全米ゴルフ協会は、ゴルフのメジャー大会であるU.S. Open、U.S. Women’s Open、U.S. Senior Openを始めとする数多くのトーナメントを開催・運営するだけでなく、ゴルフの競技ルールや、ハンディキャップ制度、ゴルフクラブに関する標準規格を管理・制定しており、アメリカ国内のゴルフ競技全般を統括しています。
また、全米ゴルフ協会は、チャリティー活動にも非常に積極的である事で有名です。1997年に「For the Good of the Game」というプログラムを立ち上げて以来、全米ゴルフ協会財団(The USGA Foundation)は、恵まれない子供達や障害者を支援する団体に対して、合計6000万ドル(約48億円)以上の助成金を寄付して来ました。
また、ゴルフコースを建設する上で避けて通れないのが環境問題です。この問題に取り組むために全米ゴルフ協会は、非営利団体「Audubon International」をパートナーに迎え、環境保全に関するリサーチを行っています。また、年間20万ドル(約1600万円)の予算を組み、「Wild Links Program」という野生動物の生息環境保護のためのプログラムも運営しています。
このように全米ゴルフ協会は、ゴルフ競技の普及活動を中心としながら、地域貢献活動や、環境保護活動にも積極的に取り組んでいるのです。
今回の研修では、マンハッタンから車で西に約1時間進んだニュージャージー州Far
Hillsにある、全米ゴルフ協会本部を訪問し、併設されるミュージアムを視察しました。それでは、写真と共に全米ゴルフ協会本部訪問時の様子をご紹介させて頂きます(ADM Facebookのアルバム上に掲載した写真も是非ご覧下さい)。
【2000年U.S. Openで優勝したタイガー・ウッズ選手が使用したスコアカードも展示されています】
【マスターズ優勝者に贈られるグリーンジャケットの中で、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ以外で保管されているのは、世界でも 2着だけだそうです。その内の1着が全米ゴルフ協会に展示されています。こちらは、ベン・ホーガン氏が1951年マスターズで勝ち取ったグリーンジャケットです】
【1971年2月6日、アポロ14号のアラン・シェパード
参加者一同は、1894年に設立されて以来100年以上にわたって、アメリカ国内のゴルフ競技を統括し続けて来た全米ゴルフ協会の歴史を目の当たりにし、改めてアメリカにおけるゴルフ競技の伝統の深さを実感する事が出来ました。
いよいよ次回の振り返りレポートが最終回となります。是非とも最後までお楽しみ下さい!
Athletes Dream Management,
Inc.ニューヨーク 三宮 伸也
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