2010年8月13日金曜日

ビーチバレー ~サンタモニカの風~

Athletes Dream Management, Inc. ロサンゼルス・スタッフの内藤です。



ロサンゼルスに生活の場を移して3週間が過ぎようとしています。3年間拠点をおいていた東海岸の気候や環境の違いから、こちらに来た当初はこちらで生活することに違和感を感じておりましたが、それにも徐々に慣れてまいりました!

Twitterでもつぶやいたのですが、先日あまりにも「これぞ夏のカリフォルニア!」という天気でしたので、近所にあるサンタモニカ・ビーチまで足を伸ばしてきました。サンタモニカ・ビーチに到着するなり、真っ先に目に入ってきたのはビーチバレーのコートでした。6コートほど設置されていたでしょうか? 平日の昼間にも関わらず、多くの方々がビーチバレーを楽しんでおりました!

日本でも浅尾美和選手や菅山かおる選手の活躍で注目を浴びるビーチバレー、実はカリフォルニア州サンタモニカが、スポーツとして開催された初めての地だそうです。

遡ること約90年(1920年代)、当時ハワイのサーファー達の間で生まれたビーチバレーは、1927年に大西洋をわたり、フランスはパリ北西部にあるヌーディストビーチにて親しまれました。その後、1930年代のアメリカ西海岸に舞台を移したビーチバレーは、2人一組のチーム同士で試合をするスポーツとして、ここサンタモニカにて初めて行われたそうです。
サンタモニカを基点に、スポーツとしてのビーチバレーの認知度は、フランスやブルガリア、チェコスロバキア、ラトビアへと急速に広がりを見せました。そして1947年には、世界初の賞品が用意されたトーナメントが、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されました。ちなみにその時の優勝チームへの賞品は、現在世界のスポーツをスポンサーする“ペプシ”のペプシコーラ1箱だったそうです。


ビーチバレーの起源は自然の砂浜を利用し、ネットとそれを支える柱を用意するだけでプレーが出来るスポーツでした。つまり、「加工されていない自然の中で、リクリエーションを楽しむ」ことができるのです。この様なコンセプトは、社会学や環境学でも近年注目を浴びる「エコツーリズム」に大きな関連性があると思います。エコツーリズムとは旅行やレクリエーション(ツーリズム)を通し、環境保全、観光業の成立、及び地域振興の融合を目指す考え方です。アメリカや日本だけでなく、このエコツーリズムは発展途上国でも自然を活かした観光産業に力を入れることで、地域活性化を目指す起爆剤になると期待されております。 

次回のブログでは、このエコツーリズムについて少しお話させて頂きます。

さて、これからエコツーリズムを考えながら、サンタモニカ・ビーチまで走ってきます!

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