり社会に出て経験がある人たちと競い合えるか、と言われたら正直なところ「?」がついてしまうからです。

一方で日本の一般企業は(技術系は別として)新卒を雇うときに現在持っているスキルを重視するのではなくその人が持っている素質や姿勢、今まで取り組んできたことを見て判断し、入社してから一から育て上げるという環境があります。いわゆる「ポテンシャル採用」というやつです。

このような背景から、社会人として一から学び成長してからスポーツ産業で活躍したほうがいいということを現在スポーツ産業で働いている方々は言われているのでしょう。


最近はこのようなことを考え、自分は近い将来どのような方向へ進むべきなのかということを常に考えています。そして先日自分の可能性を広げるために毎年開催されているボストンキャリアフォーラムに参加してきました。このフォーラムはアメリカで行われているものの中で最大のもので今年は132社の企業が参加されていました。業界は金融、総合商社、広告代理店、各種メーカー等さまざまです。自分の可能性を広げるためと書きまししたが「とりあえず参加していろいろな企業の話を聞いてみよう」といった軽い気持ちで参加してみたのが正直なところです。しかし3日間参加してみていろいろなことを感じることができました。

某総合商社のセミナーでの1コマです。人事の方がその企業の考え方として「世界のニーズを読みそれを取り入れビジネスに繋げていく。新しいことでも可能性があるならば積極的にビジネスにしていく。」といったことを言われていました。そしてその後の質疑応答のセクションではあるスポーツビジネスを学んでいる学生が「私はスポーツビジネスを勉強しているのですが、自転車に興味があります。たとえば現在東京オリンピックの招致活動を行っていますがそこでエコと自転車を繋げて何かビジネスにするというアイディアはどうでしょうか?」といった質問をしました。企業の方は「アイディアとしてはいいと思うがなぜ自転車を使わなきゃならないのか、それをどうビジネスに繋げられるのか、そのあたりを論理的に周囲に説得できるまでアイディアを詰めていかなければならない。」といったことを言われていました。

また某広告代理店のセミナーでは某総合電気メーカーとの共同プロジェクト「Earth F.C.」を紹介していました。「世界には未だにテレビが普及していない地域がある。その地域の子供たちはワールドカップに出場している自分の国の応援さえできない。その子供たちにワールドカップの感動を届けよう。」といったコンセプトのもとプロジェクトは実行されたそうです。

他にもスポーツとは全く関係のない企業の方にもお話を伺ったりもしました。自分自身の方向性はまだ定まっていませんでしたがいくつか面接も受けてみました。不思議なものでいろいろな方にお話を伺ったり面接で上手くいったりいかなかったりすると自分の中で新しい感情や思うことも増えてきます。今回のフォーラムを経験して一番大切だと感じたことは、「自分は何をしたいのか、何を成し遂げたいのか。そしてその成し遂げたいことを達成するためにはどの環境に自分を置くべきなのか」ということです。自分が本当にしたいことをもう一度考え、そのためには何が必要なのか。極端に言えばその成し遂げたいことが個人でできてしまうことならば就職などする必要はないのではないか。このようなことを感じました。それと同時に自分はスポーツの何に魅力を感じ何を成し遂げたくて勉強しているのかということを改めて考えるいい機会になりました。

まだまだ将来に向けあがきもがいている段階ですが、今回の経験で自分にとっての「社会に出る理由」への方向性が定まったような気がします。今後はその方向性に沿って自分が行き着くべき場所を一つずつ探り当てて行く作業を行っていきたいと思います。


明石貴祐
サザンニューハンプシャー大学
M.S in Sport Management

2010年10月26日火曜日

山と谷の狭間

全ては、やる気ある者へのエール。



半人前の僕が、偉そうに自分の思いをつらつらと綴っているのも、
全ては、負けん気溢れる君へのエール。


これは、とある夢見る少年の実録。


自慢でも自己満足でもない、全ては、俺こそが!と盛り立つ者へ。
奮起するのもよし、鼻であしらうのもよし。
書き手が自由、故に読み手も自由。そこが今日のスタートライン。



生まれも育ちも神戸、根っからの神戸人。夢は大きく、迷わず実行。
20歳、大学3年生の青年は2009年1月、大きな目標を掲げた。


イチローの傍で仕事をしよう、と。
その年の夏にシアトルマリナーズでインターンしよう、と。


無名大学3年生の彼は、根拠のない自信を糧に
三種の神器と呼ぶには余りに乏しい内容の
履歴書・志望動機書・リファレンスを3チームに送りつけた。


イチローのマリナーズ。松井のヤンキース。松坂のレッドソックス。


送ってからというもの、彼の夢は膨らむばかり。
しかし現実は夢ではなく、文字通り現実。


3月半ばを回り、3つのメジャーリーグ球団から始まり、
それらの傘下にあるマイナーリーグのチームから不合格通知が殺到。


自信とプライドから成り立っていた彼は自暴自棄に。



俺じゃ無理なのか。
と諦めたところに、母からのエール“ダメ元でもう一回。”


どのスポーツも既に応募を締め切っていた3月中旬、0からもう一度。
彼は色んなチームにメールを送った。
イチローへの手紙も書いた。思い付く限りの手を駆使し。


それでも吉報は訪れず、ストレスとプレッシャーとの戦い。


最後の最後に彼の熱意を買ったチームが、
Major League Soccer Kansas City Wizards。
彼は涙を流し喜び、そして感謝した。



イチローの傍で働く。無名大学の経験浅はかな3年生が。
順序が全く違うことにはっきり気付いた青年。そこから徐々に変わり出した。



KC Wizardsで学んだ事は、アスレティックトレーナーとしての大きな基盤になったと共に、その後の道をも左右する要因に。メール1通の大切さ、服装、心構え、何よりも本当の意味のありがたみを学べたのは彼の財産となっていた。



Wizardsのヘッド&アシスタントトレーナーの後押しを受け、彼はCSMF Leadership Conferenceに全米20人の内の1人に選出され、NFL Detroit Lionsのサマーインターンを経験。



線で繋がり出した元の点を辿ると、
山のようなMajorとMinor League Baseballからの不合格通知がそこに。


挫折と呼ぶには小さな事かも知れない。
しかし、彼の心にとてつもなく重くズシんと響いたのは確かだろう。



来る12月に卒業を控えた彼のもう一つの大きな挑戦。


Detroit Lionsのヘッドトレーナーである、Dean Kleinschmidtの大きなサポートをバックに彼は先日もう一つの結果を出すことに。



彼は奇跡的にESPN Wide World of Sports in Orlando, FloridaにてMLBアトランタ・ブレーブスのSpring Campで働くと共に、併設してあるスポーツコンプレックスで多数のスポーツをカバーすることに。



人との繋がり、感謝の回数、辛い時期の笑顔の数だけ彼は強くなり、成長する。
From There to Here。大なり小なり、誰しもが持つ物語。


結果ではなく、その過程で見られる一生懸命さ。


読まれもしないイチローへの手紙、締め切られていると分かっていながら
ダメ元で送り続けるアプリケーション、自分を取ってくれと執拗なまでの電話とメール。


もちろん、相手によったら嫌われるのも確か。
甘いな、若いな、と言われるのも承知。


しかし、冷めた目で早々見切りを付け、諦める人間に、
誰も手は差し伸べないだろう。



全ては、やる気ある者へのエール。
それ以外、何ものでもないこの実話。


僕が常に心に置いているもの。
It’s not impossible to believe “nothing is impossible”
(不可能はないと信じることは不可能ではない)


そう。全ては、負けん気溢れる君へのエール。



川田圭介
Henderson State University

自己紹介パート2~最高の時間、語学学校、TOEFL~

学生ライターの内藤良亮です。


前回は、留学を決めたきっかけ等を書かせて頂きましたが、今回はその続きから書かせて頂きたいと思います。主に、大学に入るまでの語学学校生活といったところでしょうか。

前回のBlogでも書かせて頂きましたが、僕自身、英語が本当に出来なかったため、英語の勉強は、語学学校に入ってから1からのスタートとなりました。最初は知人の紹介で、Hawaiiにある語学学校に行くことになりました。勿論、クラスは一番下のレベルで、僕より英語の出来ない韓国人のおじさん、日本語はペラペラでも英語は全く分からない別の韓国人、そして僕という3人のクラスでした。2人の韓国人には、先生の言っていることが全く分からなかったので、僕が日本語に訳して、日本語の分かる韓国人に伝え、それからもう一人のおじさんに韓国語で説明するみたいな流れで授業を進めていったので、全く授業自体は進みませんでした。

学校が終わるとサーフィンに行ったり、買い物に行ったり、そこで出来た日本人の友達の家に行ったりで、勉強も少しはしていましたが、英語はあまり上達しませんでした。それにハワイには日本人が非常に多く、言葉の通じる同じ国出身の人と遊ぶほうがやはり楽しいというのもあり、毎週末日本人で集まったり、韓国人に混ざってパーティー三昧であったりと、それは最高に楽しい時間でした。後悔はしていません、っと言ったらウソになりますが・・・

ちなみに、この時のTOEFLの点数は、380-430でした。


やはりここにいては、英語が伸びないと考えた僕は、行動を起こします。アメリカ本土にある別の語学学校の中から比較的安価なところを探し出し、サンフランシスコにある学校へと行くことになりました。今回は自分で全てを調べ上げ、住む場所も専用のエージェントに連絡を取り、ホームステイ先を紹介してもらいました。そのホームステイ先は、5人から7人ぐらい生徒を受け入れている家で、なんとなく金儲けのためだけにやってます、みたいな感じがホストマザーから伝わってくるような家でしたが、それなりに楽しくやっていました。

日本人というのは結構どこに行ってもいるもので、その語学学校にも沢山いましたが、今回は日本語を話さないと決めて来たので、日本人は失礼がない程度に無視し、彼らとはつるまないようにしました。正直、あまり良く思われていなかったとは思います・・・

基本的には、ドイツ人、スイス人、タイ人、韓国人、トルコ人、アメリカ人と遊ぶように心掛けていました。当時、アメリカ人のおじさんたちがプレイする野球チームにも所属し、週に一回はおじさんたちと野球をしていました。レベルは高くなかったですが、アメリカ人に囲まれて、スポーツを通じて交流を深めるというのは、非常に良い英語を学ぶ手段だと思います。

日本人がハウスメイトになった時は、韓国人の振りをして全てを英語で喋り、彼はそれを信じて、結局4ヶ月間、彼は僕の事を韓国人だと思って接していました。その時、本当に彼は全く気付いてなかったみたいで、騙しているみたいで悪い気はしていましたが・・・・

でも、そこを離れる時に初めて、彼に自分は本当は日本人であることを告げると、本当に驚いてはいましたが、彼は「ありがとう」と言ってくれました。今でも連絡を取り合う良い友達関係が続いています。

その努力のお陰もあったのか、運も手伝ったのかは分かりませんが、サンフランシスコに来て1年後にはTOEFLも380点から500点に引き上げることに成功し、希望していた短期大学へと入学することが出来ました。


今アメリカや他国への留学を考えている皆さん。どこへ行っても日本人が何人かはいると思います。ですが、その国に自分が何をしに来たのか、何が今の自分にとって一番必要なのかを考えて行動することをお勧めします。もし、自分に甘いと自己分析が出来ているのなら、やはり日本人の出来るだけ少ない、アメリカの田舎の方に行って英語を学ぶべきだと思います。自分の意志の固さ次第ではあると思いますが、参考までに。

本日はこの辺で。これから、今履修しているAdvance CoachingというクラスのPhilosophy Paper を書かなければならないので。

Go !! Beavers!!!!


Ryosuke Naito、CSCS
Springfield College

2010年10月22日金曜日

たった3ヶ月。されど3ヶ月。

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。


今年のロサンゼルスの気候は少しおかしいようですね。例年と比べ、寒暖差が激しく、近頃は雨も多いようです。そんなロサンゼルスで生活を始めて、早3ヶ月が経とうとしております。ロサンゼルスに勤務をしてからの3ヶ月は、まるで嵐のように過ぎていったように思います。

最初の1ヶ月は、右も左もわからないまま、ただただ先輩社員の背中を追いながら、目の前の業務をこなすだけでした。新生活に慣れていないのも重なり、日々の業務の全てが新鮮に感じ、どうしても思うように取り組むことが出来ませんでした。上司や先輩が私に求める「1」と言う仕事量すらこなすのが難しかったと思います。

そんな中、いつの間にか2ヶ月目に突入。先のブログにも書かせていただいているように、9月(2ヶ月目)は出張の嵐でした。初旬に東海岸に営業出張、弊社NYスタッフである三宮と4州を回った日々(プライスレス!)。直後にカリフォルニア州サンディエゴへ赴き、日本からのクライアント様とお仕事をさせて頂きました。更にはネバダ州ラスベガスでのMiLBプロモーショナルセミナーの参加もさせて頂きました。これらの業務は、私の中でも非常に重みのあるものでした。もちろん一瞬一瞬、その仕事の「プロ」として業務に当たっております。しかし、その中でもクライアント様と一緒にプロジェクトを進めていく中で、多くの自身の成長を感じることが出来ました。また、イベントに参加し、様々な出会いをさせて頂きました。振り返ってみると、本当に濃い1ヶ月でしたね。



気付けば、すでに10月。今月は主にロサンゼルスオフィスにて、一般業務をこなしております。しかし、8月に行っていた業務内容とはまるで違うものが待っておりました。8月の業務は「言われたことをこなす」ことが、私の任務でした。しかし、今月から私の業務は「自分で仕事を作る」ことです。真っ白のスケジュール帳に、年内の社内目標を基に、私自身が方向性を示し、一つ一つの業務に責任を持ち取り組んでいく。その中で、社の代表として取引先や提携業者と連絡を取り商談を進めていく。もちろん、それを行う上で、プレッシャーを感じない日はありません。

この3ヶ月でどこまで自分自身が「成長したか」というのは答えることが出来ません。しかし、自信を持って「自分は変わりました」と断言することが出来ます。3ヶ月前とは比較できないほどの責任を背負い、多岐にわたる業務を日々行っております。次の3ヶ月で自分自身がどうなるか、私事ながら楽しみでなりませんね! 

2010年10月18日月曜日

授業の中での驚き

こんにちは。学生ライターの武田です。


最近よく思うのですが、一週間があっという間に過ぎてしまい、私は難関な英語の壁を乗り越えようと、毎日がむしゃらに生きております。

さて本日は、アメリカの大学に来て驚いた事を述べさせて頂きたいと思います。

私は正確には今年の1月から、Springfield Collegeに通っているのですが、前学期はESL(English as a Second Language:英語が母国語ではない学生のための英語クラス)を主に履修していた為、本格的なスポーツマネジメントの授業は今学期から始まったようなものです。

そこでのスポーツマーケティングの授業にて、とても驚いたことがありました。先日、アメリカンホッケーリーグ(AHL)のスタッフによるアンケートについて調査し、チームでプレゼンテーションを行ったのですが、今回はAHLが行ったファンアンケートを調査しました。

とはいえ、まだまだ私の英語力では、データをまとめて、それを同じ属性を持つ母集団の中に入れたりという作業は出来ないので、チーム内のクラスメイトにほとんど手伝ってもらいましたが・・・・。

その都度、早く英語をなんとかしたい、と悔しい思いを繰り返しております。


さて、今回はスタッフアンケートの時とは違い、ファンアンケートの調査の結果を、なんとAHLの上層部の職員の方の前でプレゼンテーションをさせて頂きました!

このような経験は初めてで、なおかつ、英語でネイティブスピーカーの人達の前でプレゼンテーションを行ったことが無かった為、緊張はピークを超えました。

おそらく人生でトップレベルくらいの緊張度でした。

プレゼンの方は緊張のあまり頭が真っ白になってしまいましたが、なんとかカンペを使用して切り抜けましたが・・・。

しかし、振り返ってみると、やはりアメリカの大学は日本の大学とは違うな、と感心しました。

現場で働く方と直接的なコネクションがあり、生の情報が得られる!


日本の大学ではどうでしょうか?

少なくとも私が通っていた大学では、実際に現場に働いている方が授業に来て、そして意見やアドバイスを頂けるなどという機会は皆無でした。

だから、この授業を受けていてつくづく思うのですが、英語が分からないというだけで、このような様々な魅力的な情報を受け損なっているので、今は一日一日、英語を改善するために尽力を注ごうと思っています。


武田雅史
Springfield College

2010年10月16日土曜日

留学生活始まりの場所

学生ライターの矢沢大悟です。

今回は自分の留学生活の始まりの場所である、ノースカロライナ州ハイポイント(High Point)とハイポイント大学(High Point University)について書きたいと思います!


ハイポイント市はノースカロライナ州のやや西にあり、州都ラーリー、州最大都市のシャーロットの間にあります。それぞれの都市まで1時間半ほどで行けるので個人的にはすごく便利だと思っています。またハイポイント市は家具で有名で、毎年4月と10月に世界最大規模のトレードショーが開かれ、毎年アメリカ全土や海外から多くのビジネスパーソンや家具コレクターが集まります。近くの空港に家具が飾ってあったりもします。


などなどハイポイント市についていいことを書きましたが、トレードショーの時期以外は人も少なく、いってみれば田舎で周りには遊ぶところもあまりない感じです。。。そんなハイポイントですが、市内にあるハイポイント大学はびっくりするぐらい豪華な大学です。同じノースカロライナ州内の人でさえ知らないこともある田舎の学生数4000人程度の小さな私立大学ですが、2005年に実業家のニド・クベイン氏が学長になってから寄付金がどんどん集まり、著しい成長を見せています。特にコミュニケーション学部に力をいれており、最近では新しい建物やテクノロジー施設が次々に建っています。


留学して最初の2年間をこのハイポイント大学で過ごした僕ですが、あまりの豪華さにびっくりしたことを今でも覚えています。学校中に噴水があり、キャンパス内でジュースやお菓子が無料で配られ、建物や教会はすべて綺麗で、教室には最新のテクノロジー。また私立大学ということもあり、州内の生徒よりも全米各州から学生が集まっていました。東海岸の大都市であるニューヨークやアトランタのみならず、カリフォルニアやアラスカからも学生が来ていました。最初の2年間をこの大学で過ごして、アメリカの私立大学というものを体験できたことはいい経験でした。

<通称HPU>


ハイポイント大学のスポーツはディビション1のビッグサウス(Big South)というカンファレンスに属しています。ビッグサウスカンファレンスはノースカロライナ、サウスカロライナ、バージニアの小・中規模の大学で構成されています。全米的にあまり注目度は高くないですが、ディビジョン1の大学だけあってレベルや施設はそれなりに高いです。特にコースタルカロライナ大学(Coastal Carolina University)は野球の強豪として有名ですし、バスケットボールアメリカ代表のステフォン・カリー選手の弟・セス・カリー選手もリバティ大学(Liberty University)バスケチームに属していました(現在はデューク大学)。


<ビッグサウスカンファレンス。ハイポイント大学のロゴは上段中央>


次回はハイポイント大学のスポーツチームやスポーツ施設について詳しく書いていこうと思います!

開幕!NHL ~ロサンゼルス・キングス~

Athletes Dream Management, Inc.ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



ロサンゼルスでも木々に紅葉が見られ、季節の変わり目を感じることができます。また、紅葉と共に、プロスポーツの開幕も新しい季節を思わせるのではないでしょうか? 遂に先週NHL(ナショナルホッケーリーグ)が開幕致しました。先のブログ・エントリー「PlayOffの裏側でなどでもご紹介させて頂いているように、マイナーホッケー球団でシーズンを通してインターンをしていたせいか、私も今では完全なホッケーファンです。 やはりホッケーが始まらないと冬の到来を感じられませんからね!

さて、NHL30球団の中でも特に思い入れが強いのが、ステープルズセンターを本拠地とするロサンゼルス・キングスです。実はこの球団の親会社はAEGという国際スポーツマネジメント会社で、ロサンゼルス・ギャラクシー(MLS)や施設運営だけでなく、ヨーロッパや中国を中心とするアジア圏にまで業務を拡大していることで有名です。そのロサンゼルス・キングスの開幕戦を視察してきましたので、下記の映像をご覧ください!



【見てください!この盛り上がり!】

【試合開始直前!興奮して声が高くなってしまいますね!】


こちらのVTRでもご紹介させて頂きました様に、ステープルズセンターはロサンゼルス市のダウンタウンにあり、施設の回りはショッピングセンターやコンベンションセンターで囲まれております。これもロサンゼルスの都市開発の一端を担っているのですね。スポーツが地域にどれだけ重要なものかを、身近で実感できた瞬間でした。