メディアで報じられることの少ないマイナーリーグの試合の模様。果たしてどんな球場で試合が繰り広げられているのでしょう?
一例として今回は、MLBサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のAAA(メジャーのすぐ次に位置するランク)球団・Fresno Grizzlies(フレズノ・グリズリーズ)の本拠地の模様をご紹介します。
この球団ではジャイアンツに昇格前の田中賢介選手もプレーをしていました。 内野手として入団した田中選手はジャイアンツのチーム事情により外野手へコンバート、グリズリースで9試合出場経験を積み、外野の一角を担う選手として昇格していきました。
本拠地はこちら。ロサンゼルスとサンフランスコの間に位置する地方都市フレズノ。そのダウンタウンに位置する、最大収容数12,500人のChukchansi Park(チャクチャンシ・パーク)。
それでは球場内の模様をご紹介します。
広々としたコンコースにある、マイナーリーグならではの手書きのスタメンボード。中央に映っているのは2012年ナショナルリーグMVPも受賞したジャイアンツのスター、バスター・ポージー選手。
そして驚いたのが、この贅沢なシート。
選手と同じ通路を通り抜けて外に出ると、ベンチで見守るスタッフや選手がすぐ隣に! ここは二人用のチェアとテーブルが設置され、専属のスタッフがつき飲食をオーダー出来る"Dugout Club"プラン用のシートです。
こんなにも近い距離・目線で観戦を楽しめます。12・18・36・72試合各プランが用意され、各プランの値段は$1,560〜$7,200。一試合ごとの値段に換算するとおおよそ$50〜$60です。
その他にもソファー付きの個室で観戦出来る"Luxury Suites"などといったプランもあり、これら特別プランを購入するファンが無料で軽食を楽しめるラウンジも設置されています。
もちろん、気軽に楽しめるような外野席も($10前後)。大都市まで少し離れている地方都市にあることが多いマイナー球団(ex.フレズノからサンフランシスコは車で約3時間)。地元に住む幅広い層のファンが球場に集い、それぞれに合った形で楽しめるように観戦プランも工夫されています。
比較的知名度の低い街のスタジアムに降り立って、選手の昇格や成長を見届けたり、メジャーと比べるとリーズナブルな価格で試合を満喫したり。味のあるマイナーリーグ体験はいかがでしょう?
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