Wayne State Collegeの波多野陽介です。
ネブラスカでは毎日のように氷点下の気温を記録してしいますが...
先週で秋学期が終了しました。毎学期のように学期末中は体調不慮になるのですが、今年は体力も付いていた為か体調も良く冬休みを迎える事が出来ました。
今年の秋学期は、大学のバレーボールのチームをシーズン通して手伝わせてもらった為、思ったように勉強時間が取れない日々が続きました。勉強時間が取れないというよりも、練習で疲れた後にサボってしまったのは自分なのも事実です。ただ、学期後半に入ってからは次第と先生の特徴や、時間の使い方に慣れてきた事もあり、学期の前半に比べると時間を有効的に使えたかなと思います。僕の場合、毎年の秋学期はスロースタート(夏休み明けなので…)、そして春学期は成績が上がる傾向があります。(秋学期の成績が関係するのでしょう…) しかも、僕が大学から支給してもらっている奨学金は成績によって継続されるかが決まるので、あまり気が抜けた事は出来ません。残すところあと1学期というところで奨学金を落とす訳にはいかないので少しプレッシャーを感じながらのラストスパートでしたが… 予想通りの大成功に終わったみたいでした。
今学期の終盤にかけて、僕の履修していた『マネージメント理論』のクラスの担当であるDr.
ラットという教授と話す機会が増えました。というのも、秋学期の時点での僕の成績で1つだけ悪かったのが、この『マネージメント理論』のクラスでした。ラット教授は50代前後の良く喋る近所のおばさんという雰囲気を持ちつつ、マネージメントに関してはとても厳しい教授でした。僕が始めてオフィスへ行ったのは1回目のテスト前日でした。その際に、僕が少し悩んでいる事、そしてバレーボールの手伝いで生活にストレスを感じている事等… その時に、「あなたの言うこのクラスでのゴールを教えてちょうだい。」と言われました。「成績でBが貰えれば僕は満足です。」と答えました。これがテスト前日の会話です。そして僕がオフィスを出ようとすると、「明日のテストでB取るんでしょ?このクラスでB取るんでしょ?」って。 実は、この時の自分は、誰か自分を見ていてくれる人を必要としていたのだと思います。だって、人に言わなくてもBを取る事は普通に可能です。 ただ教授との少しの会話でしたが、僕も教授も結果は分かっていたのだと思いました。事実、学期末テストを終えて、再び教授と話しをした際に成績がB以上であるという事は知らされたからです。その時に言われたのが、「Bって聞いて以来話してなかったけど、最後の最後でやっと這い上がって来たね。いつになったら上がってくるか待っていたんだから。」と言われました。これを聞いた瞬間、『完全にマネージメント理論を自分自身に使われたな』と思いました。ラット教授の授業は50分のうち20分は大学の事や、身の周りの事についての題材で時間を使います。残りの30分間で授業が出来るのかと思うのですが… この教授の授業のスピード、そして話す内容、完全に30分を上手く使いこなす。これは僕が授業に行った初日に気付いた事でした。授業の内容はマネージメントをする上で必要な事がメインでしたが、僕がこのクラスを楽しめた理由はこの教授にありました。
この1学期、本当に悔しかった事も多かった気がします。今の大学に来てから目標にしていた、NCAAトーナメントでの短期インターンの落選。大学院生アシスタントコーチの話も結局は実現不可能な状態です。この1学期で125時間という時間をバレーボールチームに費やしました。友達に言われました。「この大学内でアシスタントコーチになれるとしたらお前しかいない。1学期間無給で働いて、そんな扱いされるなら僕だったら辞めるね。」って… それを言われた時に、『いや、違う。』って思いました。自分はバレーボールが好きで手伝ったし、チームの一員として扱ってもらったのも事実、試合中にベンチに座らせてもらったのも事実。 125時間っていう時間やお金よりも、監督を見続けて学んだ事は本当に多かったと思う。正直な気持ち、少し残念だという気持ちはあるけど、でも自分は一生懸命出来ることをやったし、今後監督が『あ、アイツをアシスタントにしておけば…』と思ってくれるような仕事は出来たと、自信を持って言えると思います。
やると決めるのは自分だし、それをどこまでやり通すかも自分。ただ、中途半端な事はしたくないし、人の評価を気にしながらやるのも嫌だ。本当に自分が一生懸命やっている時には、周りの人も気付いてくれる。本当に大切なのは、人が見ていないときにも全速力で走り抜けれるか… 色んな事を経験して、色んな考えが入り込んで来る時に1つだけブレてはいけないのは、『周りから必要とされるような人である』ことです。これは僕がアメリカに来る事を決めた1つの理由でもあるし、この1学期でより一層大切な事だと実感しました。
この冬休みを利用して、旅行をしてみようと思っているので、スポーツに関わる事があればまた更新させて頂きます。
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