またまた戻って参りました。元学生ブロガーだった武田です。
この度、日頃とてもお世話になっておりますスポーツ業界で働く大先輩にかつてブログを投稿していた学生ブロガー達はいったい今はどこに行き、そして何をしているのか?という質問を頂きました。
私は自分の中では勝手に前々回のブログで学生ブロガーとして終えさせて頂いたと思っていたのですが、この先輩のご質問と共に、ごくわずかだとは思われますが、かつて私の投稿を少しでも読んで頂いた方々に最後にしっかりと私がシカゴに渡った後の近況報告をし、締めくくらせて頂けたらと思い、とてもしつこく大変恐縮ですがブログを投稿させて頂きます。
まず最初に私のアメリカ生活、そしてスポーツ業界を目指すにあたっていつもネックに感じていた事が一つあります。それは私には日本での実務経験がないという事です。
この事がスポーツ業界で仕事を探していく上で何を意味するかというと、戦場に武器を持たずして戦いにいくようなものなのではないかと思います。
スポーツ業界はアメリカでもとても人気が高く、こっちではちゃんとしたキャリアとして認められる傾向にあるインターンシップですら獲得するのがとてもとても難しいです。つまり競争率の激しいスポーツ業界で何か自分の中で実務経験という武器がないとインターンシップとしてでもこの業界で働く事が難しい傾向にあるのではないかと思います。
そんな武器のない私ですから始めは何がなんでも、ここアメリカでスポーツ関係の仕事をしたい、ボランティアでも何でもアメリカでスポーツの現場を見られるまでは日本に帰れないと心に誓い日本から海を渡ってきました。
そして結果的にはその数年後、このような私でも周りの方々のおかげで幸運にもニューヨークとシカゴにて念願のスポーツ関係の会社で働かせて頂き、自分の渡米前の目標はほぼ達成できたのではないかと思いました。初めてニューヨークで働いた時に見たマンハッタンの綺麗な景色、そしてシカゴでも自分が働くオフィスを初めて見上げた時はとても驚き、おこがましいですがあたかも自分が夢の延長線上を歩いているかのような気分にもなりました。
しかし同時に、過ぎて行く月日と共に少しずつある事に気がついてきました。
そもそも私がスポーツマネジメントを志したきっかけはテニスです。私は恥ずかしながら選手としてはほぼ平凡以下の選手でした。だけどいざ自分のテニス人生が大学4年時に終わった時に心のどこかに自分の全力を出し切ったのかと不完全燃焼していた部分がありました。他の周りの方々を見て、小さいときからテニスで大活躍し、もうテニスはいいやと思えるくらい完全燃焼できていた方々がとても羨ましかった。もう少しテニスが上手くなりたかった。その結果、残ったものは、自分はテニスで活躍も完全燃焼もできないくらいの中途半端な男だという大きな劣等感だけでした。
だからこそ、選手としてではなく違った立場からテニスに挑戦したい、そしてテニス(スポーツ)を通して日本の社会に何か良い事ができたらと思い、これも一つのきっかけになりスポーツマネジメントを志しました。
そんな想いで始めたスポーツ業界への道。いざ自分がスポーツ業界で働いてみると、自分の中では渡米前の最低限の目標を達成できたので気持ちのどこかに少し満足している自分がいました。
だけど、その中で一つだけ頭の中から離れない事がどうしてもありました。
最初に思った“テニス関連の仕事をしたい。”という事です。
しかし現実はそんなに甘くなくテニス関係の仕事が多くあるわけでもないですし、今の自分自身を自己分析しても、かるく選手マネジメント業とスポーツ代理人業を手伝わせて頂けただけで、自分の大きな武器にはならないと重々理解しておりました。だから今はこうやって数少ないチャンスしかないスポーツ業界で働けている事自体に日々感謝してシカゴの会社でOPT(1年間合法的にアメリカで働けるビザの一種)を頑張り実務経験を積もうと気持ちを新たに切り替え気合いを入れ直しました。自分のテニスに対する感情には今は仕事だと完全に割り切り見て見ぬフリをして、それよりもこれから始まる野球のシーズンオフ、選手の移籍などで代理人事務所は更に大変になると思われたので仕事に全力投球しようと思っていました。
しかしながら、私のアメリカ留学やアメリカ生活が中々上手くいかなかった事と同じ様に、今回もある事が発生しました。
東海岸にある野球以外の他のスポーツも全て取り仕切っている本社の人事部から、契約条件に合わないという理由でこれ以上私の契約延長をさせる事ができないという事で明後日で私の契約は終わるという事でした。
あまりに突然で、始めは上手く気持ちの整理がつかず全然実感が湧きませんでした。しかし時間は待ってくれるわけもなく私のスポーツ業界の挑戦はたったこの一言で暫く終焉する事になりました。。。。。
さて、この続きは、中々の長文ですのでブログの編集長と先輩から私にゴーサインを頂けましたら(次も結構長くなりそうなので)、続きを書かせてもらいたいと思います。
読む人がこんな長文を読む大変さを忘れて書き綴ってしまいましたが、もしゴーサインが出ましたらどうぞ宜しくお願い致します。
武田雅史
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