2012年11月9日金曜日

ハリケーンSandyによるスポーツイベントへの影響


LAスタッフ小澤です。

10月末にアメリカ東部を襲った大型ハリケーン「サンディ」。
その被害は日を追うごとに大きくなり、自然がもたらす力の偉大さと脅威の前では私たちはとても無力な存在だと感じずにはいられませんでした。

そのサンディ。
スポーツ界へも様々な余波を与えました。

NBA
11/1にブルックリンのバークレイズ・センターで予定されていたネッツ対ニックス戦を延期。今シーズンにニュージャージーからブルックリンへと本拠地を移したネッツにとってはこの試合は開幕戦でした。

NFL
11/4に予定されていたピッツバーグ・スティーラーズ対ニューヨーク・ジャイアンツ戦。スティーラーズの選手たちは試合日当日の現地入りという強行スケジュール、復興の妨げとならないよう最大限配慮の上での開催となりました。
また10/30までだった移籍期限を48時間延長するという特別措置を実行。

<シティマラソン>
11/4に約4万人の参加者を見込んでいたNYシティマラソンは中止。大半の選手が現地入りをしていた2日前に中止が決定されました。

被害者の救助やライフラインの復旧など最優先で行うべきことがあることは当然のこと。一方でスポーツイベントに関わる多くの方々は様々な点を考慮しながらいくつもの決断をしたのだろうと思うととても複雑な気持ちになります。

しかしそのような中で、選手や団体などの被災支援へのアクションの早さは目を見張るものも数多くありました。

MLB
MLB機構と選手会は、米赤十字などに対し100万ドル(約8000万円)の寄付を表明。
ニューヨーク・ヤンキースは50万ドル(約4000万円)を寄付。かつてニューヨークに本拠地を置いていたサンフランシスコ・ジャイアンツなど各チームもそれぞれ支援に乗り出しました。

NFL
NFLと選手会は、米赤十字などに対し100万ドル(約8000万円)の寄付を表明。また公式戦のテレビ中継での募金呼び掛けも実施。

<シティマラソン参加者>
多くのランナーたちが自主的な被災支援を実施。被害を大きく受けたスタテン島への食料などの救援物資搬送、被災した家のがれき除去作業、またレースのゴール地点になる予定だったマンハッタンのセントラルパークにも大勢のランナーが集まり、被災者支援の募金活動などを実施。

またその他にもたくさんのスポーツ選手たちが被災者へ対してのメッセージを発信するなど、スポーツ選手たちはさまざまなアプローチで人々に勇気を与え続けていることが見て取れます。
今回の被災者の方々が1日も早く通常の生活に戻れるよう願っておりますし、そしてやはり迫力あり勇気溢れるスポーツそのものにより一人でも多くの方へ笑顔が戻ることを願ってやみません。


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Athletes Dream Management, Inc. LA小澤

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