レッドブルとスポーツ 〜翼をあたえる〜

エナジードリンクとスポーツ

レッドブルという世界ナンバー１のエナジードリンクをご存知でしょうか？

オーストリアに本社があり、全世界で約５０億缶が販売されていて、その売上は約４３億ユーロ（¥5000億）もある。レッドブルはマーケティング活動を積極的に行っている企業である。売上の約３０％を広告、マーケティング活動に投資していると言われている。

スポーツとの関わりも多く、スポーツチームの所有、選手のサポートをしている。また、独自のイベントもたくさん開催している。現在、読売ジャイアンツの坂本勇人選手を含め全世界で約５００人のアスリートと契約している。

アグレッシブでカッコいい若者に飲んでもらいたい！！

エクストリームスポーツへ力を入れている。若者の注目は集まるモータースポーツの大会やXGameへのスポンサードを行っている。これらのイベントでテントを出店してサンプル配布などを行っている。
独自にサーフィンやスケートボードなどしている場面の映像を製作してインターネット上で公開している。



ロサンゼルス周辺で開催されたイベントを紹介
【 US Open Surfing 】
ハンティントンビーチ    　7/20-28,2013

サーフィンの大会

【 X Game 】
ステープルズセンター＆LA Live 　8/1-4, 2013
スケートボード、モーターレースの大会

【 Red Bull flugtag 】
ロングビーチ　　9/21,2013
アメリカ版 鳥人間コンテストのようなもの、飛距離を争うというよりは機体のユニークさや奇抜なアイディアを披露するような大会









翼をさずける

最近で１番印象的なレッドブルのチャレンジが宇宙からのジャンプである。

約65億円の費用を投じて行われたこのプロジェクト、YouTube テレビなどのメディアを通じて全世界で約８億人にが目にした統計がでている。宇宙からのジャンプという大々的なマーケティングの成功である。
この時に使用した、宇宙服などがロサンゼルスにあるカリフォルニア サイエンス センターに2014年１月まで展示予定。



光と影

危険なスポーツ（エクストリームスポーツなど）をプロモーションやマーケティングの一貫として行うレッドブルだが、危険なスポーツである分、事故のリスクもあり契約アスリートが大会中などの事故で亡くなっていることも事実。そのなかには日本人も含まれている。

一方でドリンク自体の面では、違法な成分が含まれているという噂も絶えずあり、アメリカでは若者への販売を規制する動きも起こっている。

スリリングな部分があるからこそ、若い人のこころを鷲掴みにするのかもしれません。





＊ロサンゼルスのお店ではロサンゼルス・クリッパーズのブレーク・グリフィンがプリントされた缶を発見。











金田 友樹（Yuki Kaneda）